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JIROの独断的日記
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2003年03月16日(日) アメリカは野蛮な国だ。それを支持する日本政府はバカだ。

 この週末、世界中で何度目かの反戦デモが行われているのに、アメリカという国は場合によっては、国連の武力行使決議がなくても、イラクを攻撃しようとしている。なんという傲慢な国であろう。

 イラクは国連の査察団を受け入れており、ミサイルを既に60基以上、査察団の監視の下で廃棄している。

 イラクがアルカイダと関係していて、武器を与えているという客観的証拠をアメリカは示していない。

 このような状況で、1日も早くイラクを攻撃しなければならないという論理的根拠は存在しない。

 そもそも、対テロ戦争ならば、ウサマビンラディンを捕まえる事が優先されるべきである。アメリカは既に22万人もの軍隊を中東で待機させているが、それだけ人を使うのならば、まず、ラディンとアルカイダを根絶することに注力するのが順序というものであろう。

 アメリカは既にかなりの数のアルカイダやアフガニスタンの兵士を捕らえているが、彼らに対して拷問を加えている事をワシントン・ポスト紙がすっぱ抜いているし、つい昨日も次のような報道があった。

◆「裸に氷水掛け、睡眠妨害も 米軍の過酷な取り調べ証言

 【カブール15日共同】米軍による反テロ戦の一環として、アフガニスタンのバグラム空軍基地に拘置されたアフガン人男性2人が、15日までにAP通信のインタビューに応じ「全裸にされて氷水を掛けられた」などと、米軍による過酷な取り調べの様子を証言した。
 基地にはテロ組織アルカイダや旧政権タリバンのメンバーが拘置されているもようだが、取り調べ状況が伝えられるのは異例。米軍報道官は「(証言内容の)一部は部分的にしか正しくなく、一部はまったくのでたらめ」と反論している。
 証言者の1人サイフラフマン氏は米軍の作戦に協力していたが、昨年12月、東部コナル州で拘束された。証言によると移送後の取り調べで全裸にされ氷水を掛けられたほか、睡眠を妨害され、長時間立たされたり、女性兵士から屈辱的なあざけりを受けた。」


 アメリカ人は野蛮だ。このような残虐な行為は、イラクとの戦争が開始され、イラク人が捕らえられれば、一層エスカレートするであろう。戦争は人間に狂気をもたらすからだ。

 日本政府は、かかる状況がありながら、ひたすらアメリカに対する支持を打ち出している。小泉内閣総理大臣は、「何故、アメリカを支持するのか」、国民に納得がいく説明をするべきである。


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