良い子 ワルい子 かわいい子
〜〜ぱるたの子育て日記〜〜



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■…2004年03月31日(水).......年度末
今日でぷみぷみは保育園最後。
保育園に迎えに行くと、卒園する子供とその親たちと担任の先生、お別れしあうお友達、そして異動になる先生などで、ごった返していました。

うちはまだノイノイが保育園児なので今日でホントの最後というわけではないので、お別れも半分くらい。
ぷみぷみもまた遊びに来れば良いという感じでさっぱりしたものだった。

明日からは保育園の送り迎えはノイノイ一人だけ。ぷみぷみにはお弁当を持たせて学童へ通わせる。さしあたって、初日の明日は兄のユイマに送らせるかな?



■…2004年03月30日(火).......迷うジュンコとセロトニン
4月からの浪人生活に向けて、予備校をどうするのか、どんな生活をしていくのか、未だに迷っているジュンコ。これからかかる費用にも関わる問題なのでホントは早くはっきりしてほしい。
子供らが寝静まった10時過ぎ、ジュンコがお父さんと話しをする。

最初は予備校の昼間部(朝9時から4時まで。月曜から土曜日の毎日絵を描く生活。学生としての身分が保証され学割がきく)にやっぱり行きたい、と言っていたのに、話していると二転三転。やっぱり夜間(夕方5時〜8時。月曜から土曜日の毎晩絵を描く生活。昼間はバイト&自由時間)の方がいいと言ってみたり。でも入ることが目的なんじゃなくて、入ってからどうするか、ってことも考えなくちゃいけないし、そうするとホントにG大に入りたいのかも分からなくなってくる、、、なんて言い出したり。話せば話すほど混迷の度合いが濃くなるふうでもあって。。。。

昼間部に行くとなると、年間で80万円弱。2分割払いができるがそれにしても前期で40万円近く支払わねばならない。夜間部だと、50万くらいなので、前期で25万円ほど。お金のことを気にしているふうでもあり、さぼりたい気持ちがあるようでもあり、話を聞いているとあまりにももどかしく(私はお父さんほど忍耐強くないので)結論が出たら聞かせてくれ、と言い置いて私はさっさと退散、お風呂に入ってしまった。

で、結論。とにかく前半に集中するつもりで昼間部に通ってひたすら突っ走る。後半は出たとこ勝負。息切れしたら夜間にするし、そのまま勢いに乗って昼間のままでも良し。お金のこと(自分のお小遣い)はあきらめて、無駄遣いするなと言われても仕方ないからお母さんからもらいなさい。

余計なことは考えず、前半わき目もふらず走る、というところで、何とか気持ちに折り合いをつけたようだ。

さて、親は金策。金利が安いので借りる、という手もあるが、借金は借金。いつかは返さなくちゃいけない。結局、私の生命保険を1本解約して解約返還金を充てることにした。以前の私ならお金が足りないだけで胃が痛くなったものだが、最近はパキシル様のおかげですっかり太っ腹に。ま、なんとかなるっしょ、今までだってやってこられたんだから!

恐るべし、セロトニンの威力。



■…2004年03月29日(月).......泣いたぷみぷみ
泣いた赤鬼みたいなタイトルだけれど。ピアノ教室での出来事。

今日ピアノの先生のところにぷみぷみを迎えに行くと、ぷみぷみがさめざめと泣いていました。
また先生に叱られたのかな?と思ったけれど、様子が違う。(ピアノの先生は結構キビシイ先生だ。でも、言いたいことをバシバシ言ってくれて、親とは違った指導をしてもらえて、ぷみぷみにとっては、なかなか得難い先生だと私は思ってるのだ・・・)

先生が、ほらお母さんが来たからお母さんにはちゃんとお話できるでしょ?今日あったこと、話してご覧、とおっしゃるのに、しゃくり上げるばかりで全然話せない。

仕方がないから、膝の上に抱っこして背中をさすってやる。約10分(ほどに感じられた。長いよ)

