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JIROの独断的日記
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2011年03月01日(火) 【音楽】3月(March)になりましたのでマーチ(march=行進曲)です。フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル。

◆本来そろそろ、春の兆しが見えてもいいのですが。

東京におりますので、東京に限った話になりますが、ご容赦のほど。

先週金曜日(2月25日)には気象庁のある大手町で、20.6℃と4月下旬並みの

暖かさを記録したのですが、

今週は、何と17℃も下がり、昨日(28日)にはみぞれが降りました。

気温は3℃台。今日もずっと雨です。流石に心身ともに堪えます。

ニュージーランド大地震の話、国会の話、経済指標の話。

本来、今日はそういうことを書かなければならないのですが、

いずれの話題も、現在、腹が立ちすぎて、上手く書けそうに無いのです。

そこで、3月(March)恒例のマーチ(行進曲)特集。

フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルが木管を交えて、

吹奏楽団を編成して演奏してます。


◆フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルが演奏するスーザ。

フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル(以下、P.J.B.E)とは、

金管アンサンブルの元祖とも言うべき存在です。

来日の際は、文字通りのブラスアンサンブル、金管だけでしたが、

実は、ロンドンでは木管や打楽器を交え、大編成で演することも、

しばしば、あったそうです。

以前はスーザだけのCDがあったのですが、昨年、P.J.B.Eの復刻版CDが

発売され、以前と変わってしまいました。

旧友/星条旗よ永遠なれ~世界のマーチ集です。


マーチをコンサートで演奏したり、マーチばかりのCDを録音するときには、

運動会の入場行進のように「実用」の為に演奏するときとは異なり、

曲によって、テンポを変えます。そうしないと退屈してしまいます。


「忠誠」



Semper Fidelis



キングコットン。全米農産物博覧会で「キング・コットン」という会社が、

自社の展示場の前で演奏するために、スーザに依頼した作曲したのです。


キング・コットン



King Cotton



次は雷神というマーチ。テンポが「キング・コットン」とどう違うでしょう?


雷神



The Thunderer



次は「ワシントン・ポスト」です。

日本だったら、「行進曲 朝日新聞」みたいで妙ですが、

ワシントン・ポストが、全米小学生作文コンクールを行い、

表彰式で演奏すべく、スーザに作曲を依頼したのだそうです。


ワシントン・ポスト



The Washington Post



最後に、一番有名な、「星条旗よ永遠なれ」です。

マーチには中間部に「トリオ」と呼ばれる、比較的静かな、

リズムよりも、旋律を強調する部分が必ずあります。

「星条旗〜」では、そのトリオで提示される、ピッコロのオブリガートが

マーチ後半の再現部でも活躍しますが、ピッコロというのは、非常に音が

目立つ楽器なので、他の楽器とのバランスが難しいところではないかと想像します。

いつだったか、ネットで、自ら吹奏楽の顧問をしている先生だったと思いますが、

要するに専門家が、「自分なら、ここはなるべくピッコロを抑える」と書いていました。

が、あまり抑えすぎても、ピッコロが演奏する華麗な副旋律(オブリガート)に

似合わないようにおもいます。P.J.B.Eはイギリスの団体ですから、

やや、控え目です。


星条旗よ永遠なれ



The Stars and Stripes Forever



以上です。如何でしょうか?昨今、やれ、マーラーだブルックナーだ、と言います。

マーチは、音楽的には比較的単純な構造で、

バッハの宗教曲のような「形而上学的な何か」を思わせる要素とか

ブルックナーの交響曲のような「宇宙を感じる壮大さ」はありませんが、

そんな、小難しいことを考える必要はサラサラなく、聴いていると元気が出ます。

それだけで十分立派な音楽だと思います。

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