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2006年11月30日(木)
いろいろ

職場でケーキが配られたのでわーいお菓子はひとを笑顔にするねえとウハウハ食べつつweb見てたら実相寺監督の訃報。

お菓子を食べて笑うひとはいるけどお菓子を食べて泣くひとはいないでしょ?てな台詞が『ア・ラ・カルト』にありましたが、実に複雑な味のおやつになりました。いやおいしかったですけど。

『乱歩地獄』の舞台挨拶を欠席されて「体調がすぐれないので出席出来ません、このような形で失礼します」と文書でメッセージを送ってくれていました。その後『シルバー仮面』を撮ったりしていたので、まだまだ元気だね!と思っていたのですが。最近著書も読んだばかりだし。

沢山の作品を有難うございました。

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■『えがおのつくりかた all about 矢野顕子』
いやー、よいです、よいです、ステキです。おっかないけど大好きやのさん。
生前のたびちゃんもいます。かわいい。
ユキヒロさんのコメントがいいです。そうそう、幸宏さんはやっぱりカタカナのユキヒロ、で浮かぶなあ

■『動物園物語』@シアター1010
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作:エドワード・オールビー
翻訳・演出:青井陽治
ピーター:市川段治郎
ジェリー:貴水博之
2007年1月8日(月)〜21日(日)
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結構デカいとこでやりますね…。青井さんの演出では燐光群+グッドフェローズヴァージョンを梅ヶ丘BOXで観た。これ迄何ヴァージョン観てるかな。reset-N版を逃したのが残念

■GRINDERMAN - DEBUT ALBUM OUT 5th MARCH 2007
ニック・ケイヴMLからお知らせが来た。来年デビュー、新しいバンドだって。試聴してみたがこれ…いい!
リリースが楽しみ。
しかしこのバンド名、ついついこっちを思い出す…(笑)そんでグラインダーと言うとスティーブ衛藤をすぐ連想する。そんな世代です。これ世代でくくっていいのか。
マイスペって日本語版が出来たから日本語版で開けちゃうのね。アメリカ版のレイアウト、結構好きだったんだけどなー

今日はSOIL &“PIMP”SESSIONS@リキッドに行く予定。行けるかな。開演遅めなので助かる。そんで明日はいろいろあるーうまく行きますように!



2006年11月26日(日)
『イヌの日』楽日

阿佐ヶ谷スパイダース『イヌの日』@本多劇場

友人と一緒に観たので気が緩んだのか安心感があったのか二度目だからか、結構泣いてしまいました。しかしこれがですねえ、感動してと言うより悔しくてとか苦しくて泣くもんだからもう拷問です。おえーこんな涙流したくないと思い乍ら泣くのって嫌なもんです。だからこそ最後の正行の態度を、まだ望みがあると思いたいのかも知れない。実際は判らない。

まず孝之の「海行きたいね、山行きたいね、死にたいね、柴死にたくない?」のとこ。「こんなとこ出たい」って言われるよりツラい。海とか山に行きたいのと同列に死にたいんだよこのコは…。孝之って監禁されたのが中2の時で、他のコたちよりも年長さんなんだよね。心も身体もちょっとだけ大人。それだけに自分がしっかりしなきゃ、自分が皆を守らなきゃって意識がとても強いように感じた。「ちょっとだけ大人」だけにいろいろ気付いているようにも思えた。上の世界が「思ったよりは地獄じゃない」と言うことも。

どう言えばいいか難しいけど、身体、のことも結構デカいと思う。中2だから知識もあるだろう。菊沢のことを考えると尚更。孝之はいろんなことに気付いていたんだろう。そして自分の身体についてもいろいろ思うところがあっただろう。それでも彼は多分…そう、多分だ。多分だから書かないでおく。

あの写真を撮られるところも、一度目は洋介を守るようにしていたところにだけ目が行ってしまったけど、今回は全員を守ろうと皆を抱き寄せ、必死に立っているように見えた。それに気付いたらもうね…歯を食いしばって観てたもんだから終わった頃には顎が痛くなってましたよ…。

で、一種カタルシスがあるようなこの光景にいる中山さんと言うのがとても捻れている。感情の出し方が独特なんですよね。だからこそ、より深く心に刻まれる。人間の感情は複雑で、悲しかったら泣き叫ぶとか、楽しかったら大声で笑う、と言うストレートな表現でなくても、ぐっさりひとを刺すものがある。やーもう中山さん絶賛です。もうにゃきゃやまさんとは言わないわ!嘘です、言います(笑)カーテンコールでもお兄さんっぷりを発揮してました。松浦さんを気遣ったり、長塚くんに何か挨拶しろと促したり(長塚くん照れちゃってか辞退してたけど)。

しかし伊達くんもすごい捻れっぷりだったな…ああ言うふうにしか愛情表現が出来ない。菊沢に「中津とだったらもっと」と言われても、ああいう返し方しか出来ない。それはいつも取り返しがつかない。許すとか許さないとかそういうことですらない。出来ない、表現の仕方を知らない。

こんなふたりの役者がいる、そしてこんなふたりの役者を舞台にどういさせるか考える劇作家・演出家がいる阿佐スパ。改めておっそろしいユニットだと思いました。

リピートだったのでop.映像のアニメーションではっとするところがあったりした。教室でひとりの女のコ。それを見ている男のコ。

終演後、長塚くんの女性の描き方について熱く語る(笑)一致したのが、陽子が麻雀牌拾ってるところが嫌だった!てところ。しかしここも複雑で、そういうことをされて気にしていないように見える陽子を見下した描写ではないんだろうなと…自覚を促していると言うか、気付けよ、と提示しているように思えた。終盤の女のコふたりに関してもそう。

あと初演のパンフを見せてもらったんだけど、五味は初演では九頭って名字なのな。ははは、粋なことをしますね。粋か?前回観た時に書いたけど、この五味ですら「お前のやることは信じられない、理解出来ない」と言うことがなかった。むしろ理解出来ない方が楽だ。でも長塚くんはそれを許さない、徹底的に、丁寧に、理解出来るように書く。腹が立つな。でもそれをこれからももっと観たいと思っている。



2006年11月25日(土)
フキコシ・ソロ・アクト・ライブ『XVIII』

フキコシ・ソロ・アクト・ライブ『XVIII』@原宿クエストホール

毎度のごとく目から鱗が10枚くらい落ちました。そして毎度のごとく常にこんなことばかり考えているんだろうかこのひとは…と思う(笑)

プロジェクターを使ったネタも、前回より自由度が増していたように思いました。エプソンが協賛になったのはいつからだったかな、チラシの束に商品紹介リーフレットが折り込まれていました。しかし吹越さんのような使い方をするひとは他にいないだろうよ…常にこんなことばかり考えているのかなー(復唱)。よく思いつくよなあ。コロンブスの卵みたいなもので、やられてみればアホかー!て感じなんだけど、それを思いつけるかって言うと思いつけませんよ…。

映像と実像のディレイや配置錯覚を使うトリッキーなネタ。ここ迄は普通にある発想だけど、それを使ってこんなくだらないことをやるかい!ってのがこのひとの真骨頂。ああっ褒めれば褒める程けなしてるみたいに聞こえる。そんなことはない!芸術の域ですよマジで!いつも言ってますけど!

で、そのくだらない発想を(まだ言うか)形にして見せる腕っぷしの強さは毎回感じます。だから毎回観に行きます。ぐだぐだな腕っぷしの強さというものもある。

他にもあるものをさもないように見せる逆パントマイムとか(バカだ…)、当て字を実行するネタとか。「節句好」とかね(本当にバカだ……)おひなさまとかこいのぼりとかたなばたが大好きな男の話で〜雛壇飾り付けてハァハァします。ああっ文字でこのアホらしさが伝わるかどうか!せつない!で、こんなアホなネタを「貴子」で〆ますよ。さて何て読むでしょう。うわーニクい!

