言の葉孝

2005年07月30日(土) 利便性と危険性は隣り合わせの日

 もー、やってしまわれたので、これから戻るわけにはいかんのでしょうが、 一龍さん

 ううう、エンピツから離れてしまわれたのは非常に哀しいですよー。『マイエンピツ』とかだと簡単に更新とか確認できて便利だったのに……(←自分の利便性からか/汗)
 っていうか、一日目の日記に書いたように、ゲン担ぎや憧れも手伝ってエンピツにしたんですけど、それ以上にテキストのみの更新だったらエンピツって最強のCGIだと思っていたので、テキスト系の人でエンピツ抜ける人がいるとは。(あ、でも日記に対するコメントがつけられないのか)。

 でも更新の頻度を変える理由は分かりますね。たしかに僕も毎日寝る前の一時間半〜二時間は日記を欠くのに費やしてますし。これを小説に宛てたらもっと頻繁に更新できるんでしょうが(じゃあ、やれよ)。
 でもサイト開いてから日記書くの半ば習慣化しているので、書かないなら書かないで落ち着かないかも知れませんが。

 エンピツのみんな! 一龍さんに戻ってほしいなキャンペーンを張りましょう!


 それはそっちにおいといて。今日の朝日新聞にも載っていましたが、最近よくある情報流出問題。今回の楽天のはカード番号まで流れちゃったのが痛いですよね。実物なくても買い物できるのがネットショッピングですし。
 随分と前の話になりますが、住基ネットも多くの人から反対がありましたが、基本的には同じ問題なんですよね。

 利便性と、情報漏れの危険性の問題。

 インターネットショッピングはいちいち店に行かなくてもいいし、実際の店より安かったりするので、本など実際見て触らなくても大概のことが分かる商品の場合、多分に魅力的な買い物手段なのですが、それでインターネットショッピングした人が入力したデータが流れてしまったのが今度の楽天市場の事件なんでしょう。
 住基ネットも、戸籍謄本とかを手に入れる際に非常に便利になるそうですが、こちらも誰でも情報が閲覧で器用になると言う事で情報漏れが懸念されていました。

 で、こうした事件に合わないようにするにはどうしたらいいか? インターネットショッピングなどしないことです。クレジットカードなんかも作らなければいい。
 全ての買い物を現金で行えば偽造クレジットカード被害などにも合わずに済みます。ただ、それだと利便性が恐ろしく低くなるんですよね。欲しいものが持ってるお金以上だったときとか。いちいちお金降ろしてもう一回来るのって面倒ですし。

 だから、こういった利便性って言うのは自分の情報を他人に預けて得られるモンだから、被害に合いたくなければ、利便性を捨てる事ですな。
 もっとも、今の時代、そういうわけにはいかないのが難点なのですが。もうちょっとゆっくりと生きられた時代が懐かしいですね。




web拍手レス(うし、あとレポートも合わせて二科目だ!)

 今日はコメント無し


2005年07月29日(金) テープ起こし地獄の日

 うはははは、久々にやったよインタビュー記事のテープ起こし。まさか一晩掛かるとは思わんかったぜ(苦笑)。

 インタビューって、まず会話をレコーダーで録って、あとでそれを聞きながら、文章に起こすんですね。これってかなり重労働なんですよ。人は結構早口なのか、2、3秒で時々100文字超えます。
 で、今回のインタビューは40分にも及びました。もー、5分間のボイス起こすのに、三十分くらいかかる勢いで、やってもやっても一分も進まない〜。結果的に一段20×28の三段原稿で11ページに。

 あと、精神的にかなりキツいんです。ところどころ、声が重なるし、くぐもって聞き取りにくいところがあるし、最後、朝になってセミが鳴き始めたのが鬱陶しくて仕方がなかったですな。
 久し振りのインタビューで反省点も多かったですね。

 先ず第一に、騒がしい場所でのインタビューだったので、バックの雑音がかなり邪魔でした。第二に、三人も相手にしたので話がややこしくなりました。第三にほとんど、対談になっちゃっていたので、一問一答式でシンプルに済ますべきでした。
 あとは、相手は自信たっぷりでも三人各々の意見が違っていたりしたので混乱したということもあり、やはり質問事項を渡してから幾らかの時間を置くべきでしたね。
 もう一つ、インタビューではマイクを回して、マイクを持っていないやつは喋らないというルールを設定しておくべきでした。

 なんで、こんな無理してやったかっていうと、相手方の企画部長N出氏と会った時に、「今度この前のインタビューを文章にしたやつ持ってきますから皆で、編集しましょう(笑)」って言っちまったからです。朝日を拝みながら激しく後悔したことは言うまでもありません。
 遅らしたところで、特にあちらがわに不利益がでるわけではないし、試験期間中っていうのもあるんですけど、後々苦しくなることは明白ですが、大半は僕の意地ですね。有言無実の輩と思われるのもしゃくですから。
 ま、こうやって無理して仕事したら相手側の信頼も得られるっていうこともあります。


 さて話はがらりと変わりますが、けんさん。バトン回答有難うございます。

 『メタルギアソリッド』、僕も回答の後で入れておけば良かったと思いました。僕は二作目までしかプレイしていないのですが、あのシステムも独特でいいですよね。キャラもなかなかいいし。オタコンとスネークの掛け合いとか好きです。セーブした時の間違ったことわざ解説とか(笑)。わざとことあるごとにセーブしたものです。
 『2』のジャックも生真面目に見えて、結構楽しい場面があったりするんですよね。
 うーん、続きもたしかにやりてェ。

 『サクラ大戦』もオープニングは大好きです。ゲーム自体はやったことはないですが(後輩が部室でやっているのを見たことがある程度です)。基本的に恋愛シュミレーションに手を出したことはないですね。やりたくないってワケじゃないんですけど、周りの目を気にしてしまうタイプでして。

 僕は……あまりゲームを売ることはないですね。本を急に読み返したくなるように、ゲームももう一回やりたくなる事とかあるんで。




web拍手レス(エンピツの解析からすると、翻訳サイトに掛けた人がいたらしい。そこまでして読んでくれたのかぁ……)

>「Meat!? Eat not your caaaat!!」

 Hn? Ah indeed, Meat is to eat. I was wrong, that should have been flesh in correct. That's why my TOEIC score of July 2nd got down.

>「きっとご飯食べてないんだよぉ。可哀想に。」

 最近はちゃんと食べてますよ、少しですが。まあ、肉になるにはもう少し時間が掛かるでしょうな。


2005年07月28日(木) 気が弛んだ果ての日

 What a stupid mistake have I done!?

 Did I forget to go to English school? I had certainly remembered it until last night, but I completely forgot it this morning, and then I remembered it at the time the class was just over. How foolish!
 Indeed, it is an exam week, and my schedule was different from usual week. But...it is ridiculous! So instead of the class I'll try to write today's diary in English.
 Sorry body, I hope you would understand it.

 The exam week is pretty easy schedule as I could sleep as long as I want. So I must ease my mind off too much. This is not good.

 However today's exam of scientific thought history was not bad. There were some same questions as the quiz we've taken in this term. I think i could get "B".
 After that, I went computer room to search literature on MAD (Mutual Assured Destruction) in the cold war to write a paper for the history of international politic. I think this paper is the heardest obstacle in this exam week. I didn't find good book although I have to use quotation from 2 books at least.

 Then, absorbed in doing it, I fotgot to go about the English school. I think I should make a plan to reform my mind. It may be hard in job hunting.




web clap response (Oh? Are you also writing in English here?)

>「そうなんだぁ(汗)。頑張れ、猫ちん!?」

 I touched the cat today. And then, he walked out from his cage. It looks better than I thought. However, I couldn't feel his meat, but only born and skin unlike Telmo. It was too light as he could be crashed very easily...

 今日は件の猫に触ってみました。そしたら、ちょこちょこ動き回って結構元気みたいでした。でも触った時の触感がすげえ軽いんです。もー、骨と皮だけで肉が全くないんです。簡単に壊れちゃうんじゃないかってくらい軽くて、テルモと触り比べるとその危うさが良く分かります。


2005年07月27日(水) 科学思想史の勉強をする日

 今日から試験期間なのですが、今日は試験がないので実質休みです。なので、いろいろしようと思っていたのですが、ついネットサーフィンをしているウチにこんなサイトに流れ着きまして、ついつい読みふけってしまいました。

 「今だからこそFF8」という企画で、アルティマニア並みの深いゲーム考察を行っているのですが、制作者側のプレイヤーヘの配慮、それからストーリー考察などは、なかなか興味深いものがあります。(未完成なので所々引用が抜けているのが難ですが)
 僕のバイブルはFF10のアルティマニアなのですが、僕がそうしている理由は攻略方法が載っているからではなく、前半のストーリー解説と設定紹介からです。ゲーム一つとってもここまで深い描写があるものだと思いまして。

 僕は他にFF8、9のアルティマニアを所持していますが、そこにはそこまで深いストーリー解説を行っていないんですよね。何となく可愛い雰囲気の好きだった9はともかく8にはそれほど愛着を持てなかったのですが、これを読んで、もう一度FF8プレイしたくなりましたねー。
 FF8で印象が強かったのが、アーヴァインの「で、あんたは何野郎なんだい?」発言。いや、見たから印象が強かったんじゃなくて、見られなかったから印象が強いんです。
 アルティマニア買って、それに目を落としながらプレイしてもどうしてもコンサート準備イベントのところでそのまま役割分担してしまって、FHに出るの忘れてしまうんですよねー。
 でも8ってやたら名もないキャラクターの描写に凝ったところがあるところが好きですね。ぼやき三人組とか、三つ編みの図書委員とか。

 ちなみに僕はネット上のプレイ日記とかそういった類いのテキストは大好きです。今はもうなくなってしまったのですが、ある人のFFプレイ日記はツッコミが満載で秀逸でした。
 あといわずもがなの人の『サカつく』と『大航海時代4』のプレイ日記も楽しく読んでましたしね。もっとも、何だか面倒そうなので、珍しく読んで楽しくても、書いてみようという気にはならなかったのですが。


 あと、ついつい読んでしまった北沢 慶氏のモンスターコレクションノベルシリーズ
 イエルシリーズとエルリクシリーズは全部持っているので、最近それを通して読んでました。結構好きなんです、この人のシリーズ。


 ところで勉強はどうした。




web拍手レス(昨日の発言からか、やたら一杯キター!/喜)

>「ネコちん大丈夫かねぇ(汗)。可哀想なりよ。」

 母サマは助からないかもしれない、と言っていましたが、ここ2日は焼香状態を保っているので、何とかなるんじゃないかと僕は思っています。ただ、テルモと比べると元気の無さは顕著ですがね。
 果たしてどうなることやら。


>「なんかノロウィルスらしいで。 シスター落ち着きすぎ!!(゜д゜)」

 いや、それほど劇的な症状があるわけでは無いので、別に慌てることも無かったんですよ。まあ、慌ててパニックになるほど元気じゃなかったということもあるんですけど。
 今日一日はゆっくりしていたのですが、結構憔悴してました。


>「それは災難が続きましたな。ともあれ、猫優しい家を見つけてラッキーでした。2匹を飼うということになるのでしょうか?」

 いや、流石にもう一匹はちょっと……という状況なので里子に出すと思います。ただ、片目の猫だとちょっと引き取り手が見つかりにくいので、ひょっとしたらテルモの方を手放すことになるかも知れません。
 最近、妙に愛着が湧いてきたので、あんまりそっちの選択はとりたくないんですけどねー……。


>「どもども、なんかえらく宣伝していただいてありがたいやら恥ずかしいやら(^^; いや、ありがとうございます、ええ。どうぞ今後とも仲良くしてやってください。バトンについては近々。そこまで言われてやらないわけにはいきません(笑 ではでは」

 いえいえ。名作がこのまま消えてしまうのはちと惜しいですから(笑)。バトンはちと誤解を正しただけなので、別に無理してやらなくてもいいですよ?
 理由も読みましたが、なるほどですな。その意気やよしって感じです。これからは「公務員のお仕事」やら「彼女は魔法修行中」などをお楽しみにしていきます(笑)。


>「なにかといろいろ大変ですねー。ところでweb拍手のコメントがいっぱいきたときはどうするんですー?」

 ええ、いろいろ大変なんです。まあ皆こんなもんでしょうけどね。とりあえずは試験と国際政治史のレポートを乗り越えなければ(←いい文献が見つからなくて困っている奴)。
 web拍手のコメントが一杯来た時はそれでも何とか返事をします。今日なんかは沢山来た方ですが、それでも無理のない量ですので。まあ、web作家として大成できれば、困ることにもなるかも知れませんが、その時はその時で決めますし、それまでは出来るだけ頑張って返事をしていきたいと思います。


2005年07月26日(火) 家族になんかいろいろあった日

 あと五日で『魔王さま細腕繁盛記』(@Free Style/管理人・けんさん)がサイト上から降ろされます! 皆っ、今のウチにDLだっ!

 私信ですが、けんさん。「バトンはメールが回ってきて解答権が得られる」というのは間違いらしく、どうも指名された人が指名されたことに気付いた時点で答えていいものらしいものですよ?
 それに、「五人紹介しなければならない」というのも別に強制ではなく、中には自分で打ち止めとした人もいます。僕が知ってるだけで、少なくとも二人。
 というわけで、気が向いたらいつでもどうぞ?


 ところで、今日はウチの家族にいろいろありました。

 先ず父サマ。学生時代とても仲の良かった人が亡くなってしまったらしく、そのお通夜に出席するために早く帰ってきました。なんでも、サーフィンに行って、溺れてしまったのだとか。
 亡くなった原因は年に関係のないものですが、自分と同年代の友人を亡くすってどんな気分なんでしょうね。
 何にしても台風の影響で波が高くなっているところを狙って、一人で行って、溺れてしまったというのですから、死んでしまった本人を責めるしかありませんよね。
 奥さんと三歳の子供さんを残してしまったこともありますし、罪な死に方っていうものはあるものです。

 そして母サマ。
 僕が学校から帰ってくると、ウチの玄関前に見なれぬ箱が。中を覗き込んでみると、中は仔猫。で、片目が飛び出してます。母の弁によると、ウチの前の交差点の真ん中でふらふら歩いており、見つけた母に近付き、その後ずっと追って来たのだとか。そら、見過ごされへんわな。
 取り敢えず、病院に連れて行かれました。帰ってきた母の報告によると、飛び出した片目は全滴出手術しなければならないのですが、その前にある程度体力をつけなければならないのだとか。なんか、ちょっと引っ張っただけでポロっと取れそうな気もするのですが、そうカンタンには行かないみたいですね。
 しばらくはウチで面倒を見ることになりそうです。

 さらに妹。
 最近、仕事が忙しいらしく、帰ってきてもロクに食べなかったせいか、遂に限界が来たようで、母の談によると、ふらふらと降りてきて、「点滴打ちに行くわ〜」と言ったらしいです。
 で、かえってきた妹の報告は

妹:なんかノロウィルスらしいで。
想:食中毒やん(汗)。

 ただでさえ、足のじん帯をブッチリやってしまって、きつい仕事ができないのに、食中毒とは。今年の妹の健康面の運は最悪ですな。
 食中毒とは言っても、ほとんど同じものを食べていた僕らはなんともないので、結論としては夏ばてに任せて食うものを食わずにいたために免疫力が下がった隙をウィルスに突かれたものとして、結論付けられました。
 みなさんも、疲れて食欲がないからといって、食事を怠ってはなりませんぞ。




web拍手レス(昨日はまあお茶を濁した感じだったし、最近気合い入れたネタをやってないし、しょうがないか)

