良い子 ワルい子 かわいい子
〜〜ぱるたの子育て日記〜〜



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■…2004年02月29日(日).......ローズがいい
もう2月も終わることだし、そろそろぷみぷみの入学準備をせねばなるまい。まずはランドセルだ。確かジュンコの使った赤いランドセルがあまりにもきれいで勿体なかったので、段ボール箱にいれてしまってあったはず。今日は朝からランドセル大捜索隊(お母さんとお父さんの約2名)が結成され、納戸の整理が始まった。

しかし、難攻不落の納戸である。山のような未整理の衣類、もうだれも着ないマタニティ、ベビー衣類、これらが我々の前に立ちはだかる。
実のところ、誰か妊娠したら差し上げましょう、と後生大事にとっておいたものだったのだ。がしかし!2年待ったが、私たちの近しい人で妊娠しそうな人が誰もいない〜〜!!これ以上我が家にスペースはない!
ええい、全部袋に入れて捨ててしまえ!

45リットルの袋3つ、たちまち一杯になってしまった。あああ、まだ使えそうな衣類なのに勿体ないなぁ。資源ゴミに出すので、どなたか使ってください。

やっと納戸の床が見えた!

更に捜索は続く。空いた床の上に椅子を置いて上に上り、納戸奥の作りつけの棚上段からこれとおぼしき段ボールを一つ一つチェックしていく。「めいぐるみ」と書いた段ボールがやたらと多い。それらは飛ばす。ジュンコが小さいときやたらとぬいぐるみが好きだったので、こんな量になってしまったのだ。捨てるに捨てられない「めいぐるみ」たち。

中段は衣類ばかりなので、最下段を調べ初めてすぐ、あった〜〜!こんなところにいれたっけなぁ?とにかくあったので、さっそく開けてみる。と、出てきました、ジュンコの赤いランドセル!

すぐに階下に下りていってぷみぷみに見せると・・・・「ええええ〜〜ぷみぷみ、ローズがいい!」と一言の元に却下されてしまったのであった。

あんまりだ〜〜〜こんなに苦労して探し出したのにぃぃぃ〜〜!!!親の心子知らずである。


注釈:親の心:うちはお金が無いんだから、なるべくお古使ってくれよ〜〜
   子の心:ぷみぷみはピンクかローズのランドセルを新しく買ってもらうのっ(はぁ〜と)



■…2004年02月26日(木).......眼高手低
ジュンコは美大専門の予備校に通っている。当然そこで学ぶことは受験絵画、受験向けの技術である。予備校においては、何を措いてもとにかく大学に合格することが第一義である。

しかし、ジュンコは絵を描いているうちに、どんどん自分の思考(志向、指向、とも言う)がコトの本質へ本質へと向かって行ってしまい、ときに、いたたまれなくなってしまうそうなのだ。

講評のときも、何をそんなに悩んでいるの?と現役芸大生の予備校講師に聞かれて、言葉にならない言葉で説明(最近言葉も満足に出てこなくなって、先祖返り・・・というか、彼女の原点でもある保育園児返りというか、赤ちゃん返りというか、そういう症状。。。)するに、つまりは、もっとこのモチーフの本質を掴みたい〜〜!!もうちょっとで掴めるはずなのに、掴めない〜〜〜!!という叫び(母の大袈裟な脚色あり)になってしまうらしいのだ。

そんなこと言われてもここは予備校だから困っちゃうな〜、というのが多分先生の本音。

翌日、先生がわざわざジュンコのそばに来て、あんまり悩みすぎないでね!なんて明るく声をかけてくれちゃったりすると、またいたたまれなくなるジュンコなのであった。

そんなジュンコは、眼高手低。志は高く、実力は低い。(あ、いや、かなり上手になったし、なかなか良い絵を描くようになったよ。うん。でも芸大レベルとなると全国からツワモノが集まるからね。そう言う意味での実力は未だ足りないかもしれぬ。)

しかし、いいじゃないか、志が高いって大事なことだ。悩むことはすごく大事だ。考えることはすごく大事だ。村上隆みたいに(いつも引き合いに出してゴメンナサイ>村上センセイ)表現したいことが自分の中には何も無かったんだと気づくより、考えることがある、悩むことがあるだけマシだ。あとは時間をかけて実力を磨くこと。ああ、やっぱり浪人決定か??