せつないと言えば、嫁が逃げた自虐ネタがあった…(涙)

そうそう下ネタがかなり復活してました。前回くらいは5:5くらいに迄減ってたと思うんだけど、今回は7:3くらいかなー。初めて観たひとはドンびきでしょうな…でもキュートだと思います、すごいシモだけど(笑)て言うか吹越さんがやると不思議に清潔感がありますよね。こんなネタに清潔感があってどうする!って内容なんですが!うーんやっぱり他の誰にも出来ない。



2006年11月24日(金)
感想になってないですよ

■『わたしの出会った子どもたち』灰谷健次郎
追悼、再読。ウチにあるのは新潮文庫版。
先週末古本の整理をしていて、これが出て来て、一瞬迷ったけど実家から持って来たやつだし、時々読み返してるし、と本棚に戻した。久々に読んでみるか、と読んでいたところ訃報。
虫の知らせ、にしては中途半端だな。丁度読む時期だったのかなと思うことにしている

■『なるほどの対話』河合隼雄、吉本ばなな
元気になってくださいよう。
学校の話で思い出したが小学3年の時の先生がすごかったんだよな。左利きは死ねくらいの勢いで差別されたよ!おまえはナチかと言うくらいでしたよ。まあそれでもなおさなかった訳ですが(笑)親も「そんなことでなおさんでよか!」てなもんで。殆ど意地だったなーあれは。やーでも何であんなに左利きを毛嫌いしていたのかあの先生。こういうひとが先生と呼ばれている訳ですよ…今いろいろ教師の体罰とか問題になってるけど、ウチらがこどもの頃はもっとすごいのがありましたよ……

■『私の話』鷺沢萠
ようやく読む気になった。読んでよかったとはまだ思えない。何故死んだんだろうと思うだけだ。一瞬ああそうか、と思いそうになるが、それは絶対に認めたくない。そして、何故これを書いたのかと思う。それを考える時間がこちらにはまだ多分ある

■『リアル』6 井上雄彦
うあーきっつい。井上さんてホントひとに厳しいよね…。しかしP96〜97みたいなとこがあるのがいいバランスだなー。
この頁ではないきっついシーンにも笑いはある。まああれですよ、キツい中でも笑えることってのはあるのですよ。笑うしかないってんじゃなくて、ホントに心の底から笑えたりするの

■『バガボンド』24 井上雄彦
また絵が変わった?単行本読みで1年に2回程一気読みするから、新刊ごとに絵の印象が変わるなあ。『リアル』は1年に1回だけど、そういう感じはしない。こちらではかなり実験してるように思える

最近珍しく読むペースが早い(当社比)のはおふろよみをしているからさー。おふろで寝ないためにはどうすればいいか!ああ本読めばいいんじゃん!と今頃気付いた。おかげで最近は寝てないですよ。

しかし最初、こういう時こそ積みっぱなしだったやつを!と小林秀雄の『作家の顔』なんぞ引っぱり出してみたら即寝たね…ああこういうのはやはり学生の時に読んでおくべきだった、評論対象の作家の作品とか思い出せないんだよ…そしてやっぱりこのひとは悪文だと思う(おおっと)むちゃ文体がややこしい。しかし中原中也に関しては…感情が出ますね…やっぱりね……。

おおラッキー、今MTVでブンブン@ソナーサウンド2006が!起きててよかった!映像あるならこれもソフト化しようよ!『ON』再発盤は購入迷い中ですよ……。あ、ハラカミくんだ!横町さんだ!(中継)



2006年11月22日(水)
『タンゴ・冬の終わりに』+α

『タンゴ・冬の終わりに』@シアターコクーン

スズカツさんがいらしてました。やー、まつげが数えられるくらい近くで見てしまった。やっぱりシマリスみたいだったよやまこさん!何ですか、初日に行けなかった私へのプレゼントですか…違いますよ……しっかりしろ自分………。

いきなりこれから書くか。まあそんなことがあったり、前の席のひとが上演中に(!)席を立って孔雀の羽根を拾いに行ったり(……)、近くの席のひとがひとりごとを言ったりすると言う集中しづらい環境でしたが!で・し・た・が!

素晴らしい舞台でした。今年の蜷川さんの中ではベスト。間違いなくベスト!

突如戸川純の「パンク蛹化の女」が鳴り響く。あまりの異物感に観客はギョッとして辺りを見回す。「蛹化の女」も遠藤ミチロウの「カノン」とともに全編で使われるのだが、導入にパンクヴァージョンを使うところがウマい。何が起こるんだ?と戸惑う中暗転、続いて大歓声が舞台上から聴こえてくる。明るくなると目の前にはひと、ひと、ひと。約80人の観客が、寂れた映画館を満員にしている。舞台上の観客たちはこちらを向いて笑い、泣き叫び、怒り、さまざまな感情をぶつけてくる。

もうこれで完全に持っていかれました。蜷川さんの演出でよく使われる手法ではありますが、このパワーはいつにも増してすごいものだった。

この観客たちは、ある種の敗北をつきつけられ、絶望に満ちた顔で映画館を去る。しかし彼等はラストシーンでここに戻ってくる。今度は笑顔で、大きく手を振って。おーい、おーいと大声で叫びながら。

「俳優は蜃気楼のようなもの」、言葉を持たない。しかしひとの書いた言葉は、俳優の肉体を通して新しい力を持つ。それを体現するキャスティングです。堤さん、段田さん、秋山さんは本当に素晴らしい!現実世界に生きる苦しさ、幸福、狂気と同居する正気。自在のコントロールで次々と感情を引き出し、それを舞台上から投げてくる。「生活する」ひとの代表とも言える高橋くんと毬谷さんもすごくよかったな。常盤さんは華があって、登場シーンは本当にはっとさせられる美しさ。台詞まわしや声の力が、他のキャストと格段に差があったのが残念。

時は戻らない。美しさは永遠ではない。身体は衰え、命は尽きる。こういう話を観たり読んだりする度に、必ず思い出す。「HEY HEY, MY MY」の“It's better to burn out than fade away”と言うフレーズ。

しかし、歳をとり、愛したひとを失い、廃墟と化した映画館を去るぎんはとても美しかった。彼女はまだ生きて行く。そして観客席のひとたちは、笑顔でそれを送り出す。まだ生きる、まだ生きる。

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■『哀しい予感』チラシ情報更新
サウンドデザインで飴屋さんの参加が決まっています。こりゃー戦争になるなー。楽しみです

■『トーチソングトリロジー』初日
『欲望という名の電車』速報チラシが折り込まれていたとのこと。来年11月、青山円形劇場。1年先ですがもー細かい日程決まる迄この月には他の予定入れない!そして来年迄元気で生きていられますようにー出演者、スタッフの皆さんもですが自分もな!

