雲間の朝日に想うこと


< 詮無い事でしょうか >


例え、
其の一筋の糸が消えて終おうとも。

互いの存在は、
消える事無く在る筈なのだ。






けれども。





石鹸水の泡玉の様に、
決して、
強くは無い糸へ。

其れが命綱で在るかの様に、
必死にしがみ付き。



其の、
真夜中に開きそうに成る扉の、
向こう側に。

自身の想いを、
贈り預けて居るから。






一瞬。

想いと同時に、
互いの存在をも滅して終う様な錯覚に、
囚われるのかも知れない。













今夜も。

開けずに居た筈の扉が、
勝手に開き。


 「そんな時が辛いけれど。」
 「そこにあるのは自分の本当の想いなのかもしれない・・・。」

 「ごめん。」
 「詮ないことを書いてしまった・・・。」


坂の街から、
其の言葉が届く。













期限を意識する故に、
人は、
想いを燃やせるのだろうか。

永続を意識する故に、
人は、
想いを紡げるのだろうか。


答えが、
何方に在るかなど。

未だ、
判らないけれど。






扉の向こうと、
扉の此方と、
見比べる事も。


詮無い事なのかも知れないね。





----------
References
 May.14 2007, 「制動装置に成るのでしょうか」
 May.13 2007, 「万に一つの刻なのでしょうか」







↑Enpituの投票ボタン(おまけ情報付)


2007年08月06日(月)


----------
History
2006年08月06日(日) 約束の華は待てば届くのですか
2004年08月06日(金) 約束の華は違う色彩でしたか





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL