今年まだ２度目！の劇団四季観劇でした。

オリジナルミュージカル『異国の丘』は初演以来それなりの観劇回数になるストーリーもミュージカルナンバーも大好きな作品のひとつです。
だからたとえ大好きだった石丸ボチがいなくなっても一度は観劇をしようと思っていました。
そんな私がせっかくだからと初日観劇を決めたのは「九重秀隆　荒川務さん」の噂を聞いたからです。
まさか異国の丘でしかも主役で荒川さんのお名前を拝見することになるとは失礼ながら思いもしませんでした。
新ボチはすっかり北澤・鈴木・福井・阿久津（敬称略）系列のどなたかだとばかり想像していたので。

実際に観劇してみて「荒川ボチ好きだなー」というのが率直な感想です。
初演キャストの石丸さんが「崇高さを感じさせる日本のプリンス」役にあまりにも似合いすぎていたので、二番手で登場した下村さんのボチを見た時は、（私は下村さんのことは好きですが）「もう少し適材適所という言葉を考えてよ、浅利さん」と正直怒りました。
そして三人目のボチである荒川さんは想像していた以上にボチ役に似合っていたように思います。

２階席から時々オペラグラスでのぞく程度だったので、細かい表情や果たしてプリンストン大学の学生に見えるか等はともかくも、荒川さんの持ち味である想いのこもった繊細な演技がこの役柄を引き立たせていました。
これまでいろいろな役での荒川さんを観てきましたが、今作では「こんな演技もするんだ！」と思うところも度々あって新鮮でした。
あとそのお顔立ちにスーツ姿も映えていて素敵です。
また荒川さんだけにアグネスの店での登場シーンではそこだけソング＆ダンスの世界になっていて、思わず笑ってしまいました。

ただ歌になると少し。
座った席が２階の端だったことも関係しているかもしれませんが、「あなたを求めて」では愛玲の佐渡さんと声質が違うためかそれぞれバラバラに聞こえたり、二幕の「運命の時」での四重唱も同様。
この場面は荒川さんだけのことではありませんが、歌も途中の台詞もより緊迫感を出して欲しいなと思います。
個人的にここ大好きなので。

今回は荒川さんを中心に観ていましたが、周りの方々のキャスティングも結構良いと思います（敏彦さんやじゅんじゅんがいないのはやはり寂しいですけどね）。
前回の異国で「演技が･･･歌が･･･何故花蓮？？」と衝撃を受けた岡本花蓮も特に気にならなかったし。
ただどうしても演技が苦手な役者さんがいるんですよ。
でもまたもう一度は必ず観にいくつもりです。
友人へ。
今度はゆっくりお話しましょうね。

−−−過去の今日のこと−−−
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2006年05月31日(水)　三浦葉山牛のすき焼き
2005年05月31日(火)　交流戦　横浜×楽天　☆
2002年05月31日(金)　街の噂：ネットカフェ誕生？