お母さんに抱っこされて初めて少しだけ話し始めた。「迷っちゃったの」

「あら、迷ったの?だからできなかったの?」と先生。

どうやら、2週間のお休みの間に1〜2度しか練習しておらず、先生に「これを歌って弾いてごらんなさい」と言われたとたん、ぷみぷみの頭の中は、

練習していない→きっとうまく弾けない→怒られる→弾きたくない→でもどうしたらいいかわからない→ダンマリ→べそかき→さめざめ泣き

となったらしいのだ。

ぷみぷみちゃんね、あんまり完璧主義なのは疲れちゃうのよ。それにうまく弾けないのがイヤだったら練習すればいいの!練習していなかったらごめんなさい、でいいの。そのことを先生は怒ったりしないのよ、それで、できなくても今ここで(先生のところで)弾けば、またそれが練習になるの!そのためにいるのよ、先生は!

と、ずっとダンマリを決め込まれて困り切っていたらしい先生が、堰を切ったようにぷみぷみにたたみかける。

私の膝の上でしゃくりあげながら、頷くぷみぷみ。ぷみぷみ泣いちゃった、と心配そうに(こんな状況になると、決して「膝の上は自分の指定席だ〜」などとは主張せず・・・エライ)ノイノイがのぞき込む。

先生としては、今日で保育園(幼稚園)生としてのおけいこは終わり、今度の日曜日に親を招いてこのクラスでマスターした10曲を披露する会を持とうと思っていらしたらしい。とにかく日曜日までに10曲を練習するのよ、と念押しされてやっと泣きやんだのであった。

しかしなぁ、ジュンコもユイマも、そしてぷみぷみまで、ある意味完璧主義のええカッコしぃだったなんて。

家に帰ってnoripに話をすると「俺の遺伝かも、あなたはそういうことなかった?」と聞くので、「私?私は、そんな状況になったら、何とかその場を切り抜けようとしてうまくごまかすことだけ考えちゃう!」と答えると、「ふーん。全然違うんだ。じゃ、やっぱり俺の遺伝だ」だって(__;)



■…2004年03月27日(土).......ランドセル購入!
ぷみぷみのランドセル、ジュンコのお下がりは「ヤダ!」と却下されてしまったので、やっと今日買いに行った。3月も末になるとランドセルももう売り場は縮小されているし、品物も残り少なくなっている。でもだから却って選ぶのが楽だった。だって、色は「ピンク」と決まっていたので、2種類しかのこっていなかったんだもの。

高い方と安い方(といっても定価で4万か3万6千の違い)のどちらか。実際に背負ってみると、安い方が背中にフィットする具合がよさそう。定価の3割引だったので、税込み26460円。

この際だから、備忘録として、今まで準備した入学用品をメモしておこう。

体操着、校帽(学校指定)        6460円
給食用のナプキン、袋(工賃込み)    5158円
上履きいれ                714円
文房具(筆箱、消しゴム、クレパス、ネームペン、のり、はさみ、小さいセロテープ、折り紙、キャップ、下敷き、色鉛筆など)        3551円

これ以外に多分学童用の傘とか、手提げの類、ハンカチなどもうちょっと必要かも。



■…2004年03月26日(金).......チャレンジ5年生〜子育て費用
一度でもサボったり遅れたりしたら、すぐにやめさせる、という約束で始めたユイマのチャレンジ5年生。今日お父さんが帰ってきてチェックすると、添削用の課題だけやっていて、ふだんおさらいするワークブックは手つかずだったことが判明。なんだ、これじゃダメじゃん!と言われて、だってボクわからなかったんだもん!と言いつつも、やめさせられたら大変、と、俄然頑張ったらしい。朝ご飯が終わった後自分の机でお昼過ぎまで、ずっとやっていたそうだ。

どうしてそんなに頑張るのかしら。ものがもらえるから??

