雲間の朝日に想うこと


< 唯一贈れる物でしょうか >


種を植え付け。

其の稔りは、
飽く迄、
天の恵みに委ね待つ事が。


理だと言うのなら。



決して。

従来と、
差異が在る訳では無いのだけれど。






想いの核には触れられぬ、
其れ故に。



殊更。

自身に備わらぬ役割を、
恨めしく、
捉えるのだろうか。















源泉の光が、
失われて了う其の前に。

細く消え入る寸前の力が、
総て消える其の前に。


何としても、
自身の想いを一つ形にする事へ。





意固地を重ね積む。






















 「月の力を持ってる子なの。」

 「だから満月から満月なのね。」

 「新月近いでしょう?」
 「だいぶ力が弱くなってるの。」

 「早く名前付けてやらないとね。」

 「忙しいのに。」
 「私が付けて置くからさ。」

 「駄目。」
 「其れは親父の役目でしょ。」





















見えぬ故に。

其の役目だけは、
譲りたく無かったんだ。



其れしか出来ないから。

多分。





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References
 Nov.28 2012, 「一月だけの命でしょうか」







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2012年12月07日(金)


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History
2010年12月07日(火) 一つの幹に為り損ねましたか
2009年12月07日(月) 想いの封は難しいですか
2007年12月07日(金) 想いに理由は不要でしょうか
2006年12月07日(木) 埋もれて了う日でしょうか
2005年12月07日(水) 保険の欲しい婚姻でしょうか
2004年12月07日(火) 二人切りの夢も離別の詩なのですか
2003年12月07日(日) 用事は其れだけでしょうか
2002年12月07日(土) ちゃんと買えましたか





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