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〜〜ぱるたの子育て日記〜〜



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■…2009年09月01日(火).......ユイマ救急車に乗る
昨年の8月(記録はこちら)と今年の1月(記録はこちら)に倒れたユイマ君だったが、高校に入ってからは部活のことで悩み始めた6月頃だったか一度倒れている。でも、このときも目撃者はおらず、ふらふらになって起き出したユイマの話を聞いて、また倒れたのだろうかと推測するに過ぎなかった。

でも、3回も倒れた(らしい)のだから、A先生のおっしゃった通り、やはり検査をしておくべきだったのだ。

今日の夕方。すでに帰宅しているユイマに、これから歯医者までぷみぷみを迎えにいくという電話をしたのが6時19分。ぷみぷみを連れて帰宅したのはおそらく6時45分頃だったと思う。先に家に入ったぷみぷみが叫ぶ「なんかなんかユイマくんがおかしくなっちゃってるよー!」

驚いて家にかけこむと、ダイニングテーブル横の板敷きの床の上で体をくの字にまげて痙攣発作を起こしているユイマ発見。
大声で名前を呼ぶが返事はない。痙攣して意識は無い様子だ。小学校1年生か2年生のころ級友のタカギ君がてんかんの発作を起こしたときの姿が頭をよぎる。震える手で北見のnoripに電話をして救急を呼ぶ旨伝え電話を切ると、すぐ119にダイヤルする。なかなかつながらない。やっとつながったと思って状況を伝えると、「お子さんの周りに薬のようなものがころがったりしていませんか?」などと聞きやがる。そんなものありません!!早く来て!

10分ほど待たされたのか20分ほど待たされたのか、ユイマの発作は徐々に治まりはじめ、今度は大いびきのような音を立て始める。ユイマ君、ユイマ君と呼んでも目を半ば閉じたまま答えない。そのうちいびきもおさまって体の動きもほとんど止まった頃、時刻にして7時過ぎに、救急車ではなく消防車に乗った救急隊員が到着した。それから10分ほどあとに救急車も到着。消防から来た救急隊員に聞かれた質問と同じような質問にまた答えてやっと救急車に乗り込む。そのころにはユイマはもう言葉をしゃべれるほどに意識が回復している。

車に乗った後がまた長い。こんどは受け入れ病院探しだ。高校生だけれどまだ15才ということで、微妙な年頃、小児科と神経科がある病院にいくつもあたってくれ、結局家から一番近いJ大学病院へ行くことになった。救急車内のベッドにくくりつけられるようにして寝ているユイマは自由に体が動かせないものだから、首だけきょろきょろ動かして、救急車おもしれー!なんて笑ったりしてる。ったくもー。

病院では、血液検査やCT検査を行う。




結局、今日の検査結果からは特に悪いところは見つからなかったそうだ。
しかし、救急外来では脳波の検査まで行うことは出来ない。この際だから精密検査を希望すると救急医に伝えると、頼んでもいないのに若い男性のその医師は、検査と診察の予約を取ってくれた。
ありがとう、気が利くお医者さん。

ユイマは待っている間も検査室に行くときもずっと車いすだった。すべてが終わり、とりあえず帰宅許可が出たのだが、だんだん気持ちが落ち着いてくると、忘れていた吐き気がぶり返し、帰りのタクシーで少し戻す。

今日ユイマは学校は始業式だけで、お昼前には帰宅。ご多分に漏れず今年も夏休みの宿題が終わっておらず昨夜は睡眠時間3時間ほど、今日も昼ご飯を食べずに宿題をだらだらやっていたそうだ。
食べない、寝ていない、という悪条件が今日の発作に影響していないわけはない。
やっぱり生活の基本が乱れるのが一番いけないことだ。

帰宅後、少しでもごはんを食べさせたかったのだが、食欲がないというので、そのままふとんをしいて寝かせると爆睡している。今、爆睡ユイマの顔を見ながら私はこれを書いている。

noripは、せっかくJ病院の予約を取ってもらったけれど、萩山にある専門の病院に行った方がいいのではないかという意見だ。もしもてんかんだとして、薬物治療を行うとしたら、なるべく症例が豊富な病院の方が良いのでは、というのがその理由だ。J病院にもてんかん外来があるにはあるようなのだが、とりあえず、明日萩山の方に予約を入れてみようと思う。
それとも脳波だけとにかく予約を取ったのだから測ってもらい、そのデータをもらって萩山に行ってみるか。noripは最初から萩山で検査もしてもらえという意見だが。
うーむ。悩む。