■で、その初日
さとしさんがカーテンコールでスズカツさんにチューしようとしたってマジですか(笑)



2006年11月21日(火)
『イヌの日』補足+『陽炎座』+『the IKKAKU LIVE』などなど

19日付で書こうと思ったがネタが増えたので今日のとこに書いちゃおう。毎度のこと乍ら話が飛びまくりますよ〜。

■ふふ〜ん
今日は穏やかな日だ〜。まあ今日出す筈だったものを昨日出すことになったんでああいうことになったんですけどね〜(笑泣)年末進行はもう始まっていますよ…

■穏やかと言っても
やることはある訳で。今日はホントはマーズヴォルタに行くつもりだったんだが…無理です……でも明日は定時で帰るんだ絶対帰るんだ(意気込み)

■大人フェス特番
引っ越しおばさんおばけを一瞬でもオンエアしたNHK太っ腹。流石に音声はありませんでしたが(笑)

■『イヌの日』補足
長塚くんはヤな女を演出するのがウマいって話。8月に観た『噂の男』のケラさんもそうだと書いたんですが、今になって気付いた。その「ヤな女」を演じているの、どちらも水野顕子さんだ。み、水野さんがウマいってことか!?でもどちらもタイプが違うえげつなさ、イヤさだったんだよね……。
うーん、水野さん俄然興味出て来た。チェックしておこう

■『陽炎座』@一角座
ああスクリーンで観れてよかったよ!映像美のつるべうちで気が遠くなりました。最初はストーリーを追っていたけど、途中で放棄した(笑)まんま目の前に現れたものを観るだけでもう腹いっぱいです。あの終盤のほうずき…す、すごかった……どうやって撮ったんだろう……。
大楠さんも優作さんもステキ過ぎました。この夜夢に出てうなされた(笑)
多分泉鏡花の原作読んでも、繋がらないだろうなあ。でも読んでみようかな

■で、
キィさんが「これの美術の池谷仙克さんて、ウルトラシリーズのスタッフだったんだよ!実相寺組!」とマニアックなことを教えてくれる(笑)近作では『蟲師』『長州ファイブ』『アルゼンチンババア』『シルバー仮面』等を手掛けているとのこと。おお、気になるものばかりではないですか

■どうでもいいが
『長州ファイブ』って、長州力がらみのプロレスものだと思っていた…バカだ……ごめん北村くん……

■で、
こんな特集上映があるのを教えてもらいました。うわこれ気になる!
『特集上映 美術監督2006』@シネマアートン下北沢
『殺し屋1』もラインナップに!佐々木さん大好きー!29日のトーク行きたい…でもこの日ソウルセットに行くんだよー、ハシゴは無理な時間帯だ…(泣)

■佐々木さんと言えば
今度『哀しい予感』の舞台美術を手掛けるようで、それも楽しみ。塚本さんとは過去に『双生児』で組んでますね

■ところで
この『陽炎座』の上映中残念だったことが。途中から入ってくるひとの多いこと…始まって30分くらい迄はまああるかな、と言う感じなのですが、終映30分くらい前から続々と入ってくる。雨も降っていたし、ロビーは狭いし、寒い外で待たせるのも…と言う配慮から、トークイヴェント+次回上映分のお客を入れてしまっていたんだと思いますが、正直これはツラかった。クライマックスで綺麗な映像めじろ押しのところだったのになー。視界が遮られることがあまりにも多くて。勿論音も。外で待つお客さんへ気配りしたのは解るけど、『陽炎座』をスクリーンで観るのを楽しみにして来たひとに対して、あまりにも酷い仕打ちだったと思います

■『the IKKAKU LIVE』@一角座
あ、もうゲルマシンガントークとは呼ばないのか。「『ゲルマニウムの夜』再生+Arato Film Archives」シリーズになってますからね。
おーもり一家そろいぶみー。麿パパ、立嗣兄さん、南朋さんスリーショットです。荒戸さんがいちばん面白がっていたように思います(笑)
立兄ィとおーもりくんは、それぞれもう何度もトークしているので、質問が被らないように配慮してか「キャバクラのおねえちゃんが携帯番号を聞き出す迄にするような質問にしよう」と荒戸さん。もうユルいユルい。でも普段聞けない話もあったし貴重だったなあ。憶えてる分だけ書いておきます。順番バラバラ、記憶もおぼろで歯抜けです。
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荒●好きな数字は?
父●7、7、7(パチスロ(笑))
兄●(失念)
弟●2(2番目ってポジションが落ち着く)
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荒●好きな色は?(自分を色にたとえると?だったかな)
父●(弟●白でしょ。白塗りでおどるし(誰がうまいこと言えと))
兄●白に近い無彩色
弟●黄色(日本人なので)
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荒●いぬねこどっちが好き?そして自分はどっちのタイプだと思う?
父●いぬ(だったかな)
兄●オヤジが出てった理由を「家にねこがいるからだ。俺はねこアレルギーなんだ」と言っていて、あーそういうひとなんだな、と自分の中で落とせた。それで吹っ切れた
弟●ねこ。ねこタイプになりたいいぬタイプ
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荒●お互いをどう思ってる?
父●ウチは母親がいちばん強くて、やんちゃな年齢になったら殴るとかして調教してくれた。そういうのって大事で、今こどもが自殺したりいろいろ問題が起こっているのは、小さい頃のそういうことが欠けてしまっているからではないか
兄●家族での会話はなかったなー。弟はげいのうじーんって感じ(トゲがありますね(笑))
弟●父→いつもオシャレだなあ、兄→がんばってるなあ
父●(親子ってことを)意識する気は自分には全くないんだけど、最近周りが意識するようにしむけるんだよな。立嗣、南朋って呼べない。大森監督、俳優の南朋さんって感じ
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荒●明日死ぬとなったら、最後に何を食べたい?1つだけ
父●そば
兄●きれーいな豆腐(弟●「男前」って知ってます?)
弟●ギョーザ、ホイコーロー(1つつってんのに2つ答えてる辺り…(笑))
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てな感じでした。
こちらに迫力のスリーショット画像。こえー(笑)
おーもりくんのカーディガン、すごいかわいいー。あれどこのだ、レディースはないのか



2006年11月20日(月)
緊急+たびちゃん

■あああ
今日は『トーチソングトリロジー』の初日ですが、行けなくなりました(泣)おえーい最前ド真ん中、空けたくないー!でも行けない!だ、誰か行きませんか…ウチの職場かその最寄り駅迄チケットとりに来れる方〜!急なハナシなんで無料でお譲りします。19:00〜@PARCO劇場です!無駄にしたくないよーそして観てきてどんなだったか私に教えてくれー!

タイムリミットー(泣)ふと思い立って劇場に「どうしても行けなくなったので、○列○番に当日券のひとを入れることは出来ませんか?」と問い合わせてみたら「劇場側としては、二重にチケット代をとってしまうことになるのでそれは出来ません…」と言われた。ある意味良心的ですな…。あーせめて当日券に並んでるひとに売りに行ければなー!しかし動けないのであった。

最前…センター……が空いてると、観てる方も気になるけどやってる方も結構気付くんだよね…ほんっとすみません…どうにもならんかった。わーごめんなさいー!

と言うかひとり問い合わせてくださった方がいらっしゃったんですが、そういう時に限って席から離れて作業しててメール見た時にはもう間に合わない時間になっていたー。間が悪い。お気遣い有難うございました。

■あー
やのさんとこのたびちゃん、亡くなったそうです。
2006/11/18
私が中学〜高校生の時からよく登場していたから、そだよね20歳くらいだよね。
すずかつさんと同じこと書いてるなあ。最後に残る思いは、感謝、感謝、感謝

■『イヌの日』補足+『陽炎座』+ゲルマシンガントーク
19日分。後で書きたします



2006年11月18日(土)
阿佐ヶ谷スパイダース『イヌの日』

阿佐ヶ谷スパイダース『イヌの日』@本多劇場

悶々としつつ劇場に入ったらポンチさんに遭って(偶然)ちょっとホッとしてみたり。しかし終演後は悶々としつつ劇場を出たので挨拶もしなかったわーぎゃーすみませんー!最近こんなんばっかり!

そして井の頭線で吉祥寺に行って買い物する筈だったのに小田急線で新宿に出ちゃったじゃないかー!ああ何やってんだー!