■…2004年02月23日(月).......鬼の言うことは聞く
ノイノイは仁王様がとてもコワイ。ぷみぷみの作った鬼のお面もコワイ。すごくコワイ。だれかがかぶって、おどかそうものなら、真っ青になって、そして真っ赤になってパニクって怖がって泣き叫ぶ。

だから、鬼のお面はお二階の奥の方にしまってある。

さて、今日もノイノイがイタズラをした。私がせっかくきれいに袋に詰めた紙パンツをまた袋から引っ張り出して全部ばらばらにしてしまったのだ。床じゅう、紙パンツだらけの惨状を見つけて「こら!誰がこんなことやったの!?(ノイノイに決まっているが、一応、自首する機会を与えているのだ)」とノイノイを見ると、そっぽを向いて「ノイノイやってないもん!」とうそぶく。

何度か、ノイノイじゃないの?ちがうよ!の押し問答を繰り返した後、お父さんが、「じゃー、やったのはー、ぷみぷみ?」と聞くと、ノイノイ、ニヤっと笑って、その手があったか!とばかり「ぷみぷみちゃんがやったの〜」と大嘘!

「だってさ、ノイノイしか部屋にいなかったんだよ、ぷみぷみなわけないじゃん!!」と私が詰め寄っても、
「ぷみぷみちゃんがやったんだもん!」とまだ言ってる。

もう一度真実を告白する機会を与えよう。

「紙パンツ出しちゃったのは、ほんっと〜〜〜にノイノイじゃないの?」
「うん、ノイノイやってない!」

そこまで言うか!では、最終手段に出るぞ!

「分かった!、じゃあ、鬼に来てもらって本当かどうか見てもらおう!」

するとノイノイ、いきなり、顔が変わって「ノイノイが紙パンツ出した〜鬼コワイ〜」と泣き出さんばかり。

あああ、どうして鬼が登場しないと正直になれないの!?

ま、気持ちは分かるけどね。 親の言うことを聞くなんて沽券にかかわるものね。鬼だった仕方がない、言うことを聞くしかないってことよね。
2歳にしてもう親の言うことを聞きたくないなんて、先が思いやられるなぁ。




■…2004年02月22日(日).......大きい子供を持つ母のおしゃべり会
今日は一番上の子が中学生以上というお母さん友達(みんなワーキングマザー)とランチ。

子供が小さいときは、何をしても、すごいすごい、えらいえらい!と言っていれば良かった。子供の方も親にべったり依存しているから小学校上がる前くらいまでの子育ては、ある意味子育て期間の黄金期かもしれない。
小学校に上がって、「学校文化の中の我が子」という視点が加わることによって悩みが生じるケースも多い。中学に上がる頃には、思春期特有の難しさが出てきて、悩ましいし、高校生ともなると、もう口出しはできない(言っても聞いてもらえない!)のに、親であることには変わりないので何かあれば親が出て行かなくちゃいけないこともあって気が休まることがない。大学生になればもう大丈夫と思いきや、まだまだ心配の種はつきない(らしい)。(私はまだ大学生の親はやったことないのでわからない)

そんな大きな子供の子育てをしている親たちのおしゃべり会。ぶっとんだ男の子に悩みながらも、その子の様子を聞いていると、なんだか面白くて笑っちゃったり、そんなの平気平気!な〜んて経験者が語ったり。なんだか今日のメンバーで話をしていると、自然と笑いがこぼれてくるような、元気が出るような、そんな会だった。

また集まっておしゃべりしたいな。私、男の子の子育ては全然わからないんだもん。ユイマが中学生になるなんて今想像できないもん。またみんなにおしえてもらおう!




■…2004年02月21日(土).......気づくのは無理か?
お父さんとユイマは朝早くから山登りに行ってしまったので、残ったお母さん、ぷみぷみ、ノイノイの3人で、お母さんの実家まで「歩いて」出かけてみた。ちょうどミネストローネスープをおばあちゃんに届ける用もあったので。お父さん達が山歩きしてるんだから、ノイノイたちもたくさん歩こう!歩ける?とノイノイに聞くと「うん。ノイノイ絶対歩く!」と言うので片道3キロほどの行程を徒歩で出発。いつもは自転車でさぁーっと通るところも歩くと色々発見がある。途中S公園の中を通ると、石を拾ってみたり、トンネルにみえる太鼓橋を渡ったり。散歩をしている様々な犬にもお目にかかる。

約1時間、やっと実家にたどり着く。途中ノイノイがだっこ〜と甘えてきても「絶対歩くって約束したよね」と言うと、ノイノイ歩く!と気を取り直して歩いてくれた。えらい。

さて、ぷみぷみには、おばあちゃんはちょっと具合が悪いから今日は上がらずにすぐ帰るよ、と予告していたにもかかわらず、玄関で「ぷみぷみ、づかれだ〜〜〜やすみたい〜〜〜」と上がりたがる。調子が良くないのに玄関まで出てきてくれたおばあちゃんの様子を見れば、なるべく時間をとらずにすぐに帰ろう、という気持ちにはならないのか。ひたすら自分が疲れたことばかりしゃべって駄々をこねる素振りばかりしている。もちろん強引に、帰りますよ!と宣言して辞去したのだが。

