言の葉孝

2005年05月31日(火) “彼”を失って二日目の日

 あまりにも……突然すぎました。
 彼を失ってもう一日以上経ちましたが、それでもまだ信じられません……。一昨日まであんなに元気だったのに……!

 いや、愛機iMac(ライム)が壊れたっていう話です。



 ちょっと待って下さいよ!?
 えあさん → 一龍さん → 交流持ったことないけど中原まなみさんで次は俺ですか!?

 りんごユーザーにも魔の手を伸ばすビルゲイツの陰謀、恐るべし!

 いや、本当に何事だ、この故障ラッシュは。



 しかし、あんまりに突然すぎましたよ。インターネットしてたらいきなりぷつーん、と電源が切れましてな。不可解に思いながら、電源を入れ直そうとするとこれがうんともすんとも言いません。
 あの、サイトのデータとか、ほとんどその中に入ってるんですけど。

 どうやら、埃かなんかでどっかの回路がショートしちまったらしいんですけど、この場合、どこに持って言ったら修理してもらえるんでしょうねえ? 普通の電化製品ならメーカーに送れば済むんでしょうけど、パソコンとかって外見が同じでも、メモリ増設とか結構改造して中身が変わってたりするじゃないですか。
 ああ、だから、パソコンって壊れたら終わりなのか。

 とりあえず、故障当時問題だったのが、各種サイト管理用パスワードの紛失。自分で決めたのは何とかなるのですが、このエンピツと「ぶっとびねっと」のパスワードを失っちゃったんですよね。
 くそー、こういう関係のメールは全部どこのパソコンからでも見られるネット上のメールサーバに入れておけば良かった……!

 エンピツは管理人さんに頼み込んでYahoo!の方のメールアドレスにパスワードを送ってもらえたのですがぶっとびはどうでしょう?
 ウチにリンクされているサイトさんも少ないことですし、この際、ぶっとびは捨てて、検索サイトの登録の為に一応作ってあるジオシティーズ(←ぶっとびはトップページ以外のページへの直リンクが禁止されているので検索サイトに登録できない)一本に絞ってもいいんじゃないかと思い始めてます。ぶっとびはメモリ無制限に惹かれたんですけど、ぶっちゃけ小説サイトじゃいくら書いてもメモリは使い切れないと思うんで。


 あと、困ったのがサイトのデータです。リニューアル前のなら、データを移したのがあるのですが、リニュ後のデータは壊れたパソの中にしかないんです。
 幸い、コピー防止技は一切使ってないので、ネット上にあげてあるページを丸ごとダウンロードして、画像も落として、サルベージするしかないかな。
 ああっ! 書きかけの“まほゆめ”第三部1話のデータはどうあってもサルベージできないっ……!


 しばらくは復旧作業に追われそうです。今度からなんとかマメにバックアップがとれる体勢をとっていけるといいのですが……。


2005年05月29日(日) 『ガンズ・ハート』シリーズ感想の日

 午後三時。図書館から帰宅した、僕は冷凍庫を覗き込みました。

 ……よし、まだ抹茶アイスが二本残っている。

 しかし流石に一日二本は食い過ぎだろう、ということで僕は風呂上がりにその抹茶アイスを取っておくことにしました。一番風呂は大抵僕なので、まあ、他に喰われることはなかろうと、おやつは冷蔵庫に一切れ残っていた長崎カステラをチョイスしました。
 いや、カステラ旨いですな、粗目が底に敷かれていて結構いいやつらしかったです。。西洋の甘味の中ではこれが一番好きです。和菓子だと……そうですね、桜餅か安倍川餅。とにかくあんこ抜きの餅類、団子もアリ。
 しかしその先に待っていたのは思わぬ誤算。夕食後、僕がエリーたん(英国系ゴールデンレトリバー/♀/2さい/すんげー可愛い/世界一めんこい)と戯れていますと、

父:デザートでも食べよかな。
母:あ、私にも取ってー。

 父+母=二人 よって アイスの必要本数=二本=アイス残高

 抹茶アイス終了ーー!

 しくったー! まさかデザートで、しかも二人いっぺんに喰われるとはー!





web拍手レス

>はじめまして(ではないですね。一度BBSに来て頂いたことがあります)め族一員の三紀藍生と申します。

 ……少し待って下さい今落ち着きますんで(深呼吸)。
 あまりにも意外なお客様だったので、いろいろビックリしました。良く憶えてましたねカキコしたのだって半年以上前ですよ。

>「め」の使用方法、あってます! でも、正しいめ族は、書いた後に「めだった」とは言いません。書く前に、「今日は面接について書こうと思ったけど、め」と一文書いて終わるのです!(笑) 長文書いた後なら、「私(俺)、めなのによくがんばった!」と、自分を褒めてあげる。これぞ、真のめ族!(いらねーよ)

 それが真のめ族……ッ!(背後ベタフラ)
 なるほど、目からウロコが落ちる思いです(←落としていいのか……?)。“め”を使いこなすには僕にはまだまだ心構えが足らなかったのですね。

>(そもそもめ族はそんなに頻繁に日記書かないのさとか思いながら)長い連続投稿失礼致しました。(ぺこり)

 僕も真のめ族足りうるように、日々精進したいと思います!(←もうそこで間違ってるから。……ああ、もういちいちツッコむの

 連続投稿とか歓迎なんでまたどうぞー。




 以下、最近ハマって読んでいた『ガンズ・ハート』シリーズの感想です。

警告:この感想は『ガンズ・ハート』シリーズ(電撃文庫/著:鷹見 一幸/イラスト:青色 古都)のネタバレを多分に含みます。むしろ著作権に触れるんじゃないかってくらいいろいろ書いています。そのため、同作を未読の方が読むのは非常にお勧め出来ませんのでご了承下さい。