そんな気分にさせる?内容でした。いやーよかった(あれ?)。160分くらいなんだけど、時間の経過は肌で感じるんだけど、それを長いとは感じなかったな…すごいよく出来てる…後味悪い…けどちょっと希望もある……最後の正行の態度、あれは希望ととるぞ……そうでなきゃやってられんぞ……。

でも取り返しはつかないんだよね。

それにしても長塚くんは登場人物にすごい愛情を注いで書くなあと思いました。なんっつうの、「この人物のことは理解出来ん」ってのはひとりもいなかったぞ…それってどうなの……理解出来たからって何の解決にもなりませんし、むしろやりきれないばかりです。

あとギリッギリで「これ以上言ったら甘い!」「これ以上言っちゃったらヌルい!」って“その先”を言わせないところがすごいな。ほんっとにギリギリ。ここらへんすっごい用心深く書いてる感じがする。その反面「思ったよりは地獄じゃないよ」とか「だって、お母さんだよ!」とか、グッとくること言わせるじゃないの。ああ憎らしいね!

その反面、語らないままのしぐさでガーンと来たり。あれは中山さんのアイディアなんでしょうか…写真撮影の時、洋介の頭を孝之がぐっと抱き寄せるとこ。

ちょっと前に『せりふの時代』で、鴻上さんが『LAST SHOW』の戯曲を読んだ時と舞台にのっている時の違いを的確に書いていて、それが長塚くんの強みでもあり弱みでもあるなあと思ったばかりだった。でも、劇作家、そして同時に演出家、でもあれば、これはかなりの強みではないだろうか。とも思った。

初演は観ていないのですが、今回の改訂にあたって母親が出て来たとのこと。この母親がかなりのキーになっていたので、彼女が不在の初演を観ていたとして、共感出来たかは判らないな…。

役者陣は皆さん素晴らしいです…大堀“美脚”こういちさんは『恋の片道切符』以降鬼気迫る役が続いていますが、これ、かなり珍しいと言うか新境地ですよね。このひとがこんな役なんて、今迄想像つかなかった。もう最悪よー!伊達くん怖過ぎるハマり過ぎてる、中山さんやっぱちょっとおかしいでも度量が大きい何その愛情表現!内田くんダメっぷりがいい!美保さんの壊れっぷりはヤバいこれに共感してしまうとは!村岡さんいちばんマトモな役なので気の毒で気の毒で、八嶋さんの狂気は舞台でしか観れないこのひとは実は怖い、剱持さんミューズ!松浦さん孝之の思いに気付いてやってくれー(泣)玉置さん身体がユルい!(笑)でもあのシーンは泣けたよ…。長塚くんこういうダメ男ハマるねー(笑)いい座組です。

あと長塚くんは女から見てヤだなあと思う女の言動を演出するのがウマいですね…最後の水野さんと大久保さんのとこね。ああいうのホント苦手だーしかしそれを男が気付いてるってところにちょっとホッとしたりもしました。

楽日にもう一度観に行きます。



2006年11月17日(金)
おかしいにゃー

今日は『ブラック・ダリア』観て、そのままイシイくんのライヴに行く筈だったんだけどにゃー。あと『悪魔とダニエル・ジョンストン』はいつ迄やってるとですか…とチェックしてみたらこれも今日で終わりであった。キィさん行けなかったよ…ガクリ。

初日前にあんなに盛り上がっておき乍ら『ブラック・ダリア』観れてないってどういうこと!てか、終わるの早いよ!もうちょっとやってておくれよ……(泣)エロ爆弾(と本当に書かれていた。しかも女性のライターさんに)ヨハンソンが観たいよー!思わず原作再読し始めてしまった。今出てる文庫のカヴァーもいいよねー映画版の。買っちゃおうかなー。

そして明日は『イヌの日』です。ああ楽しみだなーああ行きたくないよー(どっちだよ)やまこさんが以前「長塚くんの芝居はひとと観に行くとアレなんでひとりで行くことが多い」と言っていたけど、ひとりの場合観る以前に行きたくなくなるって言う落とし穴があるのですな…いや、楽しみです、楽しみですよ。まあ観る前からこれだけ気が滅入ってるから、実際観たら平気かも知れん(笑)そう迄しても観ておきたいって気分にさせるひとですなー!ほめてるのかこれ。



2006年11月15日(水)
『ROLLERS ROMANTICS TOUR“06”』+バカボン鈴木SESSION

THE BIRTHDAY『ROLLERS ROMANTICS TOUR“06”』@SHIBUYA-AX

あああうどんとミルクで〜♪って聴こえるよ〜〜〜(空耳)

会場前で待ち合わせをしていると、急な雨に濡れたままのお嬢さんがいたのでナンパ。相合傘で世間話なんぞをしていたら「ZEPPのチケットとれなかったんですよ」。おお、ウチダブってとれてるんです!しかもそのチケット昨日届いて丁度持ってきてるんだな〜。と言う訳で引き取って頂きました。な、なんかすげー感謝されましたよ…いやいやこちらも助かりました……。

実はあと1枚あります(笑)ご入用の方はメールフォームでご連絡くださいな。
見付かりましたー、有難うございます。流石チバさん関連はレスポンスが早い…。

ツアー初日。アルバムリリース後と言うこともあり、会場の雰囲気に熱があるし、皆何だかそわそわしている。そして“聴き入る”場面が多かった。演奏もだけど、歌が、いいんだよ〜。

今更乍らチバさんていい唄い手さんだなあと思った。喉も丈夫だよね…。空耳多いけどね…。リラックスして唄ってるように見えるのに声がデカいことデカいこと。言葉も気になる部分が増えてきた。聴いたら聴いた分だけ返ってくるな。

そして、やっぱり、ライヴ盤出ないかなあと思った(ボソッ)ヒライくんのベースは格好いいなあ。

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バカボン鈴木SESSION@JIROKICHI

先週の金曜日に行きました、JIROKICHIでやっているシリーズ。今回ギターが窪田さんだったのでした。B=バカボン鈴木、Sax=本田雅人、G=窪田晴男、Key=松本圭司、Perc=ヤヒロトモヒロ、Drs=鶴谷智生。

ユニゾンからソロにバラけていく時のブレイクや、また一緒に鳴らした時のキメが格好よかったなー。ヤヒロさんも久々。全く見えない位置だったのが残念。音は相変わらず格好よかった。

バカボンがまたパール兄弟で弾くようになって、あまりに巧くなってたので(いや前から巧かったけど!)ビックリしたんだけど、成程……!と思いました。毎日が本番、本番が練習、ね。

「自分の相撲をとるだけです!」とか言っていた窪田さんは譜面に喰い付いていた(笑)やれば出来るくせにね〜。このひと出来るくせにテンパりますよね…(暴言)

ちなみにこのシリーズ、音源が出ています。聴いてみたらこれがまたー(白目)次回も気にしておこう…行けたら行こう……。
■『AIR JAZZ Vol.4 Vagabond Suzuki Session』
この時の編成はB=バカボン鈴木、Sax=勝田一樹、G=増崎孝司、Key=松本圭司、Perc=ヤヒロトモヒロ、Drs=鶴谷智生。



2006年11月14日(火)
『転々』ツアーファイナルの感想なのかこれは

ヒカシュー『転々』ツアーファイナル@STAR PINE'S CAFE

今「非歌手ー」て変換された。うまいこと言いますねこのMac…。

じゅうさんねんぶりにみました。しかもさんじゅっぷんちこくしました。すごいないようだっただけにくやまれるーでもしごとがおわんなかったんだもーん(泣)

