雲間の朝日に想うこと


< 退路を断ってみませんか >


ふと吐き零す弱音には、
二種類在って。

其の両者は、
極めて異なる性質を保つ。







其れが、
自身を鼓舞する為の拍子で在れば。

弱音の度に自身を駆り、
徐々に、
徐々に、
其の途を進め行くけれど。




其れが、
自身の後押しを乞う吐露ならば。


飽く迄、
自身の心根が定まらぬ事への、
言い訳で。


決して、
益を産みはしないのだ。


















寧ろ。






此の止まり木は。

害に、
他ならない。



























 「明日は彼のお家へ。」
 「緊張で吐きそうです。」


隧道の向こうから、
零れ落ちる、
弱音。

















其の受け皿は。

此処では、
無い。


幾度も、
幾度も、
伝えて来た心算なのにな。





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References
 Dec.30 2009, 「巧みに歪められましたか」







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2010年01月30日(土)


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History
2004年01月30日(金) 整理の付かぬ記憶でしょうか
2003年01月30日(木) 花丸をもらえますか



< どの符号を附して居ますか >


一つ、
一つ、
互いの想いを逢わせる事で。


互いの立場や関係性を反映した、
符号が。

一つ、
一つ、
植えられて行く。





けれども。





其の、
据えた心算の符号は。

飽く迄、
自身にのみ翻訳出来る、
符号で。


時に、
相手の符号を見誤っては、
距離感に惑うのだ。





















互いの符号を、
探りながら。

行き交う符号が、
刻一刻と遷移する。























 「良いですよ。」
 「美味しいものごちそうしてください。」


急な誘いに、
気軽に応じながら。





 「私のイメージって??」
 「疑問に感じあらためてみただけ。」


軽んじるなと、
急な誘いを詰り。





 「リフレッシュしたい!は別なので。」
 「時間問わず連絡ちょうだいね。」
 「連絡しないと泣いちゃうから。」


そして、
急な誘いでも中身に因るのだと、
譲歩する。





















芯の符号は。

お互い、
面と向かって聞いたりしないのにね。





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References
 Nov.27 2009, 「何を較べた一字でしょうか」







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2010年01月23日(土)


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History
2006年01月23日(月) 想いも分けられる物でしょうか
2005年01月23日(日) 一晩で季節は戻るのでしょうか
2003年01月23日(木) どちらを選べば正解ですか



< 離れられぬ運命でしょうか >


人格、
骨格、
趣味、
嗜好。

或いは、
遺伝的背景。


番を定める要素は、
際限なく、
存在するのだけれど。




自身の一周期に留まらず。

時に、
其の輪廻を超えて迄、
出逢うと云う。











縁。



人智の及ばぬ差配が、
本当に、
其処に在るのかも知れない。




























好悪とは別に、
惹かれる何かを有するのか。

其れとも、
唯、
偶然が二つ重なったのか。



 「あのね。」
 「ぱぱとままがけっこんしたんだよ。」


起き抜けの娘が。

唐突に、
そう口にし。















 「嫌だよねもぉ。」
 「ゲームの中でも結婚しなきゃいけないのよ・・・。」


姫は、
自身の定めを呪った。























余りに春が長かったから。

きっと二人は、
別れる気がして居たのにね。





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Goods
 " トモダチコレクション " 任天堂







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2010年01月09日(土)


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History
2007年01月09日(火) 微かに鳴る音色でしょうか
2005年01月09日(日) 想いが煙を起こすのでしょうか



< 飼い慣らされて行くのでしょうか >


例え、
如何なる条件下に置かれても。

徐々に、
徐々に、
適応して行くのだから。



馴染みの無い環境に、
惑おうと。

何時の間にか、
其れは、
極当たり前へと替わり行く。











けれども。






緩まぬ緊張感の、
狭間に。

馴染んだ癖や習慣が、
一瞬、
零れ出ては。




大抵。

其の場を、
ささくれ立たせるのだ。






無意識に。






















然したる意識もせず。

極普通に、
過ごした俺へ。




 「小坊主の心掛けの御陰で。」
 「随分良いお正月に成ったよ。」


姫は、
感謝を放った。





















こうして。

徐々に、
徐々に、
飼い慣らされて行くのかも知れないね。






無意識に。






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2010年01月03日(日)


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History
2008年01月03日(木) 想いの入口が開いて居ますか
2004年01月03日(土) 此れが本当の貴女でしょうか
2002年01月03日(木) 少し休んで良いですか



< 電信柱の様な物でしょうか >


新たな年の、
其の肇の一歩を刻むべき日だと。


そう、
定められて居るから。




其処に。

一年で、
為すべき事柄や、
為す可能性の在る事柄を、
盛り込む事は。


何の不思議も無いのだけれど。









其れは。

互いの途の再確認に相当する行為では、
決して無くて。



自身の縄張りを主張する、
犬の小便と。

何ら、
変わりないのだ。






















 「する?」

 「ん?」

 「早く寝てよ。」
 「しようと思ったのに。」


















唐突に。

姫は、
俺を受け容れて。





そして。

翌朝、
再び拒絶し始める。





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References
 Nov.13 2009, 「どうせ広まる事でしょうか」







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>> postscript

新年おめでとうございます。
と言っても既に2月半ばですが・・・(汗)
御挨拶が遅く成りました。

昨年は少し停滞した一年でした。
今年は前向きな一年に出来ればと想って居ります。
本年もよろしくお願いします。


小坊主


2010年01月02日(土)


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History
2006年01月02日(月) 何方が本心に近いのでしょうか
2002年01月02日(水) 会って話をしたら伝わりますか





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小坊主
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