帰り道、ぷみぷみに、「ぷみぷみはおばあちゃんの様子を見たか?」と聞いてみた。
「ぷみぷみが歩いて疲れたのは分かるけど、具合の悪いおばあちゃんの方がよっぽどつらいんだよ、どうしてそれが分からなかったの?」

言われて初めて気づいたようだ。自分がお見舞いも兼ねておばあちゃんの家に行ったのに、おばあちゃんの様子すら見ていなかったことを。

うちの子ども達は、少なくとも2番目までは、相手の雰囲気に敏感な子ども達だった。特に相手が病気などで具合が悪そうだと、自分の事よりも先に相手のことを心配するようなところがジュンコにもユイマにもある。ところがぷみぷみはそういうことがない。最初から相手にあまり関心が無いのか。それとも上二人が普通じゃないだけで小学校に上がる前のコドモとしては、それが普通なのか。私にはわからない。

でも、ぷみぷみにも、もう少し相手の様子を観察する目、そして相手を気遣う心を持って欲しいなぁ。

今日、ぷみぷみにそのことを言ったときは、さすがに黙り込んでしまい、何か考え込んでいる様子だった。
気づいたときに指摘する。その繰り返しでだんだんにできるようになるだろうか。




■…2004年02月19日(木).......大きくなったよの会
今日はぷみぷみの保育園年度末恒例の行事「おおきくなったよの会」が開催された。

3歳クラスから5歳クラスの子供達が参加する、1年の集大成。最初は、この3クラス縦断で4グループに分けた各グループの出し物。ぷみぷみは最初のグループ「レーシングカーグループ」として登場!「指と指」「じゃんけん列車」などの遊びを見せてくれた。
各グループごとに遊び歌を披露してくれる。みんなかわいいいいいいいっ!!!!

さて、ぷみぷみのクラスはもちろんトリ。出し物は「番ネズミのヤカちゃん」ぷみぷみは子供のネズミ3。

「うんわかったよ!」というセリフや、「音をたてればすぐにどどさん一家にみつかってしまうものね!」とか「あ!バネがついてる!」とか「ふわふわ毛が生えてる!」などのセリフがありました。どれも大きく口をあけてとてもはっきり言えていました。ふだんは「ら」と「な」が全部[「la」音になってることが気になったりしていたのに、こうやって大勢の子供と比較するとぷみぷみのカツゼツはなかなか良いのだってことが分かる(超親バカ!)

子供達全員の合唱もとっても上手だった。

おとうさんは、あとで、こんなことを言っていた。
「私もおじいさんになってきたのか、子供の合唱聞くともうだめ。涙が出てしまう。そんなこと、ない?」

私はまだおばあさんじゃないので、ない、です!(笑)

午後は小学校の入学説明会。今日は、オールぷみぷみデイでした。



■…2004年02月17日(火).......お父さんの評価
今日お父さんがジュンコの卒制展を見に行った。
彼の感想は私とはほとんど正反対に近い。
彼は、とてもよく分かった、というのだ。
ジュンコと感性が似てるのかもしれないけどあなたより私の方が抽象画好きなのかもしれない、とも。

要するにおどろおどろしいモノを描きたかったんだろう。スーパーマリオ魔界帝国の女神という映画に出てきた粘菌みたいなヤツ、と言う。(確かにそうなのかも。)とても良いと思ったよ、技術は別として。

というのが彼の感想。よかったねぇ、ジュンコ、理解者がいて。自分のことを理解してくれる人だけに賞賛してほしい、と言っていたね。ま、賞賛まではいかないにせよ、かなり高い評価だよ。私は2年展で描いた絵の方が好きだけど、それに劣らない良い絵だというのがお父さんの評価でした。

ほおお。人が違えばここまで違うのか。自閉的と思ったのは単に私が理解できなかっただけにすぎないのか。ちょっとさびしい、が、仕方ない。




■…2004年02月16日(月).......ファイト一発
ジュンコとか、お父さんとか、言ってみれば世間様の基準からははずれてしまった人々が生きていくためには、例えば、大学というのは非常に良い「防護壁」になってくれる。