と言う訳で?ライヴの内容とは全然関係なさげな話ばかり書く。

・即興メインなんですよ
・ついつい『青木さん家の奥さん』を思い出し…
・『青木さん家の奥さん』と言うのは南河内万歳一座の代表作(なのか?)で、もう何演もされているので今となっては流れも決まりつつあるけれど、場当たりと段取りをちょっと決めて、あとは殆どフリーのお芝居です
・フリーなんで上演時間がどんどん長くなって、劇場側から怒られたりもしていたようです(笑)
・皆の憧れである奥さんに会いたいがために、酒屋の店員が青木さん家の配達表を奪い合っているところ、新入りの若者が「僕が行きたい!」と言い出して、おまっふざけんな新人のくせに!なら特訓だ!といろいろ理不尽な訓練を受ける構成です
・青木さん家の奥さんは出て来ません。ここらへんゴドー待ちとの関連を言及されていましたが、内藤さんがどういうつもりで書いたかは知りません
・で、まあその特訓やらどんなに奥さんがステキかやらが妄想と願望とはかなさやらとごっちゃになって話が進みます
・そこがフリーなんですね
・ちょっと弱味を見せると途端につけこまれたり、自分が考えていたことと全く違う方向に行ってしまい、準備していた台詞が使えずおろおろする役者を見てゲラゲラ笑う怖い芝居です。小道具のおしょうゆの瓶割っちゃって、おしょうゆのいい匂いが劇場中に満ちたまま続けたこともあった(笑・後片付けも芝居になります)
・で、どのヴァージョンだったかなあ…とある役者さん(名前は出さないでおくよ…)が追い詰められて追い詰められて言葉が出なくなっちゃって、真っ白になりかかっていたところ「何か言わんかい!」と責められて「………ペス!」って言ったんですよね
・なんだよペスって
・もう大ウケ
・でも本人は半泣き
・缶コーヒーを握らされ、休憩を与えられました
・しかし、終わってみればここがいちばん印象に残ったんですよね…

・なんかそういうことを思い出しましたよ……
・プレイヤーの技術は勿論高い。でも反射神経をフルに使うだけではない。お互いの手の内は分かっていても、こういうことってあるんだろうなあと
・偶然だけじゃないんだろうなとか
・それに言葉を使うとなると、そこに発音以上の何かを見い出すには?とか
・いや見い出さなくてもいい場合もあるだろうけど

いやー、でもペスって何だったんだろう。と今でも思う(笑)

あと横川さんとスズカツさんのウェアハウスシリーズとか、横川さんがシリーズで続けているTWO OF USのこととかもぼやーっと考えました。どこ迄音楽かとか音を使う表現についてとか。ぼやーっと考えてたけどライヴには集中してましたよ!てか、集中するってあれは。すごく面白かったです。

やらないだろうと思っていた「パイク」や「プヨプヨ」が聴けて嬉しかったなー。



2006年11月12日(日)
『ウーマンリブ先生』+!

ウーマンリブ Vol.10『ウーマンリブ先生』@サンシャイン劇場

ううむ、大人計画の本公演?と思ってしまいそうな内容でした…いや、ニッソーヒかな……。話の内容が被っているってんじゃなくて、どろだんごを飲み込んだようなこの後味。大笑いし乍らどんどん気分が沈む。しっかしオモロいのよー笑った笑った。

ニッソーヒと言えば『業音』を原宿と観たんだけど、まー終演後の話に花の咲かないことよ。ほぼ会話なくごはん食べましたからね…そしてその後私は熱が出た。今回はサガラさんと観たけど「なかなかにヘヴィーな話だったね…」「本公演かと思った…」「業だねえ…」「業だよねえ…」とぼそぼそ話してる間に駅に着いた。

あーあと売名行為の『こどもの一生』思い出したな。らもさんの。これはヤバい古田新太、からかな。このひとも業の塊だよね、役者の業。やっぱりこのひとはおっかない。終演後サガラさんが「なんであんな身体の男を格好いいと思っていたんだろう」と言ったけど(爆笑・重い会話がこれで和んだ!)身体の衰えすらも見(魅)せますからね…やっぱり板の上にいるこのひとは格好いい。踊りにキレがなくなってもそれで観客が笑えば勝ち、みたいな。

以下ネタバレしてます。

しっかっしっクドカンと松尾さんの違い、と言うのも随分感じられたものでした。と言うか、クドカンから見た松尾さんてこう(夏祭冬助)なのかも知れないな。となると無理矢理結び付けると塩谷五郎=シオヤゴロー=オヤゴロシはクドカンか。クドカン本人は「深読みしてほしいと言うか、むしろ誤読してほしい」てなことをよく言っているので、誤読させて頂きます。赤堀さんが書いてたけど(またいいこと言ってるー!)クドカンから松尾さんへのラブレター。とも言えるし、挑戦状とも言える。オヤゴロシー。

砂利を飲まされたーと思うのが松尾さん、おお軽い食感、うめーなあ!と食べてたらどろだんごだった、ってのがクドカンかな。個人的な印象ですが。

このふたりの作家がいる大人計画ってすごいよな。いつも思うけど。そして劇中作家の業カタログを見るにつけ(と言えば、池津さんの役はもちっと突っ込んで知りたかった)、編集者ってのは本当に大変な仕事だと思いました…クドカンがやった役くらいのスタンスでいないと胃がいくつあっても足りん気がする。いや、スタンスですよスタンス。実際ああじゃダメよ(笑)でも頭掻いて血まみれになって作家が逆に気ぃ遣ってくれるってのは、ある意味作家転がしのテクニシャンかも知れん(笑)天然の。

パンツになる椅子の背もたれ(笑)、ふすまに映像映す演出もよかった。そしてここはいつも女優が格好いい。ウーマンはマンよりもウーの分だけ〜♪全裸(の着ぐるみ)が本当に神々しく見えたよ。企画ものAVの女((C)特撮)が富士の樹海で50人でもちつきです。その樹海で連続殺人鬼と出会う訳ですよ!いやマジでこのシーンは美しかった。大笑いしつつ涙出そうになった。

星野くんが劇中で唄う歌「●●じゃないけどね〜♪」が頭から離れません。伏せ字にするのは礼儀を欠いているか(大人計画関連の下ネタには潔く反応したい)!しかしこれは実際聴いて笑った後「なんていい歌なんだ!」と思ってほしいので公演中は書かない方がいいかな…と……。すごくいい歌詞ですよ。こういう●●ならではの夢と思いやりは大事に育てな!しかしこれ、水中、それは苦しいの「安めぐみのテーマ」ばりに残るわ(笑)今頭の中で鳴りまくり。どうしてくれよう。

あー星野くんは唯一の和みキャラだったなー。出番の9割は全裸(+リアル前張り)でしたが。風邪ひきませんように。

支離滅裂なまま終わります。

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■ヘドウィグ本チラ
ゲット。宣美のスタイリングは北村道子さん(!)でした

■くくくくく
11月13日付のスズカツさんの日記が面白過ぎる。世田谷の馬の話って、どっかで聞いたか読んだかしたなあ。本当にいるんだ…。
そして坊主であの体型(スポーツやってるからか体型若いですよね)なら高校生くらいに見えるんじゃないですかね、後ろ姿が(笑)

■あわわわ(書いてるのは14日)
昨日NHKに篠井さんが出た際、来年『欲望という名の電車』やるとお話されてたとのこと。で、北村くんが出るそうです。で……スタンリー役だそうです。
……いやややや………あまりにもビックリするやら嬉しいやらいろいろ通り越して無表情です((C)ウーマンリブ先生)
あー実は以前、北村くんとこのML更新時「どんなひととのお仕事を観てみたいですか」ってアンケートに「鈴木勝秀さんの演出で観たいです」て書きました。これが反映された訳ではないでしょうが、願ったり叶ったりです。
てか、スタンリーと言えばお父さまの代表的なお仕事ではないですか……来たよ、とうとう。親子二代でスタンリー。
他のキャストはどうなるのか。そして来年のいつなんだ…他の予定が入れられない……



2006年11月11日(土)
ねこぶくろ+『キャッチボール屋』トークショウ+のみや

あああ、ここの日記1日に1回しか書き込めないんだった。金曜日はバカボン鈴木セッション@JIROKICHIに行きました。あとで書けたら書くー。そんでいろいろメールレスたまってます!すまんです!しばらくお待ちくだされ!そしてどるさんヘドウィグはきっと平日ならとれる!と思う!新宿FACEって元新宿LIQUIDだよ!あそこでヘドウィグ観られるってすごい面白そうじゃん!是非観たってください!

