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JIROの独断的日記
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2003年08月17日(日) 「親父さんたちは弱虫なんかじゃないっ!」(「荒野の七人」のチャールズ・ブロンソン)

 「荒野の七人」の中で、射撃の達人、チャールズ・ブロンソンは「ベルナルドおじさん」と子供たちから慕われる。

 あるとき、1人の男の子が、山賊に脅されて怯えている父親たちのことを、「お父さんたちなんて嫌いだよ。弱虫なんだもん。」とつぶやく。

 ベルナルドおじさんは途端に目の色を変えて、この子のおしりを激しく2,3度バシッ、と叩いて叱りつける。そのときの台詞である。

 「お前たちの親父さんたちは弱虫なんかじゃないっ!お前たちは俺が銃を持っているから勇気があると思っている。それはちがう。親父さんたちには、責任がある。お前たちや、お前たちのお袋さんたちに対してだ。そして、その責任は岩のように重く、一生のしかかるんだ。親父さんたちはその責任を誰かに言われて負っているのではない。お前たちを愛しているから、じぶんから、その責任を負ったんだ。そしてその責任を果たすために毎日畑でラバ( mule)のように働いているんだ。これこそ勇気がいる。だから、弱虫の俺にはできないんだ・・・。多分、一生な。」

 私が初めてこの映画を見たときにも、この台詞がとても印象にのこり、一度で覚えてしまった。

 その後、月日が経ち、自分が家族を持つようになったとき、このベルナルドおじさんの言葉の意味が痛いほど分かった。今でも事あるごとに、この台詞を思い出して、歯を食いしばる。


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