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JIROの独断的日記
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2010年03月16日(火) 急加速騒ぎのプリウス異常なし=米当局とトヨタの調査で」「米ABCトヨタ車・急加速のねつ造映像、背後に訴訟アドバイザーの影?」

◆記事1:急加速騒ぎのプリウス異常なし=米当局とトヨタの調査で(3月15日12時41分配信 時事通信)

米カリフォルニア州サンディエゴ近郊で最近発生したトヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」の急加速騒ぎで、

米道路交通安全局(NHTSA)とトヨタの技術者らがこのプリウスを調査したところ、

不意の急加速を引き起こすような証拠は見つからなかったことが14日分かった。

米下院監督・政府改革委員会向けに作成されたメモで明らかになった。11日に2時間にわたりテスト走行などを行ったものの、

突然かつ意図しない急加速を再現することができなかったという。

サンディエゴ近郊で8日、2008年型プリウスを運転中の男性が「ブレーキが利かない」などと警察に緊急通報し

駆け付けたパトカーが高速道路上で、ハンドブレーキを使うよう指示しながら並走して停止させるという騒ぎが発生。

NHTSAとトヨタが調査に乗り出していた。


◆記事2:米ABCトヨタ車・急加速のねつ造映像、背後に訴訟アドバイザーの影?(3月16日14時26分配信 サーチナ)

米ABCテレビは、ニュース番組で放映したトヨタ車の「意図せぬ急加速」の再現実験を行った、

南イリノイ大学のデービッド・ギルバート准教授の映像は、操作して作られたものであると認めた。

また走行中に、エンジンの回転数が上がる様子を記録したタコメーターの映像は、停止した車で、意図的に作り出したものであったと説明した。

この問題に関して、複数の米メディアは、再現実験を行ったギルバート准教授は、ショーン・ケーンという人物に雇われていたと報じている。

ショーン・ケーン氏は、セイフティリサーチ・アンド・ストラテジー(SRS)という自動車安全の会社を個人経営する専門家だが、

トヨタ車問題の訴訟における、原告の弁護団のアドバイザーでもあるという。放送の中では、この関係は明らかにはされていなかった。

自動車関連の専門記事を扱う「米オートチャンネル・ドット・コム」は、10日付けの記事で、ねつ造の背景について

「ショーン・ケーンとは?ギルバートとABCの偽りのテストの背後にいる男」と題して報じている。

記事では「ショーン・ケーン氏の経営する会社は、原告に代わってトヨタ問題の訴訟を弁護士と行っている。

ギルバート氏の研究を指揮していたケーン氏は、自社がもっと利益を出せるような環境を作り出そうとしたようだ」

と憶測されており、捏造問題に肯定的だ。

また米デトロイトニュース紙も同様に「23日の公聴会で、ギルバート氏はSRSのショーン・ケーン氏から資金を支払われていた」と伝えており、

一部のトヨタバッシングの背後には、訴訟に絡んで利益を誘導しようとする人物の存在があったことを指摘している。


◆コメント:アメリカは調査の結果が出る前に公聴会で、さんざんトヨタを吊るしあげておいて「プリウス異常なし」だと?

読めばお分かりになるだろうが、事態を要約すると、

アメリカは、プリウスのブレーキの利きが悪いとか、急加速することがある、と主張し、

その事実が本当なのか、また、それがトヨタの設計・製造上のミスによるものか、調査が済むまで分からないのに、

議会は調査続行中に公聴会を開き、トヨタの米子会社社長や、トヨタ本社社長を呼び出し、政治家達は証拠がないまま、

散々吊し上げたのである。この段階で公聴会をやる意味がなかったのに、政治家の有権者向けパフォーマンスとしては、

格好の「場」だったのだろう。公聴会が無意味であることに関しては、日記・ブログに書いた。

2010年02月24日(水) 「『電子制御系』議論は平行線…米公聴会」←問題の有無すら真相が究明されていないのに、公聴会を開く意味があったのか。ココログ

そして今になって、
米道路交通安全局(NHTSA)とトヨタの技術者らがこのプリウスを調査したところ、

不意の急加速を引き起こすような証拠は見つからなかった。

で終わり、ということであろうか?

公聴会は司法手続きつまり裁判ではない。刑事裁判ではないけれども、

プリウス騒動は、まだ完全に全貌が100パーセント明らかになったわけではないが、犯罪捜査になぞらえれば、「冤罪」だった、

ということになる。

日本を代表する、世界有数の大企業をあたかも罪人のように扱っておいて、

それで済ませて良いのか?


ましてや、記事2は何だ? 「訴訟アドヴァイザーが」訴訟沙汰を起こすために、「プリウス急加速証拠映像」を

ねつ造し、それを、ウラ取りもせずに、ABCニュースは大々的に報道したというのである。

これは、訴訟アドヴァイザーや弁護士による、金目当ての「詐欺」ではないか。


仮に、今回の騒動が逆の立場だったら、アメリカは絶対に日本に対して「謝罪」をもとめるだろう。

日本は、大人しすぎる。日本政府(鳩山政権)は全然トヨタを擁護しなかった。

日本の景気は輸出産業が落ちこんだらどうしようもなく、

その最大の会社が面倒に巻き込まれている。放置すれば、他の日本車も売れなくなる。

感情論ではなく、経済政策の一環として、この問題を重要視するべきなのだ。


本当にプリウスに欠陥があるのなら、クロをシロと偽る必要は無いが、

「プリウス騒ぎ」が起きた当初、構造上の欠陥があるのかどうか分からなかったのだから、

アメリカの運輸当局が調査結果を出す前に国交省が、

輸出用プリウスを国内で調査するべきだった。


しかし、鳩ポッポは無表情でいつものように何もしなかった。

今回、どうやら我が国を代表する製造業者が、不当に米国で批判された。

また、偽の証拠をでっち上げられ、詐欺により巨額の損害賠償を巻き上げられる所だった。


日本政府は米国政府若しくは公聴会を開き、散々トヨタをコケにした米議会に

謝罪を求めるべきだ。

プリウス騒動の最中、豊田社長が記者会見や公聴会で頭を下げるのを見たアメ公が

街頭インタビューで、
間違いを犯したら、謝罪するのが当然だ。

と言っていた。よく言うよ。自分等は絶対に謝らない癖に。

一市民の声=米国政府の意見ではないにしても、

アメリカの運輸当局とトヨタの調査結果がでていないのに、

トヨタに問題があったことは当たり前、という態度だった。

鳩山由紀夫内閣総理大臣に期待しても失望させられることが多いのは

無論承知だが、我が国は、米議会に謝罪を求めるべきだ。

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2009年03月16日(月) 「景気判断、半年ぶり据え置き=厳しさ自体は変わらず−月例経済報告」←「据置き」って、これ以上悪くなりようが無いのですよ。
2008年03月16日(日) チベット問題の基礎知識(BBC)
2007年03月16日(金) 「堀江被告人に実刑」←検察にとって本当はホリエモンなんか「雑魚(ザコ)」なんですね。「悪い奴ほどよく眠る。」
2006年03月16日(木) 「スカイマークに厳重注意修理期限9カ月超過問題」間抜けなニュース2題。
2005年03月16日(水) 「飼料検査は不十分」米会計検査院が指摘 ←これで、日本政府が輸入再開したら、「犯罪」ですよ。
2004年03月16日(火) 「太陽系最遠の天体発見 地球から130億キロ」←地球に大接近する可能性がある天体も沢山あるのです。
2003年03月16日(日) アメリカは野蛮な国だ。それを支持する日本政府はバカだ。

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