 というわけで、今日もコメント無し


2005年07月25日(月) 3『線路上の騒乱』前編の日

 今日は大して書くネタがなかったので、書きかけの“まほゆめ”新章を、キリのいいところまで挙げておきます。




   3『線路上の騒乱』



 騒乱を乗せた列車はそれでも走る。
 中に乗せたものは何であろうと列車は運ぶ。

 人も、物も、
 好意も、悪意も、
 そして夢でさえも。

 全てを内に抱いて列車は走る。



 コーダが去り、ジェシカが階下に消えた後、リクとカーエスはフィラレスを後ろに庇って構えた。
 再び大蜂達が一斉に光弾を吐き出すが、カーエスの《試みの魔関》に阻まれて、呆気無く消散する。今のはわざわざ魔法をつかって防がなくても、避けられたが、列車を守るために、敵の攻撃は極力消散させなければならない。
 今度はリクが反撃に移った。
「我は放たん、連なりて射られしものを炎に包む《火炎の連弩》を!」
 胸に構えた両手に炎が弓矢を象り、リクはそれを引き絞って放つ。すると、六本もの矢が立て続けに、大蜂の群れの中に飛び込んで行った。
 だが、大蜂達はそれを事も無げに避け、自分達の腹部の先をリク達に向ける。
「何だァ……?」
 怪訝そうに細められたリク達の目が、そこから何かが迫り出してくるのを捉えた。そして次の瞬間、彼等はその腹部の先から五寸釘大の針をいくつも連射してくる。
 リク達はそれをかわし、針は屋上デッキの床に刺さったが、それを成していた合金製の板が一瞬にして腐食させてしまったのを見て、カーエスは顔を引きつらせた。
「……蜂ごときが持つ毒やないなァ、擦るどころか触れるだけでアウトや」
「ああ、それに見た目以上に厄介だ」
 リクが頷いて、やや苦い面持ちで大蜂達を見上げる。

 先ほど、リクは《火炎の連弩》で攻撃を仕掛けたが、あの手応えを見る限り、どうも当たる気がしない。後ろ向きに魔導列車と同じ速度で飛べるほどの飛行能力を持った蜂だ。飛んでくる矢を避けることなど造作もないのだろう。
 近付いて攻撃したいが、ここは列車の上だ。列車のまわりには防風障壁が張られており、風の抵抗を感じることはないが、やはり不安定であるし、狭くはないが、走り回るには決して十分でない屋上デッキ一つ分のスペースしかないのである。

「アイツの動きを止めるか、いや……誘き寄せた方がええか」
 リクの言葉を受けて、なにやら思案していたカーエスだったが、やがて何か思い付いたらしく、それを実行に移すべく呪文を唱える。
「知なき者よ、集え。《誘いの灯》の光の元へ」
 呪文の詠唱と共に差し伸べた手の先に、淡い光を放つ魔力の玉が現れた。すると、その光に引き寄せられるように、大蜂達がふらふらと近寄ってくる。
 リクはそれが十分に寄って来るのを待ち構えていたが、どうやら、引き寄せられている間も攻撃本能は消えないらしく、口の辺りにエネルギー光が凝縮していくのが見えた。カーエスもそれを見つけたらしく、《誘いの灯火》を解除して、障壁を張る。
「弱き魔は、この関を通ること能わず、《試みの魔関》!」
 攻撃はそれで防げたものの、《誘いの灯火》から解き放たれた大蜂達は再び遠距離へと退散して行く。
「させるかッ!」離れて行く大蜂達に対し、リクは一歩進みでると、手を伸ばして呪文を唱えた。「我は召し捕らえん、向かいし全てを絡めて逃さぬ《水流の投網》にて!」
 蜂に向けて広げられた手から、網の形状をした水しぶきが飛び、四匹の大蜂の内、一匹を捕らえる。
「風の中を走れ、疾く鋭く! 《かまいたち》」
 《水流の投網》に絡めとられ、身動きが出来ない大蜂に、カーエスが生み出した風の刃が飛び、大蜂は呆気無く真っ二つに裂かれて墜ちる。

「よっしゃ、先ず一匹っ!」と、仕留めたカーエスが小さく拳を振る。
 今回はたった一匹しか減らせなかったが、この一匹は大きい。三匹に減ることによって、こちらの負担も大きく減るし、何より同じパターンを繰り返せば、程なく敵は全滅するだろう。
「ん?」
 喜ぶのも束の間、リクは大蜂達の様子が変わったことに気が付いた。蜂の中の一匹が白く発光したかと思うと、その光がゆっくりと分裂していく。そしてその光が収まった時、大蜂達は元の四匹に戻っていた。
「冗談じゃねぇぞ。あれだけ攻撃を当てにくいのを四匹まとめて片づけろってのかよ」
「それかコーダが何とかしてくれるまで、粘るかやな」
 二人は、頷きあって改めて身構える。
「フィリーは中に入っていろ。ここじゃ“滅びの魔力”は使え……あれ?」
 リクが後ろに守っていたつもりだったフィラレスを振り返るが、そこに彼女の姿がなかった。一通り見回しても、彼女の姿は見つからなかった。
「一人で中に入ったんかな?」
「それはフィリーらしくないような気もするんだが……ま、いい」
 どのみち、ここからは去らせるつもりだったのだから、ここにいなければそれでいい、とリクとカーエスは気を取り直し、上空で体勢を取り戻しつつある大蜂を睨み付けた。が、その瞬間、二人は揃って目を丸くした。
 彼等の視界の中で、四匹の大蜂は光の奔流に飲み込まれたのだ。いかに回避能力の高い大蜂でもそれだけ圧倒的な魔力の前に晒されれば避けようがなかったらしい。

 リクとカーエスは思わず顔を見合わせて、大蜂を滅ぼした光の発生源を辿ってみる。隣の車両の屋上に一人立って横笛を演奏しているのは、やはりフィラレスだった。先ほどいないと思ったのは車内を経由して隣に移動していたからだったのだ。やはり至近距離に仲間がいる状況で、“滅びの魔力”を発動させるのは危険と判断したのだろう。
 列車の走行音に邪魔されて笛の音は聞こえないが、彼女は目を瞑り、冷静に演奏を続けていた。敵を滅ぼした後もゆらゆらと空中を彷徨う“滅びの魔力”を己の身体の中に集束させていき、以前見た時より格段に速やかにそれを完了する。
 フィラレスはゆっくり目を開き、横笛から小さな唇を離すと、隣の車両から呆然と自分を見ているリクとカーエスに目を向け、どことなく満足そうな表情で手を小さく振ってみせた。




web拍手レス(これでやっと三分の一というところ)

 今日はコメント無し。


2005年07月24日(日) 猫じゃらしの謎に迫る日

 昨日は不覚を取りました。夕方に小一時間寝ようと思ったら、そのまま六時間も寝てしまいまして。普通、どれだけごろごろしててもそれだけ熟睡するのは無理だろって話なんですけど。
 まあ、木曜日の夜は泊まり込みで快適な睡眠を取れたわけじゃないですし、金曜日にいろいろあって肉体でも精神でもないどっかが疲れていたんでしょうな(笑)。
 とくにやらなきゃいけないこともなかったのですが、これくらい纏まった時間はなかなか取れないというのでちょっと勿体無かったですね、この頃まほゆめに手をつけてませんし。

 とにかく、その後に飲み会に出掛けていたらしい両親からメールが入っていまして、「ボウリング場に迎えに来い」と。
 もう何年もやってないはずのボウリングに行くなんて余程盛り上がっとると予想は付いたのですが、迎えに行くだけではなくゲームに引っ張り込まれまして、何故か調子が全く出ず、1ゲーム48というある意味記録的なスコアを出しましたとさ。



 で、今日は父サマとTOEICテストに行ってきました。この間も行ってきたばかりですが、あっちはIPテストと呼ばれる団体受験制度、こちらは一般公開テストでこちらのほうが信用度は高いです。
 出来はまあまあですね。集中力のほころびもあまり感じられなかったですし。一部戸惑うところはあったものの、全体的には上々といったところでしょうか。

 その帰りに猫じゃらしが生えているのをみて、テルモの土産にと一本失敬する父サマ。帰ってさっそくテルモの前で振ってみると……すんげぇ食い付きイイよ!?

 手を伸ばす、届かなければ立つ、それでもダメなら飛ぶ。
 飛んでスカぶる、背中から落ちる。

 どれだけ繰り返しても、ちっとも飽きる様子がないのはちと異常。
 ……なんでこんなに食い付きいいんだろう? 美味しそうなニオイでもするのか?

 疑問に思ったらすぐウィキるぜ、ベいべ−。

 えーと、猫じゃらしの正式名称は「エノコログサ」といいます。由来は犬の尻尾に似ていることから「いぬっころ草」から転じてその名称になったと伝えられ、実際漢字は「狗尾草」と表記します。
 イネ科エノコログサ属の一年草で、一般には知られていないのでうすが、軽く火であぶり、醤油などで味をつけることで食べることも可能なのだそうです。

 他のサイトで調べても、これ以上の情報はありませんねー。とりあえず、何故猫がこれほど猫じゃらしに反応するのかは謎のままのようです。でも、猫じゃらしの正式名称の語源となった犬の尻尾。たしかにエリーたんの尻尾によく飛びついてるよなぁ。あの形と動きがなんとも言えないのかも知れませんね。

 しかし猫っていうものは見ていて笑えますね。獲物を捕らえるまでの軌道はきちんと計算されているようですが、着地のことをあまり考えていないらしく、尻尾を狙ったのに、エリーたんのお尻に当たって跳ね返されたり、そのまま通り抜けちゃって耐性を崩してごろごろ転がったりするんです。
 どこか高い場所に登ろうとした時なんかは、失敗して側面に落ちちゃったり、なんかドタバタ映画を見ているような気分ですよ。




web拍手レス(で、テルモにかまけていると、エリーたんの嫉妬を買うわけだ/笑)

>「何かが少しずつズレてる日 あるよ、そんな日も(苦笑)」

 でしょ!? でしょ!? あるでしょ!?
 でも、思い返してみると、そのほとんどが自分のドジからなんですよねー。誰かを怨めたらどれだけ楽か(笑)。


>「われわれの愛馬は(印刷機)凶暴です マジで頼むよ〜(T_」

 凶暴な印刷機とはこれ如何に……?
 印刷された紙が勢いよく飛ばされてきて、前に立っているととても危ないとか?(←これってスタンディングオーベ−ションの他人のネタじゃん/汗)
 腑抜けた内容を印刷しようとすると、かならず紙詰まりが起こってダメ出しされるとか。(←それは凶暴じゃなくて乱暴だろ)

 なんにしても、精一杯なだめすかして使っていきましょう。


2005年07月22日(金) 何かが少しずつズレてる日

 ただ今帰りましたー、想 詩拓@泊まり込み明けです。
 さて、その成果やいかに?

 実は何もありませんでした−!

 本当は、今日が〆切りなんですけど、部員6人の内、記事の完成の目処が立っているのは三人だけ。僕と、編集長のナナシ君、それから遊歩堂氏。

 「試験近いから」とか言ってるけど、出来てる三人も条件は同じ。出来ない予定なら最初から立てるなよ? 大体、二週間前の一次〆切りの時、この〆切りには絶対出来るって言わなかったっけ?
 仮にも言葉扱ってる出版会なんだから、言動には責任とろうね。

 早い話、はよ書かんかい(にこ)。

 で、この泊まり込みでやっていたのが、この間から何度か言ってた出版会の新しい仕事。大学内で「クリスマスにイベントをいっちょぶちあげっかー」というイキのイイ学生グループの取材。
 こっちが見つけたんじゃなくて、あっちが宣伝の為に「取材して?」っていう話を持ってきてくれたんですな。正直、今回の記事、机から動かなくても材料がそろうような内向きの企画ばっかりだったから、丁度いいや、と引き受けました。

 ところが、あちらが頼んできたのは、チラシなどの紙媒体の広告全部の支援です。そんな話初めてだったんですが、右肩下がりの調子の出版会をもう一度活性化させるために挑戦することにしたんですよ。
 が、結構キツいよスケジュール。

 〜先週の金曜日〜

想:インタビューも入れる予定ですよ?
相手方:じゃ、今度の水曜日にしますか。
想:え!?

 インタビューって結構段階がありまして、スムーズなインタビューにするにはこちらが作った質問事項を相手に渡して、答えるための準備期間を置いてからするモンなんです。

相手方:大丈夫、全部分かってるから。
想:……じゃ、水曜までに質問考えときますね。チラシはどうします?
相手方:今度の金曜かな。
想:え!?

相手方:いや、こっちも切羽詰まってるんで、できる仕事はさっさとやってしまうんです。
想:そ、そうですか。


 そういうわけで、水曜録音、次の木曜日にチラシ作り。Adobe Illustrator相手に踏ん張りました。流石に絵とかは入れられないので、と言うと相手方のツテで専門学校に通っている人を紹介してもらえることになっているので、僕がするのは一応、絵以外の部分です。

 「金曜日にそのヒト来てくれるらしいから、出来るところまで作って(はぁと)」とのことでしたので、一応テキストのみでそれっぽいのつくってみました。

 以上、木曜日夜。




 そして翌日、金曜日。まさか、あんなことになろうとは……。

 〜朝・部室〜

 朝、起き抜けにやったことは就職課に提出する書類の書き込み。こうして登録しておくと就職課が学生の就職活動を支援してくれるんですな。切手三枚と張るための写真も準備抜かりない。
 だが。

想:あれ? なんかこの写真を張る欄やたらでかいな。3センチ×4センチ? 履歴書用サイズのしか持ってきてないぞ。

 そこで、学校から自転車で五分というところに一回400円の自動写真機があったのを思い出し、二限目の空いている時間を利用してそのサイズのを撮りに行くことに。

想:ぬう、これでは就職課に提出できるかどうか微妙だな。

 学生課や就職課などの学校の窓口施設は、誰でも空くお昼休みに窓口空けておくために、11時半から12時半までは閉まっているので、一限目が終わる10時50分からその時間までは40分。
 その時間内に、行って、写真撮って、戻ってくることができるのかという話ですな。

想:とりあえず、出ていく前に作ったチラシプリントしていくか。

 と、プリンターを動かしてみると。

想:上手く印刷できてないな……。

 何故か、赤に黄色の縁取りで作ったフォントが白抜きに。

想:……じゃあ、今度は文字だけ印刷にすれば、白抜き部分に文字が印刷されるはず。

 これは明暗と早速試すが、

想:なんと、紙詰まりとな!?

 なんと、プリンターの中でぐしゃりと潰れたチラシ。なんとか引っ張り出してみるも、折角のチラシにシワが付いてしまった上に一部破れたところが。

想:な、なら、もう一度印刷だ。今回は全体をラスタライズしてみよう。

 が。

プリンター:インク切れです。
想:ええい、この根性無しめッ!

 切れたのは青のインクらしいので、青を使わないように色を変えてみたりするも、一つインクがきれるとさっぱり動かなくなるらしいプリンター。「できるだけやってみよう」とかいう殊勝な気持ちは起こらんのかキサマ。

 仕方なく、二限目に就職課に寄った後、情報センター(パソコンルーム)のカラープリンターを使って印刷してみることに。

想:いかん、印刷に手を焼いてたら時間がなくなった!


 〜1限終了後:大学&駅周辺〜

想:うおおおおぉぉぉ!? 間に合えぇぇぇ!? 別に急ぐ必要はないが、午前中に出しておくと後々の予定が楽になるんだ−!

 駅近くにある自動写真機目指してチャリンコを漕ぐ想。到着後、トイレを済まし、手を洗うついでに髪をちこっと整えてみたり、隣にある郵便局で50円玉二枚を100円玉に変えてみたり(自動写真機は100円玉のみ使える)。

想:たしか3×4だったな。

 自動写真機のイスに座り、大きさを選択する想。だがその目に入ったのは?

想:3センチ×4センチが履歴書用サイズなの!?

 写真を張る欄がやたらデカいから気付かないが、よーく見てみるとたしかに既に持っている履歴書用サイズの写真、目算で3センチ×4センチくらいはありそう。

想:無駄足か……否! 手間が省けたと考えた方がいい、とっとと大学に戻るのだ−!

 結果、リミットの11時半までに到着し、無事出せた想。

想:あと残ってるのは。チラシの印刷か。


 〜11時半:情報センター〜

想:フラッシュメモリー、セットよし。折よくAdobeシリーズが入ってるヤツが開いてたし。カラー印刷はお金が掛かるから、できれば一回で成功したいけど……けど……けど……

 はたと気付く想。

想:コピーカードが無い−ー!