新5年生のスタート時についていた付録は、ゲームボーイみたいなマシン、漢字計算パーフェクトマスター。算数や国語の問題が色々入っていて、ボタンで操作しては問題を解く遊びができるもの。ゲーム好きのユイマにはちょうどぴったりの付録だ。実はこれ欲しさにチャレンジを申し込んだらしいのだ。

でもねぇ、ユイマ君、塾で月15000円、プールで月6300円、そしてチャレンジ5年生で月5046円。ちょっとお金かかり過ぎじゃないのかなぁ・・・。
ちなみに。
ぷみぷみは、1ヶ月に、ピアノ5000円、Z会4800円、学童クラブ5500円。
ジュンコの予備校の費用(月に直すと49500円)
そして、ノイノイの保育料が4万円。

ああ、教育費&子育て費、まだまだずっとかかります。がんばろう・・・



■…2004年03月23日(火).......高校卒業
今日はジュンコの高校卒業式だった。音楽科37人、美術科43人、総勢80人の卒業生一人一人に卒業証書が授与された。かぶりもので仮装?している男の子、空手部の子は証書を授与された後、空手で板を割るパフォーマンスも。音楽科の方では、舞台でバレリーナが挨拶するように挨拶する子がいたりして、見ていてとても楽しい証書授与式だった。

式が終わってお昼からは場所を移して卒業を祝う会(謝恩会)が開催された。先生方からの御祝いの言葉、生徒たちの歌、これはさすがに音楽科の生徒さんたちは上手だった〜

普通の高校生とは全然違った顔をしている芸高生たち。表現者として鍛えられた3年間で、顔つきが大人だ。悩みはものすごく多そうだけど、でも精神的には、同じ年頃の子供たちと比べると自立しているように見える。だからかな?みんな、とてもきれい、すごくきれい。で、かわいげがある。見ていて飽きない。

ジュンコが中学を卒業したときは、おお、これで子育て終わった!と思った。高校を卒業したらどんな風に感じるかなぁと思っていたけれど、なんだか随分、遠くに行ってしまったなぁというのが正直なところ。
絵を志した時点からそうだったんだけど・・・・。

しかし。
ついこのあいだ、ノイノイみたいだったのに。ついこのあいだまでぷみぷみみたいだったのに。ついついこのあいだまではユイマみたいだったのに。いつの間にかもう大人だよ。



■…2004年03月21日(日).......絵の勉強をしているということ
球体関節人形展を一人で見に行ったジュンコの感想を聞く。本当はイノセンスを見て以来、私も行きたかったのだが、やはり二日連続で子供3人の留守番というわけにもいかず、ジュンコが一人で行ったのだ。

曰く。何のための人形なのか。人形で何を表現するのか。良いと思った作品は確かにあったけれど、半分以上は、そのあたりが食い足りない作品だった。人形と言えば、人の形をしていて、髪の毛がついている。そこが彫刻と違うところ。彫刻でなく、あえて人形を選んでいるのならば、人形としての表現があるのだろうけれど、そこがまた難しいところだね。人形が好き、というだけでは、ダメだと思う。

言葉通りに再現できてはいないと思うが、おおむねそんなことを言っていた。アートと趣味あるいは職人芸との違いってところかね?と私が聞くと、そんなことになるかな?“人はなぜこうも自分の似姿を作りたがるのか”(注:イノセンス中のセリフ)、まさにあれだよ、との答え。
ちなみに、四谷シモンは別格だったそうだ。まず素材が全然違っている。紙を使ったりしている。筋肉の表現に紙を何層にも重ねていて、おお!と思わせるものがある。とのこと。

なるほど、芸術を志す者、芸術には敏感かつ厳しいのだな。

夕食時、ぷみぷみがジュンコに「ジュンコは何色が好き?」と聞く。ものすごく答えにくそうにしているのに、ぷみぷみはお構いなしだ。困ったあげく「カドミウムブルーが今は好きです」と答えると、ぷみぷみ、「アカ、とかシロとかキイロとかそういう色でどれが好きなの?」と人の話を全然聞かずに、質問を繰り返し「シロは好き?」と食い下がる。なので、またジュンコが困って、「う〜〜ん、シルバーチタニウムホワイトは好きだけどね」とまた難しいことを言う。ぷみぷみは全然納得していない。

すると、ジュンコは「ぷみぷみも色の勉強をすると分かると思うけど、好きな色、って決めちゃうと面白くないの。その時々にあった好きな色、っていうんなら分かるけど、どの色が好き?って聞かれても答えられないの。ぷみぷみが好きな色は何色ですか?ピンクが好きなの?」と逆に質問する。とぷみぷみ嬉しそうに、「うん!」と答える。

じゃあね、ピンクは何色と何色から出来ているか分かる?

