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re-invention



 大事なことは何だろう

中部教育事務所訪問

授業はルートの数の乗除計算練習。
見てもらうのなら,昨日の授業がいいはずだが,
そういうところで格好をつけないのがM先生。
ほんの5分ほど参観していったが,
M先生のすごさは見抜けないだろう。
見せようとしないのだから,無理もないが。

ルートの数の掛け算に関しては,
掛けるよりもバラしていくほうがいい。
√3×√6=√3×3×2=3√2
机間巡視して,個別に教えていく。
小手先のことを教えると,その場はマスターする。
計算できるようになった方がいいけれど,
やり方しか吸収できない生徒を育てていいのかとも思う。

以前の選択で,数学が得意でない生徒が,
作図ツールを使って,
自分で問いを持ち,それを追求し,その結果何かが見え,
数学的に追求することに自信を深めていき,
結果として数学が得意になっていった生徒がいた。
あの感じを,自分は理想としているのかもしれない。

中心授業は,総合。
探求した結果を広報誌でまとめていく前の企画会議。
班ごと,話し合いをしていく。
話し合いが盛り上がるように,いろいろ手立てはあったが,
話し合いより,教員が直接関わる方が効果的。
キーワードを絞って,問いかけるようにすれば
話し合いが,もっと広がるように感じた。
事後研の話し合いも,もう一つ。指導講評もmmm。
このスタイルに否定的な自分なので,
何を聞いても素直に入らなくなっているのかもしれない。

放課後,久しぶりに部活指導。
自分のようなものでも見てやるだけで,確かに違う。
ダイレクトに生徒を育てている実感を持てる。
でも,今の自分にはその時間を作るのはとても辛い。
何が本業なのか?


アメリカにいる弟のつれそいから,
戦争に関してメールをいただく。
今、自分は戦争をしている(いた)国にいて、生活していて、
モヤモヤと色々思うのですが、
例えば、現在戦争を支持している人々が、近所に住んでいる・・・
例えば、最近戦死した兵士の家族が、近所に住んでいる・・・
ニュースでは、毎日、戦争の事を伝えてるけど、
日常は普通に流れて行っている。
アメリカの子供たちって、戦争の事をどんな風に教育されてて
どんな風に受け止めているんだろうと、心配になります。
たぶん、戦争はいけない事だけど、
アメリカは正しいって教えられてるんじゃないのかしら。
日本では、日の丸のTシャツを好んで毎日着たり、
国旗を毎日掲げてる人って、
あんまり(・・・ああ、一部の人はそうですが)いませんが、
本当にアメリカ人の多くは、
アメリカが大好きなんだと思う事が多々あります。
まあ、もちろん、アメリカのどんな部分が好きか、
はそれぞれ違うとは思いますが。


アメリカ人は,世界中の人がアメリカを好きだと思っている。
だから,イラクに入った兵士たちは,
自分達はもっと歓迎されるものと思っていたが,
そうではでないことを知り,かなりショックだったという話を
以前どこかのサイトで見た。

同じ自由主義の国とはいえ,価値観が大きく違うアメリカで,
どんな思いで仕事をしているのか。


2004年07月02日(金)
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