 ウチの大学のコピー機、プリンターの類の使用は基本的に有料。それで使うのがコピーカードと呼ばれるプリペイドカード。
 今回は荷物が重かったので、いつも使っている肩掛けカバンじゃなくてリュックサックで来ていたのだが、コピーカードは肩掛けカバンのポケットの中。

想:新しく買う金もねぇし。ちこっと一枚カラーコピーしようとすると1000円取られるのって横暴なシステムだよなぁ。

 こうして呆気無く立たれた望み。

想:そして想の手の中に残るのは紙詰まりでシワがより、ちょっと破れた出来損ないのみ。ふふ……ふふふふ(壊レ)。


 〜3限目前・部室&情報センター〜

 部室に帰って昼飯を食べ終えた想。はたと気付く。

想:そういえば情報センターから借りてたリブレット(小さいノートパソコン)、今日のウチに返しとくか。ついでに科学思想史のパワーポイントのデータ、プリントしてもいいし。ちょっと早いけど、丁度次の時間はテストだし、時間があれば勉強できる。

新ミッション発生:
 1、リブレットを返して借り直す。(最重要)
 2、科学思想史のパワーポイントの印刷(わりとどうでもいい)
 3、早めに行って思想(イスラーム)のテストの勉強(重要)

 だが。

スタッフ:あの、ACアダプタが入って無いんですけど……。
想:不覚っ………!

 本体、ACアダプタ、その他諸々とセットになって貸し出されるリブレット。前に使ったやつが床に転がしていた所為か、部室に置き忘れていたらしい。

ミッション進行状況:
 1、リブレットを返して借り直す。(最重要)←難行
 2、科学思想史のパワーポイントの印刷(わりとどうでもいい)←時間がない。
 3、早めに行って思想(イスラーム)のテストの勉強(重要)←無理っぽい。

 急いで部室に戻り、守備よくACアダプタを見つけだした想。再び情報センターに急ぎ、ミッションNo.2を準遂行。印刷は無理だがデータをフラッシュメモリーにコピーするだけならなんとか。


 〜3限目開始直前:教室棟3号館〜

想:ふっ、今日の私のパターンなら期間外試験で教室が変わっていることに気付かず、教室を間違ってしまうパターンだが、今回はきちんとチェックも抜かり無いぜ。

 流石に前科が3回もあるとな。

 だが。

想:うっ……、急に腹が……!

 いそいでトイレに入るものの、

想:よ、洋式トイレが空いていない……!

 何となく、洋式トイレがあるところだと、出来るだけそれを使いたい想。
 仕方なく2階のトイレに行ってみることに。

想:こ、ここも空いていないのか。

 ならば、と3階へ。

想:ここもダメなの!?

 諦め切れず、4階へ。

想:よかった……流石に4階は使用頻度が少ないからなぁ。

 手遅れになってから紙が無いことに気付く……こともなく、無事に用を足した想。

想:じ、時間ギリギリだ……(汗)。

 それでも何とか間に合ったものの、結局勉強する時間が無かった想。ノート持ち込みOKのテストで良かった……。


 〜4限終了後:国際センター・学生ラウンジ〜

 ボロボロのチラシを手に、やってきた想。しかし、待てども待てども現れない相手方。

想:そういえば、チラシのイラストを描いてくれる専門学校のヒトが6時くらいに着くとか言ってたっけ。

 そして寝たり、レポート用の本を呼んだり、周りの会話に聞き耳を立てながら過ごした一時間半。

想:……まだ来ない。

 流石に、疑問に思って相手方の責任者さんに電話を掛けてみると、

相手方の責任者:え、今日は集まり無いですよ−。
想:えっ!?

 んな、馬鹿な。今日までにチラシを作ってくるように言ってたのをしかと聞いているのに。
 しかし、無いものはないらしい。

想:じゃ、今までの一時間半は全くの無駄ですか……?

 仕方ないので帰ろうと自転車置き場に行った時に鳴る携帯電話。掛けてきたのは相手方の企画部長さん。

相手方の企画部長:あ、いまイラストレーターさん着きましたんでー、これから国際センター来れます?
想:えっ!?

 企画部長さんのほうは、今日はあるものだと思っていたらしい。どっかで情報が混乱してる様子。そして思いっきり振り回されてる俺。
 ともかく、帰る直前だったのでそのまま引き返し、予定通り会い、滞り無く(話が脇道にそれたりもしたが)、今日の予定は終了。




web拍手レス(こういう何か歯車の会ってない日ってあるんですよねー)

>「レッツだ、予防接種w もうちょっとおっきくなったら避妊した方がいいよ(ぇ」

 いや、予防接種しても絶対ではないし。交通事故は予防接種じゃふせげないし、第一、他人の家に入り込んだら植木を荒らしたりして迷惑かけてしまいますので、やっぱり外には出せません。

 でも予防接種は時が来たらするでしょう。飼い主の義務ですし。避妊の方は無理です。言い忘れてたかもしれませんが、テルモは雄なんで。
 去勢はどうでしょうね。もとより外に出す気がないので、その辺はあまり心配しなくてもイイかも知れませんが、あんまりやんちゃだと大人しくさせるためにするかもしれません。
 ま、その辺は愛玩動物飼育なんとか師の母サマと飼い主であり獣看護婦の妹の判断ですな。


>「IF まほゆめがゲーム化されたら買います!w ので5年後にでもゲーム化期待!!(爆)」

 第2部終わった直後あたりに、企画でゲーム化計画の妄想を展開させたことがありますが、スクウェアのFFスタッフどころかサガフロのスタッフ間で動員し、「バトルは格闘ゲームにすっか。臨場感たっぷりだし」と、カプコンまで引っぱり出す気満々な展開に。
 最後には「いやいや、いっそカードゲーム方式に」というとんでもないオチが付いたのですが。

 でも、ゲームにしたら結構面白くなると思いますよ、まほゆめ。本当に誰か作ってくんないかなぁ。


>「作者困惑!!想定外の萌ファンが出現w」

 困惑はしてないですよ(苦笑)。ただ、ああいう萌え反応は初めてでしたので。フィラレスは結構地味っぽいキャラでしたし。いや作者としては萌えヒロインのつもりで描いてたんですけどね!?

 しかしフィラレスって戦闘シーンとかすげェ絡みにくいんですよね。“滅びの魔力”は扱いづらいという設定ですが、誰が扱いづらいのかというと、一番は作者だったり(笑)
 その他の場面では、主人公に恋するヒロインってことで、ラブな展開は一手に引き受けてくれているのですが。今のところそれだけだったりします(苦笑)。

 まあ、これからは恋愛イベントだけでなく、いろいろな方面で活躍してくれる………といいなあ、と思っているところです。


2005年07月20日(水) あるものを切実に欲する日

 今一番欲しいもの?

 時間に決まってるじゃございませんか。

 テストだわ、レポートだわはいいとして、忘れかけてたんですが就職課に登録しておくための書類を明後日までかかなきゃ、とか出版会の仕事最近突発的に増えたなぁ、とか。
 この週を乗り切れば授業がなくなるんでなんとかゆっくり……したいなぁ。


 うっ、もうすぐ出かける時間だ。(←現在翌日の午前10時前)


 えあさん、Video Game Batonの解答ありがとうございました。

 それから、期待してますよ? 一龍さん(笑)。

 いや〜、答えてくれる人がいてよかった〜(笑)。




web拍手レス(今日は学校に泊まり込むので明日の日記はお休みします←ここで断るのか/汗)

>「フィリーーーっ!!いいっ!!」
>「:………(照) ああ、いいぃ…」
>「フィリーの成長、見てみたいですねぇ」

 web拍手企画「魔法使いに15の質問」のフィラレスの解答の感想です。

 何か萌えられてルー!
 いやぁ、フィラレスってヒロインにしちゃ印象薄いかなって思っていましたので、驚きました(笑)。あぁ、なんか安心。


>「大丈夫だよ。猫はマッハで帰ってくるよ・・・たぶんw」

 でも、なんか病気とかもらって帰ってくることがあるらしいし、ホントに気をつけないと……。


2005年07月19日(火) 春期授業最後の週が始まる日

 『海猿』、今日はアツい次回予告なかったなぁ。

 何か毎回映画の予告編みたいに気合いの入った次回予告、毎回楽しみなんですけど、今回はなかったですね、これからずっとないのでしょうか……。


 今週で授業終わりなんですよねー。来週、補講期間があってそれから試験ですな。大学入ってから、あまり試験で慌てたことありません、というかいつも楽観してるんですよねー。
 言語系はともかく、大概の授業って言いたいことが一貫しているので、先生が沢山喋る割には、範囲は実は狭くて、問題の予想などもしやすいんですね。そうでない先生も沢山いますが。

 とりあえず『比較文化研究』……これはちょっと範囲は広いものの、言っていることはかなり理解しやすかったので、少し勉強すればなんとかなるでしょう。
 『科学思想史』、小テスト結果が芳しくなかったのでAは難しいですが、これも分かりやすい授業なので勉強すれば。
 『共通自由特別講義』は全部出席しているので、60点は確保しるので、単位もらえることは確定しています。まあテストの出来にもよりますがB以上はカタいところでしょう。
 『ヨーロッパ文化研究』、全授業出席+レポート提出済みなので、もう心配することは何もないと思います。多分Aは取れたかと。
 『思想 −イスラーム−』、確実にA。

 『国際政治史』、個人的に先生は好きだけど、話が頻繁に横道に反れ、板書が非常に見にくいため、あまり授業の主旨が理解できなかった授業。それでもテストではなくレポートだったのですが、「8つあるテーマの内、一つを選んで論じなさい」というもので、条件の一つにある「二つ以上の資料から最低一カ所ずつは引用を盛り込むこと」がちょっと厳しいかも。今から読めと。
 ……ひょっとしたら普通にテストされた方が良かったかもしれん。


 最近出版会の仕事がエライたまっています。扉作りとか。題字ってそれなりに凝ったものをつくろうとすると手間が掛かるんですよ。
 本当なら家に持って帰ってやるはずだったんですが、例の絵を取り込むためにスキャナを使いに学校の情報センターに行ったついでに仕事することにしてみたらはかどるはかどる。
 帰りは帰りで涼しくていいし、学校に残って仕事するっていうのは結構効率いいかもしれません。




web拍手レス(最近低迷してたけど、フィラレスのをアップしたのが利いたか、今日はweb拍手多かったなぁ。←38クラップ)

>「とうとう梅雨が明けたね。テルモたんを外に出さない方がいいよ。倒れるよ。」

 基本的にテルモは表には出さないんですよ、ウチ。どこに行って何するか分からないので。
 最近、外の世界に憧れているのか、窓際とか好きなんですけどねー。他の家に入り込んで迷惑掛けさせるわけには行かないし、行ったまま帰って来ないっていうのは嫌なので。


2005年07月18日(月) 強引にバトンに答えてみる日

 拝啓、まさやんさん。

 ず〜っと気になってたんですけど、あの流行りのバトン系って指名されて気付いたらもう答えてもいいものなんですか?
 何か管理人みたいな人がいて、答えを見てメールかなんか回されて初めて解答権を得るものだと思っていたのですが。

 まあ、答えがなんであろうと、今ここで答えさせていただきますが。

1.Total volume of game files on my computer (コンピュータに入ってるゲームファイルの容量)

A:

 パソコンにはゲーム一切入れてませーん。
 え? 理由? 愛機がMacなんで、フォーマットが合わないのがほとんどだからですよ?

 でも昔は「シムシティー」だの、「タワー」だの入れてました。あ、「アクアゾーン」なんてのもありましたねー。

2.Game playing right now (今進行中のテレビゲーム)

A:ナシ

 何か最近は時間が空いたらマンガ読むか、ネットサーフィンしつつ、小説を書いている具合で、ゲームやんないんですよねー。
 やりかけという意味で取るなら、『FF10』。極めようと思って、各地を回ってモンスターを捕獲しまくっている時点で止まってたと思います。あとは『麻雀大会3 ミレニアムリーグ』、現在三周目です。

3.The last video game I bought (最後に買ったテレビゲーム)

A:“日本語版の”FF10

 はじめに買ったのはインターナショナル版だったんですよ。で、あれはあるところに行くと絶対に止まってしまうというバグ持ちだったので、売っぱらったんですけど、何ヵ月か後にまたやりたくなって、今度は声を楽しむために日本語版を買いました。

4.Five video games I play to a lot, or that mean a lot to me (よくプレイする、または特別な思い入れのある5つのテレビゲーム)

A:
『マリオブラザーズ』シリーズ
 生まれて初めてテレビゲームをプレイした『マリオブラザーズ』から入って、『3』をやり、『スーパーマリオワールド』は何周もプレイしました。『マリオカート』も大好きです。
 ちょっと外れますが、『スマッシュブラザーズ』は斬新なシステムが素晴らしいのと、今までの格闘ゲームにはない爽快さが好きです。

『FF』シリーズ(特に7以降)
 『ドラクエ』などのRPGシリーズも好きですが、主人公が喋り、一つの小説を読んでいる気分にさせられます。

『RPGツクール』シリーズ
 僕に物語造りをする原点を与えたゲームと言って差し支えないでしょう。無駄に壮大な話を練っては、メモリの少なさに泣いて断念しました(笑)。

『グランディア』
 セガサターンでやったRPG。とにかくストーリーが面白く、アニメーションCGも良かったです。戦闘システムも好きでした。

『FF10』
 シリーズを既に挙げても別格扱いにしたくなるゲーム。設定の濃さからストーリーの緻密さから、後に“まほゆめ”を生み出す原動力になった作品であります。

5.Five people to whom I'm passing the baton

A:う〜む。ゲームやってそうな人で頼めそうな人は……と。

『雲待ちの龍』管理人の一龍さん(←何故日記にリンクを張る/汗)

『Free Style』管理人のけんさん

『それはなにかとたずねたら』管理人・リープさん(日記は多分読まれてないと思いますが)

『えあちゃんのよくばりなほーむぺえじ』管理人・えあさん……はゲームとかするのかどうか、微妙なところ。ダビスタとかやってそうですけど。
 いや、前にドラクエのデータが消えたとか書いてたから今はともかく、昔はやっていたはず。

 んーーー、あとはこの日記を読んで答えてくれる気がある人ということで。


 んんん、一生やってると思っていたゲームですけど最近まじで離れてますね。やりたいゲームなら結構あるんですが……。今度次世代機が出たら付いていける気がしない(苦笑)。
 子供とか出来たら、息子に買い与えてやりつつ自分もプレイする、なんてことがあるのかも知れませんが。




web拍手レス(最近はマンガも買わなくなったし……由々しき事態だっ!←マンガを読まなくなったのは金がないからだろ)

>「>「見せて」というコメントを期待していた奴 つられてもーたっ!!( ゜д゜!)」

 ひ、引っ掛けてしまったようで申し訳ありません(汗)。
 期待はしていましたが、そういった意地の悪い意図は一切ありませんので御容赦を。

>「魔法使い達の夢、いつも楽しく読ませてもらってます」

 御愛読ありがとうございます。

 い、いつもですか!
 た、楽しくですか!

