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re-invention



 カウンセリング講座で

休暇をとって市のカウンセリング講座へ。
これで40回を数えるということに驚く。
(40年前からということ?)
久しぶりにお会いする谷澤先生。
自分とは違って、ちょっぴりスリムになられた様子。

こういう場に慣れているだろうけれど、
一期一会の真剣勝負を感じる方。

各自にこの会に参加した目標を確認し、
自分を発揮しつつ、相手を傷つけず、
主体的に自分の人生のハンドルを握るには
どうしたらよいのか
という明確な目標提示から。

机のレイアウト、いすの並べ方へのこだわり。
小さなことが、会の雰囲気を作っていく。
変えられないものと変えられるものの分離もなるほど。
感情は変えられないけれど、行動は変えられる。
行動を変えていくことで、感情にも影響する。
今の自分にぴったりの言葉。
できることを考えていくしかないのだ。

エネルギーの高い方々との出会いで、
少しだけ元気をいただく。





2009年07月30日(木) それだけではつまらない
2008年07月30日(水) 見えていないもの
2007年07月30日(月) 失意の中で
2006年07月30日(日) 一瞬の夏
2005年07月30日(土) 本気で取り組むこと
2004年07月30日(金) 新チームのスタート


2010年07月30日(金)



 ジャンプの課題に格闘する姿を見て

午前中はテスト返却を3クラス。
平均点だけを見れば30点を若干下回る程度だが,
ほとんど点がない生徒もいる。
授業の在り方を再度考える必要があるのかもしれない。

あいさつや気持ちの持ち方について熱く語り,
4人組で計算の確認を15分から20分程度。

分かるとできるは違うし,噛み砕けばいいというのでもない。
音声カードについても,もっとモチベーションを上げるために,
グラフ化を図って見ようかと思う。
もっともそれは,振り返りカード全般について言えること。


昼から休暇をいただき,いろいろな思いを振り切って富士市の某中学校へ。
ここへ来るのも3回目。
相変わらず,生徒全員の存在感がある掲示が目につく。
自校でも,もっと写真を入れていきたい。
学校全体での取り組みを一度見るために,
午前中から終日見に来れるといいなあと思いつつ。

授業は2年生の技術,クランクを工作する授業。
剣道部顧問としてしか知らなかった,N先生の素顔に触れる。
およそ75分,蒸し暑い中,がんばる多くの生徒たち。
課題を抱える生徒もいて,きれい事だけでない中で
全校で格闘している様子も見える。

授業後に少しだけメモしたこと。

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考えさせる授業。
課題提示と,途中でのクランク構造を発表させた班の動きを見せ,
あとはグループでひたすら考える。
それでいて,生徒が飽きないのは,目指すものと実物があるから。

簡単ではないが,偶然できることもあるだろう。
物づくりにこだわっているから,
シャベル部分との連結を作らせていたのかと思ったが,
実はそうではなく,ダブルクランク構造にしたかったから?
とはいえ,それをどう論理づけていくのか。
クランクについてかなり学習していた感じがするのも,
普通のことなのだろうか?

学ばなければいけないことに追われている感じのある自分の今。
生徒の文脈に沿って課題を組むのか。
それとも,生徒の躓きを生かすことで,授業を組むのか。
生徒の実態から,単に教科書を進めているだけでも授業になる。
でもそれでいいのか。
ジャンプの課題となった時に,生徒は本気になる。
普段の授業の在り方と絡めて,議論を聞きたいもの。

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事後研の中で語られていたことが,今一つ分からなかったが,
クランク構造で,こういう動きになることを学んでいたからと言って,
逆に,こういう動きにするにはどう構造を組んだらいいかは難しい。

という話を聞いて,なるほどと思った。
こんなところに,ジャンプの課題のヒントがあるだ。

佐藤学氏のコメントは,今回も見事。
そこでの表情もいい。
クランクやっているから,先生は共有できると思った。でも子どもたちにはジャンプの課題だった。どうして,そういうことが起こってしまうのかと言うと,教材を子どもの学びから見ていたかどうか。今日の授業はここまで持って行くぞ。そのためにはここを共有し,ジャンプがこれだ。…そう発想すると失敗する。下手な教師はどこまで行こうかを考え,上手い教師は始まりを大事にして,その後はその場で考える。始まりを大切にしていない授業はいやだ。共有を丁寧にしないと教師の独りよがりになる。逆算で考えると,・・・ではなく,最悪のことを考える。なんでもできると考える長嶋は,最高の状態で考える。でもリーダーとしてはダメだ。いいリーダーは,最悪を考えて,それを避けようとする。だからのびやれる。ゴールに縛られない。
自分はゴールに縛られている。
授業を何とか枠に収めようとして,生徒の発言をまとめることも多い。
以前の自分の方が,もっと乱暴で,生徒にゆだねていたかもしれない。
限られた枠の中で,何ができるかを考えている今の自分。
生徒の息遣いを感じながら授業を進める教師になりたいが,
そのためには,更なる教材研究が必要だということか。
分かるけれど,現実的にはどうすればいいのか。
まだまだ悩みは尽きない。

基礎から発展へ進むのはできる子。発展から基礎に戻るのができない子。だから,発展をやるべき。
こんな話も確かに納得できる。
ジャンプの課題のある授業を残り3週間でいくつチャレンジできるのか。
がんばってみたいと思う。





2007年07月02日(月) 常に新しい形での負荷を
2006年07月02日(日) 我慢と思い切りの勝負
2005年07月02日(土) 勝者も敗者も
2004年07月02日(金) 大事なことは何だろう


2010年07月02日(金)
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