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JIROの独断的日記
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2010年02月04日(木) ベルリンフィル・コンマス、シュタープラバ氏「コンマスの樫本、集中力ある」←普通、試用期間中にこういうこと言わないんです。

◆記事:ベルリン・フィル来日「コンマスの樫本、集中力ある」(朝日新聞)(2010年2月4日)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の第1コンサートマスター、ダニエル・シュタープラバらがつくる

フィルハーモニア・カルテットベルリンがこのほど来日公演を行った。

ベルリン・フィルで同じ第1コンマスが内定している樫本大進の印象などをシュタープラバらに聞いた。

ベルリン・フィルでは昨春まで安永徹が第1コンマスを務め、今は樫本が試用期間中だ。

 「樫本も安永と同じメンタリティーを持っている。集中力があり、常に周到な準備を怠らず、ベストの結果を出そうとしている」

とシュタープラバ。樫本は30歳だが、「自分も28歳で入団した。コンマスは最初は大変だが、場を与えられることで成長していく」と話す。

 ベルリン・フィルで第2バイオリン首席奏者のクリスティアン・シュターデルマンも

「樫本は楽団員として30年以上のキャリアを重ねた安永の後をたどっている」とみる。

芸術監督のサイモン・ラトルは今年、9シーズン目に入る。

「ラトルは、フルトベングラーやカラヤンら楽団の偉大な指揮者を意識して古典的なドイツ音楽にやや慎重だった。

だが最近は、ベートーベンやブラームスも積極的に取り上げるようになった」とシュターデルマン。

シュタープラバは「ブラームスの交響曲シリーズは数回演奏したが、その度に良くなっている」と話す。

レパートリー拡大の一方で音が軽くなったとも評されるベルリン・フィル。

「いろいろなスタイルの指揮に柔軟に対応することが以前より多く求められていることは事実。

その上で楽団の個性も守らなければ」と2人は語った。(鳥居達也)


◆コメント:本来、試用期間中のコンマスについて現役コンマスが予断を与えるような発言はしないのですよ。

誤解のないように最初にはっきり書いておきます。

樫本大進氏が、ベルリン・フィルの第一コンサートマスターとして正式に就任するかどうかは、まだ、分かりません。

記事にもあるように試用期間(昨年から約1年間)の最中です。試用期間を経て、ベルリン・フィルの全てのメンバーによる

話し合いの後、投票が行われ、出席者の3分の2以上(か、3分の2を超えるかどちらか私も不確かです)の賛成が得られて、

初めて、正式に「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、第一コンサートマスター」に就任するのです。


その辺の事情は、昨年安永徹さんがベルリン・フィルを退団なさったときに、記事に書きました。

今、どこの書店でも品切れですが、「音楽って何だろう」という安永さんの対談集の中で、安永さんが正式に

コンサートマスターに就任した数ヶ月後、作曲家の故・石井真木さんと対談しているところに詳しいので、

私が、ブログに書き写したのです。
2009年02月21日(土)「安永さんベルリン・フィルと別れ コンサートマスター25年」←、せ、先週終わってたの?/安永さんがコンマスになった頃の対談。ココログ


前置きが非常に長くなりましたが、要するに以下は「JIROの個人的憶測」である、という前提を踏まえてお読み下さい。

試用期間中のコンサートマスターが、良いとか、悪いとか、現役のコンサートマスター、つまり数ヶ月後に票を投じる人が、

投票の結果どうなるか分からないのに、予断を許すような発言をしては、本当はいけないのです。他のメンバーも。

そんなこと、分かっている筈なのに、第一コンサートマスターのシュタープラバ氏は、
樫本も安永と同じメンタリティーを持っている。集中力があり、常に周到な準備を怠らず、ベストの結果を出そうとしている

とか、
自分も28歳で入団した。コンマスは最初は大変だが、場を与えられることで成長していく

などと言ったら、こちらとしては「感触としてはほぼ決まりなのかな?」と思ってしまうではないですか。

書き忘れましたが、この朝日新聞の記事の見出しは、正しくないです。
ベルリン・フィル来日

違う。ベルリン・フィルのメンバーによる弦楽四重奏団、「フィルハーモニア・カルテットベルリン」が来日したのです。

これは、歴史のある四重奏団で、例えば最初のヴィオラは、日本人として初めてベルリン・フィルのメンバーになった土屋さんでした。

とにかく、オーケストラ全体は、今、日本に来ていませんが、このカルテットはコンサート・マスター、首席第二ヴァイオリン奏者、首席ヴィオラ奏者など

錚々たる顔ぶれなのです。


それで、記事を読む限り、シュタープラヴァさんというのは、1986年から第一コンサートマスターを務めてますが、

樫本大進氏を高く評価しています。

それから、第2ヴァイオリン首席奏者のクリスティアン・シュターデルマンという人、この人も1987年から第2ヴァイオリン第1首席奏者ですが、

「樫本は楽団員として30年以上のキャリアを重ねた安永の後をたどっている」

と言います。こんなこと言っちゃっていいのかな?と思うんですけどね。普通、正式に就任するまで、こういうことは、

いくら、ここ日本が彼らにとっては遠い外国であっても新聞のインタビューで言わないですよ。

だから。

くどいようですが、最終的には全員の投票で決まるから、まだ、何も分からないけど、もしかすると、

樫本大進氏が、正式にベルリン・フィル第一コンサートマスターになる可能性が高いのではないか、

とあくまで私個人は、想像しています。もう一つ状況証拠(?)といえるかどうか分かりませんが、

サントリーホールのイベントカレンダー、2月28日大ホールを見て下さい。

試用期間中の樫本大進氏が来日して、
樫本大進(Vn) のバッハ 1日で聴く無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲演奏会

とあります。私の頭の上では、クエスチョンマークが3つぐらい点滅しています。「???」状態です。

バッハの無伴奏・ヴァイオリン・ソナタ、パルティータ全曲って、ヴァイオリニストのバイブルみたいなもので、

滅多なことではやらないし、普通数日間に分け、間を置いて演るものです。1日で全曲ってそりゃ弾けないことはないでしょうが、

このリサイタルの為の準備は、遊び半分という訳にはいかない筈なのです。

普通、ベルリン・フィル、第一コンサートマスターの試用期間中に、こういうことをしている余裕は無い、と思うのです。

樫本大進氏は、ベルリン・フィルのコンマス候補になる以前から、ソリストとして有名でしたけど、余程余裕があるのかな、と。

こういう状況や、上のベルリン・フィルのメンバー(といっても2人だけですけど)の発言を読むと、
(コンマス正式就任は)ほぼ決まりなのではないだろうか?

と私は思ってしまいます。

繰り返します。まだ、決まっていません。

以上は全て、一素人である私の勝手な想像、思い入れ、です。

ただ、本当に樫本氏が正式に、ベルリン・フィルの第一コンサート・マスターに就任することを願って止みません。

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2009年02月04日(水) 「ベルリンフィルコンサートマスター 安永さんが退団へ」←ものすごいショックですが、安永さん、長い間お疲れ様でした。
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