 カナダに行く前に、これの1巻だけ読んだんですよ。そこまでしか出てませんでしたからね。ノリノリで読んでただけに「続くんかい!」と心の中でツッコんだ記憶があります。普通、シリーズものでも一巻から続き物ってあまりないですよね。
 で、一年経って戻ってみるともう5巻まで揃ってるじゃないですか、一冊一冊結構な厚さだというのに。そのスピードを維持する秘訣を教えて下さい。

 この小説は、とにかく設定とストーリーの関係が非常に濃厚でした。『知の教団』という知識と技術を独占し、大陸の先導権を握るエリート団体と、その支配下に存在する二つの国家のうちの一つ西域国。
 その西域国内にも上級士族(セック)、下級士族(デミセック)という確固たる身分制度が敷かれ、上級士族のほとんどは下級士族、もしくは平民を虐げているという状態から物語は始まります。
 「下級士族はどれだけ頑張っても上級士族のようには出世出来ない」「下級士族は上級士族には逆らえない」「『知の教団』が目を光らせているため、新しい技術が中々開発出来ない」「『知の教団』が定めた禁忌は絶対に破ってはいけない」
 このようなしがらみを主人公達が胸のすくような活躍で破っていくのがこの『ガンズ・ハート』の物語です。 

 1、2巻はエズオル(神聖視されている霊長類の猛獣)のスタンピード編です。
 主人公のケリン・ミルダモンは下級士族の不良少年、といっても、乱暴者なだけで犯罪は犯していないという「良い馬鹿タイプ」。相棒としてD.Dという「秀才くずれの天才少年」がいるのですが、
 とあるちょっとした事件から、上級士族の驕りと保身の心からに下級士族が反発して発生した警護隊(ガーディアン)反乱は読んでいて非常に気持ち良かったです。「権力をちらつかせる上司に、保身を捨てて反抗する」というのは確立されているロマンですしね。
 事件の事後処理の過程で、いきなり百人隊長を任ぜられてしまいます。本来、下級士族としては有り得ない事なのですが、上級士族の中にも上級士族が己の流れる血だけを頼みに下級士族を虐げている現状を憂う好漢がいたからです。

 しかし、ただで百人隊長になれるかといえば、そうではなかった。その部隊は荒くれ者達の集まりで、誰にも御し切れなかった「暴れ馬」のような部隊だったのです。
 この「暴れ馬」部隊を乗りこなすのが二つ目のエピソード。副官に当たる五十人隊長がケリンの父親を尊敬しており、ほとんど七光りのような形で味方になってしまったのは、あんまり主人公の手腕による結果じゃないので好きな展開とは言えないのですが、料理面や財政面での建て直しを図る事によって、部隊を建て直していく様子も読んでいて気持ちのいいものです。「不良達を御して、いいチームを作る」というのも、またロマン。

 「暴れ馬」部隊手なずけエピソードの後半から同時進行で進むのが、メインイベント“エズオルのスタンピード”です。
 ここにいくつかの『知の教団』が設定したしがらみが発生します。数千、数万、数十万というおびただしい数のエズオルを相手をするのには強力な兵器が必要なのですが、『知の教団』は強力な武器を持つ事は戦争に繋がるとして、「武器革新の禁止」というルールを作っています。また、エズオルは神聖な生物として「何事にもエズオルと闘うべからず」という禁忌を作っているのです。
 特に後者の禁忌の為に、中々国も動けず、いろいろ揉めるわけですが、そんな間にもスタンピードは本格化し、ケリン達の守る街・グレンダランを取り囲んで孤立させてしまうのです、そしてケリン達の部隊はたった100人で街を護るために闘います。このへんの事件の進み具合は旨く描かれていて、その切迫具合が非常によく伝わってきました。
 また、スタンピードの為に役職を放り出して逃げてしまった上級士族の役人達など、追い詰められた時の人間の意地汚さ、というのがとても表れています。
 この小説は悪玉の描き方がかなり極端なところもあり、それを単純な二元性と受け取って嫌う人もいるようですが、「無能」タイプや「独尊」タイプ、「腹黒」タイプなど悪玉にも結構種類があるので、僕はかなり好きです。
 「勧善懲悪」「因果応報」という最もオーソドックスなロマンですね。

 ここで先に述べた禁忌の内、前者について悩む人がいます。ヒロイン・ミントです。父親から受け継いだ、禁忌に触れる連発銃をケリンに渡すべきかどうか、ですね。
 結局、ミントは惚れてしまったケリンの為に連発銃を渡し、100丁もの連発銃を一人で量産する事になるのですが、このへんから一気に街の志気が上がってきます。闘わない人達もいろいろ補佐に回り、本当に一丸となってエズオル達と闘うのです。
 「途方もなく大きな災害に立ち向かう」「大勢の人達が心を一つにする」というロマンです。

 このように、人を本能的に惹き付ける“ロマン”がたくさん折り込まれているのが、このシリーズ、というかスタンピード編の最大の魅力だったのではないかと思います。こうしてまとめてみて、魅力的な物語を書くための重要な要素を学んだ気がしますね。

 ただ、クライマックスで盛り上がりがかなり欠けていたこと、援軍が着いてからのエピソードがほとんどないことがとてもとても残念です。きっとどうやって終わらせようか悩んでいたんだと思います。援軍が着いても、そうそう簡単に大多数のエズオルを倒せるわけがないし、エピローグを書きたいのに、先が長いのでつい飛ばしてしまったのではないかと。


 なんか予想以上にあらすじを書いて文章量が増えてしまいました(苦笑)。あらすじをつらつら書くのは読書感想文ではやってはいかんことなのになぁ……。
 シリーズは4巻まで読んだのですが、これ以上一気にまとめるのは“め”なのでまたの機会に回します。(←これだけ書いといていまさら“め”もあるか/汗)


