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Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
グリニッチのペインテッドホール修復

「坂の上の雲」第二部のイギリス・ロケで使用された、グリニッジのペインテッド・ホールの修復が行われるというニュースがありました。

The Old Royal Naval College's Painted Hall is to be restored after 60 years
http://www.thisislocallondon.co.uk/news/9390397.Old_Royal_Naval_College_s_Painted_Hall_to_be_restored/

第二部の第一回目で真之と広瀬がディナーに招かれるというシーンだったと思いますが、改修前の状態でも十分に豪華絢爛だった印象があります。

ここ2週間、このHPの更新が早いのは、じつは「坂の上の雲」のせいなのです。
見終わると余韻が後を引いて、いろいろ考えてしまうので、日曜夜の更新はできなくなってしまいました。
南極大陸も12月分は全て録画で、まぁ正月休みにでもゆっくり見るつもりでいます。坂の上→南極の連続は無理。

日露戦争は、1904〜1905年にかけて行われた、20世紀の戦争なんですね。
このHPでは1805年前後を専門としているので、何となく私もナポレオン戦争時代をひとつの基準と考えて、日露戦争はその100年後だと考えてしまう。
でも百年後というのは、海軍を見ていると何となく納得するんですが、陸軍を見ていると、というか二〇三高地の戦いを見ていると、この40年後が第二次大戦で、85年後に湾岸戦争があって、全部おなじ20世紀の戦争なのだと思うと、なんだか信じがたい。
28サンチ砲(じつは海岸砲台の対艦用のものだったそうですが)をのぞけば、ナポレオン戦争時代の歩兵突撃とあまり変わらないような気がするのは私だけでしょうか?
海軍の方は帆が機関に、木が鉄になってますし、射程も延びているので、あの時代から100年たったと納得できるのですが。
もっともこちらもわずか40年後には空母と潜水艦の戦争になるのだと思うと、それもまた大変な変化ですが。
この100年とその後の100年…2005年だとアフガンやイラクになるわけですが、なんだかあまりに違いすぎるので、考えこんでしまいます。20世紀ってあまりに展開が早すぎるのではないかと。


2011年12月17日(土)