う〜〜んわかんない。えーっと水色と黄色かな?

ピンクにも色々あるのよ。濃いピンクから薄いピンクまで・・・・ピンクが好きなら色んな種類のピンクを好きになって下さい。

するとぷみぷみ、身近なピンクのものを探してきては「こんなピンクも、あんなピンクも・・・・」嬉しそうだ。

絵を勉強している姉から、ぷみぷみも何か学んでくれただろうか。



■…2004年03月20日(土).......お買い物
三寒四温。今日は昼前からみぞれ混じりの雨。さむ〜〜い。そんな中、ジュンコの卒業式用の洋服と靴を買いに、池袋に出かけた。池袋にめぼしいものが無ければ、新宿か原宿に行くつもりだったのだが、何とか池袋パルコで好みに合ったワンピースをゲット。サマーバケイショ〜〜ンな感じのお洋服。靴もそれに合わせて選んだら、やっぱりビーチサンダル〜みたいなサンダルになった。

何かパーティでも?と聞かれ、卒業式なんですよ、と答えると、お洋服売り場の店員さんが、ちょっとびっくりしたような顔で「自由な学校で良いですね。そういう学校もあるんですね」と言う。
本当はどう答えて良いのか分からなかったに違いない。
だって、買ったお洋服って、高校の卒業式のイメージとはかけ離れているデザインなんですもの。

芸術系の高校ならでは、でしょう。本当は手作りしたかった気持ちもあるようだが、手作りは昨年秋の文化祭で終了。あそこでけじめをつけた、あれが正にトリだった、って思えばいいじゃない、とジュンコには伝えておいた。

しかしなぁあのワンピース、ホント、かわいいなぁ。サンダルも良く合ってるし。うん。かわいい。



■…2004年03月17日(水).......卒園式
今日はぷみぷみの卒園式だった。朝早くから行きつけの美容室に行き、ぷみぷみの髪のセット、例のコサージュを使ったアレンジをしてもらう。せっかくお母さんとお揃いのコサージュだもの、かわいくつけたいものね。

さて、卒園式、一部は証書の授与、歌など。保育証書を一人ずついただくと、その証書をもって保護者席の前にたち、保育園で一番楽しかったことを発表する。雑巾がけが楽しかった、という子供や、赤ちゃんと遊べたことです!と言う子もいて、個々の子供の個性が出ていてとても面白かった。ちなみに、ぷみぷみは、「園庭で沢山遊んだことです」

二部は、「ゆり組のおもいで」と題して、子供たちがこの一年間の様子を絵にして発表。春の想い出から始まって、夏、秋、冬、続くのだが、合間に歌がはさまれ、それがまたとても元気で上手。ぷみぷみは冬のパーツで、豆まきのときの様子を発表した。親の欲目かも知れないが、25人の中では一番セリフが上手だったのではないか。発音がはっきりしていて、ちょうど良いスピードで、声もほど良く大きく、しっかりとお話できていた。棒読み、というのでもなく、感情も適度に入っていて、感心してしまった。さすが、ふだんからノイノイの絵本を読んで聞かせたり、お姫さまごっこをしてお芝居のおけいこをしているものね(相当親バカです)

二部の最後には、下のクラスの子供たちが担任の先生に連れられて入場。二つ下のクラスの子供たちは歌のプレゼント。三つ下の子供たちは、お姉さん、お兄さんと握手。そして、四つ下、つまりノイノイのクラスの子供たちはとにかくわやわやと入ってきて、あっけにとられて立ちつくす、と言う感じ。ノイノイたちにも握手をして欲しかったなぁ〜。

いつも思うのだが、保育園の行事って、手作りで暖かい。今日の卒園式も、淡々と子供たちの生き生きとした様子、成長した様子(下のクラスの子供たちの入場で、何が感動するって、あんなに小さかったのに、こんなに立派に大きくなって!とはっきりと実感できるのだ!)を親に見せてくれて、本当に満足した。

ちなみに、今日の午後、保育を頼んだのは我が家だけ。あとの24人はみな帰宅したそうだ。親はまるまる一日休暇を取ったのね!うらやまし〜!



