良い子 ワルい子 かわいい子
〜〜ぱるたの子育て日記〜〜



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■…2005年03月27日(日).......ハイソ?ロウソ?
日曜日の昼下がり、暇で暇で仕方のないぷみぷみは、だれかと遊びたいなぁとつぶやく。
Nちゃん以外の人と遊びたい、なんて贅沢なことを言う。

M子ちゃんと遊べないかなぁ。
でもM子ちゃんの家に2回行って、来てもらったのは1回だけだから、来てもらった方がいいよね。
でもM子ちゃん、お茶犬とか、ぷみぷみのうちにあるおもちゃではあんまり遊んでくれないんだよねぇ。
どうしようかな〜〜

などと珍しく思い悩んでいるので(さすがに相手がM子ちゃんだと、ぷみぷみもいろいろと気を使うらしい)都合がいいかどうかわからないのだからとにかく電話して聞いてみたら?と背中を押してやった。

結局M子ちゃんの都合が悪くて遊べなかったので本を読んで静かに過ごした午後となったのだが。

さて、夕食時。今日は残念だったね、とM子ちゃんに断られた話をすると、ぷみぷみのおもちゃをM子ちゃんがあんまり喜んでくれないという話となり。
じゃ、M子ちゃんは何が好きなの?とみんなが口々に聞くと「シルバニアとか〜・・・」と言うので、noripが「それは仕方がないね。シルバニアはハイソだもの。比べたら、やっぱりお茶犬はロウソでしょ」などと問題発言!!

え?!と驚くワタクシ。ロ、ロウソって、ロウ・ソサエティ・・・の意味っすか??
(法律家協会にあらず。労働組合にもあらず。下級階級の意味じゃ)
おもちゃにもハイソとかロウソとかってあるの??!!

「そりゃあるでしょ〜〜」となぜかジュンコが自信たっぷりに合いの手を入れる。

「だって、シルバニア、高いよ〜〜!」

なんだ親の経済状態の話か??ガックリ

さて、そこから昔話が始まった。

ジュンコが遊び倒したおもちゃに「まちかど」がある。正式名称は「○○○のまちかど」だったらしく○○○が4種類。近所のスーパーに売っていた。当時流行っていた同種のおもちゃのパクリ商品・廉価版だったらしい。お茶犬セットと非常によく似ていて、ちいさいバッグに、町並みが作れるちっちゃいパーツが入っている。バッグを開くとそれが台となり、そこにパーツ(柵、とか家、とか)をはめ込んで町を作るのだ。

ジュンコが小さいときに住んでいたアパートのお向かいにやっぱりもう一軒アパートがあり、そこにはジュンコより一つ年上のユカちゃんと二つ年上のミウちゃんが住んでいた。この3人がまぁ揃いも揃って「まちかど」を全種類保有しており(笑)、それを持ち寄ってはジュンコと3人よ〜〜〜く遊んだものだった。
まちかど4×3=12個。それをつなげて新しい町を作ったり、ごっこ遊びしたりしたという。
3人とも違うおうちの子なのに、まるで姉妹のようにいつも一緒にいたな。
似たカルチャーの子がそばにいて、ジュンコの小学校低学年時代は幸福であった。

それに、ジュンコ曰く。ロールプレイイングゲームを買ってもらえなかったから、アタシは全部絵に描いて遊んだんだよ!と。場面場面を自分で描いて、ゲームをしているつもりで遊んだそうだ。

そういえば、最近ぷみぷみもA4サイズの紙をたくさん使って、なにやらキャラクターごっこ用の絵を描いている。ぷみぷみが産みだした二人の登場人物のキャラ、ファッション、家の様子。何枚も何枚もこれでもかと描いてあり、それをつなげて1枚になるらしいのだが、全部で優に畳1畳の広さはあるほど。よく見ると、登場人物が住むおうちの門、とか、寝室、とか、キッチン、とか、部屋の様子が一枚ずつ描いてあるのだ。それを並べて一人遊びしたり、ノイノイと二人のキャラになりきってごっこ遊びをするぷみぷみ。

そういえば、そういえば、ユイマくんも長らく遊戯王カードを買ってもらえず自分でカードをせっせと描いて作ってたよなぁ。それこそ何十枚と厚紙を切って、えんぴつで絵を描いて、数字も書き込んで。お友達にあげたりしていたのだ。私もお誕生日にそのうちの何枚かを「お守り」としてもらったっけ。

な〜〜んだ。みんなジュンコと同じことしているんじゃないの(笑)

そこで、ジュンコ曰く。

ロウソな遊びってのはね、無い物を工夫して自分の想像で補って遊ぶんだよ!!!!

あの、ハイソなお宅のお子さまだって、想像力使ってると思うんですけど・・・と言うと、「いやいや、ハイソなお宅は、モノが揃ってるから絶対ロウソな家の子の方が想像力はある!!」といやに力の入るジュンコ。

ま、そういうことにしておきましょう( ´−`)


追記:ぷみぷみにキャラクターの名前を聞いた。
一人は(これがぷみぷみの役。女の子らしくてかわいい)さくら あい
もう一人は男の子っぽい女の子ということで みなもと あゆみ
だそうです。




それって どーよ・・・(^_^;)




■…2005年03月24日(木).......3学期が今日で終わり
今日、小学生2人はそれぞれの学年の修了証つき「あゆみ」をもらって帰宅した。
ユイマ君は3学期で何かに目覚めたのか、いままで低調だった「意欲」が出てきたのか、軒並み成績が上がっている。すごいね〜〜と目一杯誉めてあげましたよ。本人もすごく満足している。
私が日頃からありがたいと感謝しているユイマの担任、Y先生のコメントの中にこんな言葉が!
「未知数の力がさらにのびるのが楽しみです」
う〜〜いいこと言ってくれるなぁ〜〜。嬉しい!
どうやら担任もこのまま持ち上がりのようだし、6年生が楽しみだ。

一方のぷみぷみは、学習の記録3段階評価はオール「よくできる」生活・行動の記録は2段階評価でこちらもオール「できる」。さすが器用な優等生だ。ま、1年生だしね。大体よくできて当たり前さ!(なんちって)

ジュンコは先日予備校の特待生試験を受け、全額免除とはいかないまでも、年額20万円引きという通知をもらった。これで50万円だ。20万円は私の貯金があるから、あと30万円、よろしく!>norip




追伸:カンパ大歓迎!!!




■…2005年03月22日(火).......3連休の過ごし方
3連休の初日お昼過ぎにお父さんが東京に戻り、夕方からおばあちゃんの家へ5人で出発(ジュンコは予備校の特待生試験があるというので、家で留守番)、向かうところは伊豆長岡。到着したのがもう夜遅かったので子供達をすぐに寝かしつける。
翌朝早く起きて朝ご飯をいただき、おにぎりをたくさん握っていざお墓参りへ。歩いて15分ほどのお寺におじいちゃんのお墓がある。お墓を掃除して、お花をかざり、お線香を立ててお参り。みな手を合わせてなにやらお祈りしている様子がかわいい。

その後、お父さんチーム(お父さん、ユイマ、ぷみぷみ)とお母さんチーム(おばあちゃん、ノイノイと私)の二手に分かれてタクシーに分乗。お父さんチームはみな登山靴にリュックという出で立ち。つまりお弁当はこの山登り隊のために作ったのだった!一方お母さんチームは登山靴などはいていないので、ゴンドラで上れるかつらぎ山へ。

