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JIROの独断的日記
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2011年08月06日(土) 放射能は絶対に無効化できないのでしょうか。

◆最近ほど、更新をサボる日が多いのは、初めてです

私は、2002年4月にウェブ日記エンピツを書き始めました。

これが全記事の見出しです。

JIROの独断的日記ココログ版は、それから2年半後、2004年11月にアカウントを開きました。

エンピツもココログも内容は同じです。



エンピツにアカウントを開いてから最初の半年は、何を書いたら良いか、

要領が分からず、思いついたことを適当にかいておりますし、

元来怠惰なので、htmlのタグを全然知ろうともしなかったので、

改行など適当ですし、行間が狭く、実に恥ずかしいほど読み難い。

ただし、2002年10月、小柴・田中両氏が、それぞれノーベル物理学賞・化学賞受賞が

発表されたころから、急に、更新頻度が高くなり、途中随分サボってますが、

それでも「1年中、ほぼ毎日更新」することがさほど苦痛では無かったのです。



ところが、先月(2011年7月)から、「意地でも毎日更新しよう」という気持が

急速に薄れてきました。



◆大震災はともかく、福島原発事故を考えると何を書いても空しくなります。

東日本大震災が我が国に与えた被害は甚大です。

被災なさった方の絶望感は、とても私如きが簡単に「分かる」などと

書くべきものではない。しかし多くの日本人が、


もし、今回の震災の被害が、地震と津波によるものだけだったら・・・・

と思っています。

これほどの地震は1000年に一度だそうですが、過去の大地震や津波、

様々な自然災害に遭っても、日本は必ず立ち直ってきたので経験的に希望が持てます。



今回は違う。皆が、

原発事故さえなければ・・・。

と、思っています。

皆、考えないようにしているようですが、

私は、小出裕章 (京大助教) 非公式まとめを読んでいると、

「もう、日本はダメでは無いか」と思ってしまいます。放射性物質は福島だけでは無くて、

各地で検出されることになるだろう、と小出助教が話しています。

6月に東京都大田区の下水処理施設の中の空気を調べたら、毎時2.7マイクロシーベルトの放射線が検出され、

これは、通常の50倍だった。というので、毎日放送が例によって、小出助教にインタビュー

しています。
MC 今日は、東日本の下水処理施設の汚泥から、相次いで放射性物質が検出されているのですが、東京

都内の汚泥にもいろいろと問題が生じている、という話を伺いたいと思っております。その東京

の 汚泥処理施設での話なのですが、まず大田区にあります下水処理施設の中の空気を調べてみた

ら、毎時2.7μSvの放射線量が検出された、といいます。この数字をどうご覧になりますか。

小出氏: 高いですね。

MC:  高いですか。

小出氏: 普通だと、0.05μSv位しかない訳だから、50倍もあるという事ですね。

MC: 50倍の数字になりますよね。これは現在計画的避難区域になっている福島県の飯舘村でも、これ

位の高さが検出されている、と思うのですけれども。

小出氏: はい、そうですね。

MC: ただ、原発から230km離れた場所なのですよ。

小出氏: でも、下水処理場の汚泥というのは、物凄い濃縮されて出て来ますので、その位の事は、たぶん

あちこちで出て来ると思います。

MC:  これは、今回の東京の大田区の話だけではなくて、もっと、あるいは距離のある、こちらの関西に

関してもあり得る話なのですか。

小出氏: そうですね。関西でももちろん下水処理場の汚泥というのは、それなりの濃度の放射能を含ん

で出て来ると思います。

MC:  それは、どうしてなのでしょうか。

小出氏: 空気中を飛んで放射能があちこちに汚染を拡げた訳ですけれども、それは結局下水に流れ込んで

来るものが、もちろんある訳で、下水処理場というのは、そういう流れ込んで来た物質を水の中

から取り分けて、水を綺麗にするという、そういう施設ですので、取り分けれた放射能は、汚泥

の方に物凄い倍率で濃縮されてしまう訳です。

福島原発から放出された放射性物質は既に全世界に飛散し、つまり日本全土の大気に含まれている。

それが、自然に地表に落下したり、雨に混じって地表に降りて来て下水に混入し、下水処理施設は、

小出助教のコメントにあるとおり、下水の中の物質を取り除く。その中に放射性物質が当然凝縮されて

含まれているので、遅かれ早かれ、全国の下水処理施設には高濃度の放射性物質を含む汚泥が溜まるでしょう。

その汚泥を処理するといっても、海中などにとすてられないのです。捨てるどころか汚泥の8割は、セメントや

肥料の材料として使われているのです。

このまま行くと、放射性物質を含んだ汚泥から作られたセメントを道路の舗装や建物を建設するときに使えば

その道路や建物はずっと放射性物質を撒き散らすのです。


国は今までのところ、汚泥をセメントや肥料の材料として用いてはならぬ、という通達をだしていないので、

既に、何処かの道路工事で使われている可能性があるのです。



こういうことを毎日毎日調べていると、憂鬱にならない方がおかしいと思います。


◆このままでは、日本人は放射能の中で生きるしかなくなるではないですか。

今のままでは、日本人全体が常に被曝しながら暮らさなければならない

ということになります。

前述しましたが、私は最近ブログを書こうとしても書けないことがしばしばあります。

原発事故が招いた結果が、余りにも絶望的だからです。

今まで書いたことから、最悪の状況を敢えて考えると、

日本列島は、道路も建物も放射能を発散している、人が住めない

場所になってしまうのではないでしょうか。


今まで、我々が日本で経験したことは、結果的には、

そのうちなんとかなるだろう。

という範囲で収まっていましたが、今回は、時間が解決してくれません。

「環境」に、あたかもパソコン(Windowsしかしりませんが)OSの「復元ポイント」

のようなものがあって、311前に戻せたら、などと空想したくなります。

そういうことを、私はどうしても考えてしまいます。すると、政治も経済もへったくれも

ないではありませんか。ブログを書く気力が失せてしまうのです。


◆放射能を無効化する技術は、絶対に発見・開発不可能なのでしょうか。

絶望的な状況の前提は、放射能を無効化する技術を人類が所有していないことに

起因しています。無論、事故が起きず、放射性物質が大気や土壌を汚染しなければ、

そのような技術は要らなかったのですけども、現実にそういう世の中になっている。

今のままでは、汚染が拡がるのを、人間はボーッとみているしかありませんが、

原子力や、とにかく何だかしりませんが、専門分野の方に教えて頂きたいのです。

放射性物質を無効化する技術を開発することは、


  1. 理論的に絶対不可能。

  2. 開発しようと研究しているが、まだ答えがみつかっていない。

  3. 今まで、何らかの方法を考案したけれども、有効ではなかった。

  4. 今まで、実は、誰も本気で研究したことがない。

1と3だと、ますます絶望的ですが、もしも2か4ならば

まだ、あがく余地はある。どうもそれが気になるのです。

「放射能は無効化出来ない」という大前提があまりにも当然になっていて

それに対して誰も疑問に思わないのでしょうか。

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