（長文です）

すっかり遅くなってしまいましたが、3月31日（月）、キムスンラさんが主演をする舞台の稽古場見学という貴重な機会を与えて頂きました。
横浜市内のスタジオで行われているお稽古。
このスタジオのお隣の施設に一時期通ったことがあったので個人的にちょっと懐かしい思いでした。

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ミュージカル『ホンク！』
2014年4月16日（水）−27日（日） 銀座博品館劇場
主演：アグリィ役　キムスンラ　KAZZ（Wキャスト）
伊藤咲子　三波豊和　大輝ゆう　夕貴まお　池田紳一　嶋本秀朗　咲良　ほか

ミュージカル『ホンク！』はアンデルセンの「みにくいアヒルの子」を元に書き下ろされた作品で、タイトルの「ホンク」はがぁがぁというアヒルの鳴き声の出来ないアグリィ（本当は白鳥の子）の産声を表しています。
2000年には「ライオンキング」「マンマ・ミーア！」等をおさえてイギリスの権威あるローレンス・オリヴィエ賞最優秀ミュージカル賞を受賞した作品でもあります。

公演を主催するピュアーマリー代表の保坂さんは「ホンク！は2002年の日本初演から12年目の今年新演出で生まれ変わります。キムスンラさんは劇団四季を退団して新しく活動をスタートさせる、そんな状況が新生ホンクにぴったりだと思いキャスティングさせてもらいました」とお話して下さいました。
スンラさんにとっては劇団四季を退団後、昨年11月にフリーで活動を始めてから役者としては初めての舞台出演になります。

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稽古場の雰囲気も書いておきたいところですがそれは参加者特権で秘密（笑）
今日は通し稽古をするとのことで、そのうちの一幕を通して見せて頂けました。
舞台部分の段差はないけれど、役者さんたちの正面での見学なのでちょうど客席での目線です。

一幕あらすじ：
お母さんアヒル（伊藤咲子さん）が卵を温めています。
次々と卵がかえる中、最後に残った大きなアヒルから「ホーンク！」の産声と共に生まれたのは、他の兄弟とは違う外見の末っ子アグリィ（これがスンラさんの役）。
兄弟や周囲からは仲間外れにされますが、お母さんはアグリィをかばいありったけの愛情を注ぎます。
ある日アグリィを食べちゃおうと企むキャット（三波豊和さん）から「友達だよ」と優しい言葉をかけられて一緒に出掛けてしまった結果、迷子になってしまいます。
出会った仲間たちの協力を得て家に戻ろうとするアグリィ。
そしてお母さんもまたアグリィを探す旅に…。

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舞台を観た後はいろいろな感想を持つと思いますが、この作品は「楽しいだけでなくいろいろ考えさせられる」舞台です。
ちらしには「メインテーマは、どういう理由にせよ、違って見える他者を受けいれるということ」とあります。
正直題材が題材だけにお子さん向けなのかな？と思っていましたが、全然。
どの年代にも楽しめて、そして心に訴えるメッセージを持っていると思いました。

言い方が適当ではないけれども、これまで在日ということで辛い思いも多かったであろうスンラさんがご自身の経験と重ねて歌われ演じられている部分もあるのかもと思うと、ファンとしてはより心に響きました。

最近歌の力をあらためて感じる機会が多いのですが、この作品でもきっとその力を感じることが出来るはずです。
言葉で頭でわかっているつもりでもなかなかうまく理解出来ていないことを舞台を通して考えるのも素敵ですよね。
お子さんと一緒はもちろん、お子さんのいらっしゃる方であれば一幕の母の愛だけでも泣けてしまうかも。
母になれなかった私は「私もこうやっていっぱいの愛で育ててもらったんだろうなぁ」ってしみじみしてしまいました。

保坂さんによると舞台セットは大掛かりなものはないそうです。
そして衣装もシンプル（動物の着ぐるみとかはないです）。
でも素敵な劇中ナンバーと共にアグリィ達の住む世界が目の前に広がります。
三波さんのキャット、相当お気に入りになってしまった♪
そしてアグリィ、今までに見たことのないスンラさんって感じで目が離せないですよー。

新年度の忙しい時期の上演になりますが、平日は19時開始の公演もありますし、ちょっとでも気になったら是非博品館へ。
初日は4月16日（水）19時。
4月19日（土）の昼夜公演、25日（金）の夜公演の後はトークショーも開催されます。

詳細は以下のサイトに記載してあります。
ピュアーマリー公式サイト　http://www.puremarry.com/
キムスンラさん公式サイト　http://www.kimsungrak.com/

−−−過去の今日のこと−−−
2011年04月11日(月)　東日本大震災 追善供養 復興祈願祭/鎌倉の桜
2009年04月11日(土)　手作り石鹸を頂く
2008年04月11日(金)　物流センターバイト終了
2005年04月11日(月)　“良菜健美 和風シリアル”
2003年04月11日(金)　『クレイジー・フォー・ユー』バックステージツアー
2002年04月11日(木)　新職場２日目