雲間の朝日に想うこと


< 好かぬ雄の子なのでしょうか >


発する言葉の、
其の中に。

確固たる、
意思が在るから。




果たして、
奥底から希う、
本心か。

飽く迄、
売り言葉と買い言葉の応酬で、
意地から生じた言葉か。


判断に惑うのだろうか。








必要以上に、
振れて居るのであろう、
感情の幅に。



揺れぬ様にと構えれば。

想いの暴発に、
押され、
抑え込まれ。


逆に、
応じれば。


冷静さを欠いて終う。













或いは。


姫は態と、
俺を挑発して居るのかも知れない。

誘導するかの様に。




 「男が好きじゃない女を抱けるように。」
 「女は好きじゃない男の子供も産めるんだから。」

 「巫山戯るな!」
 「そんな気持ちだったら産むな!」










けれども。





其処迄、
言い切って置きながら。


如何して、
そんな振る舞いが出来るのだ。














 「今週末。」
 「おろしてくるからね・・・」


俺にしがみ付き、
震えながら。

やっとの想いで、
姫は、
声を絞り出して居る。


2005年07月18日(月)


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2004年07月18日(日) 本当に譲れぬ条件でしたか





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