2005年05月28日(土) 新しいバイトの面接に行く日

 今日は新しいバイトの面接に行ってきました。
 前にも話した通り、僕はすでにバイトを英語講師の一つ持っているのですが、今は生徒暑めの段階で仕事といっちゃ、チラシ配りくらいしかないので、一応安定したバイトを入れたいな、と思いまして、土日に働けるバイトに応募することにしました。

 何故かは分からないのですが、面接は普段着でイイからスーツ姿の証明写真をつけろと言われまして、今日の朝、近くのカメラ屋さんに行って撮ってもらいました。自動写真機でもいいんですけど、その写真屋さん、写真のデータをCD−ROMにしてくれて、それを持っていけば安価で同じ写真を量産してくれるサービスを行っています。
 どうせスーツ姿で撮らなければならないのなら、と今後の就職活動にも使えるようにそちらのサービスを利用させていただきました、まる。結局あまり出来は良くなかったので、いざとなったら本格的な写真屋さんで撮るかもしれませんけど。

 で、11時出発。和泉府中以北は定期の範囲外ですが、今日は土曜日で父親の定期が使えるので交通費は発生しないのは有り難かったですね。
 そして2時からの面接なのに、着いたのは12時30分。1時半くらいに着くつもりだったのに何故。

 面接の前に書類を書き込むのですが、とりあえず勤務地を決めるための住所や行動範囲を特定する質問、それからスケジュール表ですね。基本的に電器屋さんの販売スタッフを派遣する会社なんですよ、そこ。
 それから面接。書き込んだ資料を元に話をするのですが、ここで大ボケを一つ。渡された書類が束になっているのに気付かず、まっさらのままだったんです。やっちまった感が拭えないミスでしたな。
 仕方がないから、僕が質問に答えて、面接官がさっと略式で書き入れることにしたのですが、この質問。

Q:あなたの長所は?
A:英語が喋ることと、自分のパソコンを持っているので使うのには慣れていること。あとは……あとは……ミスをしても立ち直りが早いことでしょうか。

Q:あなたの短所は?
A:……おっちょこちょいなところでしょうか。
Q:例えば?
A:今まさにその書類を書き損ねたように。

 短所の実演をする面接なんて聞いたことないぞ、俺。

Q:それって直したいと思ってるんですよね?
A:ええ、まあ。

 ごめんなさい、コレ嘘です。そりゃ損失の伴うミスもありますけど、大半は笑える大ボケで自分でも楽しいな、と思うので自分の中でもかなり消したくない部分なんです。
 でも、一番イカンと思っているのは、「すぐに楽をしようとする」とか「自分の時間を何よりも大切にする」ところですね。特に後者。どうも身体に染み付いているらしいのですが、人のために時間を使うよりさっさと帰って小説を書いたりする方を選んでしまうのです。後から思い付いたので、結局その場では言えなかったのですが。

 まあ、採用不採用のための面接というより、行動できるエリアなどの確認と仕事の説明みたいなカンジでしたね。まあ使えなさそうなら派遣せずに無料で飼い殺しにすると思うのですが。ちゃんと研修とか受けられるので、安心かもしれません。
 
 ああ、久々に日記らしい日記だ。


 で、昨日の日記に触れていたケータイゲームの話。よく知らんのですが、iモードとかではFFが出来たりするそうですね。でもボーダフォンだとそれは出来ない&ケータイでそこまでやりたくないので、僕のケータイゲームは「ちょっとヒマだな、と思った時に一発できるゲーム」です。
 で、どんな具体的にどんなゲームが入っているかと言いますと。

1、「3D Darts」
 これは初期設定から入ってたゲームです。要するにダーツのゲームなんですけど、「501」とか、オフィシャルのルールが勉強出来て結構有意義だったりしました。そうか、真ん中が一番いいポイントじゃないんだなー、と。
 ただ、「最高記録」が見えてしまうゲームで一端それを取ったらもうやらないでしょうね。

2、「TETRIS VS」
 コレは基本でしょう!?
 「ちょっとヒマだな、と思った時に一発できるゲーム」という条件のゲームとしてはドンピシャで、いつまでも人の心を捕らえ続けるゲーム。記録が残るって言うのが嬉しいゲームで、それによりますと、

 累積プレイ時間:33時間23分22秒
 4ライン消し回数:1123回
 VS.MODE勝敗:568勝233敗

 となっております。ちなみに対戦モードでは

 EASYモード:31連勝(現在継続中)
 NORMALモード:30連勝(現在継続中)
 HARDモード:14連勝

 がそれぞれ最高記録ですな。上二つは無敗ですがHARDは中々10連勝以上はできません。どんなに頑張っても普通に消してるだけじゃ、勝てない時があるからです。

3、「CubyQ」
 パズルゲームです。キャラクターを操作して、画面上の宝石を全てゴールポイントまで持っていくというのが、主なゲームの流れなのですが、なかなか進めなかったり、一見不可能だったりするのが面白いゲームですね。
 これは全ステージクリアしてしまったので、もうほとんどやりません。

4、「右脳パラダイス」
 図形・絵画等のイメージ情報を理解する働きがあると言われている「右脳」を、8種類のゲームでチェックするというゲーム。
 これは、簡単そうですがスピードが要求され、結果を出すのが中々難しいので、僕はほとんど手を付けてません。

5、「TreasureDiver」
 潜水夫を操って、海底に沈んだお宝をサルベージする似非アクションゲーム。
 パズル性もあまりなく、空気が足りなくなるか、鮫に襲われるなどすれば、ゲームオーバーなのですが、それらの事態をさけるのは結構簡単で淡々と進められるゲームです。
 そして似非アクションゲーム、最終ステージでは大イカと闘うことになります。お宝は何処に行ったー!

