雲間の朝日に想うこと


< 無言なら踏み止まれますか >


何の存在も、
其処に無い事で。


意味や、
意図や、
想いを。

其の場に創り出す事が、
可能だけれど。





間と言う空間に。

際立たせた想いを、
乗せる為には。


互いに、
芸が要るのだ。










其れ故に。








意図を乗せる技術の、
不足と、
意図を受け取る能力の、
欠如が。

重なり逢えば。



違和感と、
伝え切れて居ない想いの、
存在を。


場の空白は、
確実に記すのだ。















 「帰りに寄ろうと思うんだけれど。」
 「小坊主はそっちにいる?」

 「うん、大丈夫。」
 「特に出張も入って無いよ。」



滅多に鳴らぬ着信音と同時に、
告げられた、
君の来訪の予定に。

少し、
小躍りしながら。













電話を切る間際の、
間延びした、
無音が。



未だ踏み込めぬ、
言葉の存在を。


互いへ、
知らしめる。





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References
 May.30 2005, 「要らぬ隠し味だったでしょうか」


2005年06月11日(土)


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History
2004年06月11日(金) 最後には受け入れてもらえるでしょうか
2003年06月11日(水) 早く我が家に来られませんか





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小坊主
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