■…2009年08月17日(月).......iPod shuffleを手に入れたノイノイ
ピアノのおけいこに一回いくたびに、スタンプ1個を捺すスタンプカードを作っていた。30マスほど作っていただろうか。それがいっぱいになったら何かほしいモノを買ってあげよう、ということにしていた。

公文教室だってポイントためてご褒美の品物をもらえるのだもの。ピアノのおけいこだって何か無いとモチベーションが続かないでしょう?
そうして順調にスタンプカードは埋まっていき、半年ほどでスタンプでいっぱいになった。

しかし、物欲のあまり無いノイノイのことだ。何か欲しいけど何が欲しいのかわからない。どうしようかねーと言ってるうちに、数ヶ月。夏休みも中盤を過ぎた頃、突然ノイノイはiPodが欲しいと言い出した。

「iPodに井上陽水とか落語とか入れて聞くの!」だそうだ。

今は一口にiPodと言ってもいろんな種類、サイズがある。お父さんが検討した結果、今出ている中でもっとも小さい、iPod shuffleに決めた。
↓これほぼ原寸大!



ノイノイが選んだのは、シルバーではなくブラックの方だ。ネームもひらがなで刻印してもらった。今日やっと品物が届き、私が帰宅するとすでに井上陽水のベストアルバムを入れてもらってニコニコで聞いていた。落語もお父さんに頼んでいれてもらうんだそうだ。良かったね。

それにしても、井上陽水と落語を好む小学校2年生も稀少だよなぁ。



■…2009年07月27日(月).......歯列矯正治療
ぷみぷみの歯列矯正治療が今日から本格的に始まった。ぷみぷみはあごがとても小さいのに歯は人一倍大きい。結果、当然のことながらすごい歯並びになっている。それに加えて下あごが奥まって上あごが出ている、いわゆる、出っ歯状態。

小学校の歯科検診でも、虫歯はないのに、歯並びかみ合わせに関してコメントつけられてしまうほどなのだった。

かかりつけの歯科で、永久歯が出そろった頃に矯正を始めましょうと言われていたので5年生から始めれば良かったのが諸処の理由により、今年度から治療をはじめることに。

今日は上の歯列に器具を取り付けた。今どきの器具はずいぶんと目立たないものになったのだなぁ。この器具で歯と歯の間を広げて前歯のでっぱりをなくしていくのだ。なんだか信じられないような話だが、先生のところにあるいくつもの矯正前矯正後の写真や歯形を見ると、みなきれいに直っている。

ぷみぷみが出っ歯じゃなくなった顔は今ひとつ想像出来ないけれど、せめて使用前使用後の写真くらい撮っておかなくちゃいけないかな。







■…2009年05月09日(土).......高校生一ヶ月
ユイマが高校に入学して早いものでもう1ヶ月ちょっとが過ぎてしまった。

入学式の翌週に、オリエンテーション合宿で三泊四日、長野にある学校所有の施設に出かけ、飯盒炊さんやらなにやらいろいろしてきたらしい。飯盒炊さんでは川で釣った(本人達じゃなく、先生だか宿の人だかが釣ってくれていたらしい)川魚をひとり一匹焼いて食べるのに、ユイマだけ鳶に魚をさらわれた、とか、相変わらずボケぶりを発揮していたようだ。これですっかりクラスが打ち解けて、ユイマ曰く、「変な奴がいないからすっごく楽!良い奴ばっかり!」
そういえば、私も高校に入ったときそう思ったものだったよ(^_^)

翌週から平常授業が始まり、理科の宿題を忘れた奴らがクラスで4人ほど。もちろんユイマもその中に。先生がビニール製のバットを持って、4人壁に手をつかせて並べ、ひとりひとりのケツをばっしーんと殴ったとか。ユイマ曰く、「他の奴らは、イテーーッ!って痛がってたけど、俺、すっごくケツ固くしてたから全ッ然痛くなかった!」
ってそういう問題じゃないだろう(-"-;)