6、「BREAKOUT」
 これはいわゆる「ブロックくずし」。オーソドックスなクラシックもあるのですが、それにスーパーショットや、ブロックや障害物の種類を増やす等、新たな要素を付け足したニュータイプがあります。
 これも結構好きなのですが、セーブが利かず、先のステージに進むにはずっとやり続けなければならないので、「ちょっとヒマだな、と思った時に一発できるゲーム」にはあまり当てはまらずに、あまり手を付けていなかったりします。

7、「UNO」
 御存じのゲームです。ルールは基本的に同じなのですが、決定的に違うのは「複数枚出しが出来ない」「2ドローのカードは4ドローのカードでは繋げられない」「特殊カードを最後まで持っていてもいい」ということですね。
 だから「4ドロー」のカードを最後まで隠しもっておけば、「2ドロー」で引かされない限り、確実に上がれるルールです。
 ただ、これは何連勝などの記録がつかないのと、あまり燃えないのが不満と言えば不満ですね。

8、「麻雀」
 皆まで言うでないッ!
 これは二人麻雀なのですが、本当にアガりにくく、流局テンパイで流れてくる点数だけで勝つこともしばしばです。さっさとテンパってアガらなければならないため、「タンヤオ」にこだわらず、今までは偶然についてた「平和」も狙うようになりました。最後に帳尻を合わせて流局テンパイの点をいただくという技を憶えたのもこのゲームです。
 ちなみに最高14連勝、最低6連敗。しかし生涯で3回アガった役満の内2回がこのゲームというのはかなり問題があると思います。



私信1:ゆで卵は殻ごとかじるのがカミカゼじゃぱにーずですよ?

私信2:昨日、今日の文を今日一日で書くのはかなり“め”でした。使用法、合ってます?
 何か、ワンピースのミス・メリークリスマスを思い出します。


2005年05月27日(金) 新しい歯ブラシを得る日

 むかーし、むかし、昨日という遠い昔のあるところに、二十歳過ぎの男の子が住んでいました。二十歳で男の子は無理があるんじゃないかというツッコミは受け付けません。
 最近、男の子の歯ブラシが目に見えてみすぼらしくなってきました。何せ数えてみればうっかり3ヶ月も使い続けている歯ブラシだったのです。
 多少勿体無い気もしましたが、仕方がないので男の子は近くの泉に行きます。そこは綺麗な泉で男の子の一族にとっては聖域だったのです。

「さよなら、歯ブラシさん、今までありがとう」
 男の子は、歯ブラシに別れを告げて礼を言うと、歯ブラシを泉の中に投げ捨てました。使い終わった歯ブラシを聖なる泉に投げ入れるのは、男の子の家の伝統だからです。聖域にゴミ捨てんじゃねーよなんてツッコミは御遠慮願います。
 歯ブラシは男の子の手を離れ、ゆっくり回転をしながら山なりの弧を描いていきます。男の子にはその姿が、「こちらこそこんなボロボロになるまで、こき使ってくれてありがとう」と言っているように聞こえました。どうも、あまりお礼を言っているようには聞こえません。
 歯ブラシは見事に着水し、ゆっくりと沈んでいきました。歯ブラシなんだから浮くんじゃねーのかというツッコミも不可です。

 すると何と言うことでしょう、泉の中から眩いばかりの光が放たれたではありませんか。眩しさが収まって、男の子が目をあけると、そこには女神様が…………泉の中で溺れていました。どうやら水の上に立つという能力はなかったようです。
 仕方がないので、男の子は泉の中から助けてやりました。さて、人工呼吸でも、とちょっとドキドキしながら構えていると、女神様は唐突に起き上がりました。男の子が内心舌打ちしていると、女神様は両耳からあるものを摘み出して言いました。耳の穴に歯ブラシを突っ込んでおけるなんて流石は女神様ですね。女神様なんだから水泳くらいできていてくれというのは贅沢というものです。
「新しい歯ブラシは衝撃的桃色と薄群青色、どちらがいいですか?」
 薄群青色ってつまり青じゃないのか、と男の子は一瞬思いましたが、そんな思いは顔には出しません。これは心理戦だからです。
(薄群青色のほうがいいな、いや待て、女神様は俺がどっちをとると思ってる? 花も踏みつぶす男の子だから薄群青色をとると思っているに違いない。他人の思う通りになんて動いてやるものか)
 どうやら男の子は相当のひねくれ者のようです。
「衝撃的桃色!」
「えッ………!?」
 女神様の背後に電撃が走りました。男の子はふ、どうやらヤツの裏をかけた様だな、と内心ほくそ笑みました。
 女神様は震える手で衝撃的桃色の新しい歯ブラシを男の子に手渡すと、キッと睨みます。
「次こそは憶えてらっしゃいませー!」
 妙な捨て台詞を吐き、女神様は宙に浮かんで明日の太陽に向かって飛んでいってしまいました。
 それを見た男の子は思いました。

 飛べるんだったら溺れてるなよ、と。



 うむ、満足だ。
 いや、なんか寝起きの妙なテンションで書いたらこんな中途半端な童話パロディに。そのわりに女神様がなかなかイイ弾け具合だと思っているのですが。
 何となく、新しい歯ブラシに変えて、二本ある歯ブラシのうち、意表を付いてピンク色の方を選んだのは事実です。


 今日はこんなニュースがありました。
 携帯の各機能の使用頻度ということなんですが、一位が「メール」。以下、「通話」、「ネット」と続くのですが、順当すぎて面白くないですね。

 一番使っていない機能として「TV電話」「QRコード」「ゲーム(アプリなど)」。TV電話はまだ普及が足らないとして、「QRコード」という機能が謎。何かバーコードの発展型のような感じらしいのですが、調べてみてナルホド、と思いました。
 どうやら、雑誌等で携帯サイトのURL等の情報をこの「QRコード」に入れておいて、読者がそれを読み込むんですね。確かにコレならややこしいURLを一々打ち込んだりしなくてもいいわけですな。

