雲間の朝日に想うこと


< 制動装置に成るのでしょうか >


想いは、
時に暴走して。

自身には扱えぬ程の大きさに、
膨張するから。


決して、
壊して終う事の無い様に。

必死に、
必死に、
言い聞かせるのだけれど。





其の、
制動装置を踏み付ける為の、
自身への言葉を。

想いとは、
逆方向へ駆り立てる為の、
自身への言葉を。


何故に。

其の、
想いの矛先へと、
吐いて了うのだろうか。










其処に宿る矛盾は。


互いの想いを、
削り抉る、
格好の、
破壊具だと言うのに。





















 「いつかは消えてしまう。」
 「この想いはなくなってしまう。」


坂の街の人の、
矛盾へ。



 「自分に言い聞かせてる言葉なのに。」
 「何故か大好きな大切な人に伝えたくなるんだよね。」


そっと、
布を被せる。













 「その通りよ。」
 「同じなのね。」


安堵する、
坂の街の人に。








同じでは無く。

嘗て、
同じ景色を映した人が、
居たからだと。


そうは、
答えられなかったけれど。





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References
 May.13 2007, 「万に一つの刻なのでしょうか」







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2007年05月14日(月)


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2006年05月14日(日) 惚けて嘘吐くべきでしたか
2005年05月14日(土) 情けない過去だからでしょうか
2003年05月14日(水) 独りだけ遅れているのですか
2002年05月14日(火) イイ女になってくれますか





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