ノイノイは、最初、お父さんチームがさっさとタクシーに乗っていってしまったのを見て、おいていかれた〜とべそをかいたけれど、かつらぎ山のゴンドラに乗ったとたん、すっかり機嫌が直って、うははは!がははは!と声を立てて笑っている。ちょっと興奮気味!山頂に到着してゴンドラをおりると、結構な風が吹いていて肌寒い〜!でも富士山もくっきり見えて、すばらしい眺望。ノイノイは、山頂の広場でやっていたお猿の大道芸に目を奪われていたけれど。おばあちゃんと私はお汁粉をいただき(ノイノイはソフトクリーム)、おみやげ屋をのぞき、ゆっくりしたあと、またゴンドラにのって下山。駅近くまでタクシーで帰り、和食屋さんでこれまたゆっくりとお昼ご飯を食べて(おばあちゃんの若い頃の話など聞けて、私はとても楽しかった。)2時ごろ、おばあちゃんと別れて伊豆長岡を後にした。
ここからははじめてノイノイと二人旅。帰宅は午後6時ちょっと前。

結局、お父さんチームはユイマが花粉症のため今ひとつ体調が悪く、予定していた行程を全部歩くことができずに途中で下山。バスで最寄り駅まで出て家にたどり着いたのは夜9時。でも私たちが一足先にかえって夕食も準備万端整えて待っていたので、疲れも吹き飛んだ様子。(私はその夜、ユイマ保育園時代のママ友と3人で飲み会。なんと元気な!)

連休最後の日は、ユイマの花粉症対策のため、お父さんが2階の子供部屋を徹底掃除。(私はまたしてもお友達とランチにでかけてしまい不在なり〜〜)ユイマには、外出禁止令を出したので、遊びにも行けず、かといって2階の掃除現場にもあがれず、 1階のリビングでごろごろ〜。ノイノイ、ぷみぷみはお手伝いをちょっとはしたらしいが、ぷみぷみは途中でお友達と遊びに出かけてしまったらしい。
私が帰宅した3時ごろには、ほとんど掃除も終わりかけていたので、私は朝作っておいたあんこの仕上げ。5時近くなってやっと掃除が終わったのでみんなでぼた餅づくり。6時近くになってやっとぼた餅でおやつでした。 (手作りぼた餅はいくつでも食べられてしまい、やばいです。)

ところで、2階は見違えるほどきれいになりました〜〜!!おふとんにもよ〜〜〜く掃除機をかけ、ほこりがでにくいと言われるシーツもかけて、花粉対策万全です。ユイマは今朝起きてきて、夜中一度も目が覚めなかった!と報告してくれました。暗示にかかりやすい、ということもありますが、まずは良かった!



■…2005年03月19日(土).......子供達の最近の様子
ジュンコの受験にかまけて下3人の子供達の様子をアップしていなかったが、3人とも順調に育っています(笑)

特にユイマくん。卒業式に向けて5年生は合奏の練習をしているらしいが、リコーダーのパートになったユイマくん、なんだか張り切っていて、途中途中のテストに次々と合格。暗譜も楽々こなし、クラスで一番どころか学年で一番になったそうだ(リコーダーパートの中で)。

先にテストに合格した子は、不合格だった子の指導に回る仕組みらしく、ユイマは自分は先生になるんだと喜んでいた。しかし人に教える難しさも感じていて、教えても教えてもうまくならない人に対して「ここがダメだとはっきり言っちゃうと失礼だし、どういえばいいんだろう〜〜」と悩んでいたので、「ここをもう少しこうすればもっと良くなるよ」と言ってあげればいいんじゃない?とアドバイスすると、「そうだ、それがいい、ボク悩んでたんだ〜〜!そうか、そう言えばいいんだ、ありがとう、お母さん!」と、とても感謝されてしまった。

何かの拍子に(笑)社会科のテストで良い点を取って以来、気をよくして、次は100点取る!と目標を掲げるユイマ君。音楽もそうだったのだが、先生が上手にユイマのことを褒めてくれているらしく、本人は俄然やる気を出しているのだった。
社会や音楽が今までそれほど得意ではなかったのに、良くできるようになって、しかも先生に褒められたりすると、本人すっかりやる気が出て、他の科目や活動に関してもとても前向きになる。やる気にさえなれば、結構力を発揮するお子さまなのであった。