 そう言っていいただけで非常に嬉しいです〜! 最近は更新が遅くなって申し訳ありませんが、今後も“まほゆめ”の応援をよろしくお願いします。


2005年07月17日(日) エピソード3を観に行った日

 明日行くはずだった『スターウォーズ エピソード3』でしたが、成りゆきで今日行くことになりました。りんくうタウンにある大型ショッピングモールには、映画館も含まれておりまして、そっちに行ったんですね。

 で、以下感想。一応ネタばれは抜きです。

 今はどこでもそうなのですが、シネマプレックス方式で規模が小さめの映画館がいくつも入ってるんです。そのため、画面が小さめなのは仕方がないのですが、映画には付き物の、重低音の響きが余りなかったように感じました。

 ↑いや、映画館の感想じゃなくて。(汗)


 という冗談は置いておいて、いや見事な堕ちっぷりでした、アナキン・スカイウォーカー。エピソード2では力ばっかりに固執した小生意気な若造だと思っていたのですが、堕ちた直接の理由はその延長ではなかったのですな。ただ、今回彼は非常に主人公らしく、中心人物としてあらゆる立場の人間と接触を持つわけですが、その彼等に対するアナキンの発言は一体どれが本音なのか非常に測りにくい面もあります。
 エピソード3が始まった時点では、既に公開されているエピソード4からの物語とは似ても似つかない状況だったのですが、進むにつれて、どんどん「ああ、これがこうなったから、エピソード4ではこうだったんだな」と、納得度が高くなって行きます。。
 主人公が悪に走る話と分かっていた話なので、正直腰が引けていた感があるのですが、今までスターウォーズシリーズを観てきた人間として観てよかったと思える作品だと思いました。




web拍手レス(今日の日記は短いなぁ。←このくらいが丁度いいんだよ)

>「想先生のイラスト見てみたーい!(><)b」

 …………………………………………………マジですか?(←とか驚いたように言いつつ、「見せて」というコメントを期待していた奴

 ……えと、取り敢えずアナログで描いているので、大学の情報センターにあるスキャナに掛けなきゃUpすることが出来ません。その後でよければ、ここにUpすることもやぶさかではありません。


2005年07月16日(土) 慣れないイラストに手を出す日

 最近電撃文庫のHPを直視できなくなりました。
 何故かと言うとですね、現在完全に収入ゼロの状態なので欲しい本が出ても買えないんですよ。図書館では僕の好きな本を買ってくれるわけではないので。

 で、その状態で昨日、衝動的に飲み会参加しちまったんですけどね!
 ああ、予定が狂った……、出版会の旅行代金が……!
 
 しゃーないっしょ、初めて顔合わせしたところで断るのは後々大きな影響を与えかねませんから。

 しかし……マトモ、とは言えませんが、普通(と書いてカタギと読む)の人達でしたねぇ。何せ朴以外の全員が彼氏彼女持ちで、しかも酒の席での話題が結構キワドイんですな。
 ヤるだの、ヤらないだの、あることないこと言ってからかいあったり、ケータイ奪い合って彼女とのメールを確かめたり、果ては勝手に彼女に電話して困らせようとしたりね。
 何か、カナダ時代を思い出しました。

 でも、公私の公となると凄い人達ばっかですよ。やることがデカい。僕ももえてきました(平仮名なのは仕様です)。


 出版会の仕事で資格特集の扉を作ることになったんですけど、僕、はじめからイラスト書くことにしてたんですね。迫力のある絵を書くのは無理だけど、デフォルメイラストなら描けるんじゃないかと思って、いくつかネタを持っていたんですよ。

 資格名がずらずら並んだ背景の中で、背中の「資格」の二文字を晒す漢の中の漢とか!

 資格欄一杯書き込んだ履歴書を持った拳で面接官を殴っている図とか!

 初め前者の案で行こうとしたのですが、背中が意外に難しく、着物をはだけた感じにするのに、どうすれば良いのかさっぱり分からなかったため(というか、見本が見つからなかった)ので却下。
 次に後者の案は、スペースの問題で、構図が取れなかったために却下。最終的には、資格を沢山書き込んだ履歴書を持って自信ありげに笑っている、という非常に面白くも何ともない、無難な案になりましたとさ。

 くそぅ、2年前、英語の授業で英語の紙芝居を作って来いという宿題で「続・ウサギとカメ」を書き上げていたので、結構自信が会ったのですが、デフォルメでも動物と人間じゃかなり勝手が違いますわ、マジで。
 描けないことはないけど、時間掛かり過ぎ。何せ、この作業で今日一日潰しましたカラ!

 もうしばらく絵はいいや(苦笑)。




web拍手レス(へぇ、あと4日で一次通過作品の発表なんですか、電撃。僕ははそれ以前に間に合わなかったのですが、他の電撃組の方の作品は通っていて欲しい………んだろうか、僕は。……ええ、通るまでは祈りますよ? 通ったら妬ませて頂きますが

>「マビノギオンでもピノキオでも何でも良いから、とりあえず名前を伏せろ、莫迦!?」

 大変失礼いたしました。
 文中にあって、○○ってしようと思ってたのにいざ本番ですっかり忘れていまして。


>「そういうご飯はね、チャーハンにするのが一番だよ。卵と塩とこしょうと醤油があれば出来るしw」

 初めそれも考えたんですけど、フライパンが使用中で諦めたんです。
 で、食べてから思ったんですけど、あれはぱさぱさになり過ぎてて炒飯にも出来なかったでしょうねー。

 余った御飯はできるだけ早く消費しましょうという教訓ですな。勿体無くてとっておいた意味がない(笑)。


2005年07月14日(木) 純夏メニュー紹介の日

 ちゃららっちゃ ちゃっちゃっちゃっ♪
 ちゃららっちゃ ちゃっちゃっちゃっ♪
 ちゃららちゃちゃちゃちゃ ちゃんちゃんちゃんちゃん♪

 ちゃららっちゃっちゃ ちゃららっちゃっちゃ♪
 ちゃららっちゃっちゃっちゃ ちゃちゃちゃちゃちゃ♪
 ちゃららっちゃっちゃ ちゃららっちゃっちゃ♪
 ちゃららっちゃっちゃっちゃっちゃ♪

 ちゃららららちゃちゃちゃ♪

 ちゃんちゃんちゃちゃんちゃ ちゃんちゃんちゃちゃんちゃ♪
 ちゃっちゃっちゃっちゃ ちゃちゃちゃちゃちゃ♪
 ちゃららっちゃっちゃ ちゃららちゃっちゃ♪
 ちゃっちゃっちゃらららん ちゃん♪

 この番組は、自分の馬鹿さ加減を振り返るSOUFARCLY、言の葉考の提供でお送りいたします。引き続き、キューピーの3分クッキングのテーマを脳内BGMとして流しつつお楽しみ下さい。

師匠:こんにちは、日記で二話のみ連載、内容が電波過ぎて一話のみの『ヒミツノサンカク』より知名度が低いかもしれない『哲学師弟』より講師の“師匠”です。

シキ:随分長い前口上でしたね、師匠。みなさんこんにちは、弟子のシキです。今日は暑くて食欲も減退してしまう今の時期にぴったりなお料理を師匠に教えていただきます。私としては一抹の不安が拭えないのですが。

師匠:そんな師匠を疑るような発言はするもんじゃないよ、シキ君。

シキ:普段の行いを見ていれば疑りたくもなります。

師匠:(無視して)さてこの料理はとっても簡単。包丁を握る必要もなければ、火を使う必要もありません。

シキ:それは料理と言えるのでしょうか……?

師匠:(聞こえていない振りをして)材料も非常に調達し易いものです。まず冷蔵庫に入って一週間くらい経った冷や御飯、

シキ:………師匠?

師匠:(気付かない振りをして)それにアミノサプリの空ペットボトルに入ったお茶です。ウーロン茶、ほうじ茶も捨て難いですが、夏はやっぱり麦茶でしょう。空ペットボトルとかははっきり言ってどうでもいいんだけどね!

シキ:………。

師匠:ちなみに、このアミノサプリやポカリスエット、水分補給には非常にいいものなのですが、如何せん糖分など余計なものが多いので、2倍くらいに薄めて飲むのがオススメです。安く済みますし、健康にもいいんですね。ただ、味の方はあまり保証しないけど。

シキ:……早く作りましょう。

師匠:よし、シキ君。そのお茶を冷や御飯にぶっかけなさい。

シキ:はい。

師匠:今度は箸で氷のごとく固くなった御飯を突いてほぐして行く。

シキ:はい。で、次は?

師匠:は? それで終わりだよ?

シキ:……これはお茶漬けと呼ぶのでは?

師匠:うむ。冷たい御飯に冷たいお茶。冷茶漬け(つめちゃづけ)とはこれのことだ。ちなみにネーミングは私だ。さあ、これを想 詩拓のもとに持って行きなさい。

シキ:…………はい。(持って行って)……あの、どうぞ。

想:おお、これは湯気が立つこともなく見事に冷えてますね〜。これはこの暑い夏でも食欲をそそられます。

 一口食べる想。

想:こ、これわ………!

シキ:……美味しいんですか!?

想:味はいい、冷たい御飯に冷たいお茶。冷たいなりの香りや味が旨くマッチしています。しかし触感は最悪ですな。あまりにもぱさぱさし過ぎて、粉っぽいし。

シキ:そりゃ、一週間も冷蔵庫で眠っていればって……あれ?

師匠:NGワードだ。それを言うと自動的に修正が掛かる。

シキ:………。

想:ダメだ。半分しか食えん。

師匠:半分も食べたのか!? あれを!?

シキ:………。


 ちなみに師匠とシキ君以外は実話です。
 普通の冷や御飯を使えば普通に旨いんで。よく冷やしたキュウリやナスのぬか漬けなんかを添えてお召し上がり下さい。

 ……なんかときどきありますよね、無性にバカバカしく、くっだらないことがしたくなるときって。




web拍手(そう・したく は “しゅうせいせん”たぐ を ますたー した! ←今さらか!?)

>「『マビノギオン』を『ピノキオ』と読んだ○○です。イヒw」

 えっ、間違いますかね、普通。文字数違うし、語感も似ても似つかないし、……いや「キオ」とか共通してるかも、いや「ノキオ」?

 あっ!
 
 『マピノキオン』ですね! なるほど!


2005年07月13日(水) “『マビノギオン』に関するレポート”の日

 本日の一幕。

父:エリー、おいでおいで〜(はぁと)

 父がビール片手にエリーを呼ぶ。
 ダイニングで寝ている状態から立ち上がるエリー、のろのろとリビングへ入ってくるが……父の元に行くと見せ掛けて方向転換し、ソファーに座って『トリビアの泉』を見ていた僕と母サマの間にやってきた。

 座ってくつろぐエリー。
 ショックで驚く父。

 何を思ったか、父はおもむろに立ち上がり、ダイニングへ。そして帰ってきた時、父の腕にいたのはテルモである。

父:おー、よしよし可愛いなぁ、テルモ〜。

 父、テルモを撫でてエリーの嫉妬を誘う作戦に出る。

想:どうする? エリー、お父さん取られるで〜?

 が、エリー動ぜず。

 五分後、父、リタイア。リビングを後にして二階へ。その背中にはえも言われぬ哀愁が。


 その一幕に関する僕からの一言。

想:そうか、テレビではゴキブリにモザイクを掛けなきゃいけないのか。
 しかし、あのゴキブリを季語に使った俳句下手クソにもほどがあるな。4時間も待ってたんだからもう少し捻れんものか。番組の演出かもしれないな。

 ツッコむところそこじゃないから!


 「西洋中世文学史」のレポートを手をつけました。レポート内容は「中世の文学作品を一つ読んでレポートを書きなさい」というもの。明後日の金曜日に締めきりだったので。

 この、以前「ローランの詩」を取り上げた際、登場人物がどんどん死んで行く状況をさして「カタルシスってやつですね〜、さっぱりして非常に素晴らしいですね〜」と言ったり、4月22日の日記で取り上げたようなエピソードもあったりするY教授、過去に酷い例があったらしく、「インターネットのコピペはあきませんよー」と念を押していました。
 そこでチェックされた際に対応できるようここに名言しておきますが、ここにあるレポートは提出されたレポートを書いた生徒と同一人物によるものです。決してコピペではありません、むしろこっちがコピペです。

 では、以下にそのレポートの中身を。




『マビノギオン』に関するレポート


 今回のレポート作成にあたって、私は授業では紹介されていない、またアーサー王伝説などのような有名なものではない物語を読もうと思った。そこで、インターネットで「西洋」「中世」「文学作品」などのキーワードを元に探し出したのが、この『マビノギオン』である。地元の図書館にはいくつか同名の本があったが、一番新しい中野節子氏による翻訳本を選んだ。後ろには親切な解説もついており、分からない単語や風習についても補足してあったので物語を読んでいく上で、混乱は最小限に抑えられた。
 私的な話だが、私は少々最近の娯楽小説に読み慣れ、また自ら小説を書くので、そのノウハウを多少なりとも心得ているため、小説としてのエンターテイメント性、資料としての価値の2つの視点から『マビノギオン』について論じてみたいと思う。

 1、エンターテイメント性

 私は常々、古典文学作品を読むのは苦手だったのだが、今回『マビノギオン』を読んで、なぜ苦手なのか、なぜつまらなく感じるのかがはっきりした。
まず小説の基本は起承転結であるのだが、それがほとんど感じられなかった。現代の娯楽小説にはひとつの物語にメインとなるイベントが1つあり、それに付随して肉付けするようにいくつかのサブイベントがあるのがほとんどである。しかし『マビノギオン』の物語には散発的にイベントが起こり、終わる。物語の始まりを「起」として、その物語の終わりが、物語の始まりに起こったイベントの終結ではない。
 娯楽小説を読んでいると、メインのイベントの進み具合であとどれだけ続くのか分かるが、『マビノギオン』だと、それがまったく読めないため、読んでいる間、ゴールが決められていないマラソンを走っているような精神的な疲労感が起こるのだ。また、メインイベントは物語の骨組みのような存在なので、それがないと小説として軟体動物のように形のあやふやな仕上がりになってしまう。物語の終わりとして締まりも悪い。

 また、本文において心理描写がほとんどされていないのも、今ひとつ読むのに夢中になれず、疲れを感じてしまった原因の一つだと思う。心理描写、特に主人公のそれは、読者を主人公に精神的に同化させ、物語に引き込む引力のようなものだからだ。たまにそういう描写も見かけるが、言葉が陳腐、というのは言い過ぎだろうが、とにかく端的なので真実味があまり感じられないのである。
物語の演出においても同じだ。所々、“魔法の意味合い”や約束事、騎士としての礼儀や誇りなど、おいしい要素がたくさん散りばめられているにも関わらず、要所要所で緻密さを失い、それを台無しにしている感がある。

 なお、『マビノギオン』に収められている11の作品の中で個人的に気に入っているのは、“マビノーギの4つの物語”の最初を飾る「ダヴェドの大公・プイス」と、“アルスルの宮廷の3つのロマンス”の最後にある「エルビンの息子・ゲライント」である。
 プイスの物語においては、アンヌウヴンの王・アラウンとの友情が成立する過程、古老ヘヴェイズの娘・リアンノンと結婚するに至る過程において、彼等の忠告や提言を律儀に守ったプイスの素直さが好ましく思った。
 ゲライントの物語で気に入ったのは、主人公の彼自身ではなく、彼の妻であるインニウル卿の娘・イーニッドである。夫の勘違いからの嫉妬、そしてそこから下された仕打ちに何ら恨みを漏らすこともなく、ただ付き従った従順さ、それ以外の部分での判断力と行動力、意思の強さなどは、時に主人公であるゲライントの存在が霞む。
 反対に気に入らなかったのは、“カムリに伝わる4つの物語”の三番目、「キルッフとオルウェン」である。この話は後の『アーサー王物語』に繋がるアルスル王とその周りの騎士達の物語の最初である作品なのだが、まず巨人の長イスバザデンの娘・オルウェンと結婚するためにその父であるイスバザデンから与えられた39の難題をこなさなければならないというのが主なあらましである。しかし、この39の難題をこなすのに、キルッフは参加していない。命を張って、イスバザデンの要求リストを命懸けでこなしたのは専らアルスルの騎士達である。ここまで自分で動くことのない主人公は全く見たことがなく、自分の私用を完全にアルスルに甘えて任せ切ってしまっているという根性がどうにも好きになれなかった。

 2、資料としての価値

 解説を読んでいると、この『マビノギオン』は中世ウェールズの文化、古ケルト社会の思想を今に伝える資料として大変な価値があるらしい。実際、読んでいて、時々カルチャーショックを感じることがあった。宴会が何日も続くこともあったとか、処女性に対する報奨金などはともかく、客人に対して自分の妻を提供するのが最上のもてなしであるとか、「足持ち人」という使用人がいるだとか、自分が考えもしなかった風習が古ケルト社会にはあったのである。
 それに、物語で初出の人物にはほとんど必ずと行っていいほど「〜の息子」という前置きが入るが、それが今でいう「トンプソン」や「アンダーソン」などの典型的な英語のファミリーネームに繋がって行ったのであろう。その他にも、真実であるかどうかは定かではないが、物語の中で「それから〜ということわざが生まれた」、「そのためにこの場所は〜と呼ばれている」、といった調子でことわざや地名の語源となるエピソードも紹介されている部分がたくさん見られた。
 また、同じ『マビノギオン』に収録されているとはいえ、“マビノーギの4つの物語”と最後に収録されている“アルスルの宮廷の3つのロマンス”とは随分色の違う作品になっている。物語としてもしっかりしたものになって来ているのが分かるし、巨人なども頻繁に出てきたりして“マビノーギの4つの物語”に残っていたケルト神話色が、『マビノギオン』の後ろに向かうにつれて薄れてきている感じがする。
 
