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JIROの独断的日記
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2008年08月17日(日) オリンピックのたびに思うこと。/明日から二日間留守にします。

◆【随想】オリンピックのたびに思うこと。

オリンピックという催しは、少なくとも日本人をある程度興奮させる特別な「運動会」である。

ひとつは、オリンピックとなると平素、全然関心を持っていないスポーツにも世間の関心が向く。

普段、少なくとも私は、柔道選手権や、レスリングや、水泳や、フェンシングの世界選手権で、

日本人の何という選手が、どれほどの記録を出し、何位になったか、全く意識にすら上らない。

オリンピックで「メダル」というから関心を持つのである。我ながら現金だと思う。


もう一つは、オリンピック選手の処遇に付いてである。

マスコミは、勝ちそうな選手を、オリンピック前からマークし、散々世間の関心を集めておきながら、

負けると、手のひらを返したように、何もいわなくなる。

負けた選手ばかりではない。金メダルを取った選手はオリンピックから数日間は、「時の人」になる。

しかし、何事も感動的な速さで忘れる日本人の特質を熟知しているマスコミは、暫く経つと、

「はい、ごくろうさんでした」

とばかりに、何も言わなくなる。

マスコミばかりではなく、日本の社会がそういう雰囲気である。

「メダル、メダル」と騒ぐが、それでは金メダルを取った選手が、その後どうなろうが、知ったことではない。

スポーツばかりやっていて、あんまり勉強もしていない選手が、普通にサラリーマンになるのは難しいだろう。

期待ばかりして、プレッシャーをかけているのだから、実績を上げた選手が、引退後も安心して生活できるような

仕組みを考えないと、スポーツ選手とて霞を食って生きていけるわけではないのだから、やっていられないだろう。

その辺り、日本は情がない。オリンピック選手にインタビューする、各テレビ局の女子アナウンサーの

故意に偽善的に興奮したような態度とか、歯の浮いたようなワイドショーのコメンテーターのセリフを聞く度にそう思う。

もう一度書くけれども、本当にメダルを「日本国として」獲りたいのであれば、少々極端だが、メダルを獲った選手は、一生、

食うのに困らないようにします、という制度にしないと駄目ですよ。

他人に大変なことを要求しておいて、それが実行されたのに、カネを払わない、というのは一番良くない。


◆今週、休暇で月、火、と留守にします。

やっと年に一度一週間の休暇が取れます。

私は怠惰な人間でして、本当は何処にも行きたくないのですが、

子供を何処か連れて行ってやらんと可愛そうかな、とも思いますので、

明日(18日)から二泊三日で出かけます。ノートパソコンなど無いので、

ブログは更新できません。悪しからず。

ベートーベンの交響曲第8番をアップしておきます。良かったら聴いて下さい。

「8番」に特に理由はありません。好きなのです。朝比奈隆=新日フィルです。


第一楽章。

ダウンロード BeethovenNo8First.mp3 (9613.0K)



第二楽章。ベートーベンのユーモアを味わって下さい。

ダウンロード BeethovenNo8Second.mp3 (3842.8K)



第三楽章。トリオのホルンとクラリネットがきれいです。

ダウンロード BeethovenNo8Third.mp3 (4921.6K)



第四楽章。このすさまじい三連符の連続は、プロでも難しいそうです。

ダウンロード BeethovenNo8Finale.mp3 (8473.0K)



それでは、暫く失礼します。

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