ぷみぷみは相変わらずマイペース。お友達と仲良く毎朝(早く)学校に行っています。漢字のテストがある、というので、おうちで漢字の練習をさせたときのこと。うまく書けないとしきりに嘆くので、私が解説しつつお手本を書いてみせると、「お母さん字がきれい〜〜〜」と感激して、きれいに形良く書くことに全エネルギーを集中する。おもしろいことに、教える前と後では全く違う人が書いたくらいに歴然と上手に書けるようになるものだから本人も大喜び。今までうまく書けなかった字を次々と教えてくれとリクエストされ、国語のノートのあいたところに、たくさん練習してしまいました。
これって、漢字テストのための勉強というより、お習字?

ノイノイは、最近ちょっと悪いお子さまになっています。保育園の先生や、近所の人たちに会ったとき、おはようございます、とか、さようなら、とか挨拶すべきところを、「ガガガガッガーー!」とか「ダダダダダ〜〜!!」などと言ってきちんと挨拶しません。「おはようございますってちゃんと挨拶しようね」と言っても、「だって恥ずかしいんだもん!ガガガガガ〜〜!」と言い返されちゃう。
そっちの方が恥ずかしいって。
3才のお子さまの価値観は謎です。



■…2005年03月18日(金).......受験生受難
2浪生活が始まるまでのつかの間の休暇の日々。朝日新聞のサイトにこんなニュースが載り(本紙の方にも掲載されたらしい)、珍しく芸大の入試が私のまわりで話題を呼んでいた。

---以下引用---

入試会場は動物園、受験生はゼッケン姿で 東京芸大

朝日新聞・2005年03月16日06時05分

 東京芸術大(東京都台東区)の入学試験が15日、隣の上野動物園を会場に行われた。
上野動物園のサル山のサルを写生する東京芸術大の受験生

従来、実技試験は大学内で静物や人物などの課題画を描かせるものだったが、一般客もいる中、生きた動物を描く初めての試みに、当てが外れた受験生は戸惑い気味。不正がないようにと、大学側は「監督官」の腕章をつけた助手や大学院生ら約130人を配置し、ゼッケンをつけた受験生に目を光らせていた。

試験を受けたのは、1次試験を通った美術学部絵画科油画専攻の受験生約500人(定員は55人)。ゾウやサル、ペンギンなどの前で座り込んで絵筆を走らせたが、動き回る動物たちを前に悪戦苦闘。通りかかった一般客が興味深そうにのぞき込んでいた。


ゼッケンを取り換える替え玉受験をやっていないか、携帯電話で美大予備校の先生から指示を受けていないかなど、監督官が厳しくチェック。受験生に話しかけたり写真を撮ったりする一般客に注意をしていた。

同園に芸大側から依頼があったのは昨年12月。係長クラスには先週知らせたが、箝口(かんこう)令をしいて試験問題が漏れないよう気を配ったという。

試験について同大は「23日の合格発表まで何もお答えできません」。一方、同園の小宮輝之園長は「画家になる人たちに動物のすばらしさを知ってもらい、将来、動物園の魅力を伝えてもらえれば」と話している。


---以上引用終---

15日の夜、ジュンコに伝えると、へぇ〜〜でも課題は何だったんだろう。ただ動物を描け、じゃないと思うんだけど、とのコメント。
翌日予備校で仕入れてきた情報によると、某美術系予備校の先生が変装して動物園内に潜入。学生を指導したとのこと、当然その学生は失格となった、と。

まさかそんなこと、ばれたら絶対に失格に決まっているんだから、予備校の先生がそんなことをするはずがないんじゃないの?ただの噂でしょう、と私が言うと、信頼できる筋からの情報だからたぶん間違いないと思う。でも、損をするのは学生なんだから、どうして、某予備校の先生はそんなことをしたのか理解できない、かわいそうに!!と言っていた。
確かにそうだね。