 また、私があまり好かなかった「キルッフとオルウェン」にも資料としての重要性があるらしい。解説によると、この物語には2つの特異な読み上げが含まれている。先ず、門番・グレウルイト・ガヴァエルヴァウルによって挙げられる彼とアルスルの冒険の数々、そして二つめはキルッフによって読み上げられるアルスルの部下の名がそれにあたる。特に後者は5、6ページが丸々埋まっているほど一見からして特異であったのだが、これはそれぞれの人物が物語を持っており、それを語ることができる、という吟遊詩人達の“演目リスト”のようなものであったという。

 さらに重要なのが先ほどちらりと述べた、アルスル王はアーサー王の前身であるということだろう。この本の後半には全てアルスル王とその周辺の騎士達の物語になっており、物語の登場人物も共通して、主君であるアルスルやその妻・グウェンホヴァルをはじめ、カイやグワルッフマイなどは、お馴染みともいえる面々になっている。
 私は、分からない単語を調べるために後ろに付いている解説ページを見て、初めて気が付いたのであるが、なるほど読んでいると『アーサー王物語』に類似性を感じた。
 特に最初の物語「キルッフとオルウェン」で、キルッフがイスバザデンから与えられた39の難題をアルスルの騎士達が各地に向かってこなして行く姿は、方々に散らばって聖杯を探し様々な物語となった聖杯の騎士達を連想させるものがある。
 また、アルスルがアーサーの前身であるように、グウェンホヴァルはグウィネヴィア、カイはケイ、ペドウィルはパーシヴァルなど、後に繋がって行く人物が多数挙げられている。

 解説では特に言及されていないが、私が個人的に気になったのが『3』という数字である。「キルッフとオルウェン」以降のアルスル王物語群にはぴたりと姿を消したが、それまでの「スィッズとスェヴェリスの物語」までには『3』という数字が頻繁に出てくる。
 用語解説から例を一々挙げてみると、《三人の力ある女家長》《驚きのあまり胸がはり裂けた三人の男達》《三つの幸福な隠蔽》《三つの不幸な発覚》《三つの不幸な殴打》《三人の欲のない族長》《三人の黄金の靴づくり》《三つの不幸な打撃》《三つの不忠な衛兵たち》《三つの災禍》などがある。このうちの半分が“マビノーギの4つの物語”の二つ目「スィールの娘・ブランウェン」が初出であるため、ここが根源であるような気もするが、その前のケルト神話から『3』という数字は神聖視、あるいは物語にしやすい数字だったのかもしれない。現在でいう『12』もキリスト教の十二使徒、仏教の十二神将、十二支、黄道十二星座など、様々な方面で曰くのある数字なので、そういう感覚で中世ウェールズの吟遊詩人達も『3』を使っていたのだろう。


 読んでみてもあまり面白くなかった物語『マビノギオン』だったが、こうして分析してまとめてみると結構楽しいものだった。読んで面白いのではなく、研究して面白いというのが、「文学作品」というカテゴリの定義なのかもしれない。

対象文献:
中野節子訳『マビノギオン 中世ウェールズ幻想物語集』(2000)JULA出版局




 『マビノギオン』、是非お試しあれ。僕的に『アーサー王物語』より好きですよ。王妃を寝取られたり、すれ違いの悲劇も全くないし。


web拍手レス(うん、俺らしい。<『マビノギオン』を選んだ理由)

>「プロジェクトX  究極のカレーを創れ! 成功?w もしくは継続中?w」

 いやいや、『究極』より目指すは『至高』でしょう。(←『美味しんぼ』ネタは止めれ)
 ま、フツーに旨かったですよ。カレーの肉には薄切りのものより厚切りの方が望ましいのですが、牛肉でそれは無理なので、とり肉の方が良いでしょう。
 あと、これは僕のこだわりですが、食べる時に生卵を混ぜるといいです。福神漬も欠かせませんな。


2005年07月12日(火) 『夏休みは命がけ!』書評の日

 エメルソン移籍……

 チーム的には最近の浦和レッズ(今日、正式名称を初めて知りました)では元々エメルソン抜きの構えでいたし、移籍金も十分払ってもらえるようなので安心でしょうが、泣いても泣き切れないのがファミリーマート。

 折角、エメル丼作ったのに……っ!

 発売発表当初から、本人の帰国が遅れて心配されていたということですが、その懸念を遥かに覆す結果でしたな。
 このニュースを知っていたからちょっとエメルソンの事を知っていたんですけど。

 まあ、提携してやっていたのだし、売れないのもファミリーマートに責任は一切ないと思うので、レッズから幾らかもらえるでしょう。


 訃報欄で確認して空き巣

 ……とてつもなく卑劣ですが、上手い方法ですね。真似する人が出て来なければいいのですが。


 『夏休みは命がけ!』読了しました。昨日の話ですが。

 ささっとあらましを話しますと、最近は付き合いがなかった幼馴染み・五郎丸が猟銃を持ち出し、さらに遺書を残して東京に失踪。五郎丸の妹に頼まれ、彼を探すために上京する瓜生だったが、五郎丸は謎めいた行動を繰り返し、さらに犯罪組織がらみのトラブルに巻き込まれてしまって……? という話。
 ファンタジーのファの字もない作品を読むのは久し振りかも知れません。でも今呼んでるのは純ファンタジーの『ラグナロク』シリーズだったりするのですが(笑)。

 話の要素としては、五郎丸の意図と心情、それから犯罪組織が五郎丸をおう理由という2つのミステリーと、犯罪組織に見つからないように五郎丸を探さなければならないサスペンス、それから如何に五郎丸を説得し、自殺をやめさせるか、という感じですね。
 文体は限り無く一人称に近い三人称。全体を通して、瓜生の独り言のような語り口になっており、これがなかなか上手くて、最後まで飽きさせずに読ませる力があります。特に瓜生と各キャラクターとの絡みで生まれる瓜生の心理描写はかなり細やかで分かりやすいです。
 キャラクターとしては話の中盤まではかなり主人公・瓜生はリアルにヘタレており、その分、その後の成長、活躍振りが際立っています。また、思春期の少年視点らしく、女性キャラの描写はかなり気合いを入れており、各々の魅力がよく伝わってきました。

 話全体のオチとしてはありふれたものであり、特に見るべきものはなかったが、瓜生と五郎丸が和解するシーンの演出は双方の感情が表に溢れ出てくる様子がよく出ていて、見ごたえがあります。




web拍手(うん、書評ってこのくらい簡潔な方がいいかも)

>「カレーの作り方を初めて知った的なところが笑えたw」

 前にいっぺん作ってあったし、大体のイメージは掴めていたのですが大事なところが抜けていましたね。
 今晩の夕食が待切れなかった妹は昨日の晩から今日まで3食くらいカレーを食べているのですが。

 鶏は柔らかくなり過ぎたところがあるので、今度作る時は鍋に入れるのは火を落とす直前にしようと思いました。


>「微妙に物騒な言い回 ホラーサスペンス風カレー作り日記」

 今はプロジェクトX風にすればよかったと激しく後悔してるんですけどね。

 包丁を持ったら人格が変わる、とかたまにネタで見ますが、結構包丁って持った人に心理的に作用する何かがあるかも知れませんね。


2005年07月11日(月) カレーを自作する日

 そろそろ一ヵ月ほどにもなりますか、ウチの母サマは週5でアルバイトに出ているのですが、そのために水曜を除くウィークデイの夕方、母サマの8時以降になるんですね。
 で、僕は月曜だけ3限終わりで早く帰ってくるんですよ。何でか朝が遅くていい日は結構あるんですけど、早くかえって来れる日が中々ないんですよねー、……まあこの時間割りもあと2週間で終わりだからいいんですけど。

 で、いつも月曜の帰りの早さに驚いている母サマは、今日僕に晩飯を作れと指令を下したわけですな。ま、メニューから考えろと言うわけではなく、カレーと決まっていて、材料も用意してもらっているわけですが。

 そして、今日学校から帰ってきて料理開始。
 先に言っておきますけど、大して面白い展開は無いですよ?


1、材料をそろえる

想:うむ、まずは材料だな。にんじん、たまねぎ、じゃがいも。肉じゃがも作れる便利な3点セット。む、じゃがいもがない。まあいい、俺がやってもじゃがいもの芽を処理し忘れて食中毒を起こすのがオチだ。

 実際にそんな失敗犯しませんよ? 幼少の頃、はじめてのおつかい(この用法の場合、平仮名を使うべきだ主張シマス)の時は生姜を買って来いと言われて紅生姜と買ってきた僕ですが。


2、玉ねぎを切る

想:くうぅ、玉ねぎが目に染みる。

 うずくまる想。泣いているのかと覗きに来るエリーたん。

想:母サマはホイホイやっていたもんだが、あれは玉ねぎの汁に耐性があるに違いない。まだまだ俺は修行不足だな。コラ、エリー、落とした玉ねぎを食うんじゃない。死にたいのか。

 玉ねぎは犬が食べると中毒症状を起こします、絶対に与えないように。
 ところで想、お前も落とした玉ねぎを普通に山に戻すな。


3、人参を切る。

想:俺は人参を切り刻むのが一番好きかもしれん。くくく

 ↑何故、微妙に物騒な言い回しをする?

 実際、人参は適度に堅いし、細長い感じなので、きゅうりの次に切り易い野菜だと思います。でも切り応えからして人参を切る方が好き。

想:む、皮剥き器がない。しかたがない、包丁でやるか。

 おそらくその手付きは傍で人が見ていたら、見ていられないくらい危なっかしいのかもしれない。一歩間違えばスプラッタな光景が。
 料理に慣れてるか慣れてないかって、多分、材料の切り方に一番差がでるんじゃなかろうか。


4、材料を炒めた、あと水を加えて茹でる。

 ここで初めて市販ルーの箱の裏側を見て作り方をチェックする想。

想:そうか……水はルーより先に入れるんだな……というか、その前に材料を茹でるのか。

 はじめに材料を炒めることは知っていた僕ですが、なんとなく水とルーはほとんど同時に入れると思っていました。

想:む。人参は中1本でよかったのか。調子に乗って2本切り刻んじまったが。玉ねぎも3つ要るのか、2つしか刻んでないのだが。……まあいい、人参と合わせて差引ゼロだ。

 家庭料理をしようと思うとこのくらいのアバウトさは必須ですな。

想:(水を入れた後)玉ねぎは、キツネ色になるまで待つべきだったのか。何となく焦げてきてる気がして焦って水を入れてしまったが。(←しかも水を測るのに、湯沸かし器の水入れを使った奴)

想:あ、あやうく肉を忘れるところだった。

 肉は母サマが出かける前に炒めたトリ肉が隣のフライパンに鎮座していた。そのトリ肉が弁当に入っていたものと同じであることは気付かなかったことにしたが。

想:これで中火20分、と。

 電磁調理器で6つあるメモリのうち3つ目にあわせ、ケータイのアラームを20分後に設定して本を読みはじめる想。


5、ルーを入れてさらに煮る。

 そして20分後。

想:何故だ。20分経っても人参が非常に堅い。箱には材料が柔らかくなるまでと書いているのに。

 日が弱すぎるのだろうと見当をつけた想。メモリを1目盛り上げてみる。すると、イイ具合にぽこぽこと泡が出てきた。一応、具に味をつけてもよかろう、ととろみがつきすぎないように、ルーを半分だけ入れる。
 再び、片手で鍋を時々かき回しつつ、本を読み続ける想。

想:意外と快適だ。……こういう気の長い料理、向いてるかも。

 全くだ。台所に椅子まで持ち込みやがって。

 さらに10分熱した後、ルーの残り半分を入れて、焦げ付かないようにぐるぐるかき回しながら煮詰める。
 以前一度だけカレーを作った際に、30分ぐるぐるかき回し続けていたら嘘のように旨くなった経験があるので、今回も同じようにしつこいくらいかき回してみる。
 母サマによると、ルーを放り込んで溶かしたらもう火を落として置いておけという話だったが、何分、まだ人参に火が通っていないので、さらに熱する。


6、食す

 妹が帰ってくるのを待って食べてみる。
 そして想の自己感想。

想:面白くない。

 それは味の感想か?

 普通に旨かったんですけど、感動的なほどではないし、ネタになる味じゃなかったんですよね。
 まあ、家族の評価もよかったし、これからもいろいろ作れる料理を増やしていければと思います。


2005年07月10日(日) そいつぁ言わないお約束の日

 うう、早めに日記を書いて、西洋中世文学史のブックレポートなんぞに手をつけよーかと思いきや、『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』なんぞを最後まで見てしまいました。
 どのみちエピソード3見た後、小生意気なアナキンの末路をみてやろうとDVDでエピソード4〜6(ルークが主人公のやつ)を見てやろうと思ってたのに。
 マジで成年アナキンは好きくないです。「どうして僕を認めてくれないんだ!」とか自惚れ絶頂の辺り。ああ、レースに出てたあの健気なアナキンはどこに行っちゃったのでしょう……? っていうかパドメもあんなコゾウ相手にせんでもよかろうに。

 帝国の逆襲はエピソード5なので、ルークが負けて終わるやつですね。初めてみた時、映画で続きモノは卑怯だと思いました。
 あとエピソード1、2になれた後でルークの話を観ると、非常に思います。

 言っていいですか? 言いますよ? 言っちゃいますよ。


 エピソード4〜6の方が後の時代の話なのにエピソード1、2と比べて技術レベル明らかに落ちてルー!


 ついでにもいっちょイッてみよー!


 エピソード4〜6のライトセイバー使いはすんげえへっぴり腰ー!
 小生意気なアナキンの頃のライトセーバー捌きはどこにいった?