■…2004年03月14日(日).......新一年生のスペースづくり
今日はユイマの部屋を片付けて、おもちゃ箱2個を撤去、移動。納戸から私のドレッサーを出してきて、ぷみぷみの勉強机として、空いたスペースに配置してみた。

このドレッサーは、鏡が上にのっているが、その鏡を取り去れば、結構使いよい小さなデスクになるのだ。ジュンコが一年生になったときもしばらく、この机を勉強机として使っていたものだ。

対の椅子も座布団をつけてセットすると、ユイマの机、ぷみぷみの机と並んで、なかなか良い雰囲気ではないか!
ぷみぷみはきれい好きで整理整頓が得意だから、ユイマも感化されて少しはきれいにするようになるだろう。そして、ぷみぷみは勤勉だから、きっとユイマも影響を受けて勉強に励むようになるだろう。
私は勝手な想像をしてニヤニヤしてしまった。

ま、最近のユイマは、チャレンジ5年生が届いてから、ものすごく意欲的になり、一人で課題をこなし、学校の復習テストも次々と100点を取ってきたりしている。なので、ユイマには、ぷみぷみの良いお手本になってね、と言っておいた。

さて、自分の机ができたぷみぷみ、とっても喜んで、早速公文を持ってきて5枚もやりました。

午後にユイマ、ぷみぷみ二人を連れて美容室へ髪カットへ。ぷみぷみは卒園式につける髪飾りを持参して、どんなふうにつければいいかアドバイスをお願いした。すると、私では思いつかないようなアレンジをしてくれて、結局、当日朝早く、美容室に来てください。お母さんにやっていただくのも良いのですが、きっとお母さんも準備などで大変でしょうから!と言ってくれたので、水曜日、朝9時前に予約を入れて帰ってきた。すっかり女の子らしく髪の毛をアレンジしてもらったぷみぷみ。歩く姿もすっかり変わっちゃって!女優だね!



■…2004年03月13日(土).......利用する
今日はぷみぷみの学童入会説明会。ユイマが通っていたころとスタッフに変わりがなかった。ユイマはこの指導員お二人と合わなくて2年生で学童をやめてしまったけれど、ぷみぷみはユイマとは違う人だからきっとうまくやっていけることだろう。いけなかったらさっさとやめれば良い。

ジュンコのころは、学童は絶対やめられないところ、と悲壮な覚悟で行かせていたものだが(ユイマとは比べものにならないほど母娘して全く合わない指導員であったのに!)、3人目ともなると、学童に行かせるのも気軽な気持ちで行かせられる。上にお兄ちゃん、浪人のお姉ちゃんがいれば、放課後の数時間くらい、なんとかなるだろう。

兄弟姉妹がいると、本当に便利だ。

こういうことを言うと、不謹慎だと言われるかも知れぬが、便利なものは便利だなーと大いに利用すべし、と思う。

中学生のころ、大好きだった先生が「友達は利用するものでしょ」と言ったので、一気にその先生が嫌いになりそうになったことがある。人を利用するなんて!と妙に潔癖な中学生の私は思ったのだ。決してネガティブな意味で言ったのではないのに、ネガティブな意味にしか受け取れなかった未熟な15歳の私。でも一方で、その言葉、ずっとずっと心に残っていて、人生の折に触れて思い出す言葉の一つになっていた。そして今はその意味がとてもよく分かる。利用するし、利用されるのが良い友達なのだ。友達なら、どう利用されても構わない、どうぞ私を利用してちょうだい、と思う。(もちろん、私に利用価値があれば、の話だが)

兄弟だって、そういう側面はあると思う。お互い大いに利用し合って大きくなって欲しい。



■…2004年03月11日(木).......浪人決定
ジュンコは一次試験で撃沈した。ちょっとすっきりした顔をしているジュンコ。そりゃぁ今の状態で一次通ったらヤバイっしょ。なんて思っているに違いない。

確かに。ジュンコを受からせたら、G大じゃないよ、それ。

これから1年間どのように過ごすのか、しっかり考えるように。「最初が肝心だよ」とおばあちゃんから電話があった。
3人のムスメのうち、二人が浪人ムスメだったおばあちゃんからのアドバイスだ。最初が肝心ね。はい。しっかり孫のジュンコに伝えましたよ。

それにしてもなぁ。本当にどんなふうに過ごすかなぁ。私としては、最低限、これを守って欲しい。
朝は起きる。ちゃんとごはんを食べる。夜は早く寝る。
以上!