お父さんは相当変わっている。なにしろ、「なり」がすでにおかしい。いつもスウェットパンツみたいなものしかはかない。靴はスニーカー。革靴なんてはかない。Tシャツしか着ない。スリッパがキライで、ジュンコの中学に忘れ物を届けに行って裸足(若い頃は靴下もキライだった)で校内を歩いて教室まで行ったら、それを見たジュンコの同級生があれは誰だと騒いだとか。
でも、そんな変なヤツでもT大数学科に入れば、ああそうか、と皆が納得して(=あきらめて?)くれる。だってそこは普通じゃないからね。それに守られて今までも無事に生きてこられたのだ。

ジュンコも一般的な高校生とは随分かけ離れてしまった。妙なことばっかり考えているし、常識もあまりないから(私の躾が良かったので(ウソ)彼女はちゃんと常識も知っているはず。でも芸高に入ってからというもの、常識的に生きることを意識的に拒否しているようでもある。それは多分アーティストとして生きるという道を選択した者の矜持でもあるのだろう。)多分、私のような職に就くことは絶対にムリだと思う。もちろん、全然そんなことをしたいとは思っていないだろうけど。

「でも、そんなジュンコだってここで一発芸大に入れば、ああ、大したもんだったんだ、ってみんなが認めてくれるんだよ。」とお父さんは言う。

そうだよねぇと深く頷いてしまう。

しかし「ここで一発芸大に」ってあなた、ファイト一発じゃないんだからさぁ・・・




■…2004年02月15日(日).......わかってほしいけど
卒展を見に行った感想をジュンコに話すと、昨日書いたような反応だったわけだが、翌日更にこんな話になった。本当に分かってくれなくてもいいと思っているの?そうじゃないでしょう?という私の質問に対して。

分かってくれる人だけ分かってくれればいい。
でも簡単には分かってほしくないし、簡単にわかるようなダサいことはしたくない。
だけど本当は分かって欲しい、あああああ〜〜〜〜(悩ましげ)

と、こんな感じ。

まだまだ一皮も二皮もむけないとダメそうです。



■…2004年02月14日(土).......卒業制作展
東京都美術館に、都立芸術高校の卒制展を見に行った。

ジュンコの作品は、随分内向きな自閉的な作品になっていた。何というか、見る人へのサービスが足りないっつーか、それを拒否しているというか。
もしも表現したいものがあれば、それは誰かに伝えたいと思うことにはならないのか。あるいは、表現したいものが強くあれば、それは自ずと見る人に伝わってしまうものなのではないか、私はそんなふうに思っているのだが。ジュンコの絵、ジュンコ以外の生徒さんの絵も、多くが、他人の理解を拒否し、ひたすら自分の中にこもっているように感じられた。(もちろんそうでない絵もあったが)

予備校から帰宅したジュンコに正直にそのことを伝えると、だからいやなんだよ。会期が7日間でほんとに良かった。早くひっこめたい、と言っていた。そのときは、いいような気がしていたけど、ああやって展示されると全然だめだ、ってことがよく分かる、とも。
そうか、自分でも分かっていたのか。(そりゃ、そうだよね。当たり前だ。)

2年前、つまりジュンコが入った年の3年生っていうのがすごかった。先生方も10年に一度の3年生だったのだ、と言っているそうだが、その3年生の卒展は圧倒されたね。もちろん、入ったばかりでこちらもウブ、じゃなくて、慣れていなかったので、余計にびっくりしてしまったのかもしれないが、力のある作品が多かった。これはいいねぇ、と絵の前にしばらく立ちつくすような作品やら、これは一体・・・としげしげと眺めてしまう彫刻作品があった。高校生とは思えぬ完成度の高さだった。

3年たってこちらの見る目が厳しくなったのかな。それともやっぱり今年の子達は「ひきこもり」傾向があるのかな。他の人の感想が聞いてみたい。(お父さんは来週帰京し、見に行く予定。さて彼の感想は如何に?)

(お父さんの感想はこちらにあります)



■…2004年02月11日(水).......山歩き
お父さんに誘われて、ジュンコ以外の5人で、仏子へハイキングへ出かけた。山歩きの意外な効用、それは運動不足の大人の健康に良いということ。最近お母さんが胃が痛い〜とか調子悪い〜とぼやいているので(自律神経もちょっとおかしい??)とにかく歩こう!ということになり、でも本格的な山というのも大変なので、仏子のハイキングコースをお父さんが選ぶ。

仏子の駅についたのはちょうどお昼。目の前に「やまなかカフェ」という良さそうなお店があったので早速入ってランチ。軟弱な一行だ。でもランチはとても充実していておいしかった。