 いや、事情は分かりますよ!? 後から作られて、映画の技術も大幅に向上しましたし、初期は予算があんまりなかったそうですし。
 激しくリメイクを希望します。でも、ハリウッドではリメイクだの、使い回しが多すぎて、大幅に興行成績落としてるらしいですけどね。DVDもさっさとでちゃうし、よっぽどの大作でない限り客が入らないらしいですから。



 さて、今日は丁度一ヵ月振りにまともな更新をしたわけでありますが。更新履歴書き込んでて、初めて気が付きましたよ(汗)。

 本当はこの回の内に戦闘自体は終わる予定だったのですが、あーやって、こーなってと考えている内に、10000字やそこらじゃ利かなくなるという結論に達しまして、本格的な戦闘に入る前に一度シーンを切りました。
 ていうか、何で2話目からそんな本格的な戦闘に入ってるんだ(汗)。

 今度の更新は久しぶりに『ヒミツノサンカク』を書こうと思っていましたが、とりあえずリク達がフォートアリントンに到着するまでを書いてからにしようと思います。




web拍手(うーん、更新がここまでアクセス数に影響するとは/汗)

>「文体が結構変化…たしかに一部より落ち着いたリズムになっていますねー」

 直接的心理描写が極端に多くなりましたからね。
 最新話でリクが言っている通り、基本的にフィラレスはもとより、ジェシカとコーダはそんなにはっちゃけるタイプではありませんし、カーエスがいないと会話が弾まないのでどうしても地の文による解説が多くなってしまいます。
 何にしろ基本的にこの主人公パーティーの地味さは欠陥っぽいです。

 でも、第一部は第一部なりに、面白い場面は沢山会ったので、そういうのを失ってしまっているような気がします。


2005年07月09日(土) “まほゆめ”第2話(途中まで)の日

   2『線路上の波瀾』



 車窓に融けた景色が流れて行く。
 心地よい振動に揺られ、
 夢現のまま、旅人は運ばれる。

 夢方面行きの列車は走る 走る。
 終点からは彼自身の足で歩かなければ、
 レールを敷いて行かなければならない。

 せめてそれまでは夢現のままで。



 エンペルファータからフォートアリントンに掛けて南北に展開するエンペルファータ山脈、自然に形成された地形とは信じ難いくらい綺麗に山々が二つに並列しており、その間を走るのがエンペルファータとフォートアリントン間を走る魔導列車の線路である。
 その山脈の一角にある小高く切り立った崖の上に、男が一人立っていた。砂色の衣を身に纏っており、肌はほとんど露出していないが、唯一はみ出している手や深々と被ったフードの陰に覗く肌は艶のある褐色をしている。
 山脈を通り抜ける風に衣をはためかせながら南側に手を伸ばしていた彼だったが、やがてすっと細く鋭い目を開け、手を伸ばした方向を睨み付ける。
 その視線の先には黒い影が見え、それが近付くにつれて、それが羽虫であり、蜂であることがだんだんと分かってくる。耳にもその羽音が聞こえはじめると、まばたき一つする間に、彼の伸ばした右手の指先でぴたりと止まる。
 その蜂の大きさは尋常ではなく、体長だけでも人の二倍は軽く超える。人一人くらいなら軽く乗せて運べそうだ。

「相変わらずうるさい召喚獣ネ、ニード」
 同じく砂色の衣に身を固め、何の苦もなく崖に登ってきた女がからかいの眼差しをニードと呼ばれた男に向ける。
「その代わりに得られた能力は幅広く、強力です。これくらいの欠点には目をつぶるべきでしょう」
 ニードは女にそう答えると、“大蜂”を魔力に分解し、自分の身へと回収する。
 “召喚”は文字どおりの実在する生物を自分の元に呼び出す魔法ではない。魔導士が自分の魔力を高い制御力をもって凝縮し、具現化するものである。今、ニードがやったのはその逆である。
 もちろんその召喚獣の大きさに比例し、使用する魔力の量も半端ではない。かなりの熟練が必要だが、そうしてまた凝縮した魔力を分解し、回収することで、一度の召喚で消費するのは必要最低限、召喚獣を構成もしくは分解するための魔力だけとなる。

「もうすぐ目標が下を通ります。私が陽動を引き受けますから、貴女は」
「自分のやることくらいは把握してるワ。あたしが心配なのはアンタなんだけどネ」
 つり気味の目に妖しい光を発した女の言葉に、ニードは眉を上げて少しばかりの同様を見せるがすぐに納得する。
「そうですね。私も今、彼に会ったらどういった心境変化が起こるか分かりません。精々顔を合わせないように闘いますよ」
「あらま、素直だコト。ここまで聞き分けいいのも男として考えものだわネ」
「別に貴女に色目を使うつもりはありませんから問題ありません」
 短く軽口の応酬をして視線をあわせると、女はこくりと一つ頷いて崖から線路のあるふもとへと飛び跳ねるように降りていく。

 それを見守りながら、ニードは右手を水平に上げて「来い、《ジェングスタフ》」と、呼び掛ける、すると彼の手の先に先ほどの巨大な蜂が羽音を轟かせながらニードの目の前に現れた。
 彼はその背中に乗ると、線路上空に移動し、高度をあげる。広くなっていく視界の先にとうとう目標----線路上をこちらに向かって走ってくる魔導列車が見える。
 先のエンペルファータの一件で一部始終をみていた密偵の報告によると、一族を抜けた者が見つかったそうだ。神出鬼没で居場所が掴めなかったが、一族も手を貸したあの騒動に、彼も巻き込まれていたらしい。
 今はあの魔導列車に乗っているということだった。今回の彼等の任務には“本来の目的”とは別にこの裏切り者を捕縛、もしくは抹殺することが付け加えられていた。その抹殺指令を、目標の実の兄である自分を指名するとはなんとも主人らしい判断だと思った。
「果たしてこの胸に沸き上がるのは、恨みか情けか。……どちらにしろ貴方にはそう簡単に死んでほしくないですね、コーダ」


   *****************************


 かたん。
 突然耳に入ってきた物音に、リクはパッと目を開いた。眩しく開けた視界の中にいたのは革製の軽甲冑を着込み、愛用のスピアの手入れをしているらしい金髪の女だった。
「……ジェシカ」
「申し訳ありません、リク様。できる限り静かにしていたつもりなのですが、起こしてしまいましたか」
「いや、それはいいんだが」
 様子からみて、大分前から続けていたようだ、たまたま意識が覚醒してきたところに物音が耳に入っただけだろう。心持ち寝かせていた椅子の背もたれを元に戻そうと身じろぎをしたとき、ジェシカがリクを止める。
「ああ、動かない方がいいですよ?」
 何やら楽し気な目を向けているジェシカの視線の先を辿るまでもなく、リクは彼女が何をいいたいのか分かった。その左半身に重みを感じていたからだ。彼に体重を預けるようにして一人の少女が眠っていた。
 安らかに目を閉じている整った顔に長い黒髪が一筋鼻に掛かっており、寝息に合わせて小さく揺れている。いつも不安そうに顔を俯け、表情も頼りな気でどちらかというと保護欲を掻き立てるフィラレスだが、こうして顔を上げているところを見ると、そういった感情抜きにどきりとさせられた。
 思わず見とれてしまったが、リクはハッとなってジェシカに視線を写した。何も言わないが、先ほどからたたえている笑みが若干大きくなっている。
「………今何時だ?」
 取り敢えず話題を変えてみるが、ジェシカは時計には目を落としたものの表情は笑ったままだ。
「もうすぐ赤の刻(午後三時)ですね、もう半刻(一時間半)もすればフォートアリントンですよ」
「やっとフォートアリントンかァ、何か長かったなァ」

 魔導列車による“魔導都市”エンペルファータから“自由都市”フォートアリントンまでの道程は三泊四日である。とは言ってもこれは寝台列車ではなく夜は宿場駅に停まって、客は鉄道会社が用意した宿に泊まるのだ。もちろん宿場駅はきちんとした街になっており、そこから途中下車して山脈の外に出ることもできる。
 そんなわけで客はずっと窮屈な思いをせずに済むのだが、やはりその四日間の日中ほとんどは車中で過ごすことになり、当然時間を潰すのに苦労するわけだ。一行はめいめい好きなことをして持て余した時間を過ごしている。
 リクは専ら読書をしていた。この魔導列車の旅に限らず、時間がある時はリクはいつも本を読んでいる。もちろん荷物になるので、買った本は読み終われば直ぐに売って別の本を買い、常時二、三冊は持ち歩く。フィラレスもそれに付き合って、リクの読んでいない本を読んでいた。
 ジェシカは、専ら軽甲冑や槍の手入れに熱心な様子だ。こうして纏まった時間があるのは久しぶりらしく徹底的に掃除をしているらしい。もちろんそれだけではなく、屋上デッキに出て軽くトレーニングも行っていた。

「コーダはサロンか?」
「ええ、先ほど、飲み物を手に入れるために寄りましたが、何やら女性の団体と盛り上がっているようです」
 何しろ終点まで四日間の長距離列車であるため、乗客に快適な旅を提供するために列車内には様々な施設が用意されている。サロンもその一つで、軽食と飲み物が用意されており、乗客同士の交流を主な目的とするものだ。夜になれば酒も出す。
 コーダは便利屋という職業上、情報収集のためにそういったいろいろな人間が顔を出す場所を好み、また慣れている。さらに存外軟派で女好きであるため、行く先々で女性との交流は欠かさない。
「カーエスは?」
「先程、屋上デッキに行ってくると席を離れました」
「ふうん、アイツが一人でいるのも珍しいな」
 カーエスは寂しがり屋というわけではないが、どちらかといえば誰かと一緒にいることを好む印象がある。実際、カーエスが一人でいるのをあまり見たことがない。

「本当にそうでしょうか?」
 数瞬の沈黙で、会話が途切れたかと思いきや、ジェシカが聞き返してくる。
「ん? アイツが一人でいるのが珍しいって話か?」
 ジェシカは頷き、エンペルファータで一緒にいた時に感じたことを話した。
 カーエスは喜怒哀楽が激しいように見えるが、それは人前でだけで、一人でいる時は嘘のように無表情だ。それが彼本来の性格から来るものであるとすると、普段見ているカーエスは偽りということになる。
 自分達は信頼のおける仲間同士であるはずなのに、どうして偽るようなことをするのだろうか、とジェシカは言った。
「んー、確かにそれはあるかもな」
 ファトルエルでカーエスと闘った時のカーエスも無表情で、いつも丸出しだった隙というものがまるで見えなかった。
「どうして、彼は私達に素顔を見せてくれないのでしょうか?」
「そりゃ、アイツの気遣いだろ」と、少し不安の混じった表情で尋ねるジェシカに、リクは笑いかけて答えた。
「よく考えてみろよ、アイツがいなかったら俺達の旅はどうなってたと思う? そりゃ信頼し合ってるとは言っても、軽口は叩きあったりしねぇだろ?」
 リク自身はあまり認めたくないのだが、ジェシカとコーダの二人は仲間というより従者のようなつもりでリクに接している。また、フィラレスもリクに恋心を抱いており、好かれるよりもまず嫌われたくない心構えでいるためか、リクに対して遠慮がちに構えている。
 こうして考えてみると、リクを「お前」と呼び、対等に接しているのはカーエスだけなのだ。
 同時に彼はジェシカ達リク以外の面々にも全く同じ態度をとるので、リクとジェシカ達はカーエスを中心に冗談を言って盛り上がることができるのだ。
「あいつはきっと分かってやってるんじゃねぇかな。自分が間に入って、あんな風に振る舞えば俺達五人が楽しく旅ができるってことがさ」
 そのため、一人の時、自分の事しか考えられない時、などは周りを気遣うことがないので、そういった面が影を潜めるのはないのだろうか、とリクは付け加えた。
「だから、あれは別に俺達のことを騙してるんじゃなくて、俺達のことを楽しませてくれてるんじゃねぇか」
「……それほど思慮深いタイプには見えませんが」
 少々疑わし気にジェシカが返すと、リクはくっくっ、と押し殺した笑いを漏らした。
「全くだ。周りを気遣っている、というより、自分が楽しく過ごせる雰囲気、空間を自分で作るにはどうしたらいいか直感的に知ってるんだろうな」
 一人の時ならともかく、五人もの仲間が集まって旅をしている状況で、遠慮に満ちた言葉のやり取りが交わされるのはたまったものではないのだろう。
「素の人格なんて、一つとは限らねぇし、別に無理して演じてるわけでもなさそうなんだから、あれもまぁ素のカーエスじゃねぇのか」
「……そうですね、そうかもしれません」
 納得はしたものの、一応は疑問の余地アリと言った表情で、ジェシカは頷いた。

 ふと、左肩が軽くなった。リクが思わず目をやると、目を覚ましたフィラレスが寝ぼけ眼で身を起こしている。だんだんと目を開いていき、自分を注視しているジェシカ、そして今まで自分が密着していたらしいリクに視線を合わせたところで、夕焼けを浴びたように真っ赤になった。
 リクは、自由になった左手をフィラレスの頭に乗せて言う。
「気にすんな、俺としては得したような気分だしな。ところで、これからカーエスに会いに屋上デッキに来るんだが、一緒に来るか?」
 立ち上がったリクにフィラレスもこくりと頷いて後に続く。リクはジェシカにも視線を送るが、ジェシカはまた意味ありげな微少を浮かべて答えた。
「一応コーダに行き先を告げてから参ります」
 明らかに言外で、二人きりの邪魔はいたしませんと告げている。
 どんな会話が会ったのかしらないが、エンペルファータにてしばらく女同士で部屋を共有して以来、ジェシカは積極的にフィラレスの恋を応援しているようだ。
 考えてみると、以前所属していたエンペルファータ魔導騎士団にはジェシカ以外に女性はいなかっただろうから、フィラレスは貴重な同性の友人なのだろう。妹のように世話を焼くのがどうにも楽しくて仕方がないらしい。
 フィラレスのような可憐な少女に好かれているのは、リクとしてはまんざらでもないのだが、意図的にくっつけられるとなるとどうしても反発心が生まれてくる。だが、文句を言ってもとぼけられるだけなので、そういうわけにもいかない。
「……分かった。先に行ってる」
 何となく、敗北感を感じつつ、リクはフィラレスと連れ立って席を後にした。




 昨日日記サボったのは大してネタがなかったのと、これに頭を絞るくらいなら小説に頭絞ったほうがいいかな、と思ったからであります。
 小説更新されて日記が書かれないのと、日記毎日更新で小説の更新がおくれるの、どっちがいいですか、みたいな。
 サイト自体の訪問者数の方が多いんだから、多数決すれば前者でしょうか。日記読んで下さってる皆さんはどうでしょうかね。

 今日も一日頑張ってました。キリが悪いのでここには出してませんが、まだもう少し先まで書いています。
 最終的に10000字超えるかも知れません。

 まだ二話なのに。

 ……長編を書いている方は非常に同意していただけるかと思うのですが、長い話の場合って、書き出しが非常に難しいんですよ。まだ後の展開がロクに決まってない状態で書くものだから、ヘタをすると、書きたいと思っている展開を外してしまいかねませんので。
 今日公開した部分でもいかにも陰謀ありマスって感じの怪しい二人組のシーンでも、特に女性の方(名前未定)の設定でまだ揺らぐところがありますからねー。

 去年年末の第二部終了へのスパートもその後の展開が固まり切ってたからだと思うんですよねー。

 あと、文体が結構変化してます。前までは台詞と字の文の間に一行分のスペースを開けていたのですが、今回それがほとんどないですよねー。
 今までネット用ということで、できるだけ改行を入れて読み易くしていたのですが、今年の春になって電撃の投稿用小説を書いていた影響か、ネット用の小説の書き方忘れてます。

 あ、明日、新章公開できるようにガンバリマス……(汗)。




web拍手レス(第二部から地の文が異様に増えているのは『カーマリー地方教会特務課の事件簿』の影響を受けてのことだったりします)

>「それはそうだけど、テルモたんのために掃除だよw ホントにきゃわいいよねぇ♪」

 家の中で暴れ回り、出してる間気を抜けない猫のためにそこまで出来ません(苦笑)。特に観葉植物はかなりの危機に瀕しており、最近ではテーブルの上に登るようになりました。
 よってエリーたんの聞き分けのよさと比べられて我が家のテルモの扱いはエリーたんに格段に劣ります。

 ちなみに最近の家族の話題ではテルモのお腹。姿勢によっては目立ちませんが、結構お腹出てるんですよね。幼児体型ってことで一応の結論はでているのですが(笑)


>「満足のできる就職活動の結末 ですか……自己売り込み力の保持、人生目標の形成とそのプロセスの明示、それらをできたとき成功はつかめるでしょう」

 ごもっとも。就職ガイダンスでもそんな説明がありました。曰く、今の若者には目標や夢がない、って話です。
 最近、悩んでるのが「小説家になる」という夢を就職活動において公表するかどうか、ですね。万が一プロになられでもしたら会社を辞めるかもしれない、とか考えられて採用されないかもしれない……。
 そこ、「要らん心配だ」とか言わない(笑)。


 自己売り込み力の中に入るのですが、自分の雰囲気の演出っていうのも結構重要なんだと思うことがあります。

 しっかりとした姿勢、すっきりとした態度、はっきりとした発言。

 些細なことでしょうが、意外と重要なことだと思います。面接官だって、履歴書やエントリーシートの志望理由、もしくは面接中の応答内要ばかり注意しているわけではなく、答える時の態度などでその人の性格を見極めるんじゃないでしょうか。


 それから情報収集ですね。如何に僕の優れた資質(ツッコミ不可)を持って就職を勝ち得たとしても、入った職場が最悪じゃ、納得なんて出来ません。いくらでも、イヤな話は聞きます。ねぇ、棗さん?(あれから職場環境の方はどうなりました?)
 上司の性格だとか、職場の雰囲気などはある程度、同じ会社でも部や課によってまちまちですで、そんな細かいところまではなかなか知り得ないので、くじ引き的要素はあるのですが、それでもできるだけその業界、その会社の研究をすることはそういった不幸をある程度まで防げますし、面接の際にも、研究によって得た知識が役に立つと聞きます。