この土日は何げにSAKEROCKがらみでした。

■ねこぶくろ
池袋東急ハンズにある、料金払えばねこさわりほうだいの…なんっつうか、あの、ねこパブ?(笑)
しかしねこは好きなようにしているし、お客もいやがるねこは放っておくし、ひと疲れしてげんなりしているねこもいなかったよう。いいとこではないかと思いました。男のコやおじいちゃんがひとりで来てにこにこしつつねこを撫でてたり膝にのせてたり。
いやーもおさわったさわった。しかしねこアレルギーなので(せつない)段々目と鼻と喉が…ああやるせない!撫では出来るけどだっこは長時間出来ないこのもどかしさ

■『キャッチボール屋』トークショウ@K's cinema
あーやっと観に行けたー。昨年のTIFF以来です。本編の感想はこちら。久々に観ましたが、いい意味で印象は変わりませんでした。いい話だなあ。あと何げない風景の演出が丁寧で、でもくどくないの。レコードプレイヤーの横にねこ大好きフリスキー缶が積んであるなあ、と思ったら、その後のシーンでねこの鳴き声が聴こえたり。ああ、先代のキャッチボール屋はねこにえさをあげてたんだなあ、レコードかけるのは何代前からやっているんだろう、と思ったりする。
あと「公園内でいぬの放し飼いは…」みたいなアナウンスが流れてるのに、放し飼いのいぬが走り回ってたりな(笑)ウチの近所の公園もそうですわ。
大崎監督とおーもりくんのトークショウも面白かった!渋滞でおーもりくんの到着が遅れ、上映前の筈が上映後のトークになると言うハプニングもあり、短時間の慌ただしい雰囲気でしたが、おふたりとも話をどんどん展開させて濃い話をしてくれました。おーもりくん、トーク転がし上手くなったね…(自分何様)『のんきな姉さん』の話は他の場所でもちらっと話していたけど、大変でしたね…(苦笑)西川美和監督って男前なんだろなとますます好感度アップです。
『ハゲタカ』撮りなおし(…)と『Dr. コトー』の撮影が重なっているようで忙しそうなおーもりくん、ちょっと痩せたような気も。まあ役作りの一環で痩せたのかも知れませんが。身体に気を付けてねー。
SAKEROCKのサントラもゲット。いいようこれ〜

■のみや
キィさんに連れてってもらったとこが安いわウマいわで当たりだった!そこでちょっと面白いと言うか興味深いことが

■カルピス(ソフトドリンクの方)を頼んだら
カルピスロックが来ました。水入ってないの。原液に氷が入ってるの(笑)甘いよ!!!多分3〜4杯分あるよこれ!おえー無理、飲めない。なんじゃこりゃーと思いつつとりあえず氷が解けるのを待ったり水を足したり。飲み物追加しないで済みました

■その後
なべだったので、おじやにしようと言うことになりキィさんが店員さんに「おじやにしてもらえます?」と声をかけたら「おじやって何?」。んん?よく見ると、どうやら外国人のようです。パッと見はちょっと濃い顔だちの日本人とも思えるひと。「あああ。ごはんとたまごをください」と言った後、あれ?と。あのさ、ひょっとして外国のひとだったからカルピスって水で薄めるの知らなかったのかな…

■とキィさんに言ったら(ネタ拝借)
「そういえば、前バイトしていたところに中国のひとがいたんだけど、昼ごはんにペヤングやきそば食べてたの。でもズルズル〜とか言ってるからえ?と思って見たら、湯切りしてなかったんだよね……。お湯入れたまんま、そこにソース混ぜて食べてるの。やきそばじゃないじゃん!『お、おいしい?』って訊いたら『おいしいです!』ってニッコリされて『おいしいなら……』と思って、湯切りするんだよって何となく言えなかった……」

■そんで
じゃあこの店、カルピスハイ頼んだら原液と酒と氷オンリーでくるかな、水で割ってないかな、と思ったけどどうなんだろう。お店的には何げに損してるよね…誰か教えてあげてください……



2006年11月10日(金)
小ネタ

■うわー。
ここ、行ってみたいー。
おばあちゃんやめないでー。真空管のアンプが壊れませんようにー!

■『メタボラ』桐野夏生
朝日新聞朝刊で連載中。時々読んじゃあ時々忘れるんだけど、ちょっと前迄沖縄のホストの話だったのが、いつの間にか集団自殺に失敗した(?)男の転落人生の話になっている。しかし昨日辺りから…何か……あの……予想外の展開に………。こ、これ、どうなるのん!?誰か読んでませんかー!このモヤモヤを語り合いたい!
水口理恵子さんの挿画がまたいいのです。桐野さんとよく組んでいて、MUSIC MAGAZINEのカヴァー画も手掛けている方ですね。新聞連載は単行本化された時に挿画がなくなっちゃうか、少ししか掲載されないのが寂しいな

■そして別の頁には
近頃の少年マンガでは美少年が女装する作品が流行ってると言うコラム。朝日新聞はどこへ行こうとしているのか

■でも
赤堀さんのインタヴュー載せてくれたりするんで好きですよー朝日

■そうそうキィさん(名指し)
桐野さんは「文春文庫 秋の100冊『読む女』」のモデルを務めていたので、帯に写真が載ってます!読む“女”ですよ!(笑)

■BOAO 2006.12
高橋洋くんのインタヴュー。い、意外なものに載りますね…。このひと時々予想外の雑誌に載るから(SPA!とかDODAとか)ビックリする

■ユリイカ 2006.11 臨時増刊号
宮沢章夫特集。K一さんの頁でスズカツさんの『欲望という名の電車』についてちらっと。ホントにちらっと。てか、接続詞的に出てきただけ(笑)こんなことでも嬉しいのですよ。
『鵺/NUE』について萬斎さんとの対談も。ちょっと突っ込んで読んでおこう。装丁もいい〜通常号と用紙が違いますよ

■ひいー
ヘドウィグ楽日楽天先行1分完売。ログインして切り替わった時にはもうなかったで!
あとe+やらの抽選結果待ちだけど、こりゃー厳しいなー。初日はおさえられたけどなー。
立ち見でいいんで入れてくれ(泣)てかむしろ立ち見で観たいのですが



2006年11月09日(木)
NINネタですよい

はーやっと落ち着いてきたのでまとめとくー。ほぼ自分用メモ、リンク張る気力がないのでまんまアドレス載せますね。気になる方はどうぞー。

■BRIDGE SCHOOL BENEFIT CONCERT@Shoreline Amphitheater, Mountain View CA
10月21、22日に行われました。ニール・ヤングがずっと続けているチャリティコンサートです。パールジャムは常連さん。
今年はトレントさんが出ましたよ。昨年辺りからこういう活動にも力を入れてますね。見所聴き所としては、ストリングカルテット(vl、vc×2、cb。ちょっと変則?)+トレントのピアノと言う編成。
パズの姉妹、Ana LENCHANTINも参加しています。Lucianoもそうだったし、レンチャンティン家は揃って摩弦の教育を受けてたのかな。Pazはヴァイオリン、Lucianoはヴィオラ、Anaはチェロ。

