雲間の朝日に想うこと


< 感謝すら出来ぬ想いと言うのですか >


何らかの形に、
想いを、
注ぎ委ねる事が。


時に。


自身の代弁者以上の、
振る舞いで。


想いを、
紡ぐのだけれど。






一方で、
擬人化した想いは。

時に。

滑稽に、
互いの隙間を嘲笑うのだ。





















 「未だ全然芽が出ないんだね。」

 「小坊主の愛が適当だからだよ。」


其の多寡を計る様に。

想いは、
沈黙を保ち。









 「半分以上間引いたよ。」

 「俺の愛情は間引かれちゃうわけ?」


次々に。

想いは、
毟って捨てられ。








 「小坊主の愛情って半分以下?」

 「半分処か某球団の勝率より悪いじゃん。」


其の大部分は。

芽吹く事無く、
潰え。









 「枯れちゃったの?」

 「水遣り過ぎて洪水させちゃったの。」


そして。

想いは、
溺れて腐れて終う。


















生誕の祝いに贈った、
感謝の草は。


其の殆どが、
あの子へ御辞儀を始める前に、
失われた。








想いが足りぬと詰る様に。





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References
 Mar.30 2015, 「呪縛の様な御礼でしょうか」
 Dec.22 2014, 「想い入れが深く為り過ぎますか」
 Jun.26 2014, 「期限を踏まえた贈り物でしょうか」
 Dec.23 2013, 「想い入れの多い長靴でしょうか」







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2015年07月01日(水)


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History
2006年07月01日(土) 飽く迄湯湯婆扱いでしょうか
2005年07月01日(金) 必死に隠した遠慮なのでしょうか
2004年07月01日(木) 夏の華が結ぶ縁なのでしょうか
2003年07月01日(火) 一度きりの言葉じゃいけませんか
2002年07月01日(月) 近いですか





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