■…2004年03月10日(水).......育ちゆく体とわたし
「育ちゆく体とわたし」今日ユイマ君がこんなタイトルの紙を持ち帰った。「1.今日の学習で分かったことや、思ったことを書いてみましょう。」「2. もっとくわしく知りたいことがあったら書きましょう。」そして、おうちの人から、という欄まである。書いて出すようにという宿題なのだ。

「本日、“心と体の成長”について指導いたしました。」と大書した保護者宛の案内もあった。そこには、「思春期にさしかかっていく子供たちの心と体は、大きな変化を迎える時です。そして、成長への関心も高まり始めるのがこの時期です。どうか家庭におかれましても、おりにふれてお声をかけていただき、いつも温かく見守っていただけたらと願っています。今日の指導を受けて、ご家庭でのお子さんの様子等を学校へ知らせておきたいこと、お気づきの点等ございましたら、下記に記入されご提出下さい。指導の参考にさせていただきます。」と書いてある。4年生担任一同と養護教諭の連名だ。

そうか、初めての性教育の日だったんだな。学校もずいぶんと気を使っているなぁ。

ユイマに、「どんなこと教わったの?お母さんに説明して」と言うと、「うーん、説明するのは難しい」というので、「じゃ、どう思った?」と聞くと「うん。大事なことだと思ったよ」と答える。

ユイマは、「おちんちんの正しい名前が分かったって書いてもいい?」と聞くので「いいんじゃない?」と答えると、早速書いている。

「おちんちんはペニスというということがわかった。」

やはり自分が持っている身体の器官の正式名称を知ったというのは彼にとってはとても大切なことだったのだろうなぁ。「女の子のも習った?」と聞いてみると「うん!」と言うだけ。深くは追及しなかった。そのあと、「男の子にも女の子にもやさしくしなくちゃね。大事にしないといけないんだよ。」とも言っていた。設問2についてはあっさり「なし」と書いていたけれどね。

8時過ぎ、今日の授業に関する電話連絡網が回ってきた。よほどこの教育には家庭との連動が大事だと学校は考えているのだろう。お子さんの書いたものを見てから、親の欄にメッセージを書き、今週中に提出せよ、とのこと。それにしても、いつもは事務的に連絡をまわすだけなのに、今日は めずらしく、前後のお母さんとこの授業についてお話をしてしまった。学校がここまでしなくても、十分親たちは関心を持っているようだった。



■…2004年03月09日(火).......最近のジュンコ
ジュンコは一次試験合格発表のある11日まで予備校は休む、と言ってきた。家で一日じゅう絵を描いている(らしい)。

休んでもいいけれど、朝はちゃんと起きなさい、と両親から別々に同じことを言われたジュンコ。今日は朝起きた後、昼間は一回も寝なかったよ、と威張る。当たり前だ。起きてるのが普通だ!

私が帰宅する夕方からはビデオショップのツタヤなどに出かけ、ツタヤ会員カードなるものの申込などしてきやがった。(失礼!)
親の同意がいるんだって、それと口座番号も〜などと言って平気な顔で申込用紙を出す。
クレジットカードだよ、何考えてるのよ!と当然私に叱られる。相変わらずバカなことをする。ちょっと考えれば分かるだろうに。このあたり、確信犯なのか、タダのアホなのか、分からない。

私たち親の願いとしては、家にいようが浪人しようが何をしようが構わないけれど、やはり朝はちゃんと起きて午前中から活動してほしい、そして夜は早く寝て欲しい。食事もちゃんと規則正しく朝昼晩と食べて欲しい。

往々にしてクリエイティブな仕事をしている人々は昼夜逆転の生活を送っていたりする。
ジュンコもアーティスト(世の中の仕組みに今ひとつなじめ(ま)ない人々)を目指す人間の端くれだけれど、生活習慣だけは健康な一般人で居て欲しい。



