雲間の朝日に想うこと


< 想いの派生が育みましたか >


其の、
一つ一つは。

飽く迄、
個別に流れ在る物だけれど。



其の、
一つ一つは。

少しずつ、
けれども確実に、
相互に、
交じり遇うのだ。






其れ故に。




少しずつ、
少しずつ、
連動し在る個々は。


不可思議な糸で結わえられた、
一筋の、
流れの様に。


想いを、
連動させるのだろう。















 「えへへ。」
 「結婚することになりまして。」


唐突に贈られた、
御嬢の声色に。



 「もう一つ。」
 「おめでとうが在るんじゃ無いの?」


呼応する想いが、
自然と、
漏れだして来る。




















自身の流れが、
呼び覚ましたかも知れぬ、
其の想いを。

電話口で噛み締めた。






 「ふふ。」
 「俺の娘が可愛かったんでしょ?」


言い掛けた核心に、
そっと、
蓋をして。





----------
References
 Apr.01 2006, 「必要な軽口でしょうか」
 Sep.12 2005, 「不治の擾乱でしょうか」







↑Enpituの投票ボタン(おまけ情報付)


2006年10月13日(金)


----------
History
2005年10月13日(木) 飲料に喧嘩を売る気でしょうか
2003年10月13日(月) 何番目の貝殻代わりですか
2002年10月13日(日) 俺は出たらいけませんか
2001年10月13日(土) 貴女の心はどこにありますか





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL