雲間の朝日に想うこと


< 始まりの日が揃うでしょうか >


徐々に。
徐々に。


想いを、
少しずつ通わせる様に。

互いを、
重ね逢わせたのなら。




きっと。

其処に印を刻む事など、
端から、
意味を持たぬのかも知れない。









其れでも。





互いの刻印を、
欲して。

再び、
悩みに悩む。




















 「何時が記念日なんだろうね。」

 「初めて逢った日じゃ無いと想うんだよね。」

 「うん。」

 「でも初めてした日でも無いと想うんだよね。」

 「気持ちはそうだね。」

 「やっぱり此の前かな?」

 「そんな気がする。」
















そうね。




お互いに、
始まりと想える其の日が、
一致した。


其れが十分、
素敵な事なのかも知れないね。





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References
 Jul.25 2008, 「誘惑を消せる想いでしょうか」







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2008年07月27日(日)


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History
2005年07月27日(水) 覚悟以前の想いでしょうか
2004年07月27日(火) 如何なる存在でしょうか
2003年07月27日(日) 対等の土俵に登れますか
2001年07月27日(金) 気持ちが足りなかったですか



< 誘惑を消せる想いでしょうか >


甘い罠。
甘い誘惑。


意図在る仕掛けに蜜を加えた、
其の言葉へ。

自身が囚われぬ様にと、
宣言する事は。




確かに。

想いの一種かも知れないけれど。







自身の意識に、
其の、
甘味に属する言葉が表出する事。

其れ自体が。


或いは。

既に其の巣に絡め囚われて居る事の、
証拠なのかも知れない。




















 「甘い罠。」
 「その手にはもう乗らない・・・・。」

 「強くなるんだもん。」




水路の街の人は。

そう、
自分を奮い立たせるけれど。























互いの想いが、
ちゃんと、
育ち在るのなら。



多分。

其処に、
強さは不要だよね。





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References
 Jul.18 2008, 「順位を附すのは想いでしょうか」







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2008年07月25日(金)


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History
2005年07月25日(月) 捨てる覚悟を試されたでしょうか
2004年07月25日(日) 狡猾が浮き出て居ますか
2003年07月25日(金) 其の場に居るのでしょうか



< 順序の差配は理不尽でしょうか >


日々、
身を削り取る様にして。

連なる種を、
育て上げるからだろうか。


日々、
吸い上げる様にして。

其処から、
燃料を補給するからか。



其れは、
未だ分からないけれど。









献ずる盃を傾けながら。

自身の今に、
其の身を重ねて。




無念が滲み出る。

















不遇を経て。

新たな途を、
定め。

種が芽吹き。




何故。

其処で、
幹が断たれねば為らなかったのだろう。

















 「姫何時切りに行くの?」

 「美容師の先生と連絡付かないんだよねぇ。」

 「まさか・・・。」

 「ん?」

 「もしかして此れじゃねぇのか?」

 「そうだ・・・。」




















想いを残した、
過去の家庭と決別し。

新たな伴侶と息子を、
手に入れ。


そして、
一歩歩んだ其の場所で。








事故が、
彼を断った。






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2008年07月20日(日)


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History
2007年07月20日(金) 想いの基礎が在る故でしょうか
2006年07月20日(木) 同じ笑顔と言い切りますか
2005年07月20日(水) 何を持参して来るのでしょうか
2004年07月20日(火) 必要な時に居ない雄でしょうか



< 順位を附すのは想いでしょうか >


時に。

個々の負うべき責任は、
形に、
囚われて終い勝ちだけれど。


少なくとも。

個々の宿す想いは、
形になど、
縛られよう筈も無い。




だからこそ。



想いが、
呼び覚ます矛盾点を、
鋭く突き。

互いを、
泥田の中へ引き摺る刻が、
在るのでは無いのか。
















 「一番なのは奇跡なの。」
 「一番の存在で居られる事が奇跡なの。」



腕の中で浮かぶ、
哀歌に。

一瞬、
涙が零れ落ちる。






















水路の街の人は。

今迄、
如何なる想いの道筋を、
歩まされて来たんだろう。





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References
 Jul.08 2008, 「履歴も想いの深さでしょうか」







