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JIROの独断的日記
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2006年06月18日(日) 「<イラク自衛隊>撤退を決定 陸自に撤退命令」「<台湾>地下鉄ホームから女性転落…日本人が救出」

◆記事1:<イラク自衛隊>撤退を決定 陸自に撤退命令

政府は20日昼、安全保障会議を開き、イラク南部サマワに駐留する陸上自衛隊の撤退を決定した。

額賀福志郎防衛庁長官は同日午後、陸自に撤退命令を出した。陸自はただちに撤退作業に着手、7月中の撤退完了を目指す。

小泉純一郎首相は自衛隊派遣の成功を強調し、隊員の安全を最優先に撤退作業を進める考えを示した。 (毎日新聞) - 6月20日13時54分更新


◆コメント1:陸自だけ撤退してもダメだ。

私は今までに、何度も指摘したが、「イラクに派遣されている自衛隊」というと、陸自の「人道復興支援活動」ばかりが報道され、

どのメディアも、空自が米軍の物資を輸送していることや、海自のイージス艦が派遣されていて何をしているのか、を報じない。



「陸自」の活動は「隠れ蓑」であり、空自が米軍支援を増強することや、海自が残留することこそ、問題である。

交戦中の同盟国を後方支援することは集団的自衛権の行使に相当し、違憲である。

この件に関してはあまりにも何回も書いた。

比較的最近では、2月に「イラク陸上自衛隊:3月撤退開始 日本政府、米英と最終調整へ」←空自は残るのですね。何をするのですか?を書いたので、ご参照頂きたい。そしてこの記事を読むと陸自撤退に関しても、問題があることを発見する。

2月時点では陸自は3月に撤退を開始するはずだった。

何故、3か月も遅くなったのか?その分、国民の血税が余分に投じられている。

小泉純一郎内閣総理大臣には、その理由の説明と、陸自のイラク駐留は、累計でいかほどの税金を使ったのか、報告を求めたい。

その点を指摘しないマスコミは怠慢である。職責を全うしていない。


◆記事2:<台湾>地下鉄ホームから女性転落…日本人が救出

【台北・庄司哲也】台北市内の高速交通システム(地下鉄)駅で、ホームから転落した女性を日本人男性が軌道上に降りて救出していたことがわかった。

一つ間違えれば進入してくる電車にひかれていた可能性もあり、間一髪の出来事だった。

女性の父親は「直接会ってお礼が言いたい」とこの日本人男性を探している。

18日付の台湾紙「蘋果日報」によると、台北市内の高速交通システム「忠孝敦化」駅で16日午後11時ごろ、会社員の女性(30)が貧血によるめまいのため、ホームから軌道上に転落した。

友人の女性と電車を待っていた若い日本人男性が、これを見て軌道上に飛び降り、意識がもうろうとしていた女性を抱きかかえてホームに引き上げた。

女性は転落した際に顔や手などに軽傷を負っただけで無事だった。

ちょうど電車が到着するところで、モニターで監視していた駅長が緊急停止ボタンを押したため、電車は女性が転落した場所の約80メートル手前で急停車した。

5秒遅ければ電車はホーム内に進入していたという。

日本人男性の名前などは明らかにされていないが、同紙は「勇気ある日本人男性、軌道に落ちた女性救う」と報じ、男性の行為をたたえている。 (毎日新聞) - 6月19日11時2分更新


◆コメント2:「いい話」を大きく取り上げろ。

つい先日、ジャワ島地震のときに、「ジャワ島地震、日本企業の支援続く。」マスコミは世の中の「善行」もきちんと伝えるべきだ。という記事を書いた。

本日、述べたい事は、それと同じだ。

マスコミは世の中の事故・犯罪・汚職など、「不幸な出来事」を中心に取り上げるので、我々は世の中で「良いこと」が行われても、知ることが少ない。

記事2はもっと大きく日本国内でも報道して、中国人(台湾は比較的対日感情が良いから、特に本土の連中)にも、こちらからアピールすべきなのだ。


◆コメント3:NHK交響楽団が韓国に演奏旅行中だが、ニュースにすらならない。

昨年、東京フィルハーモニー交響楽団が中国・韓国公演を行った。

その時の様子は、「東京フィルハーモニー交響楽団、中国・韓国公演」 感動のエネルギーは憎悪よりも強い。に書いた。

今、日本で一番上手いオーケストラ、NHK交響楽団が韓国公演を行っている。

指揮は音楽監督のアシュケナージである。昨夜ソウルで、武満徹、ブラームスの1番(交響曲)などを演奏した(はずである)。

それが、ニュースにすらならないのは、誠に情けない。

世間はサッカーで大騒ぎだが、スポーツは、要するにルールを決めて、ゲームという形式を取っている「喧嘩」であり、国家間の親善には役立たない。

これとは対照的に、芸術的感動は憎悪すら溶かすのだ。岩城宏之さんが体験したエピソードがそれを物語っている。


2005年06月18日(土) 「駆け込み乗車は自己責任? JR中央線車掌が車内放送」 司馬遼太郎さんの「風塵抄」を思い出した。
2004年06月18日(金) 「多国籍軍初参加を閣議決定 基本計画を変更」 こんな重要なことを国会で審議せずに、又、選挙前に決定するべきではない。
2003年06月18日(水) 「米成人の16%にうつ病の恐れ、米研究グループ試算」 それぐらいありふれた病気だということだ。

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