雲間の朝日に想うこと


< 約束の華は恐怖でしょうか >


強く強く願いながら、
何れ程深く、
自身の奥底へ刻み込んで蔵おうと。

案外簡単に、
其の記憶が消え去り行く事も、
在るけれど。



強く強く、
消える事を希う記憶は。

決して、
消え去っては行かぬのだ。








其れ故に。







幼気な其の身体へ。

深く深く刻まれて了った、
此の、
忌まわしい疵は。



きっと、
永久に消える事が無い。





















青空へ揚がった花火。

小正月の、
神事の合図の音へ。


 「またみにいける?」
 「けんかする?」


娘は、
不安そうに反応した。
























幼心に刻まれた、
七夕の花火は。


大きな、
大きな、
哀しみを散らす。





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References
 Aug.05 2007, 「約束の華は離れ離れでしょうか」
 Aug.06 2006, 「約束の華は待てば届くのですか」
 Aug.05 2005, 「約束の華は揚がり続けますか」
 Aug.06 2004, 「約束の華は違う色彩でしたか」







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2009年01月14日(水)


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History
2005年01月14日(金) 癒える疵が束縛に成るのでしょうか
2004年01月14日(水) 偽りの返信でしょうか
2003年01月14日(火) 夢も形に出来ますか





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