 実際のところはこれからなので、分かりませんが精一杯頑張ってみようと思います。


2005年07月07日(木) 非常に切実なお願いのある七夕の日

『土日祝出勤中心で、仕事に沢山入れて、でも適度に休めて、職場での交流がそれなりにあって、日給一万円のバイトを下さい。』

 もー、電器屋にお手伝いを派遣する会社にバイトで登録しているのはいいんですけど、ちっとも仕事が来ないんです。面接からすると不採用はないんですけど、多分あれだ。人では余ってるけど、もしものためにキープ♪みたいな。そんな真綿で首を絞めるような行為は止めてクダサイ。
 今度の三連休までに一切連絡来なかったら、こっちから電話掛けて辞めます。んで、新しいバイトを探します。
 なんでこんなんばっかりやねん。
 普通入るコマとか大体自分で決められるでしょ!? バイト仲間とかできるでしょ!?
 なんで今までそんな普通のバイトに当たらねぇんだ。


 ホントにヤバいんです。今まで貯金切りくずしてきましたが、もう夏休みの合宿費ギリギリしか口座に残ってません。
 お小遣いはもうもらえません。妹が先にシャカイジンになってしまったので、兄としての立場上、とりあえず自分が自由に使えるお金は自分で稼がなければなりません。

 お昼は弁当、本は最近一切買わずで、細々と暮らす今日この頃。このバイト日照りが予想できていれば、四月の時点でバサバサ本を買ったりしなかったものを。

 ……バイトしながらも小説書いたりするためのまとまった時間が欲しいと思うからイカンのかなぁ。


『とにかく満足のできる就職活動の結末を用意して下さい。』

 おそらく、来年の今頃お願いしても遅いと思うので。
 別に希望通りマスコミ受かれとはいいませんよ。ただ、アタリを引きたい。今まで引き当ててきたバイトを見ると、不安でしょうがないんで。


『集中力をつけさせて下さい。』

 TOEIC受ける時とか、本当に集中力が足りないと感じます。小説も数行書いたら止まりますし。カナダにいた頃は、小説書く時かなりの集中力が出たのになぁ。
 その他集中力があったらしなかった損は沢山あると思いますので。
 アイデア下さいとは言わないからコレは是非叶えて? 




web拍手レス(七夕のお願いに何をこんなに必死になっとるんだ俺


>「そんなのアンタが掃除すればいい話だよw」

 テレビの裏ってなかなか掃除できないじゃないですか。テレビ動かさなきゃいけないし。
 かといって、隙間にクッションでも詰めて塞ぐと、それはそれでオーバーヒートしそうだしなァ……


>「仲間由紀恵って誰?(爆」

 大抵の人は「ごくせん」主演してたヒトっていえば通じるそうですが。
 あと、何か就職試験では映画の監督とか、ドラマの脚本家とか聞かれるらしいですよ。ドラマ脚本家って言っても三谷幸喜しか知りません(汗)。


>「はえ座って…」

 え〜と(←ウィキってる)、「はえ座(Musca)」は南天の星座の一つで、1603年、ヨハン・バイエルによって設定、当時は「はち座」と命名されたそうですが、後に「はえ座」となりました。(ただし、ヨハン・バイエルの設定した南天の星座の数々は、本人が設定したものではなく、地元の漁師などが設定、呼称していたものを纏めたものだという説もあります)
 6つの星から成り、名称からも読める通りかなり小さな星座で、88星座中77位の大きさです。

 星座の中で特筆すべきははえ座μに含まれる新星Muscae 1991。星のうち一方がブラックホールである可能性のある連星だそうで、1991年には新星爆発が観測されています。

 僕もこの星座、ちょっと気になってたんですよね。ラテン語の正式名称Muscaについて。

 「見ろ! 人がゴミのようだ!」
 そしてお前はハエだったんだな、ムスカ(@天空の城ラピュタ)


2005年07月06日(水) 星座についてウィキってみる日

 僕、たまにエンピツのアクセス数ランキングチェックするんですよ。
 いつもは二位の二倍以上ものアクセスを集めてダントツで名塚元哉氏の『あんた何様? 日記』なんですけど、今日たまたまふらっと見てみると、そのさらに二倍、一日13000viewを記録する日記が!

 「恋愛」というより、「文芸」になるんでしょうが、しかし圧倒的なアクセス数にただびっくりしました。

 ランキング見てるとどのジャンルが一番人気があるのかははっきりしてますよね。一位はとってないけど、アクセス数トップ200の中では「芸能」がダントツに含有率高いです。


 話は変わりまして、昨日の日記で北斗七星のツッコミに結構反響あったので、星座についてウィキってみましょう。



うぃき・る【ウィキる】他五
 1、ウィキペディアで物事を調べること。
 2、1の方法で得た知識をさも自分の知識であるかのように他人に語ること。



 1、現在の星座の数は88星座

 星座の考え方、即ち星の並び方を地上のものに例えるという概念は古くからいろいろなところに存在していました。残っている資料の中で、一番古い星座とされているのが、古代エジプトの遺跡で星の並びを人の姿に見立てたものが残っていると言います。ですが、それは現在の星座になんら繁栄されているものではありません。
 昔は国際規範もへったくれもありませんで、ヨーロッパや中国を始め、各地の文明で各々独自に天文学が進んで行ったわけでありますが、中国にも『星宿』と呼び、東西南北それぞれに七宿ずつ配置された四方二十八宿があります。

 ところが、今はグローバル化が進み、一番天文学が進んでいたギリシア発祥の星座が受け入れられ、現在国際的に「星座」と認定されているものは国際天文学連盟(IAU)が定めた88星座のみとなっています。
 星座は空の地図のような働きをしており、ローカルな星の名前に「はくちょう座α星」などと言うように、その星の大体の位置を教えるものでもあるのです。


  2、まずは黄道12星座から

 現在、認定されている星座の中でもっとも昔から認められていたとされているのは現在の以下の黄道12星座です。

 おひつじ座 おうし座 ふたご座 かに座 しし座 おとめ座
 てんびん座 さそり座 いて座 やぎ座 みずがめ座 うお座

 文献が残っていないので確実ではなく、12星座ではなかったかも知れませんが、羊、牛、山羊など家畜の名前が多いことからメソポタミアの羊飼い達がつけたものだと考えられていますが、僕的に言うと、メソポタミア地方にサソリやライオンがいたとは思えないんですよね。
 それとマイナーではありますが、地球の動きが毎年少しずつ変わっているのは御存じかと思いますが、その動きによって、最近は太陽の動きの中にへびつかい座が入ることから、それにしたがって13星座と数える動きもあるようです。
 ちなみに僕は12星座ではおとめ座なのですが、へびつかい座を含めた13星座にするとしし座になります。女々しいのか漢らしいのか分かりゃしません(笑)。


 3、トレミーの48星座

 それから星座に関しては、いろいろな文献、経緯で数は増加、もしくは稀ではありますが減少します。
 先ず、先の黄道12星座にくわえ、ホメロスの叙事詩からオリオン座、うしかい座、おおぐま座が登場します。そこから紀元前四世紀にエウドクソスという天文学者が44星座を決定、これは現在は星団として認定されているプレアデス、ヒュアデスという二つの例外を除いてほとんど現行のものと同じなのだそうです。
 エウドクソスの決定は著書として残っていませんが、アラトスという詩人によって詩にされ、次に紀元前二世紀、ヒッパルコスという天文学者がそれを元に修正を加えた46星座を決定しました。
 紀元後になり二世紀。天文学界に後生大きく影響を残す人物が登場します。ディアスコス・プトレマイオスです。彼はエウドクソスの決定に、修正を加え、トレミーの48星座(トレミーはプトレマイオスの英語読み)として発表、それが決定的となり、以後16世紀まで増加も減少もしませんでした。
 また、これらの古来からの星座にはヘラクレス座やオリオン座のように由来となる物語が付いており、これが星座の位置にも現れていて非常に面白いものがあります。


 4、星座生き残り合戦

 16世紀になると大航海時代が始まり、プトレマイオスがどうしても観測できなかった星が沢山見つかるようになりました。同時に、天動説が否定され地動説が普及すると、プトレマイオスの絶対的ともいえた権威が薄れ、トレミーの48星座からどんどん新しい星座が追加されて行くことになります。
 先ほども言ったように星座は空の地図のような星の位置を決定する指標にもなっており、広い区域に星座がないと大変不便なので、空いているところがあると、どんどん星座を設定していったんですね。
 その中には自分の国の王族を元にした星座が他の国に認められない、といったことや、星座が小さすぎて認められない、というように後生に残った星座は数少ないようです。

 で、様々な学説が乱立し、ややこしいということで1928年国際天文学連盟が以下の88星座を設定したと言うことです。

アンドロメダ座 いっかくじゅう座 いて座 いるか座  インディアン座 うお座 うさぎ座 うしかい座 うみへび座 エリダヌス座 おうし座 おおいぬ座 おおかみ座 おおぐま座 おとめ座 おひつじ座 オリオン座 がか座 カシオペヤ座 かじき座 かに座 かみのけ座 カメレオン座 からす座 かんむり座 きょしちょう座 ぎょしゃ座 きりん座 くじゃく座 くじら座 ケフェウス座 ケンタウルス座 けんびきょう座 こいぬ座 こうま座 こぎつね座 こぐま座 こじし座 コップ座 こと座 コンパス座 さいだん座 さそり座 さんかく座 しし座 じょうぎ座 たて座 ちょうこくぐ座 ちょうこくしつ座 つる座 テーブルさん座 てんびん座 とかげ座 とけい座 とびうお座 とも座 はえ座 はくちょう座 はちぶんぎ座 はと座 ふうちょう座 ふたご座 ペガスス座 へび座 へびつかい座 ヘルクレス座 ペルセウス座 ほ座 ぼうえんきょう座 ほうおう座 ポンプ座 みずがめ座 みずへび座 みなみじゅうじ座 みなみのうお座 みなみのかんむり座 みなみのさんかく座 や座 やぎ座 やまねこ座 らしんばん座 りゅう座 りゅうこつ座 りょうけん座 レチクル座 ろ座 ろくぶんぎ座 わし座

 というわけで、改めて北斗七星、星座違うから!(←これを言うためにここまでやったのか!?/汗)



web拍手レス(や座とかじょうぎ座ってそこら中に設定できるんじゃない?

>「北斗七星は西洋ではおおぐま座の一部ですが、中国では独立した星座ですよ。」

 そんなワケでウィキって見ました。

 で、それによるとIAU(国際天文学連盟)に言わせると星座ではないそうです。
 しかし、日本人が星座全体の形を知っている星座ってほとんどないと思うんですよね、おおぐま座は尻尾だけ、オリオン座だって胴体部分しか分かりませんし(笑)。


>「ダメだよ。絡まってコンセント噛んだりしたらどうすんだよ。感電しちゃうよ(汗)」

 それより心配なのが猫の毛ですよ。あれ電化製品に物凄く悪いらしいんですよね……。


>「北斗七星は某漫画で有名すぎるから…」

 ああ、あのイワシ料理人漫画ですね。(有名替え歌より)
 当時はそれほど気にしませんが、あれほど大々的にグロい暴力表現をつかっていた作品なのに、よく大きな問題になりませんでしたねェ。
 グロく死ぬのがブ男だけだったからでしょうか。


>「芸能・スポーツは別にいらないんじゃないですか?(苦笑」

 いえいえ、マスコミ関係者になろうとしたら広く浅く一部だけ深く知識を持っておかなければなりませんから!
 仲間由紀恵を見て「誰?」とか母に聞いてるようじゃぁ、ダメダメ。(@明石家マンション物語←古ッ!)


2005年07月05日(火) 『ladder49』を思い出す日

 「きれいな星空見た」=トップは北斗七星

 北斗七星、星座違うから!

 あくまでも大熊座の一部……じゃないの?
 誰もツッコミ入れないのは北斗七星も星座の一つとして数えられてるということなのでしょうか。
 僕だったら「オリオン座」って答えますけどね。あれほど分かりやすい星座も珍しい。きっと二位はそれだ。



 今日の共通自由特別講義はいつもの業界事情講座ではなく、日経から来た人が新聞の読み方を伝授してくれました。

 最近よく新聞を読むようになり、昔は苦手だった政治面は面白く読めてきているところですが、経済はまだまだ駄目だったんですけど、今日はそれに対する説明もしてくれて、ちょっと面白いな、と思えました。
 これをキッカケに経済とかにも目を向けていけるといいなァ。

 もし経済を克服したら次は芸能・スポーツの克服だ!
 名前とか全然憶えてないし、ニュースが一律なんですよね。やれ結婚だ、離婚だ、相続放棄だ、ホームランだ、記録達成だ、エトセトラ。「週間えみぃSHOW」とか見てればいいんでしょうか(笑)。


 今日はドラマ『海猿』を見ました。最初、主人公がヒロインのことを彼女と思い込んでいるが、ヒロインはそういうつもりではないという設定に「うわイタッ!」と、思ったものの、番組終了前に次回だかこれからの展開予告らしいものが入ったんですけど、

 海上保安庁の救助隊員にスポットを当て、隊員同士のせめぎあい、現場の厳しさ、理想と現実の格差、残された家族と救助隊員達の溝を描く作品。

 すんげーガチンコ! 俺好み!

 実はこれによくにた構成の映画を見たことがあります。『Ladder 49』、邦題は『炎のメモリアル』でしたっけね。
 一人の若者が消防士になって、恋人を見つけ、家族を持って、幾度も死線を潜るのですが、家に残された家族は心配で気が気でない。実際に主人公の仲間や友達は何人も火災の中で死んでしまっていますし(ていうか死亡率高すぎるような気もしないではないですけど)、家族は主人公に消防士を止めるように言うのですが、彼は聞き入れません。
 結局、主人公は火事の中で死んでしまうのですが、エンディングで主人公の追悼式? か何かで、隊長が演説するんですね。うろ覚え&英語だったんで正確には程遠いんですけどこんな感じです。

「何故、私達消防士が人の命を助けるために、自らの命を危険に晒すのか? ------彼(主人公)の勇気がその答えです」

 文字&日本語で書いてしまうとパッとしませんが、英語の台詞ではすごくいい響きだったんですよ。
 そりゃ、状況にもよりますが、消防士が誰も飛び込まなければ少なくとも被害に巻き込まれた人以外は確実に助かります。でも、巻き込まれた人が誰かの大切な人である限り、命はそんなに簡単に諦められるものではありません。
 消防士の存在は、諦め切れないけど、助けられない自分の代わりに大切な人を助け出してくれる、みんな助かる可能性をギリギリまで高めてくれる、言わば希望の存在なんだと思います。




web拍手レス(国会議員所得公開されても今いちピンと来んなァ。どうせなら納税額も一緒に並べてくれればよかったのに


>「絡まったら大変だからよく見張ってないと・・・(汗」

 感電しなきゃ絡まったところ見てみたいですけどね(笑)。
 でもホントにエリーたんとは違って、何やらかすか分からない年頃なんで、出す時は誰かが一緒にいなきゃいけないんです。
 何しろ移動が三次元なので、観葉植物とかも結構荒らされますし。エリーたんは奇襲を掛けられたりしますけどね(笑)


>「テルモって名前、デジタル商品みたい(orz」

 ああ、確かに「テル」はインテルとかIT関連を連想させる響きがありますし、「○△モ」っていう名前は「アシモ」とかロボットの名前っぽいですものね〜。

 でも、テルモの名前はITやらデジタルな方面には全く関係ありません。
 日本一の注射器メーカーの名前です。


2005年07月04日(月) まさかの人の更新に驚く日

 めっさビビりましたよ橘サーン!?

