雲間の朝日に想うこと


< 特異な媚薬を撒いてませんか >


前虎に向かう事は。

即ち、
背後の狼をも相手にする事が、
前提なのだろうか。



其れとも。



何らかの、
螺旋の中から飛び出でる術を。

未だ、
手に入れては無いだけだろうか。








幾度と無く、
出現して来た同種の匂いを、
再び嗅ぎ取り。


溜め息に似た吐息を、
互いに零す。























 「あのね。」
 「聞いて欲しい事が在るんだけれど。」


然程多くは発さない、
あの子の、
其の言葉に。

慌てて、
居住まいを規し。








 「非番なのに出勤中ずっと付いて来るの。」
 「妙に馴れ馴れしく話してくるの。」

 「上司は知らないって?」

 「うん。」

 「相変わらず変なの惹き付けるんだな・・・。」

 「そうみたい・・・。」


頼むべき、
公権力の一端が。

避け難い、
盲目的な想いと、
同種の匂いを発し始めた事を知る。



















あの子の、
立ち居振る舞いは。

きっと、
其の種の匂いを惹いて了うんだろうな。





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References
 Apr.27 2012, 「謎掛け程度に軽い事柄でしょうか」







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2012年05月14日(月)


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History
2007年05月14日(月) 制動装置に成るのでしょうか
2006年05月14日(日) 惚けて嘘吐くべきでしたか
2005年05月14日(土) 情けない過去だからでしょうか
2003年05月14日(水) 独りだけ遅れているのですか
2002年05月14日(火) イイ女になってくれますか





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