しかし、初めての試みに、芸大も大変で、初日は受験生達全員が夜7時まで拘束されたそうな。二日目は雨でさんざん。でもやはり動物園で試験は続行。3日目の昨日はかんかんでりでみんな日焼け、体力消耗。
ジュンコの通うS美術学院では、来年受験のために、まずはスクワットからかな?と冗談がとびかったくらい、体力勝負だった今年の受験。
とにかく、受験生のみなさんも大学スタッフのみなさんもご苦労さまでした。

来年はジュンコもその場に居合わせますように。


追記:今年の課題は「動物園---動物を一つ以上入れて描きなさい」ということだったそうだ(正確な文章は不明です)。水彩と油絵各1枚ずつ。F20号サイズだったそうです。
私の感想。小学校の写生遠足みたいだな〜。
ジュンコの感想。今年は一次も二次も楽しい課題でしたね。私は二次できなかったけど。



■…2005年03月12日(土).......本人の人生2・・・親がしてはいけないこと
2浪決定から一夜明けて。爽やかな朝のはずなのに、頭の中はどんよりとしていて、つまらない考えが頭の中をぐるぐる回る。
やはり某私大を断ってしまったのは勿体なかったのではないか。
親が大学に頼み込めば、もう一度合格を復活させてもらえるんじゃなかろうか。
2浪したって来年受かる保証は無いんだし。
それよりも、少々不本意だとしても同じ美大なんだから、合格をくれたところに行くのが良いのではないか。
えとせとらえとせとら。

ジュンコの考えは昨夜充分に聞いたし、あくまでも本人の意志なのだから、そんなことを思っても仕方がないことは分かっている。しかしつまらない思いにとらわれて出口が見つからないので、noripに電話してみた。

本当にこれで良かったんだろうか。絵を描きたいから大学受験してるんでしょう?だったら、美大なら、どこでも同じじゃない。某私大だって良い大学じゃない。せっかく合格したんだから、やはりそこに行った方が本人のためになるんじゃないだろうか。これから親が頼み込めば辞退を取り消してもらえるんじゃないだろうか。そしたらジュンコともう一回話して私大に行きなさいって言って行かせた方がいいんじゃないか。
と一気に言ってみた。

最近読んだ「オニババ化する女たち」の中に、“だれと結婚したって大した違いはないんだから、とにかく結婚して子供を産んでみるといい”的な発言があった。noripはそれを引用して、絵を描くためならどの大学に行ったって同じだろう、というのは、だれと結婚したって同じだろう、というのと同じであって、でも、そこには、やっぱり、どんな人(どんな大学)と結婚するかという問題があるわけで。
他人から見たら同じだろう〜〜って思うことでも本人にとっては違うんだろう。
それと、絵を描くためだけに大学に行くっていうのは違うんじゃないの?それなら大学に行く必要なんかないだろう。要するに、人に会いに行くんでしょう?そこに集まっている人に会いにいきたいんじゃないの?

それに、親がいくらこうしてほしいと思っても、それを本当に本人にさせちゃだめだ。もちろん、ディスカッションは必要だよ。でも最後は自分自身で決めさせないと。

良くジュンコに言われるよ。お父さんはずるい!って。なぜかというと、‘お前こうしろ!’と言ってくれれば、その通りにするのに、絶対こうしろとかああしろって言わない。だからずるい、と言われる。

お父さんがこう言ったからそうした、というのは良い口実を与えるだけだ。失敗したときに、お父さんが言ったからそうしたんだ、と人のせいにすることができる。だから、そういうことは絶対にしない。そういうスキは絶対に与えない。

以上がnoripの考え。

私もほぼそう思って子供たちを育ててきたつもりだが、noripほど、厳しく自分を振りきれないのだ。子供に対していろんな思いがあるのは多分noripも同じはずだ。でも自分の思いと子供たち本人たちの考えとをしっかり分けて、子供たち自身による意志決定を待つ冷静さがある。
父親と母親の違いかもしれないけれど、私などよりもずっと子供たちを信頼しているとも言える。
いつもいつも、私はじたばたして、肝心なときに子供たちを信じ切れていないのだ。

