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Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
21世紀の19世紀のファッション

今朝の通勤電車で前の席に座っていた茶髪の若者が、ミリタリー・ジャケットでした。
と言っても現代の米軍ではなく、19世紀の…英国海軍の海尉の航海用ジャケットの色違い…紺に金ボタンではなく、黒に銀ボタンで銀の縁取りというデザイン。
いや女性向けのオールドミリタリーっぽいジャケットがここ1〜2年流行だったのは知ってましたが、メンズは初めて見たわ…っていうかまぁ私が、おシャレな若者の集まる渋谷とか滅多に行かないからでしょうけど。

へぇ〜、メンズもあるんですか。でもこのデザインなら芸能人対象ではなく「ちょっとオシャレ」レベルなので、普通の人でも十分休日用ジャケットとして使えるでしょう。まぁ背広通勤には合わないでしょうけど…このお兄ちゃんは事務職ではないようだが、学生さんかな?
とりたててハンサムさんではなかったけれど、おばさんには十分に目の保養でしたわ(服がね…ごめん)。

そういえば今年って膝上丈のブーツも出てるんですよね。
スリムなお姉さんが、チュニックにぴったりのレギンスで膝上ブーツ…うわっ、決まってる!…というのもJR中央線で目撃しました。
でもこのブーツ、ピンヒールなのね、ニーハイ・ブーツがピンヒールってなんか違和感だけど。

ニーハイ・ブーツと言えば、(私的には)伊達男の陸軍将校と相場が決まっていて、
馬に乗り降りしやすいように、工夫がされていて、そのまんま決闘もしちゃいますから踵もがっちり、
ショーン・ビーンのシャープとかが、ガッガッガッと大股で歩いていくイメージが染みついちゃってたり、
ピンヒールなんて言語道断(笑)。

でも昔の海軍風ジャケットとちがって、膝上ブーツは現代のフツーの男性には履けませんね。
ウェスタン・ブーツはあっても男性用膝上ブーツは、さすがに市販されていないような。

最近つくづく「まずいかも」と思うのは、「ときどき自分の標準が200年前になっている」ことで、
150年前の咸臨丸を見て、ついつい「新しいですねぇ」と言ってしまう私…いやその、200年前から見れば、50年後の咸臨丸はいろいろな点が発展して便利になっていて、「すごく新しい」と思ってしまうんですよ。

だいじょうぶかしら?私。
あなたは2007年に生きてるんですからね、いちおう21世紀の人なんですからね…と自分に確認。


2007年11月22日(木)