さて、仏子から桜山展望台目指して尾根を歩く。でも妙に舗装してあるのでちょっとざんねん。やっぱり土の道の方が膝にも良いのだが。。。
でも途中で「あけぼの子供の森公園」という面白そうな公園があったので、展望台には行かず、右折。
公園に行ってしばらく遊んでかえってきた。

その公園、ムーミンの世界を意識して作ったとかで、ムーミン屋敷なんていう面白い建物がある。そこに入った3人の子供ら。全然出てこない。中にどんな面白いものがあるんだろうねぇ、とお父さんと二人待つこと約30分。やっと出てきたノイノイが私の手を引いてムーミンのアシキもいっかい行こう!と道案内。ぷみぷみも「すっごく面白かったよ。何か、感動するみたい!」と言っている。何が感動するんだ?と入ってみると、要するに迷路みたいになっている建物なんだな。階段を上っていくと小さな窓辺に小さなベッドがおいてあったり、いたるところに穴があってもぐりこめたり、螺旋状に階段を上がっててっぺんまでいくと、小さな窓から公園を見渡せたり。特に何か仕掛けがあるというわけではないのに、これはなかなか楽しいかも。ということで、大人も結構楽しんだ。

次回は梅見でも行きたいね>子供達



■…2004年02月10日(火).......Z会
いろいろと考えるところがあって、ぷみぷみの公文はもう終わりにして、小学校に上がったら、Z会の通信教育をやることにした。

Z会の通信講座は、小学校4年生以上のものはあったが、小学校1年生は今年4月からスタートするのだ。順次来年度は2年生、再来年度は3年生と増やしていくらしい。

実は初モノに弱い私。

ユイマがうまれたときには、福音館の赤ちゃん向け絵本「こどものとも0.1.2」がスタートしたから早速購読。ジュンコが小学校に上がるときは、同じく福音館書店から小学生向け雑誌「大きなポケット」創刊。もちろん購読して、これは3年くらいとり続けたかな。面白い雑誌だった。

さて、ぷみぷみである。

お父さんは、ジュンコ、ユイマまでは良く面倒を見るが、なぜかぷみぷみ以下二人は「オレハイイヨ」と最初からつきあう気がないようだ。確かにぷみぷみは、ジュンコやユイマと違って、いわゆる『“お姫様大好き、色はピンクよ、赤毛のアン大好きだわ”女の子文化』の正当な後継者で、目先のことにしか関心がなく、人の話を聞かず、理科的な探求心に欠ける。だが、うちの子供らの中では一番しっかりしていて、世の中に出ていってもきっとあの子なら大丈夫、やっていけるよ、という何かを持っている。

だから余計にお父さんはぷみぷみはいいよ、ってことになる。

でも、ぷみぷみは、頭もいいし要領もいいし、器用だし、しかも結構勤勉だから、公文をやらせても案外きちんとこなしてしまう。こんな短期間に、右手であんなに上手に字が書けるようになったもの。

だが、考えが浅いところがあるので、このまま人任せにして公文をずっとやらせておくと、何も考えない、反射人間になってしまうのでは・・・そんな危惧をいつからか抱くようになった。

そこへZ会、小学校1年生コース4月開講の情報が・・・。早速資料請求。勿論、ほかにも、ベネッセやら四谷大塚やら、進研ゼミやらも一緒に請求して比較した。でもね、Z会が気に入っちゃったんだな。後発だからこそ、公文でもなく、ベネッセのチャレンジ1年生でもなく、勿論四谷大塚でもない路線を追求している姿勢に、つい、反体制の血が騒ぎ・・・(笑)。それでも、1カ月は考えた。なにしろ、親が子供の勉強につきあってやらなくちゃいけないのだから。
果たして私にできるのか。

そして、このあいだ、2月16日までに入会すれば、入会金がタダ、ということに気づき、えいやっとネットで申し込んでしまったのだ。ええい、できるかどうかじゃない!やるんだ!と。
そしてその教材の第一弾が届いた。中は入会のプレゼントと、請求書が入っていた。教材本体は3月末に届くらしい。ぷみぷみもやる気になっているし。ユイマは、公文に入ったときは何ももらえなかったと口をとがらしていたけど。・・・・ 楽しみだ。がんばろう。

子供らが寝た後、私がさっさとZ会の箱を開けたら、横で見ていたお父さん「なんだ開けちゃったの?ぷみぷみに開けさせなくちゃだめなんじゃない。俺開けたいの我慢してたのに。・・・面白そう。俺がやりたい」なんてほざく。だったらちょっとはぷみぷみの勉強もみてやってくれ〜!>norip



■…2004年02月09日(月).......お父さんの誕生日のノイノイ
今日はお父さんの誕生日。一昨日、土曜日の夜に、急に帰ってきたお父さん、お誕生日には帰れないかと思っていたけど間に合って良かったね。誕生日当日は京都出張。夜帰ってくるというのでケーキを用意して待っていた。

今日はお父さんの誕生日なんだよ、とノイノイに教えると、ノイノイ至って不満そうに「ノイノイの誕生日なんだよ〜」と口をとがらせる。ぷみぷみやユイマが寄ってたかって(?)「お父さんの誕生日なんだよ!」と教えても「ノイノイの〜」とベソをかかんばかり。

でも、ケーキを出し、ろうそく(お母さんが間違えて7号サイズでなく6号サイズのケーキを買ったので44本立てるのは不可能!悔しいけど、大きいの4本、小さいの4本で我慢した!)を立てる頃からだんだんとその気になってきて「お父しゃんお誕生日〜」と言い始める。

ろうそくに火をつけて、電気を消すと、ほぉ〜っとため息をつくノイノイ。誕生日のお祝いの歌を歌う間もなくお父さんがふぅ〜っと吹き消してしまったので、なんだか一瞬の出来事のよう。ろうそくが消えて真っ暗になった部屋でしばらく息をのんで沈黙していました。

急にろうそくが消えちゃってびっくりしたのかな?

ところでケーキは、苺ばかり食べてました。最近わかってきたことだが、ノイノイもお父さんに似て、甘いモノはそれほど好きでは無さそう。食べたい「気持ち」だけで、実際に甘いモノ(たとえばチョコクッキーとかクリームパンとか)をあげても全部食べきれないんだもの。早く、気持ちが実態に合うようになってほしい。



■…2004年02月08日(日).......機嫌が良い
ジュンコは朝9時〜夜9時までほとんど絵ばかり描く生活を送っている。今日は素描で気に入った作品ができたようで、珍しく家に戻るなり、ほらほら〜と見せてくれた。

日清のカップヌードル。

背景は淡すぎて、‘お前これ手抜きじゃん?’な雰囲気ながら(そこはまだまだ修行の余地あり。淡いけど手抜きじゃないというふうに描けなくちゃダメ)カップヌードルはほぼ画面中央に浮き上がるように存在を主張している。

確か、このカップヌードルを持って帰ってきた日は、「今日はお夜食があるのよ〜」と嬉しそうだったな。聞くと、カップヌードルのふたをあけて中がみえるような構図にしている子が多い中、ジュンコは、だって開けちゃったらあとで食べられないじゃん!と敢えて開けずにその姿を素描したらしい。

描いたら絶対あとで食べるんだ、という決意と期待を一身に集めたカップヌードル。

カップヌードルなんて食べたことがほとんどないジュンコ、「珍しい〜おいしいー最近こういうのもおいしくなったよね〜」と食べてました。保存料・着色料抜きになっただけでも昔よりおいしくなったのだな。

毎日毎日絵だけ描いていれば良い生活。うまくいかないこともあるけど、結構機嫌が良くなってきた、と申しておりました。

長年の経験に裏打ちされた美大向け予備校のノウハウはやはり大したものだ。受験生を追い込みつつ、ナチュラルハイな状態に持っていく。



■…2004年02月07日(土).......初めての電話
今日ぷみぷみが初めてお友達に電話をした。保育園で同じ組のNちゃんと今日遊ぶ約束をしていた、というのだが、時間がはっきりしない。

午前中は耳鼻科のD先生のところ、実家のおばあちゃんのところなど寄って帰ってきたらもうお昼。お留守番をしていたユイマ君が、Nちゃんからの電話を受けていた。

早速、今度はぷみぷみが電話することに。

ユイマは自分が最初に電話を取ったからか、こうやってかけるんだよ、とつきっきりで教えている。「ぷみぷみです。Nちゃんいますか?って聞くのよ。」と私も声をかける。

ぷみぷみ、勢いに乗って、先方が出たとたん「Nちゃんいますか?」と言ってる。「自分の名前!」と私が小声で言うと「ぷみぷみです!」と大急ぎで付け足している。

すぐNちゃんが出たようで、めでたく待ち合わせの時間が確定。

お昼を食べ終わると、ユイマも一緒に遊びに出かけていった。

実は暮れにも、Nちゃんに年賀状出したいけど住所が分からない、というので、何度か電話にはトライしていたのだ。そのときは残念ながらNちゃんのお宅が留守でつながらなかったが、呼び出し音を聞きながら「やっぱりお母さん、出てよ〜」なんてウジウジしていたのに、今日は全然私を頼らずさっさとかけてしまったなぁ。練習の成果、あった?