 僕の場合は「通話」&「メール」(半々くらい)→「ゲーム」。以上
 やっぱあの狭い画面でHTMLも利かないサイトを見ようとは思わないですね。お金掛かるし。カメラも解像度があんまり良くないから使わない。
 ちなみにゲームはカナダに行く前に、退屈しのぎになりそうなものをいくつか見繕ってDLしたのですが、何故か頻繁にやる時期と全くやらない時期がありました。丁度いいネタなので、明日の分の日記では、僕のケータイに入っているゲームについて語りたいと思います。


2005年05月26日(木) 生理的に苦手なことの日

 レッサーパンダの風太くんが立ち上がりましたね。あの写真は非常に出来の悪いコラージュのように見えるという意見は僕も大きく頷くところなのですが。
 その翌日にですね、みんながその凛々しい姿を一目見ようと駆け付けて、風太くんのコーナーに人がたくさん集まってきた様子をニュースで見ました。何とか立たせようと、「風ちゃーん、立ってー!」とか子供が叫ぶわけですよ。二時間待っても立つ様子がないので、しまいに一人のおばちゃんが身を乗り出して、運動場の内壁に手をトントン、とやるとようやく立ち上がったのです。

 タマちゃん騒ぎの時も同じことを思ったのですが、ワタクシ、あの人達をアホだと思いました。

 たかがネコ目レッサーパンダ科の動物が立ち上がるのを見に行ったって仕方がないでしょうに。歩かず立ち上がるだけならウサギにだって出来ますよ。カンガルーなんてずっと立ちっぱです。そりゃ、ランバダ踊りだしたってんなら騒いでもおかしかないですけど。
 見に行くのが悪いのかと言われれば動物に負担をかけない程度なら全然悪いことじゃないんですけど、あんなつまらないものに群がってるのを見ると非常に愚かしく見えてしまうんですよね。

 ちょっと苦手なんですよ。「何かに人が群がってる状況」が。有名人とかでキャーキャー群がってる人達もダメ。あと、何かが欲しくても並ばなければならなかったり、競争率の高いものだとパスします。
 大学の講義でもよくプリントを配付されるのですが、あれは一番先にとってしまうか、みんなとってしまって、並んでいる人が誰もいなくなるまで待ちます。

 要するに、大衆の流れの中に紛れず、人と違った感情を持っていたかったり、行動をとっていたい根性曲がりなんです、僕は。


 まあ、そんな悪口だけだと難なので、レッサーパンダに関する、捕捉トリビアでも付け加えましょうか。

 1、分類

 レッサーパンダ、先程はネコ目レッサーパンダ科と書きましたが、多くのネット文献ではパンダ科やアライグマ科と書かれることが多いようです。学会では、アライグマ科かパンダ科かということで論争が行われていたそうですが、DNA解析の結果、アライグマ科に近いことが判明しました。しかし、似ていても違うもの、ということで独自にレッサーパンダ科に属することになったそうです。
 それから、レッサーパンダの中でも日本で飼育されているレッサーパンダの多くはシセンレッサーパンダという種類です。

 2、名称

 私達は、パンダと言えばジャイアントパンダを思い起こしますが、1870年(注:別説あり)にジャイアントパンダが発見される前はパンダと言えばこのレッサーパンダを意味していました。
 レッサーパンダという名称はジャイアントパンダに対して「小さい方の(lesser)」という形容詞が付いたためです。なお英語では「レッドパンダ(Red Panda)」ともいいます。ちなみに中国では「小熊猫(シャオションマオ)」です。
 それからパンダという名称は、ネパールの「ポンガ」という呼び名に由来しています。

 3、習性等

 食べ物としては竹の葉やたけのこ、果物や卵、昆虫、根、ドングリなどを食べます。手にこぶがあり、物が持ちやすくなっています。それから、レッサーパンダは群れではなく基本的に繁殖期と子育て期以外は単独で行動します。さらに、レッサーパンダには元々ウサギのように立ち上がって周囲を見渡す習性があります。
 ちなみに本来夜行性で、昼間に衆目に晒され、あまつさえ立たされたりするのは非常に精神負荷が激しいと思われます。

 レッサーパンダは野生の個体数が森林開発のために減ってしまい、5000頭以下だと言われ、絶滅が危ぶまれる種としてワシントン条約の保護対象となっており、容易に取引は出来ないことになっていますので、野生レッサーパンダの捕獲、密輸は絶対にお止め下さい。あと、CM等に使って酷使するのも止めといたほうがいいですよ? 国際的な非難を浴びかねないですから。

【参考サイト】
レッサーパンダ−wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%80

レッサーパンダは好きですか?--Pop'n Call--
http://popncall.com/jp/


2005年05月25日(水) ヒゲ剃りのこだわりを語る日

 さよならマイもみあげ!

 というわけで、もみあげを剃りました。前回美容院に髪を切ってもらいに行った時、見た目が変だからもみあげは剃らずにしばらく育ててみなさいといわれて、三日に一度のヒゲ剃りの際も、もみあげ周辺は剃らずに置いていたのですが、最近改めてみてみると、まるでメキシカン。
 流石にオカシイだろ、と思い、思いきって剃ってしまいました。でも難しいんですよね、ヒゲともみあげの境界線って。


 ところでヒゲ剃りといえば、僕は電気剃刀ではなく、T字型剃刀を使います。ホントはI字型の方が好きなのですが、性能は現在四枚刃まで開発されているT字型の方がいいので。

 理由その1:電気カミソリで剃るとヒゲが濃くなる教を信仰しているから。(←痛い言い回しだな、我ながら/汗)
 理由その2:電気のモーター音があまり好きではないから。
 理由その3:手剃りのあの手応えと感触を愛しているから。

