雲間の朝日に想うこと


< 何割が仮初めの笑顔ですか >


新たに、
一つの要素を動作させる機能を、
獲得し。

続いて、
其の機能を圧する力が、
身に備わり。

最後には、
其の機能を自在に統べる能力が、
手に入る。




成熟の過程で顕在化する、
其の順序は。



或いは。

一般化可能な程、
広範囲にもたらされる原則なのだろうか。
















 「おめでとー。」

 「ふーってして御覧?」

 「きえたよ!」



唯、
魅入られる様に視線を逸らさぬ、
其の刻が。

唯、
恐怖の対象としての炎に、
すり替わり。


そして。

吹き消す意味を理解した娘の、
其の背後で。













 「小坊主を嫌いなんだよね。」

 「私を嫌いでも良いから。」
 「娘の前だけは仲良い振りしようよ。」



獲得した筈の絆が。

唯、
自身を縛り付ける制約へと、
すり替わり。


最後には。

機能的な有用性のみで繋がる箱へ、
遷移を遂げる。




















ずっと、
飼い慣らされるべきだろうか。

嫌いな雄と、
笑いながら何かが出来ると言うのかな。


未だ。





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References
 Feb.03 2008, 「春を呼ぶ蝋燭でしょうか」
 Feb.03 2007, 「炎なら覚えて居るでしょうか」







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2009年02月03日(火)


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History
2008年02月03日(日) 春を呼ぶ蝋燭でしょうか
2007年02月03日(土) 炎なら覚えて居るでしょうか
2006年02月03日(金) ほのかに春が薫りますか
2005年02月03日(木) 何故に其の手を切らぬのですか
2004年02月03日(火) 自覚に縛られ自壊するのでしょうか
2003年02月03日(月) 余裕に見えましたか





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小坊主
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