 いや、もう更新されることないとか思ってましたし!
 でも「保存作業中」ってナンデスカ!? ひょっとしてもうエンピツの期限が切れるから、データだけでも保存デスカ!? じゃあもう「大航海日誌」とか読めないんデスカ!?(←そこで挙がるのがそれか/汗)

 いや、今まで保ってたんだから、ひょっとしたら3900円払って永久使用モードにしてるのかも知れませんけど。



 雨が続きますねー。金曜日から月曜日までなんかふりっぱなしって感じでエリーたんなんかなかなか散歩に行けなくて「“よっきゅーふまん”なの〜!」なんて家の中走り回ってます。
 いや、今日は朝夕とも雨がふっていない頃合を見計らって散歩しましたけどね。

 何度も言う通り、雨が降ると登校に一時間強かかります。これがまた非常に疲れるのですが、事前に雨が降ると分かっていれば結構平気です。

 1、まず鞄を肩掛けからリュックに替える。

 晴れの日だとリュックは背中がクソ暑いだけなんですけど、雨の日は暑さより持ち易さ。数段軽く感じられるし、頻繁に右肩へ左肩へと掛けかえる手間も省けます。

 2、MDプレイヤーを用意する。

 歩いている間、すっごい暇です。つまらないとタダでさえ長い道程がさらに長く感じます。そんな長時間歩かなければならない時に貴重なのがMDプレイヤーなどのウォークマン系。
 僕は、LP4でFFとかのサントラを丸ごと入れたやつをよく聞くのですが、とっても想像力が増します。音楽に合ったシーンを想像しちゃうんですね。
 もー、コレさえあれば2時間は歩いてもダイジョーブ。

 3、傘は大きめで

 これば僕の個人的な好みなのですが、傘は大きめの方が好きです。あんまり濡れなくて済みますし。前の傘は大きかったんですけど、今の傘はちょっと半径が小さくて腕とかガンガン濡れてくるのが気持ち悪いです。


 でもな、時間はかなり余計に掛かるし、遥かに疲れるからそろそろ自転車使わせて欲しいなァ。 


 ちなみに傘差しながら自転車乗るのは俺的にNG。やってるの見ると密かに腹を立てます。何となく自分勝手な気がしてしまうんですよね。危ないのは、本人だけじゃなくて、周りの人とかもそうですし。
 あと、傘避けにくいんですよ。歩いていたらすれ違う時、追いこす時は持ち上げたり、避けたりできるんですけど、自転車だと追いこされる側とかが避けなくちゃいけないんですよね、タダでさえ歩道の上は狭いところも多いし、片手運転はやっぱりフラフラして、地面は滑りやすくて危なっかしくてしょうがありませんし。
 でも、自転車に傘をたてるスタンドがあって、両手が使えるのならおっけー。もしくはレインコートを着ましょう。




 web拍手レス(「じてんしゃ」と打つと絶対にはじめは「次点者」という“ことえり”に乾杯。←どんな頻度で使うんだこんな単語ッ!?

>「テルモたん、見つかってよかったね。ちっちゃいからどっか紛れ込んでも分かんないもんね(汗)」

 そうなんですよ。最近テレビの裏に入り込むようになりましたから。あの辺は配線地獄だし電気製品の集落なんで、いつ「ぶつーん」とかいってテレビが壊れないか心配で。彼の日の愛機iMac(ライム)のように。

 あ、テルモに関して一つ報告。
 テルモが正式にウチの子になりました。
 もともと妹の勤めてる動物病院の前に捨てられていて、里親を探すまでの一時預かりという形だったのですが、何時の間にか正式にウチの子になっていたようです。


>「前へならえみてみたーい」

 普通に見ても「お〜一列だ〜」しか思わないんですけどね。「前へならえだ!」と思ってから見るとフツーに笑えます。


2005年07月03日(日) ゲームと犯罪の議論の日

 なっ? なっ? 『前へならえ』っしょ?

 『全国一斉 テスト 芸人雑学王No.1決定戦』で出た、伊勢海老の大移動の話です。
 伊勢海老は新しいエサ場を求めて移動する時とある変わった移動の仕方をしますが、その移動のしかたはなんでしょう、とかいう問題でですな。これ答えは一列に並んで歩くというものなんです。

 僕は答えとして「“前へならえ”だ、“前へならえ”」とぶつぶついっていたわけでありますが。この時伊勢海老の長〜い触覚がなんか『前へならえ』しているように見えるわけです。
 で、なんで伊勢海老はそんな一列にキレイに並べるのかというと、触覚で前のエビに触れて距離と位置を確かめてるからなんですと。まさに『前へならえ』と同じ原理ですな!

 しかし、最後に残った二人がまた意外&印象的だったなぁ……(苦笑)


 昼間の『たかじんのそこまで言って委員会』を見ていたのですが、そこで話題になった「暴力ゲームが事件を誘発するのか!?」という問題。
 子供達に広がる暴力的なゲームやアニメの影響を指摘する声が上がり始めて久しいものですが、その割に一向に販売規制が入らないのって結構オカシイいんじゃないですか?
 ほら、『暴力表現マーク』をつけるだけじゃなくて、購入する際に身分証明書がひつようになるとか(ネットで購入されたら手が打てませんが)、いっそ麻薬みたく取締法を作るとか。

 特にGTA(Grand Theft Auto)。あれはあからさまにダメだろ。犯罪者の視点で「犯罪は面白いですよ」とのたまわってるんですから。市民虐殺して盛り上がるゲームなんてあっていいわけがないじゃないですか。
 バイオハザード……まあ分からないでもないかな。クローズアップされてた『バイオハザード』プレイ中の子供がコントローラーを握りしめて「死ね、死ね」と呟いている様子、またゲームが面白いかという質問に対し「血が一杯出るところが面白い〜」と答える様子などを見ているとこれもどーかと思いますけど。

 僕としてはこういう議論は非常に心苦しいですね。僕もゲーム大好きですから(最近やってないけど)、それを頭ごなしに否定されるのは困るわけです。
 ゲームなんて一利もない不毛なものだって言われてるんですけど、やってる間は楽しめる分、酒や煙草とそう変わらんわけですよ。ただ酒や煙草より掛ける時間が桁違いですが。

 あと『ゲーム脳』ですね。ゲームを長時間やっていると、頭の一部の機能が低下して非常に“キレ”やすくなるという話です。
 僕はこれは一応理解できます。ほら、ゲームってある条件を満たすと絶対にクリアできるじゃないですか。分からない時は攻略本を見られるし、失敗しちゃった時はリセットしたりね。
 現実では、そういう問題を解決できる絶対的な条件というものがはっきりしていなくて、攻略本なんてあるわきゃない(宗教や占いをそれと勘違いしてしまうケースはありますが)、リセットもできません。
 そういったゲームと現実のギャップが人を苛立たせてしまうのではないかと思うのです。

 これに対する反論が、何もコレはゲームだけの話ではないというものですね。社会に悪影響を及ぼした小説や、映画ならたくさんあるということです。『バトルロワイヤル』なんかその典型ですね。

 これはどう結論付けりゃいいのか分かりませんが、エンターテイメントとして多少の刺激は必要だとおもいますし、『GTA』などのあからさまな作品は規制すべきだと思います。『バトルロワイヤル』も何らかのメッセージ生はあると思われますが、明らかに作者の書きたかったのは殺しあいですし。
 それに、これをやっているのを見た親御さんは、フォローはすべきだと思います。先程例に出した「死ね、死ね」と呟く子供もそういった言葉遣いは絶対に改めさせるべきです。


2005年07月02日(土) テルモが失踪した日

 最近睡魔に勝てません。夜中に日記を書こうとしていると猛烈に眠くなり、もうそのままベッドに横になってしまいます。まあいろいろあって、最近睡眠のリズムが崩れてますし。

 今日は先ず、普通に日記を書きましょう。

1、TOEICを受けました。

 今日はTOEICのテストがあったので、学校に行ってきました。3000円も払ったのに非常にもったいなかったのですが、もーメロメロでしたね。

 リスニングでは

「な、何、もう次か。もう少し待てんか!?」

 リーディングセクションでは

「ハッ、いかん、ぼーっとしてた」

 テスト中もメロメロでしたが、テスト後、もっとメロメロなことに。
 いろいろアレなんで詳細は話しませんが。


2、テルモが失踪してひやりとしました。

 帰ってから昼寝をしていると、母サマがテルモを呼びながらうろうろしています。探しているようなので、僕もいっしょに探していたのですが、本当に陰も形もありませんで。
 母の証言によると、外に出ている可能性は全くないとのこと。
 よくソファーの裏などに入り込んで居場所が分からなくなるテルモの首には鈴のついた首輪がついているので動けば直ぐに分かるはずで、あの落ち着きという言葉を知らない猫が動かないはずはないのですが、鈴の音は聞こえません。

 トイレの中、ソファーの裏、和室の混沌の領域、いろいろな箱の中、風呂場。ありとあらゆるところを探しましたが、本当に分かりません。
 二人して途方にくれていると、父サマが「おーい、おったでー」と。

 父は別にテルモ探しに加わっていたのではなく、DVDを見ていたのですが、その部屋、近所の迷惑にならないように防音設備があるんですよ。
 そら聞こえんわな。

 ひやっとさせやがって。行動範囲に制限のあるエリーならともかく一旦外に出たりしたら、もう見つけられないんだから勝手に姿を消すなっての。


3、夕食は餃子でした。

 僕の大好物です。自家製餃子。ニラと白菜がたっぷり入っていてすんげーヘルシーなんですよ、これが。これを焼いて、生姜、にんにく、ラー油を入れたポン酢につけて食べるとコレが旨ェ。


4、『シュプルのおはなし』を読みました。

 実はあんまり期待していなかったのですが、期待外れだった『その気もないのに〜』シリーズよりもずっと楽しめました。

 とにかく子供らしさの出ている作品でした。
 主人公シュプルの語る話には必ず、彼が大好きな物語の主人公、ムルカが出てきます。信じるヒーローが一人いるというのが、なんともこの年代の子供らしいですし、同じキャラが何度も出てくるというのは普通は不自然なのですが、「子供の想像」という設定がそういうつまらない縛りをなくしていて、そういったしがらみに捕われない想像という感じがしていいです。
 それと話の内容が非常にピュア。確かに使っている言葉は成人用かもしれないけど、内容は童話のように、夢に溢れてて、微笑ましいものが多かったです。また、『キミノココロ』(二巻収録)『キング』(三巻収録)のように感動で胸の中が温かくなるような話もあります。
 また各話の終わりにおじいちゃんが一人になるシーンがあり、そこではシュプルが隔意を憶えていたおじいちゃんの意外な一面を見られます。お茶目な母親も、元気なアロワ、勝ち気なメアルルードなどもそれぞれ個性が出ていて、キャラクター面でも非常に優れた作品だと思いました。

 オススメは『共に掲げよ誇りのジョリー・ロジャー』『キミノココロ』『運命の人』『キング』。特に『キング』の最後の数ページは秀逸でした。

 あと、久しぶりに絵の綺麗な作品でした。僕が見た中でもトップクラスの丁寧さ、鮮やかさ、上手さだと思います。




web拍手レス(前回の『その気もないのに〜』シリーズからamazonでの書評活動を始めました。狙えamazonギフト券3000円分!)

>「待ってるにょー(へoへ)」

 ありがとうございます〜。
 待っててにょー?

>「プライドと謙虚な気持ちを、大切ですよね☆ その心をいつまでも(w」

 無論そのつもりですが、いつか僕を超える作品が無くなった時にはその気持ちが保てるかどうか。(←心配しなくても一生来ねェよ)


2005年07月01日(金) 明徳義塾の少年の心情を考察する日

 あれぇ? 何で今5時だったりするんだろう?
 おはようございます、想 詩拓@爆睡直後です。

 ま、メーハクなんですけどね。
 昨日は『オクト』の記事を書くために徹夜して→その状態で今日は雨と言うことで往復二時間半歩いて→帰ってきたらバテて寝てしまい→気がついたら今になっていた、と。

 なんか八時半くらいに夕飯に呼ばれて起きた記憶はあるのですが、ちょこっと寝たら、身体が完全に寝てしまったのか、全く身体が動きませんでした。で、しゃーなしに、晩御飯を諦めて寝直したら、次に起きたらこんな時間&もう眠くないってわけです。


 ところで、明徳義塾高校の傷害事件。僕はけっこうひねくれてるんで、メジャーな話題はあまりしないのですが、いろいろ考えることもあったので少し述べておきます。

 話題の焦点になっているのが加害者の少年A君によるサイトの日記。一度、はじめ何の以上もない状態から、最後の日記に至るまでの変遷を特集したニュースを見たのですが、少年の昔撮っていた写真と最近描いた絵を見比べたりするところでちょっと薄ら寒くなったりしたのでありますが、なんとなく気持ちは分からないでもないです。

 でも、それだけ。同情はしません。

 日記に関する考察に関しては部分的にこちらの方と同じで、日記で自分の猟奇的な心情をカミングアウトしていたからこそ、吐露効果どころか自己催眠で暗い気持ちが爆発的に増幅されてしまった、というところ。
 少年の日記に話を戻しますが、カミングアウトは大抵の人の愚痴と同じで聞いて欲しいんじゃなくて、同意して欲しかった、もしくは分かって欲しくて書いたと思うのですが、少年は気付いていたのかいないのか、それは結局自分のその暗い部分を肯定する行為にしかならなかったんですね。
 こういう日記で誰が一番頻繁に読むのかって、それは自分ですよ。だから自分の愚痴を自分で聞いて、自分で同意してれば確かに暴力的な気持ちも膨らもうというものです。

 日記にはそして自分はプライドが高くて少しでも否定されると酷く不愉快になるという記述があります。
 ということは何か?
 誉めろ、と? 否定するな、と? 自分の扱いには気をつけろ、と?
 まあ、これは拡大解釈なんでしょうが、総合的に見ても甘いぞ少年。

 僕も、こうして小説を書いてそれを不特定多数の人間が見る環境に公開しているだけあって、プライドはある方です。ですが、僕は他人の作品もよく読みます。
 もちろん自分から見て「まだまだだな」と思える作品も沢山あるわけですが、その中には「これは今の自分では適わん」と思える作品も幾つかあります。
 このように、自分の外に目を向けると“自分の現在位置”がぼんやりと見えてきます。結果、小説に関しては適度にプライドと謙虚な気持ちを保っていられるわけです。


 ちょっとゴーマンかましてええですか?(@ゴーマニズム宣言関西弁風)


 少年よ! 自分ばかり見ていないで他人を見ろ!
 世界が自分を中心に回ってくれるワケがない。どうしてもというなら自分で回せ!

 それから言っておくが、大人達。今回は絶対に少年の周りに責任を追求するなよ?

 少年犯罪でなにが悪いのか?
 周囲が悪いんじゃない。本人が悪いに決まっている。
 最近はそれが分からなくなってるから、少年犯罪は周囲の責任ということになり、本人に責任を追求するのを忘れて、少年達は責任を追求されることを恐れることなく犯罪に走るんだ。

 環境が悪くて癇癪を起こすくらいなら、自分でその環境を変えるためのアクションを起こすべきだとおもうぞ。
 出来んとは言わせん。実際にやってる人は何人もいる。それも高校生どころか小学生、中学生レベルでだ。
 それをする勇気がどうしても出ないのなら、黙って自分を環境に適応させるんだな。


 子供に限らず、現代の人々は考えることを忘れている。ただ悪いと思うばかりで、何故悪いのか、本当に悪いのか。感じたり、知ったりした後でそれを吟味することを忘れている。
 みんなでもっと、考えようよ。




web拍手レス(何か、自分の考えを大声で主張するのはキモチいいですね)

>「採用おめでとーw」

 ありがとー♪
 もー、毎日あのweb拍手の解析結果見てます(笑)。

 今回一番ウケたのが上から二番目。
 一番欲しいと思ったのは下から二番目ですね。アソビ企画でこんな機能を持ったプリンターを発売してくれんものでしょうか?

 ところで私は主張したい。
 プリンタではなくプリンターなのです!
 最近の最後の長音を省く傾向は知っていますが、プリンターは切ると語感が悪いと思います。
 少なくともプリンターの場合は伸ばすべきなんです! 偉い人にはそれが分からんのです!(←元ネタ知らないけど気に入ってます/笑)


>「フィリーの解答はまだー(〜o〜)」

 まさか、web拍手のアレにリクエストが来ようとは!
 でもこの土日は一応“まほゆめ”の新章に手をつけるつもりなので、しばらくお待ち下さい。
 とはいえ、フィラレスも結構ネタがあるので、今週中に新章Upできないとおもったらこっちをやってみようと思います。

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