■…2004年02月05日(木).......子沢山同士
今日仕事場で会った人は、15歳から7歳までの子供が6人いる人だった。縁あって会社に来てもらうことになったのだが、あらかじめホームページを見ていたので、6人の子供がいることは分かっていた。が、直接会って聞いてびっくり。彼は敬虔なクリスチャンで(それも分かっていたことだが)、子供を一人も学校にやらず、自ら主宰(?)する「ホームスクール」で、子供達を教えているというのだ。聖書を中心に据えた「学び」(クリスチャン用語かな、これは)を実践しているのだ。「あの、読み書きそろばんも、ですか?」という私のきわめて失礼な質問にも、にっこりと「そうです」と答える。

ホームページのリンクをたどっていけば書いてあります、と言っていたので、彼が帰った後早速HPの中をくまなく探す。すると、あったあった。ホームスクール「御国義塾」すご〜〜い。そして何と子供達一人一人のページがあり、お子さんたちがそれぞれ自分で書いたり編集したりしているのだ。確か一人一台パソコンを与えている、と言っていたな。うちも同じ考えだけどさ。(張り合ってどーする?(^◇^;))2番目のお子さんだろうか、英語で書いている。英語の教育もきっちりやってるのだな。

同じ仕事でも人が違えば結果が全然違ったりする、という例に、「子供見ていてもわかりますよね。四角い紙を折ることを教えているのにうまく折れない子、教える前からきちっと四隅を合わせて折れる子、本当に色々ですよね。」などなど、子育て談義も仕事話の合間に入る。

沢山(とりあえず、3人以上ってことにしておこうか)子供がいることの有り難いところは、同じ親から生まれてもこれほど違う人間なのだ、ということが分かること、があると思う。特に母親は正に身をもって(笑)悟るのだな。(みんなアタシが産んだ子だよ、勘弁してくれよ〜〜と思わずにはいられない日々( ̄▽ ̄;))

それにしても、彼の子供達は普通の学校に行きたがったりしないのかな。ホームページを見る限り、そんな雰囲気はみじんも感じられないところを見ると、最初からそうだからそんなもんだ、と思っているのかな。でも同年代の、学校でしか作り得ない友人関係や、運動会、学芸会といった行事・・・この6人の子供達が、そういったことを体験する機会を奪ってしまうことについてはどう思ってるんだろうな。そこまでしてでも教育したいこと(聖書)なのか、あるいは公教育への不信なのか。私はクリスチャンでもないし、今日一度だけ会って2時間ほど話をしただけで分かるはずもないことだが、世の中には不登校で悩む親御さんがいる一方、最初から学校に子供をやらずに家で勉強を教える親もいるのだということを今日は学んだよ。



■…2004年02月03日(火).......節分の日に
今日は節分だ。保育園ではお決まりの豆まきだ。年長さんの子供達が手作りした鬼のお面(今年は大きい袋を鬼の形にしてかぶる)をかぶって小さい子達の部屋に行ったそうだ。ノイノイはそれだけでも大泣きしたらしい。そして大人の青鬼と赤鬼の登場!今度はぷみぷみも泣いてしまったそうだ。姉妹揃って泣いてたわね〜と先生が仰っていたけれど、見てみたかった。

鬼が相当に怖かったのだろう。今日のノイノイは帰り道もどこか怖そうにしていて大人しい。家に帰ってから、ユイマがぷみぷみの作ったお面をかぶって鬼の役をやってくれたのだが、かぶったとたん、必死の形相でいやがって泣くノイノイ!ユイマは調子に乗って、剣神ドラゴンクエストについていた剣まで振り回す。ほら、鬼は外〜って豆をぶつけるんだよ!と豆を持たせると必死になって豆を投げていました。鬼が怖いのに、あまりに必死に豆を投げるものだから、もうたたかんばかりに近づいて!(大笑い!)

そして、鬼のユイマが「あ〜〜〜」と退散したら、ものすごくほっとした顔になりました。

そのあと、年の数だけ豆を食べましたが、ノイノイは当然2つ以上沢山食べていました。


* * * * * * * *


ジュンコは月曜日からフルタイム!の予備校通いを始めたが、初日、朝9時から始まるということは、9時から描き始めることだ!8時半に来い!と言われたそうで、今日は珍しく7時半に家を出ていった。学校ではさんざん遅刻指導やら何やら遅刻については指摘され続けてきたのに、予備校の先生の鶴の一声で翌日から時間通りに行くって一体??学校をなめていたってことか??
でも、そういう私も何となくぴしっとして、朝早く起きて弁当を詰めてやったりしている。母も同じか?(笑)