 また、基本的に僕がヒゲを剃るのは3日に一回です。

 理由その1:あまり頻繁に剃っているとヒゲが濃くなる教を信仰しているから。
 理由その2:単に毎日剃るのは面倒臭いから。
 理由その3:ある程度伸びた状態の方が手応えがイイから。

 ちなみに、電気カミソリでヒゲを剃ると&余り頻繁に剃っているとヒゲが濃くなるという噂について、yahoo! や google で探ってみたのですが、イマイチ確信が持てませんね。
 頻繁に剃っていると、というのは、高校生くらいの男子が剃っているうちにみるみるヒゲが濃くなっているのをそう錯覚したとの事らしいのですが、これは成長によるものでヒゲ剃りの頻度とはまるで関係ありません、という話が多いです。
 電気カミソリの方は分からなかったですね、結局。たぶんコレもガセビア(@トリビアの泉)だと思うのですけど。ちなみに、僕はあのガセビアの終わりの演出を毎回楽しみにしています。

 で、電気カミソリか安全カミソリか、なんですけど、こちらのサイトによると、ヒゲのタイプによってオススメが違うみたいですね。
 肌が弱くてニキビがたくさんできる人やヒゲの薄い人は電気カミソリ、ヒゲが硬かったり、濃かったり、妙なクセのついたヒゲの場合は安全カミソリがオススメだそーです。僕はヒゲはあまり濃くないほうで、ニキビも少ない。しかしヒゲが硬いかクセが付いているかっていうとそうでもないのでどっちでもおっけーいう事ですな。

 そしてこのサイトによると、正しいヒゲの剃り方の要点は以下の通り。

1、洗顔をして顔の汚れを落とし、お湯や蒸しタオルでヒゲを柔らかくする。
2、シェービングクリーム、もしくはローションを塗る。
3、方向に気を付けて勇ましく剃る。
4、ヒゲ剃り後のお肌はとっても敏感らしいので、アフターシェービングジェルなどで保護する。

 僕は、いつもお風呂上がりにヒゲを剃るので、1はちゃんとクリア出来てます。2もカミソリ使ってるとシェービングクリームを使っていないと死ぬので問題無し。3も、合ってます。でも4は考えたこともなかったですなァ。


 しかし女性には微妙なネタでしたね。


追記:
 本サイトweb拍手、本日の拍手数21クラップ!(そんな単位だっけか? いいや、これで決定)

 明らかにカーエスの15質解答を公開した効果ですな。Upした当日はさほど来なかったので、ちょっと寂しかったのですが、安心しました。

追記2:
 本日記、本日のヒット数103hit、過去最高記録!
 あなたのお陰です!
 増えた50人は全部そっちからでしたよ〜。

 早速ですが、いかがですか? 『魔法使いに15の質問』、ウィル君で。師匠が“あの人”だったらきっと楽しい解答になると思いますよ?(←作った当時から勧めたかったんですよ、コレ)


2005年05月24日(火) 『現代の書物が直面している状況について』の日

 エンピツの解析でリンク元を調べると、時々意外なところから来ているのが面白いです。しかしランダムジャンプを使ったわけでもなさそうなのに、リンクもなにもされていない他の日記から飛んできているのは何故?

 そして、今日一番衝撃的だったリンク元。「想 詩拓」でgoogle検索してやって来られたらしい方。

 何て嬉しいことをッ!

 ぶっちゃけ僕自身以外にそんな検索をする人がいるとは思わなかったです、はい。案外オフラインの友達だったりして。

 ところで、google検索で「まほゆめ」を検索するとなかなか面白い結果が出ます。

 魔法使いの見た夢って何?

 一応自作ゲームのタイトルらしいんですけど……。

 あ、ちなみに今現在で一番上に表示される『まほゆめギャラリー』っていうのは萌え絵画廊でした。某氏とか喜びそう。

 これだけってのも何なんで以下に今日やった宿題のレポートを掲載しときます。




現代の書物が直面している状況について


 文学の世界を抜かしても、現代の生活には書物は欠かせない。それは契約の証であったり、業績を知らせる報告書であったり、あるいは上司に提出するための企画書であったり、あらゆる公的場面に書類は人と人の間を渡っている。
 その文書作成の場において、二十世紀では大変大きな変革があった。1978年の東芝によるワープロの発明である。手早く、綺麗に、また間違いが簡単に訂正できるワープロでの文書作成は瞬く間に、手書きの時代を塗り替えた。
 更に世紀末に入ると、もう一つの改革が訪れる。パソコン、そしてインターネットの普及である。これにより、ワープロにおいてもまだ主流だった紙媒体の書類の代わりに、電子書類としてインターネットを通じて書類がやり取りされるようになった。
 このまま、電子書物は紙の書物を駆逐し、次代の書物として世界を席巻するのだろうか。その可能性を追って、紙の書物と電子書物をここに比較してみたい。

 1、やり取りの容易さ

 先に述べた通り、1990年代、パソコンの普及と共に全世界に広がったのはインターネットである。回線でパソコン同士を繋ぎ、それを通してメール等で瞬時に文書をやり取りできるこのシステムは、パソコンを媒体にした電子書物の最大のメリットの一つである。
 昔は、文書による最速の連絡手段といえば電報だった。そして、その最速の座はファクシミリに奪われたが、電子メールの普及はそれを遥かに超えるものだ。速さはほとんど一瞬だが、同時に送れる情報量は飛躍的などという言葉では到底表わし切れない。文章だけではない、写真をはじめ、音楽データ、動画も送ることが可能になったのである。
 また送れる情報はファクシミリや電報と変わらないものの、手軽さが格段に増したのが携帯電話を媒体とした電子メールのやりとりだ。これは文書を、即座に、相手の手元まで送ることができる点で非常に便利なのである。

