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Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
アン・マキャフリィの訃報

アン・マキャフリィは早川文庫SFや、創元文庫から邦訳が出版されている。アメリカのSFファンタジイ作家です。
早川文庫の「パーンの竜騎士」シリーズや、創元文庫の「歌う船」などが有名。

このマキャフリィの訃報を、パトリック・オブライアン・フォーラム(掲示板)で拾ってしまいました。
日本であれば同じ早川文庫から出版されているというご縁もありますが、マキャフリィの本はアメリカではノートン社(オブライアン作品の版元)では無いのでは? 分野もSFファンタジイですし、かなり異なります。
でも、私自身がそうであるように、海洋小説を通じて知り合った友人の中には、マキャフリィもお好きだという方は多いと思います。米国のオブライアン・ファンも同様なのでしょう。
畑違いではありますが、訃報に関連したURLなどについて、こちらでも紹介させていただきます。

マキャフリイは1926年生まれですので85歳で亡くなられたことになります。
数年前に心臓発作を経験し、最近は車椅子暮らしだったということです。

オブライアン・フォーラムに転載された、マキャフリィの息子さんトッド・マキャフリィのブログ(お母さんへの愛情あふれる文章です)
http://www.wwnorton.com/cgi-bin/ceilidh.exe/pob/forum/?C34851c9e6fJj-7996-1392-90.htm

Anne McCaffrey obituary
http://www.guardian.co.uk/books/2011/nov/23/anne-mccaffrey-obituary

出版各社からはレリースが出ています。
Tor Fantasy社のサイト
http://www.tor.com/blogs/2011/11/anne-mccaffrey-in-remembrance
Delray社のサイト
http://sf-fantasy.suvudu.com/2011/11/a-message-from-anne-mccaffreys-family.html


私は初めて1冊読みきったペーパーバックはボライソーの7巻「反逆の南太平洋:Passage to Mutiny」ですが、2冊目に手を出したのは、アン・マキャフリーのパーン・シリーズの「竜の歌:Dragonsong」でした。
これを読みきったことに自信をつけて、そのまま「竜の歌い手」「竜の太鼓」と、マキャフリィの竪琴師のシリーズをペーパーバックで読み続けました。
これも今は翻訳が出ていますが、パーン・シリーズの最初の翻訳は「白い竜」までで、先が出るかどうかわからなかったんですよね。
ペーパーバックはアメリカ版よりはイギリスのCorgi社版の方がイラストレーションが綺麗だったので、わざわざイギリス版を買っていました。

今更言うまでもないことですが、マキャフリィのパーン・シリーズはその後の多くのファンタジー作品に影響を与えました。
テメレア戦記を書いたナオミ・ノヴィクも、影響を受けた一人だと思いますし、いま日本で出ているライトノベル作家の方にも、むかしパーンを読んで夢中になった方は多いだろうと推察します。

パーンという素晴らしい異世界に誘っていただいたことに感謝するとともに、ご冥福をお祈りしたいと思います。


2011年11月26日(土)