セットリストは以下。タイトルの下にYouTubeのアドレス。全てオーディエンスショットです。

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01. The Frail
http://www.youtube.com/watch?v=j3bCNeQ7v3s
02. Something I Can Never Have
03. Piggy
http://www.youtube.com/watch?v=e0-n4PO4JFc
04. La Mer
http://www.youtube.com/watch?v=034B-fpmj7Y
05. Adrift and at Peace
http://www.youtube.com/watch?v=ZfTV9kNYioA
06. The Fragile
(1)http://www.youtube.com/watch?v=yGU0lH1NgOw
(2)http://www.youtube.com/watch?v=nMe8ObL6Ay8
07. Right Where it Belongs
http://www.youtube.com/watch?v=x12wEN3X3Bs
08. Non-Entity
(3min)http://www.youtube.com/watch?v=PAw0e4WB8ac
(1min)http://www.youtube.com/watch?v=sJPytzqWVsY
(10/21)http://www.youtube.com/watch?v=LCA4dh9Bssc
09. Hurt
http://www.youtube.com/watch?v=WUgFIkjAP-s
その他ちょこちょこ(メンバー紹介とか)
http://www.youtube.com/watch?v=PfeqjSZw7fA
http://www.youtube.com/watch?v=OhoLuU8-2Rc
http://www.youtube.com/watch?v=XLgD4IwZhmY
http://www.youtube.com/watch?v=RR_QhnkI6KU
http://www.youtube.com/watch?v=buSdi-zmiec
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いやあいいっすねえ。『STILL』の発展形とも言えますねー。
「Something I〜」だけ見付からないのが悔しい!音源リリースの予定もあるとかないとか。あれ!あってくれ!

■と言えば
MTVで夜中に月曜日は80年代、火曜日は90年代のクリップ流す番組あるんだけど、昨日NIN〜ミニストリーと来て夜中に背筋が伸びました。で、そのミニストリーの曲(タイトル忘れた)、前の職場で後輩がよくかけてて、先輩に「うるせえ!」と怒られたりしてた曲だったよ(笑)まああれはあれで仕事がはかどることもあった。はかどらないこともあった(笑)今聴いても格好いいですね…

■ところで
今日THE SPIRALから会員証が1枚届いたど。何ですかこれ。この前入会キットが届いた時、ちゃんと会員証も入っていたんだけど、それとはまた番号が違うの。封筒にはこれしか入ってないの、説明書もないの。お知らせメールも来てないよ。ちなみに更新手続きはまだしてないよ。引き落とし通知もないよ。
会員用サイトで確認してみたけど、二重登録はされてないみたい。なんなんだー。
問い合わせるのが面倒だーこのままもらっといていいですか(なげやり)
嘘嘘。ちゃんと調べます。もう眠いんで明日考えるー



2006年11月08日(水)
ひいい+小ネタ

「川島道行 岩手」の検索で来ているひとが沢山…いいじゃないか、岩手!
あの美白は岩手で培われたものなのね〜とか思えばいい!あだなはしらゆきです!(間違った情報を流してみる)
まあ今回いい加減な記事を見たり酷い書き込みを見てヘコんだりはしましたが(いやもうひとの噂ってホント怖い。皆無責任で言いたいこと言うし。自分も気を付けようと思いました…)これからもいい作品を送り出してくれたらこっちは聴きますよー勿論。普通に幸せになれとか思いますよ…。不幸じゃなきゃ出来ない音楽ってことはないでしょう、ブンブンの創るものは。そして幸せだからと言ってひとの性格はそうそう変わらんので、川島さんのポジティヴさにはずっと闇があると思います(笑)それがどう反映されていくか楽しみにしてます。

■それにしても
「テクノロックバンド」…(黙)確かに何て説明すればいいのか……

■東北美人と言えば
先日MIOさんに「青森はいい男が多いのよ!吹越さん、新井くん、奈良さん、松山ケンイチくん!」と地元自慢された。共通点があるようなないような

■地元自慢
ええと、永瀬正敏さんの実家は自転車で行ける距離にあります。あとはー柔道の井上康生さんとか日ハムの田中選手とか。ウチの親なんて未だに「都高(出身校)の幸雄」とか言う。あと元ヤクルトの入来投手には家のガラス割られた。当時からものを投げる習慣があったんでしょう(笑)
スポーツ絡みが多いなあ

■『ウルトラバロック・デプログラマー』浅田寅ヲ
新連載。原作がいとうせいこうさんの『解体屋外伝』。読んだ気がするがどんなんだったっけ…これを機に再読してみるか?
原作付きも結構描いてる浅田さんですが、森博嗣さんの犀川と西之園シリーズもまた描いてほしいなー

『ライオン丸G』ってこの雑誌連載だったのか。大根さん演出でドラマやってますね。たまたま見掛けて「このうさんくささ…大根さんぽい……」と思ったらホントにそうで笑ってしまった。キャストもクセ者揃いです。

■Shiho Suzuki Official
わーい出来てる!シンプルな作りが“らしい”なあ。
大阪では展覧会あるんだ、いいなあ



2006年11月07日(火)
めでたい!

川島さんおめでとー!いやあよかったよかった。

今年のO-EASTでのライヴの時に奥さま見掛けて「ブンブン聴くのかあ。いや、似てるひとかも知れん」と思っていた。ご本人だったんですね。

それにしてもれいさんも指摘していたが、Yahoo!ニュースのインタヴューリンク、何でこれを張る。何年前のだよ。受け身人生とか散々言われてるやつじゃん…あと「ひとを好きにならない」発言してる記事だよ…(笑泣)今はきっともっとポジティヴになっていることでしょう!

いやあよかった…こればっかり。お幸せに!



2006年11月06日(月)
小ネタ

■隔数日刊 | Daily Bullshit『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』
翻訳を手掛けた北丸雄二さんのブログ。上演台本はスズカツさんなので、どのような構成になるかも見どころです。オールスタンディングで観た方が面白いような気もするが、なかなか難しいかな

■サイト内の
『マジメでためになるゲイ講座』も面白いです。『BENT』を観た後にいろいろ調べていて思ったけど、“ピンクの三角”のようになかなか記録に残らない事柄は多い。
『隠すからそれをネタに脅すやつがいる。前回も書きましたが、「隠す」という行為はそれほどまでに不健康で危険なことなのです。わかっているけど……彼らはそう言います。それほどまでにホモフォビアの呪縛は厳しい。』
以前ex.SUEDE、現FUTONのサイモンが襲われる事件ってあったなあ。サイモンは今バンコクが拠点。タイはそこらへんおおらかな国だったのではないかな、楽しく暮らせてるといい

■『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』公式サイト
出来た

■ある意味ヘドウィグ繋がり
『トーチソングトリロジー』キャストに追加。レディ・ブルース役としてエミ・エレオノーラさんの出演が決まっています。クレジットがヴォーカル&ピアノとなっている。エミちゃん久し振り、横川さんと組むのは初めて聴く。楽しみ!

■来年の白井さん
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『ヒステリア』@シアタートラム
2007年2月12日〜3月4日(予定)
作:テリー・ジョンソン
翻訳:小宮山智津子
演出:白井晃
出演:串田和美、荻野目慶子、アサヒ7オユキ、白井晃
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濃そう!ちなみにアサヒ7オユキとは、朝比奈尚行さんのこと。音楽劇になるのかな?
フロイトを串田さん、ダリを白井さんが演じるそうです

■白井さんと言えば
『ピッチフォーク・ディズニー』の再演ってどうなったんだっけ。SePTの今年後半のラインナップに入ってたんじゃなかったっけ…?

