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Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
海の日連休の展覧会(東京)

次の週末は海の日の三連休、そのためでしょうか?今週から来週にかけて、東京では海にちなんだ展示会が開かれます。

■勢古宗昭 海洋画展
毎年ご紹介していますが、7月恒例ですね。今年も渋谷の東急本店8F美術画廊にて。

7月16日〜22日 10:00〜19:00(最終日22日は17時閉場)
詳細は下記ホームページの「8階 美術画廊」の催事案内をごらんくださいませ。
http://www.tokyu-dept.co.jp/honten/event/index.php


■アボダージュ展
フランスの精巧なモデルシップ会社アボダージュのモデルシップ展が銀座和光並木館で。

7月15日〜25日 10:30〜18:00
詳細は下記をご参照ください。
http://www.wako.co.jp/events/344
並木館はあの有名な時計台のある建物ではなくて手前の並木通りに面した別館です。ご注意!

伊東屋の帆船模型展と異なり、木造以外の近代のヨットや帆船などバラエティに富んでいるのが面白い。
どのような展示ラインナップになるのかはわかりませんが、同社製品のラインナップを見ると、シャクルトンのエンデュアランス号などもあるようですよ。

個人的に楽しみなのは、アメリカズカップの木造艇の数々。
これ何年か前に、ニュースステーションで偶然見たんですけど、英国ポーツマス沖のワイト島に歴代のアメリカズカップ優勝艇が集合するイベントがあって、
今も昔もアメリカズカップは、海のF1と言われる通りスピードを第一に追求する世界でもっとも速い帆船ですが、
それゆえに今はカーボンファイバーの船体も、その昔は木造だった。
1910年代の木造艇が、とてもとても綺麗なんですよ。スピードを追求するゆえに、もっとも抵抗の少ない計算しつくされた流線型の船体で、木造船としては最も効率良く風を活かせるように、マストも帆も当時としては限界ぎりぎりを追求している。
…でも木造艇なんです。それがとても素敵。
現代のアメリカズカップやボルボオーシャンレース艇にはない美しさがそこにはあって、ニュース映像を見ながら溜息をついてしまいました。

いつかワイト島に行ってそのイベントを見てみたいとは思うのですが、でもとりあえず今回、そのモデルシップはこの展示会で見ることができるようなので、
楽しみにしています。

情報を教えてくださった、Sさん、Hさん、ありがとうございました。


2009年07月12日(日)