でもさすがにもう殴られるのはイヤだと思ったのか、宿題はやらなくちゃ、と気持ちだけは思ってるらしい。だいたい全教科の授業がひと渡り終わり、全教科の先生の顔を見終わったところで、英語は思ったよりヘボイ、理数系の先生がたは結構厳しい、など生意気なコメントをしている。高校に入って3週間目ごろだったか、ユイマ曰く「俺さー、J校の奴らってガリ勉タイプが多いのかと思ったら全然そんなことなかった!みんな結構いい加減!良かったー!」
当たり前だろう、いい加減じゃなかったら都立受かってます(-"-;)

部活は中学と同じバスケットボールに決定。見学に行った日に来ていた若いコーチ(J高OBらしい)にちょっと褒められてすっかりその気になったユイマ君。早速入部を決めたらしい。しかし、年寄りの監督さんの方は結構権威的なところがあって、初めての遠征のあと、「俺やっぱりバスケやめようかな。監督、超ウゼーんだよ。」
でもその次の日には、自慢のジャンプ力と髪形をそのウゼー監督に褒められてすっかりまた良い気分に。やっぱりもうちょっと続けることにしたらしい。相変わらず単純でかわいいユイマ君。

髪型といえば、ユイマ君、高校入学後バリカンを買って5ミリの長さに自分で刈るようになった。せっかくソフトモヒカンでかっこよかったのに、毎月1度は床屋に行かないと髪型がキープできないので面倒になり、自分で刈ることにしたんだって。ジュンコがボウズにしていたころを思い出す。その髪型を監督さんに「頭はお前が一番!」と褒められたそうな。スポーツ少年。

それにしても、部活の休みが月曜日だけで、土日もあるのはいかがなものか。
家族と過ごす時間は激減している。

ま、それが高校男児というものなのだろうか。




■…2009年04月27日(月).......弁当を届ける
ユイマが高校に入学して「毎日お弁当生活」がスタートした。

朝は7時20分には家を出るので、私は毎日遅くとも6時には起きなければならない。しかし、ユイマは夜が弱く朝に勉強するというので、甘い母は5時に起きて起こす毎日。(それでも起きないことが多いのだが。)

今朝も朝5時に起きてユイマを起こし、解凍しておいたお肉(牛肉だぞ!)を焼いて卵を焼いてゴボウサラダ作って昨日の豚汁あたためて詰めてやった。2時間目頃にすごくおなかが空くんだよ、というユイマの早弁用にと、おにぎりまでつけてやった。
そのとっても愛の詰まったおいしそうなお弁当を、よりにもよって、ユイマは忘れて行きやがったのだ!!

いつもより力が入っていたせいもあって(なにしろ牛肉だし)、とにかく絶対許せなくて、嫌がらせに学校までもっていって教室でクラスメイトの見ているところで渡してやろうと思いついた!iChatでnoripとも相談した結果、一度はそれくらいやらないとまた忘れるだろうということになって、わざわざ半休まで取って学校に行くことに決めた。(この時点で、ワタクシ、ちょっとうきうき*笑*)

久しぶりに朝の通勤時間帯に電車に乗る。たかだか10分ほどの乗車だが結構混んでいるのね。そして、学校までの道を歩きながら(駅から20分以上歩く。途中桜並木があり、すっかり葉桜になっていたけど、気分がとても良い道が続くのだ)私もちょっとお散歩気分。毎朝この道を通って通ってるのね−。

そしてやっと学校に到着して、事務室に声をかけると届けてくださるという。しかしそれでは所期の目的は達成されないので、直接渡したいのですがダメでしょうか?と聞くと、構わないとのお答えだったので教室の場所を確認して校内に入る。

けど、いざ教室まで到着してみると、体育だか専科の授業かわからないけど、お教室はもぬけの殻。鍵までしっかりかかっている!残念!!神様がそこまで、っておっしゃったのかな、と思って、さらに捜索するのはきっぱりあきらめて事務室の人にお願いしてきた。

でも悔しいから、クラスとお名前書いてくださいと渡された紙に名前を書いて、→して大きく、大バカ者です、と付け加えておいた。ぷん。それくらいやらないと怒りは納まらんぞ。

そして、その夜。

ユイマに聞くと、事務の人が届けてくれたお弁当の名前のところに大バカ者ですって書いてあるのを友達に見られて超笑われた!とのこと。本人はあんまり堪えてないようだけど、でも、友達に見つかって笑われたのなら、良かった。ちょっと気が晴れた。

こんど忘れたら絶対クラスメイトの目の前で渡してやるから、二度と忘れるなよ>ユイマ



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ぱるた