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JIROの独断的日記
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2011年08月17日(水) 「静岡・天竜川遊覧船転覆事故」←3社が運営しています。

◆記事:天竜川で川下り船転覆=2人死亡、男児ら3人不明―23人乗り、岩に衝突か・浜松(時事通信 8月18日(木)0時56分配信)

17日午後2時25分ごろ、浜松市天竜区渡ケ島先の天竜川で、

天竜浜名湖鉄道(同区)が運航する川下りの船が転覆したと同社から119番があった。

船には 23人が乗っており、愛知県豊橋市向山町、ダンス講師木村周子さん(67)と

堺市北区百舌鳥赤畑町の羽根洋子さん(74)が死亡した。

男児(2)ら客2人と船頭の男性(66)の計3人が行方不明で、5人の男女がけがをした。

静岡県警は消防とともに転覆現場付近で不明者を捜索した。

「船が岩にぶつかった」と話す乗客もおり、県警は事故原因の捜査を開始。

運輸安全委員会は船舶事故調査官3人を現地に派遣した。

県警によると、救出された乗客は事故時の状況について、

船が川の渦に巻き込まれたり、岩にぶつかったりして、

客が川に転落したと話しているという。

天竜浜名湖鉄道によると、転覆した船は1.3トンで、長さ約11.6メートル、幅約2メートル。

川下りは「遠州天竜下り」と呼ばれ、乗客は午後1時半ごろ、

同社のある天竜二俣駅から天竜区米沢の乗船場にバスで移動。

川下り船は乗船場から磐田市との市境にある飛竜大橋までの

約6キロのルートを下流に向かう途中に転覆した。

天竜川の流れは緩やかだが、転覆した場所はルート上で唯一、

急な流れになっているという。記者会見した名倉健三社長は

「いずれにしても船頭の操作ミスだと思う」と話した。

乗客が実際に救命胴衣を着けていたかははっきりしないという。


◆コメント:天竜川下りを運営している会社は3社。

マス・メディアは、事故直後の速報は仕方が無いとしても、

この時事通信の記事など、事故から10時間後に配信しているのであるから、

問題点を整理して報道して頂きたいですね。


天竜川下りを運営している会社は3社あります。

一番上流、(弁天〜時又間)が、天竜舟下り株式会社

このフラッシュ映像でわかりますが、上流だけあって、かなり急な流れです。

この会社の万全の安全対策を見ると

ライフジャケットを必ず着用、年2回の救助訓練。弁天・時又で救助船が常時待機。

賠償保険加入、など念入りです。


二社目は、天竜ライン遊舟 有限会社による、「天竜ライン下り」

これは、天竜峡〜唐笠間で約50分。やはり、安全対策のページがあり
ライフジャケット着用、救助訓練、運行訓練、など国交省の指導の下、対策を講じている

と書いてあります。また、船外機が付いていて、緊急時にはこれで事故を防げる、とのこと。

天竜下りの船に更に救命ボートが積んである、ということでしょうか。


三社目が、17日の転覆事故を起こした、天竜浜名湖鉄道株式会社ですが、

事故後、アクセスが殺到しているのかなかなか見られませんでした。

漸くアクセスできたら、緊急時の謝罪画面になっているので、

普段は、どのような安全対策を講じていたのか不明です。

但し、最も下流ですから、報道写真、ニュース映像をみる限り、

最も上流の豪快!天竜舟下りより、穏やかな流れに見えます。

それでも転覆するときはしてしまうということです。


◆天竜川下りでは、過去に少なくとも2回、事故。1987年には2名死亡。

Wikipediaの天竜川下り転覆事故に記述があります。

前回は、2003年5月には京都の中学生25人と教師2人、船頭2人、合計29名が

乗った舟が転覆して、全員転落してますが、全員助かっています。

しかもその現場は、長野県飯田市時又とありますから、最上流ですね。

それ以前、1987年に5月に、観光船が水面に出ていた丸太にぶつかり転覆して

2名が死亡する事故が起きていて、それ以来、ライフジャケット着用が義務づけられたそうですが、

ネット上で検索するとわかりますが、大人は「絶対着用」ではないのですね。

過去においては、安全性の高いライフジャケット着用を義務化したら、客からクレームがあった

とのことで、その真偽は確認出来ませんが、容易に想像出来ますね。


今回の事故で亡くなった方のご冥福を祈りますが、

得てしてこのような事故では、客=善で、会社=悪、になりますが

よく調べると、客がライフジャケット着用を拒んでいた、ということも

仮定上の話として、可能性はありますね。

絶対安全ということは、あり得ないでしょうね。

今後「絶対に」事故を起こさない唯一完璧な方法はただ一つ。

天竜川下りを禁止することです。

極論ですけれども、厳密に「絶対」を追及したら、天竜川の舟だけではなく、

自動車事故、鉄道事故、航空機事故、船舶事故を「絶対に」起こさせない

唯一の方法は、自動車、電車、飛行機、舟を未来永劫使わないこと、です。

論理的に「絶対」は、それ以外の方法では得られません。

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