■…2004年03月07日(日).......似たもの同士?
ぷみぷみが保育園で仲良くしているお友達Nちゃんと今日は公園で待ち合わせて遊ぶことになった。約束の時間は2時。NちゃんのおうちはダメでT公園で遊ぶ、と聞いていたので、それならいいだろうと、4時に帰ることを約束して送り出した。ところが小一時間してぷみぷみから電話。

今ね〜Nちゃんのおうちにいるんだけど、4時じゃなくて5時くらいまで遊びたいんだけど〜

ちょっと、約束が違うじゃないの。Nちゃんのおうちには行かないっていうから(手ぶらで)行かせたのに、お母さんはいらっしゃるの?じゃ、ちゃんとご挨拶するのよ。でも5時なんてご迷惑だからせめて4時半で帰っていらっしゃい。いいわね。

いったん電話を切り、再度こちらから電話をかけなおし、Nちゃんのお母さんに挨拶。4時半になったら声をかけてくれることになった。

ふぅ。気を遣うぜ。

4時半になると、今度はぷみぷみのことをNちゃんが送って来た。

ぷみぷみはNちゃんの家に上がったので、今度は自分の家を見せたくて仕方がない。Nちゃんも、見たいな〜、と言う。仕方がないので、ちょっとだけ、と上がらせた。

Nちゃん、家の中(と言っても1階だけ。2階は地獄部屋状態なので、絶対だめ!と言い渡す)をくまなく見て回り、特に片づいていないキッチン・シンクまわりを念入りにチェックして

「うん。うちよりも散らかっている。汚い!」

とご託宣。即座にぷみぷみが

「うん。散らかってるよ。でもNちゃんちはうちより、狭い!」

きょえ〜〜∫(TOT)∫なんだ、なんだ、その会話は〜〜!?

夕食時。ぷみぷみに、もしかして、Nちゃんの家でNちゃんの家のことぷみぷみの家より狭いって言った?と聞いてみると、「うん!言ったよ!」だと!

はぁぁぁぁぁぁ〜!?そういういこと言うんじゃないよ。どうしてそういうこと言っちゃいけないか分かる?

わかんない

良く考えてご覧。

う〜〜ん。どうしてかな。

ぷみぷみが言われたらどう思う?

え?やだ。

じゃ、Nちゃんはどう思ったと思う?Nちゃんはね、ぷみぷみが狭いって言ったその家で毎日生活しているんだよ。それを関係のないぷみぷみに、うちより狭いなんて言われてどう思うかな。

う〜ん・・??

あのね、これからもずっと、よその人の家、着ているもの、もっているもの、何でもそうだよ、その人のものに関してはね、軽々しくなにかを言ってはいけないの。分かった??

うん。分かった・・・・

本当に分かったのか。でもNちゃん、ぷみぷみに狭いって言われたからって、ぷみぷみの家はうちより汚いっていうなよ〜〜。

ああ、二人はやっぱり「類は友を呼ぶ」の似たもの同士?



■…2004年03月06日(土).......逃げている
今日はジュンコの大学入試一次試験日だった。時計を忘れていった。どうするんだろう、と心配な一日を過ごす。私などは、昼寝しても、ジュンコが球体をモチーフに素描をしている夢まで見てしまうほどだ。昼寝するなんてのんきすぎると言うなかれ。。。。

夕方遅く帰宅したジュンコ。モチーフを完成させることが出来なかったという。課題は「モチーフを持っているあなたの手を描きなさい」というものだったそうだ。モチーフは紙コップ。(いやぁ、随分とまともな課題だよ)しかし、1秒前に、片方の手を消してしまったというのだ。「時計を持ってなかったから。」だから完成させることが出来なかった。与えられたテーマが表現できていなかった以上、恐らく結果は不合格だろう、というのか。

お父さんは、「そういう問題じゃないだろう、ジュンコは逃げている。」とばっさり。

厳しい。

何から逃げているって、試験の結果から、自分自身から。

厳しい。

ジュンコが2階の自分の部屋に行ってしまった後、どうすればいいんだろうねぇ、とため息をつく私にお父さんは「まぁ、落ちるところまで落ちるしかないだろうね。」とこれまた厳しい言葉。母はそこまで厳しくもなれず、かといって甘いことも言えず、励ましも言えず(彼女自身も何も言わないで欲しい、と言うし)どうすればいいのか途方に暮れる。