 2、文書の作成と保存

 電子ファイルで文書を作成することのもう一つの大きなメリットは修正、編集の容易さである。例えば、印刷した時に間違えてしまったことに気が付いてしまった。もしくは、既存の書類の一部分のみを変えてもう一度使いたい、そういう時にパソコンからデータを引っぱりだして必要な修正、編集のみを行って印刷をすればいいのである。
 これが紙で保存していた時代は、参考にして楽に写せても最初から書き直さなければならなかった。また、パソコンでの文書の作成となると写真の添付やレイアウトの変更等も非常に効率的に行うことができるのだ。また、紙のように、保存するのに場所をとらないというのも大きなメリットである。
 ただ、電子文書は長期保存が利かないところがある。保存出来ているつもりでも、中身の文章で飛んでいる部分があったりして、データの劣化などが見られるのである。大抵は大事に至らないものの、操作を間違えて消去してしまう事故もしばしば起きる。
 その点、紙は紙そのものが劣化してしまうものの、保存方法にさえ気を付けていれば、虫に喰われない限り文章自体が損なわれることはない。

 3、電子書物を扱うことによって発生する犯罪

 電子文書は保存をしておけば、後は複製が簡単なのがメリットなのだが、その長所は最大の泣きどころにもなりうる。複製が容易であるということは、データの盗難も容易なのだ。なにしろ本物の文書を相手の手元に残しておけるため、盗まれた当人はなかなか気付かない。偽造等もやりやすい。手書きの文書だと、筆跡を真似る必要も出てくるが、ワープロ、パソコンで作った文書は誰が書いても同じであるため、そのような必要もないのだ。
 またパソコンに入っている場合はハッキング等の犯罪にも気を付けなくてはいけない。スパイ等が潜入して複写をしなくても、建物の外から悠々と本物の文書を引っ張って来られるのだから。
 このように、データの取り扱いを効率的にしている電子文書であるが、それと同時に今まで、紙の文書でも起こってきた犯罪を一層やりやすくした面もあるのである。

 4、電子文庫の可能性と危険性

 私が時々、想像するのは電子文庫だ。つまり、今まで本屋で本として売ってきた小説などの書物をCDムROMとして、またはインターネットを介して文書データとして売るのである。今まで紙の書物、特に本の最大の泣きどころはその体積だったのでその持ち運びや収納は楽になる。そして今まで紙のパルプを作るために破壊されてきた森林を救うことにもなるのだ。
 しかし、この電子文庫には大きな落とし穴が待ち構えている。例えば、一人の客が一枚のCDムROMとして書物を買い、その友人がその本を読みたがる。するとその友人はどうするか。これが本ならば貸すだけで済むが、この電子書物の場合、文書データをそっくりそのままコピーして友人に渡すのである。
 無論、このコピー問題はCDムROMにプロテクトをかければ済むことだが、世の中これが解けない素人ばかりではない、必ず技術を持っていながら、良心のない人間が現れ、これを複製してインターネット上にばらまくのである。これは既に音楽のCDに収められた音楽データで起こっている現象だ。インターネットを調べてみると、無料で曲のMP3データがダウンロードできるサイトが見付かる。コピーなら書物のほうが余程に簡単だ。これが文書で行われると、必ず書物を扱う業界全体が未曾有の恐慌に襲われるだろう。
 さらに、悪質な人間が、この書物として売られているCDムROMや文書データの中にあるものを紛れ込ませたとしよう。それは何とコンピュータウィルスであり、これを起動してしまった人間のパソコンは個人情報を全て犯人の元に送った後、全てのデータを抹消して壊してしまう。そんな犯罪も珍しくはなくなるだろう。これが個人のパソコンならいいが、企業などの大切なデータが入ったパソコンで起動されたら大事である。
 また上に上げた大きな問題にくらべれば些細なことかも知れないが、ディスプレイに表示されている文章を読んでいくのは大変目に負担をかけることになる。今、日本に眼鏡をかけている人間は確かに多くなっており、私自身その中の一人なのだが、コンタクトレンズをしている人間を入れると、おそらく日本人の半数以上を占めるものと思われる。これは疑いようもなく、パソコンの普及が大きな一因だろうと思われる。そして紙媒体の書物は比べものにならない程、目に優しい。

 5、終わりに

 以上の比較による考察から得た結果は、電子書物は便利な反面、信頼性の薄い、危険なものであるから、広がりはしても、紙の出番を全て奪うことはないだろうと思われる。ただ、電子書物のポテンシャルは紙の書物にくらべて非常に高いため、予想される危険の少ない場面ではもっと使われるべきだろう。



2005年05月23日(月) なかなかハイレベルなボケをかます日

 ばれてないよね?

 ばれてないよね?

 上着の下のTシャツ後ろ前逆だってばれてないよね?

 ……学校に着くまで全然気付いてませんでした、まる。上着は羽織ってただけなんで、チャリンコ漕いで上着の裾がはためいていた時、後ろから見られなきゃ、大丈夫だと思うんですけど。
 ちょっち寝坊して寝不足でボケてたからって、まさかあそこまでハイレベルなボケをかませるとは……!


 ちなみに、この手のボケのレベル表。

レベル1:互い違いの靴下を履いてくる。
レベル2:ズボンのチャックが開いている。
レベル3:服を表裏ないし前後ろ逆に来てくる。
レベルMAX:着替えたつもりでパジャマのまま電車に乗る。


 それから、登校時不思議な出来事。自転車を止めようと思ってブレーキをかけた時の事です。


 キャキキキキキ

(……あれ? 何かかん高い音がするなぁ)

 ぷしゅー

(はい?)


 前輪を見ると、目に見えて空気が減っていくんですよ。で、完全にタイヤはぺったんこになってしまいまして。帰りに自転車屋さんに持って行こうと思って、学校の駐輪場までどうにか押していったんです。
 で、帰りにダメ元で空気を入れ直してみたら、普通に入って、元通りに。
 自転車よ。ならば何故パンクした?