でも、つまらない私の思いをnoripに話して良かった。子育ての基本を再確認して私もすっきりした。やっぱりそんなのダメだよね〜〜だれと結婚したって同じなんてことはないもんね〜〜と笑って思えるようになったから。




■…2005年03月11日(金).......本人の人生
某私大、繰り上げ合格の連絡が本人宛に来たそうだ。
その場で、入学の意思を問われ、辞退したとのこと。

もったいない!と思うのは母の私。
それはよかったね。合格したことを褒めてやろうよ。と冷静なのは父親norip。

本人が決めることだ。本人の人生だ。

と心の中で呪文のように繰り返す。



* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *


追記

午後3時。2浪が決定した。



ジュンコが一番尊敬している先輩だって3浪してやっと合格したんだ。あんなに素晴らしい絵を描く先輩だってそうなんだから、2浪くらい普通だよ。7浪なんて話も、このあいだ聞いたものね。
ま、7浪はちょっと勘弁してほしいけど。
それよりも、4月からの浪人生活について、どのように過ごすのか、きちんと考えないと。
まだまだ甘かったことがこれではっきりしたのだから、心してかかれよ。



■…2005年03月06日(日).......答えのない課題
絵画科油画専攻 第一次実技試験

素描(鉛筆)

1:下記より一項目を選択し描きなさい。
   A.見ること、考えること、つくること
   B.未来のスペース−私−過去のスペース
   C.気韻生動 骨法用筆
   D.現実では触れ得ない秘密
   E.見えないようで見えたり、見えるようで見えなかったり
   F.黒い四面体、白い六面体
   G.環境から
   H.深さ−質について
   I.事・物
   J.日記
   K.都市の想像力
   L.精神と肉体

2:作品の題名を自由につけなさい。


鉛筆一本で、これを描けって、そんな、一体どうするんだ??と素人の私は思う。

でも、今年は最後まで描ききったそうだから、やっぱりちょっと大人になったんだろうと思う。




■…2005年03月02日(水).......お手紙大好き
ぷみぷみは、お手紙を書くのが大好きである。私の誕生日の時も、noripの誕生日のときも、ハートやら星やらたくさん書き込んだいわゆる「女の子らしい」手紙をくれたものだ。
おばあちゃんとおじいちゃんの結婚50周年のお祝いのときも手紙を書いて食事会に持参した。
しかしその一方でとても恥ずかしがり屋なところがあり、その手紙を宴席上で読み上げることになったら、泣いて嫌がったのだった。本当は、家に帰ってからおばあちゃんとおじいちゃん*だけ*でこっそりと読んでほしかった、と後になって言っていたっけ。宛てた人以外に読まれるのはイヤだ、ということもあるらしい。

さて、昨日のこと。保育園でぷみぷみの担任を3年間つとめてくれたトモコ先生がこのほどめでたく結婚した、ということを、ノイノイが持ち帰った「園便り」で知ったぷみぷみ。結婚とか恋とか愛には超敏感なぷみぷみのこと、やっぱりトモコ先生の結婚にはとっても反応して、お祝いのメッセージを書くことにした。
(ま、私もけしかけたんだけれど。ぷみぷみちゃん、お手紙でも書いたら?先生喜ぶよ。ぷみぷみちゃんもお手紙書くの得意でしょ?ってね)

ウキウキと、張り切って手紙を書き始めたぷみぷみ。すっごく集中している。あんまり一生懸命書いているので、つい見たくなってしまって、ちょっとのぞいてみると、
「トモコ先生はかわいいからぜったいけっこんできるとおもっていました。」
という文章が目に飛び込んできた!
思わず、ぶっぶっと吹き出してしまったら、ぷみぷみ、びっくりして顔を上げるやいなや、いきなり、つっぷして泣いてしまった〜〜〜!!