■…2004年03月05日(金).......究極の選択に悩む
ぷみぷみが夕食時に急にこんなことを言い出した。
「ぷみぷみちゃんね、お母さんみたいに会社で働かないの。おうちでお仕事するのがいいな。」
お、在宅ワークか?と思うのは長年会社員として働く職業婦人の母。でも一応聞いてみよう。「お家でお仕事ってどういうの?」

すると「お皿洗ったりお掃除したりお洗濯したり。きれいにきれいにするの。それでね、ときどきお茶やコーヒーやお水を飲んで休んだりするの」
だそうだ。

「つまりは、それは専業主婦だな。」とはお父さん。

ぷみぷみがそれを聞いて「どうやったらそれになれるの?」と聞くので、「お金のある人か稼ぎのある人と結婚すればなれるよ。」と答えると、「ぷみぷみちゃん、優しい人と結婚したいな」と言うので、「だって、専業主婦になりたいんでしょう?だったら、お金のある人じゃいとねぇ・・・じゃ、優しいけど貧乏な人、優しくないけどお金持ちな人、ぷみぷみはどっちがいい?」とイジワルな質問を投げかける。

ぷみぷみ、「う〜〜ん。う〜〜ん。どっちがいいかなぁ。優しいけど、貧乏なのはー・・・お父さん?」といってお父さんの方を見る。

爆笑!よ〜くわかっていらっしゃる!

するとユイマが真顔で「ぷみぷみ、子供にお金が一番大切なものだなんて教えちゃいけないよ、お金より大切なものがあるんだ。」と言い出した。例えばどんなもの?と聞くと、ユイマ「命。家族。それと、心、だな。」

なるほど〜〜〜

さて、ぷみぷみはまだ悩んでいる。
う〜〜ん、優しい人が良いんだけど、お金も無いと困るし〜〜〜
ぷみぷみは、さすがに現実的でしっかりしています。賢いです。

でも、きっとぷみぷみは専業主婦にはならないと思うよ。とお父さんは言っていますが、さてどうなるのでしょうか。



■…2004年03月03日(水).......通信教育が流行中
ぷみぷみがZ会の通信講座をはじめることになったと知って、ユイマが妙に張り合っている。先日送られてきた進研ゼミの通信講座「チャレンジ5年生」のサンプル教材に「チャレンジ」してみたら、案外面白く、特に応用問題が難しくて楽しかったようだ。お父さんとああでもない、こうでもない、と話をしながら問題を解いたからかな。しかも、今チャレンジ5年生に申し込むともれなく○○○をプレゼント!という謳い文句にも心動かされる。モノにつられやすいヤツ。

ユイマは水泳教室にも通っているし(先頃めでたく進級して、まんざらでもない様子。)、塾は5年生になるということで週2回から、週2回半へ(第1、3、5土曜日も授業をしてくれる)時間数が増えている。学校の宿題もきっとあるだろう。なのに、更にチャレンジ5年生をやるの?と聞いても、付録にすっかり心奪われているユイマ、ぷみぷみと張り合いたいユイマは「ボク、がんばる!」と言って聞かない。

お父さんは「頑張らなくて良いから、絶対やるんだよ、じゃないと勿体ないし、やらないと何の役にも立たないんだからね」と言って聞かせる。

今日聞いたら、もうチャレンジ5年生、受講を申し込んでしまったんだって。

はぁ。

私はぷみぷみで手一杯。あなたの面倒まではみきれませんからね!>ユイマ



■…2004年03月01日(月).......全員揃った夕食
今日はめずらしくジュンコが予備校を早めに切り上げて帰って来たので本当に久々に家族全員の6人揃っての夕食となった。ノイノイがいやにハイになっている。ジュンコが大好きなので(例えば、夜遅くまで起きていてジュンコが帰ってきたりすると、わざわざ遊びを中断して、あ、ジュンコ帰ってきた〜と玄関まで迎えに出るのはノイノイだけ!)なんだかいつもよりもはしゃいでいるのだ。気づくと、ぷみぷみも同じ。ユイマも。やっぱり一番上のおねえちゃんって存在感あるんだな〜とちょっと嬉しくなった夜だった。

一次試験まであと4日。



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