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2008年07月18日(金)


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History
2006年07月18日(火) 初心の様に戯れるのでしょうか
2005年07月18日(月) 好かぬ雄の子なのでしょうか
2004年07月18日(日) 本当に譲れぬ条件でしたか



< 履歴も想いの深さでしょうか >


想いの占有率と。

時系列で並べられた、
其の優先順位は。


決して、
同義では無い。





得てして。



繰り延べられた、
其の、
事柄にこそ。

より深く想う対象が、
存在するのだ。











けれども。







大抵は。


より早く、
手元に届けられた想いへ、
価値を見出し。


より早く、
想いを贈る事へ、
執着して了う。




















 「最初のメールは小坊主さんって決めてたんだ。」


手に入れたばかりの、
新しい携帯から。

水路の街の人は、
文を寄越し。




 「返信もちゃんと一番乗りだよ。」


慌てて。

其の、
初めてを奪う為に、
奔走した。



















着信履歴も、
奪えるだろうか。

今からで。





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References
 Jun.23 2008, 「未だ口には出せぬ名でしょうか」







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2008年07月08日(火)


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History
2005年07月08日(金) お腹が痛みませんか
2004年07月08日(木) 圧倒的に幸せと言えますか
2003年07月08日(火) 未開封でも届く文ですか



< 想う空が見えて居ますか >


一年に一度。

其の刹那へ、
互いの姿を重ね映す事が、
在るけれど。




其の、
刹那に注ぐ想いの嵩とは、
比較に成らぬ程。


刹那に至る迄の、
日々に。

莫大な想いが、
注がれて居るのだ。









其れ故に。








注がれた想いに乗して、
想いは熟し。

刹那の逢瀬へ、
人を、
駆り立てるに違いない。


















空を見上げ。


 「一年に一度。」
 「繋ぐ手や触れる頬や唇がどんなに待ち遠しいだろう。」
 「駆け寄る相手がどんなに愛しいだろうね。」


坂の街の人の馳せる、
其の想いに。

肯きながら。






一方で。


 「晴れた空を見てると。」
 「今年は無事に天の川を渡ることができるのねって。」
 「安心したりして。」


坂の街の人の馳せる、
其の想いに。

天を仰ぐ。





















刹那の想い。

其れは、
決して想いでは無い。




俺の街は。

小雨の混じる、
曇天だよ。





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References
 Jul.04 2008, 「還るべき想いも在るのでしょうか」







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2008年07月07日(月)


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History
2007年07月07日(土) 其れでも願いは叶うのですか
2006年07月07日(金) 渡れぬ川も一歩の証でしょうか
2005年07月07日(木) 未だ周囲は不安要素でしょうか
2004年07月07日(水) 火を消して終うのですか
2002年07月07日(日) 目覚めの声がもらえますか



< 還るべき想いも在るのでしょうか >


幾重もの想いに、
依って。

自身は、
支持されて居る物なのだけれど。



想いが発する、
其の因や。

想いに応じる、
其の範囲は。


想いの数だけ、
違いが在るのかも知れない。





其れ故に。





飽く迄。

想いが、
一方向のみに進む事で成立する、
物だとしても。


其の内に。

還る事を前提とする想いも、
存在するのだろうか。


















還らぬのなら、
手を繋ぐ理由は無い。




手を繋がなくとも在る、
幾つかの想いと。

何ら、
変わりない。





















 「思い遣れなくてごめん。」


支えの言葉に応じて、
持ち直し。

坂の街の人が寄越した、
其の一言に。




 「大丈夫。」
 「依存しなくても立ててるから。」


そう応じかけて、
慌てて、
指を留める。









大事な人。




自身の心の内の大部分を、
隠す相手。

其れが、
大事かと問われると。


惑う。





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References
 Jun.24 2008, 「流れる季節は必然でしょうか」







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2008年07月04日(金)


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History
2005年07月04日(月) おまけが欲しいのでしょうか
2004年07月04日(日) 既に他人だと言う事ですか
2003年07月04日(金) 努力を続けて行けますか





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