「見ないでほしかったのに〜〜〜!!なんで見るの〜〜!!もう手紙書くのやだ〜〜!!あぁあぁあぁ〜〜!!」もう大泣き。

ぎゃ〜〜失敗した!!! 泣いちゃうと後が大変なんだ、この子は。

ごめん!私が悪かった!!あんまりぷみぷみが一生懸命書いているから、おかあさん、ついのぞいて見ちゃったんだよ。ごめんね!!私が悪かったよ〜〜

と、平謝りに謝るが、「もうやめた!!もうやだ!」と言ってテーブルを離れてしまった。ううう。

しばらくして、夕食時。私は、ぷみぷみがトモコ先生に結婚祝いの手紙を書いたという話をみんなにした。私がぷみぷみを褒めて話すので、ちょっと顔がゆるんできた。すかさず、どうやって渡す?ノイノイちゃんに頼んで持っていってもらう??と一生懸命ふくれっ面を維持しようとしているぷみぷみに話を振ると、さらに顔がゆるみ、自分で直に渡したい、と答えてくれた。
そこで、じゃぁ、学童を早退して、その手紙を仕上げて持っていくといいよ、お母さん学童の連絡帳に早退しますって書いてあげるよ、と言ってやると、すっかり機嫌がなおり、手紙を持っていく自分を想像して嬉しくなったのか、にこにこして目を輝かし始めた。

そして、今日、学童のお友達で保育園がおなじだったNちゃんにトモコ先生の結婚を知らせ、Nちゃんにも手紙を書かせ。(そこらへん似たもの同士のお友達Nちゃん。嗜好が似ているというか何というか)
学童を早退すると、手紙を仕上げ、無事保育園に行ってトモコ先生に会うこともでき、Nちゃんの手紙と自分の手紙を渡すこともできたそうだ。

保育園に行って手紙を渡すんだと思うと、学校にいるのになんだか朝からずーっとわくわくしちゃったんだ〜〜と夕食時にみんなに話すぷみぷみ。そして、どうしてわくわくするんだろうね、なんて言っている。
たぶん、楽しみにしていることを考えるとわくわくするんだよ、とお父さん。
良いことをしたね、と私。
うん!と満足するぷみぷみでした。

ところで、朝から「今日はぷみぷみちゃんが保育園に来る〜」とノイノイが大張り切りだったそうです。ぷみぷみは用を済ませると、ノイノイのクラスに行って、少し子供達と遊んで帰ったそうだ。保育のじゃまになりはしなかったか、心配ではあるが、先生方の、卒園児に対する寛大な取り扱いが、まことにありがたいことであった。




■…2005年03月01日(火).......新6年生
3月まではユイマは5年生だが、今通っている学習塾では、3月から学年が切り替わる。つまり、今日からユイマくんは新6年生になったのだ。

今までは水曜と金曜日、隔週土曜日だったのが、火曜日と木曜日、隔週土曜日に授業のある日が変わり、時間もちょっと長くなった。今まで火曜日にはスイミングスクールに通っていたのだが、塾の日と重なるので、2月でスイミングは終了。水泳教室の最後のレッスン日(2月22日)には昇級テストがあり、ユイマはめでたく合格して有終の美を飾った。(あがった級でスイミングを続けるとなると、競泳コースにクラスが変わり、時間帯も夕方遅くになる。どちらにしろ、もうこれ以上水泳に通うのは無理だ。ここまで泳げるようになれば文句はない。良くがんばった!)

さて、学習塾の新6年生。テキストも変わり、月謝も1000円高くなり、お勉強も少し難しくなってくる。ユイマの通う学習塾は、最終的には高校受験をターゲットにしているので、公立小中の子供達が通ってきている。こんな顛末でこの塾の先生と巡り会ったのだけれど、もう3年目。勉強は本人のやる気をどう引き出し持続させるかに一番気を使うけれど、この塾の先生の魔法にかかっているユイマは、3年目になっても相変わらず機嫌良く通っている。ありがたいことだ。




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