■ううう
『タンゴ・冬の終わりに』の周辺の反響が初日開けてからすごいんですけど。私が行くのは再来週なんだよー!うああ気になる、当日券あるかな、立ち見でもいいよ、何とか早めに観に行けないかな…。10数年越しの念願ですよ!当時イギリスキャスト版をコクーンでもやる筈だったのに、スポンサーがつかなかったんだっけ、資金不足で中止になっちゃったんだよね…。キャストは違うけど、今回の上演はホントに嬉しい。清水さんの書く言葉は美しくて戯曲でも読み甲斐があるけど、実際に舞台上で役者がその言葉を声に出した瞬間の、ビリッとくる感じはなにものにも替え難いもんがあります



2006年11月04日(土)
現代能楽集III『鵺/NUE』プレヴュー

現代能楽集III『鵺/NUE』@シアタートラム

プレヴュー2日目を観ての感想です。実際の初日迄に手を入れると宮沢さんも仰っています。そして多分私は本公演を観に行けません。どのくらい変わるか気になるのですが…それを踏まえてネタバレも全開です、ご注意を。

能楽の『鵺』を現代に置き換える、と言う主題はあるが、もうひとつの主題があった。引用された数本の戯曲からも狙いは明らかだ。登場人物の演出家には、ある特定の人物を思い描くことが出来る。演出家を夢の遊眠社出身の上杉さん、黒ずくめの男を天井桟敷出身の若松さんが演じる。トランジットは新宿だ。同時に発声する役者の中から、誰の台詞を選択するか観客に委ねるシーンが少しだけ出てくる。前述の人物とは違う、あの演出家の手法だ。若い役者たちは、当時の演劇についてクールな意見を述べる。現代演劇の第一世代、第二世代、第三世代……。

ふと気付く。ある世代の、劇作家・演出家の姿がここにはない。多分意識的だろう。そしてその“蚊帳の外”が、あの劇団の作品がどういうものであったかを、顕著に表しているようにも思える。気付かないひとはいない筈だ。80〜90年代に小劇場演劇をひたすら観ていたひとなら。絶対気付く。勿論とりあげられていない演劇人は他にも沢山いる。しかし、この不在には大きな意味があるように思える。

この意識的な排除が、どういう意味を持つのか…。意地悪で、ではないと思う。意味がない、とは決して思えない。自分の解釈が正解かは判らないのだ。しかしひっかかってしまったのでもうどうしようもない。私はその劇作家のことを考えるしかなくなった。

新宿は機動隊(追記:あるいは武力)によって制圧される。演出家は連れ去られる。黒ずくめの男=役者、あるいは運動家は、常に過去形で喋る。そして終盤、彼は死んでいたことが明らかになる。鵺だ。

「何も写らない。何も記録出来ない。」

終盤の台詞。これが演劇でなくて何なんだ!ここでは触れられないあの劇作家の作品も、勿論記録出来ない。記憶に残るだけだ。演劇史には記録されないかも知れない。それでも、あの時あの作品に触れたひとは、いつ迄もそのことを憶えている筈だ。現在の彼は苦戦しているように思う。批判も多い。しかし、残したものは確実にある。そしてこれからも、何かを起こさないとは誰にも言えない筈だ。

てな感じで、自分がどの世代に属するかによって、この作品は印象ががらりと変わる。私はあの世代に捕まった観客なんだなあ、と改めて自覚した。選んだ訳じゃなくて、交通事故みたいなもので、遭っちゃったんだよ。ずっとついてまわるよ。そしてそれは、エキサイティングなことだと思っている。

演出に関しては宮沢さんテイスト満載でかなり好きでした。意外にも笑いどころも結構あります。役者陣は流石にプレヴュー期間で固かった面もあるかな、でも面白く観れました。

この舞台の制作過程を宮沢さんはずっと書き続けています。観る迄読まないようにしていたので、これから読みに行ってきまっす。そしていろいろ考える。
■富士日記2
 http://www.u-ench.com/fuji2/index.html
■『鵺/NUE』公式ブログはこちら
 http://setagaya-ac.or.jp/nue/

今月は清水さん月間になりそうだなあ。『真情あふるる軽薄さ』をとりあえず読み直してみよう。そして能楽の『鵺』は12月に観る予定なので、今回の解釈を考えながら観るのが楽しみです。



2006年11月03日(金)
ガス展に行ったどー+小ネタ

パッチョグッズ目当てで行ったのがバレバレです。まな板シートをゲット〜。エネスタのひとは皆パッチョの絵柄の入ったブルゾンを着ていて羨ましい限り…き、着たい。しかしどこに着て行けと。非売品らしきパッチョ小物があちこちにあって、ほしい…とじんねり見る。

商品も買わず契約もしないのに、お菓子をくれたりと皆さん親切でした。す、すんません…。でも先日お風呂が壊れて、大家さんが新しいお風呂にしてくれたんだよー!大家さん経由で買い物したってことで!いや経費大家さん持ちですけどね…。

余談だがそのお風呂が壊れた日、よりにもよって銭湯も休みで(美容院と一緒で皆同じ曜日に休むのね…)流しで髪を洗いましたよ…江口寿史のマンガであったよね、流しでお風呂。あとアベフトシを思い出した。洗髪だけでも結構大変だったのに、全身流しに入れようとしたアベくんてジャンボリー過ぎる。

あ、でもお風呂工事の際、失くしたピアスが出てきたよー!流したと思ったけど浴槽の下に入っちゃってたんだ。よかったーうれしー!

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■『ROLLERS ROMANTICS』THE BIRTHDAY
な、なんかえらい鳴りがポップになってますね…ライヴと全然印象が違ってビックリ。ライヴ盤出ないかな……(ボソッ)
この音の軽さが、このバンドの楽曲の馴染みよさを明確にしている感じもします。やっぱりメロディがいいんだなあ。
でも、ライヴで聴いてこそ…かな……殺気が、殺気がね……(ボソボソ)

■シアターガイド 2006.12.
『トーチソングトリロジー』スズカツさん、篠井さん、さとしさんの対談。ひー、対談がもう身につまされる。
『自由を求めると同時に孤独になる。その間にあるものは決して埋まらない、だから「not enough」。それでも前向きに生きるのをやめない、この登場人物たちは、すごいエネルギーを持っている』
初日は覚悟して行こう……。
『昔の侍』小松さんのインタヴュー。倉森さんについてはっきり話してるの初めて読んだかな。
『サモ・アリナンズはずっとやっていきたい。やめませんよ!』
楽しみ。それしか考えないようにしよう

■『ナイロビの蜂』(上)ジョン ル・カレ
■『ナイロビの蜂』(下)ジョン ル・カレ
貿易は貧しい人を豊かにしたりなどしない。利益は改革をもたらさない

■『デッドエンドの思い出』よしもとばなな
実はハードコア。登場人物が過去現在と不運な目に遭ってることが、ではなくて、自分の悪意に気付かされるからだ。
ロウになってる時にうっかり読んだのでエラい目に遭った。でも、好きだったなあ。ほろり

■『ウルトラマン誕生』実相寺昭雄
「ほんものみたーい!」は特撮にとっての褒め言葉にはならない。
ウルトラマン関連の展覧会を観ている最中+観た後とリアルタイムに読めたのもよかったな

■『獣どもの街』ジェイムズ・エルロイ
うを、読みやすかった!訳もいいのかな。てか、原書ではどうなってるのかなあ、あの「犀」のとこ。
汚職暴力血液排泄物ジェンダートランス。骨は砕けて皮膚は裂ける。なのにとても静か、風が吹かない。
そしてやっぱりいぬが好き。このいぬ好きめー!