■…2004年02月02日(月).......耳鼻科へ
今日はぷみぷみはピアノの日。5時にピアノ教室のT先生が保育園まで迎えに来てくれてそのまま先生のお宅に行き、レッスン。私がノイノイを連れて帰るまで預かってくださるのだ。ところが、今日、ノイノイを迎えに行くと、そこにT先生とぷみぷみがいるではないか。びっくりして部屋に入ると、先生が息せき切ったように「ぷみぷみちゃん、中耳炎よ!K耳鼻科が7時までだから今から行けば間に合うと思って、お母さんがうちに寄ってる暇は無いと思って連れて来ちゃったのよ!」と仰る。ありがたいことだ。

ぷみぷみは、痛いよお痛いよお、とベソをかいている。半分は甘えて泣いているような感じだったけれど。

我が家は今の家に引っ越す前は駅の北口近くにあるD耳鼻科をかかりつけとしていた。だから今でも月に1〜2度はD先生のところに行っては耳を見てもらったり鼻を見てもらったりしてきた。(ぷみぷみもユイマも風邪をひくと耳に来る質なので。)しかし、D耳鼻科は午後6時まで。仕方がないので、ピアノの先生のお薦めのとおり、K耳鼻科に行くことにした。(あんなに泣かなければ行かずに済ませたんだけどなぁ・・・)

K先生の診立て。耳は中耳炎。鼻はかなり以前からのアレルギーが疑われ、もう蓄膿症になっている。というもの。

耳はまだしも、蓄膿症なんて診断はD先生から下されたことは一度もないぞ・・・?!

しかも、お薬の量が半端じゃない。5種類の薬が出たのだ。フロモックス小児用細粒、アスベリンドライシロップ、ペリアクチン100倍散、ムコダインDS、カロナール細粒。

K耳鼻科は院長が父親(大先生)、息子が副院長(若先生)をやっている。2年半前、こちらに越してきたとき、やはりぷみぷみが中耳炎っぽくなり、近所だからという理由で行ってみた。当時は自宅で開業していて息子はどこか別のところに勤務していたらしい。しかしその大先生ときたら、すぐに母親を叱る(中耳炎にしたのは母親の責任。こんなになるまで放っておくのは異常)。そして、すぐにこれは切開しなきゃだめだ切開切開!という(そう言って脅かしてるのかな)。
すっかりイヤになって、遠いけれどまたD先生のところに通うことにしたのだった。

D先生の治療は、言ってみれば、消極的治療である。薬の力を借りて何とかしようとか、切ってなんとかしようとかは絶対しない。たいてい耳の場合はガーゼに黄色い薬をつけて詰めるだけ。それを続けるうちに、耳の腫れが引いてくるので、それでよしとした。アレルギーに関しても、疑いはあるけれど、例えばパッチテストのようなものをして、原因を追及したとして、それがどれほど意味があるか、という態度だった。むしろ、アレルギーの鼻やノドとどう折り合いをつけて生活していくか、と言うことの方を大事にしていた。

一方、K耳鼻科は、昨年、通りに面した便利な場所に移転し、とてもきれいな大きい建物になった。薬が多いのは、そのせいか、とつい疑いたくなってしまう。

さて、明後日も来るように、と言われたが、行こうか、どうしようか。



■…2004年02月01日(日).......お駄賃
またまた取り込んだ洗濯物が山になった。(毎度毎度恥ずかしい我が家の実態。)ユイマとぷみぷみに、タオルだけでもいいから片付けてくれ(保育園でノイノイ、ぷみぷみ合わせて毎日9枚のタオルを使うので洗濯量ははんぱじゃない)と頼むと、二人とも「え〜っ!?」とイヤそうな顔。

じゃ、100円お駄賃上げる、と言ってみたら、ユイマいきなり顔が変わって目がキラキラ!
「ぷみぷみ、お駄賃100円くれるって、やろうぜぃ!!」と立ち上がり、鼻歌唄いながら片付け作業を開始した。

全く現金なヤツとはこのことよ。しかしこれで勢いに乗って自分の衣類まで仕事をしてくれることを期待しつつ、階段を下りる母であった(甘い?)。

さてどうなることでありましょうか。

一方ジュンコは、明日から入試前日まで朝9時〜夜9時までの予備校生活となる。12時間も絵を描き続けるのか、いや、もちろんお昼休みとかはあるだろうが。夕食はどうするんだ?お弁当は二つ用意するのか?そんなことを心配している私。
1カ月以上絵だけの生活になると、かなりうまくなるね、と励ましのつもりで言うと「他の人もね」といやにクールだ。そのジュンコ今日はそのアトリエづくりとかで夕方から予備校に出かけていった。



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