 話はすっぱり変わりますが、月曜日毎週見ているドラマがあります。キムタク主演の『エンジン』です。
 キムタク主演ってことで、見るとなんかミーハーな気がして避けてるとこあったんですけど、今は気合い入れて欠かさず観ています。

 次郎お兄さん(キムタク)がいいですね。いい加減なようで、ギリギリになると放っておけない、「不器用」を体現したような感じで。
 思ったんですけど、どーも僕は恋愛そのものをテーマにしたドラマが苦手なようなんです。何か主軸のテーマがあって、その傍で恋愛をやるなら凄く好きになれるんですよねー。



私信:某一龍さんの心の友さんへ(←勝手に送付先返し/笑) 掲示板での一言へのレス

>「ええと実は私めも想さんの日記にはこっそり日参させて頂いていたりしますエヘ。」

 これ、「私にネタを振ってもおっけーよウフ(はぁと)」と、解釈してもよろしいでしょうか?

 ちなみに、ダイエットの事については私のごく個人的な感情であり、何の他意もないものとしてご了承下さい(笑)。そして、ワタクシ、通学に自転車を三十分漕ぐのですが、大学に通い始めた当時と比べるとかなり顔の輪郭変わったそうであります。


2005年05月22日(日) 一切外出しなかった週末の日

 本当に、この週末は外に出ませんでした。

 その間何をやっていたかと言いますと。

 1、漫画読みまくり。

 『島耕作』シリーズに、今読んでるのが『バリバリ伝説』(←現在有名な『頭文字D』の作者の昔の作品)。微妙にオジさんちっくなラインナップなのは、漫画がうちの父親の蔵書だからです。
 でも『島耕作』面白いデスヨ? 取締役編の最終巻らしい最新刊、読みたいなー。

 なんか、『沈黙の艦隊』を読んでから、最近変な意味じゃない方でアダルト向けコミックに魅力をとても感じます。『バリバリ伝説』読み終わったら『ジパング』読もうかなぁ。

 2、リンクの挨拶でカキコ。

 集中してやれば、一気に終わらせられるのに怠けた所為ではじめの数件しか報告出来てません。

 3、例のアイデア(今月18日の日記を参照)をまとめる。

 別に宿題というわけではなかったのですが、誉められたので、一応やることはやっておこうと思いまして。

 4、『名言めいた戯れ言』(昨日の日記を参照)を書く。

 何となくノリで書きたかったのです。こんなん書いてる暇あったら“まほゆめ”を書け。

 できれば『魔法使いに15の質問』でカーエスの解答例を乗せたかったのですが、ぼーっとちょっと懐かしいネット小説を読んでたりして予想以上に無為に時間を過ごしてしまいまして。

 誰か、そんな休日もあっていいって言って下さい。




 web拍手レス

>「リク、かっこいい!!」

 “まほゆめ”の感想ですね。ありがとうございます。
 リクに関しては、「かっこいい」という意見が多いですねー。僕も読み返す度にそう思います(←親バカ)。主人公としての面目躍如といったところでしょうか(笑)。
 “まほゆめ”ってあんまりキャラの個性が強い小説じゃないんで、こうしてキャラクターへの言葉をいただけると、とてもホッとしますね。

>「誤字報告、彼は丁寧に例を、になってます。では〜」

 報告感謝します。訂正しました。
 
 しかし、最近“まほゆめ”などを読み返しているとオカシイところがぼろぼろ出てきますよどうしましょう!? Golive起動させるのが面倒で(←立ち上げに非常に時間がかかる)手を付けていないのですが(オイ)。


2005年05月21日(土) 『名言めいた戯れ言』その1の日

 というわけで、『島耕作』シリーズを読みつつ、リンク報告作業に回っている傍ら、ちょっとしたSSを書きました。
 とりあえず、お読み下さい。




名言めいた戯れ言


   1『真実という絵』

 私はある時、熱心に本を読んでいる我が弟子・シキ君に珈琲を入れてやった。彼は丁寧に礼を言ってカップを受け取り、本にしおりを挟んでテーブルにおいた。その時、私にその本のタイトルが視界に入る。
「へぇ、ミステリーか。よく読むのかい?」
「いえ、それほど頻繁ではありません。この手の本を読んでいると大きな葛藤が起きてしまうので」
「葛藤?」
 シキ君の言葉が気になって尋ね返すと、彼は頷いて答えた。
「はい。“早く先を知りたい”という気持ちと“答えを出せない内に解答を見るのは悔しい”という気持ちの葛藤です」
「アッハッハッハ! なるほどな!」
 自分の答えに私が珍しく声を挙げて笑い出したのを見て、我が弟子は驚いたのか、目を丸くする。私はひとしきり笑うと、先ずは笑ってしまったことを詫びた。
「いや、済まない。別に君の答えが可笑しくて笑ったんじゃないんだ。ただ私も推理小説を読んでいると、妙な苛立ちを感じるものでね、どうしてなのかと思っていたが、君の答えはそれを端的に表わしていたものだから、とても納得してしまった」
 推理小説を読み慣れている人間ならば使われているトリックのパターンを見破って大体の予想ができるようになるらしいが、私はそこまでたくさん読むわけじゃない。

「で、今回の答えの予想は付いたのかい?」
 私が、笑いで浮き出てきた涙を指先でふきながら訪ねると、シキ君は苦笑して首を振った。
「それが、全く……。真実は必ず一つ存在しているはずなのに、どうも不可思議としか思えない事件です」
「必ず一つ存在する真実ね……。シキ君は、真実はいつも一つだと思うかな?」
 私の問いに、若い弟子はわずかに片眉をあげる。それからしばらく視線を外して考えたあと、問い返した。
「それはいつも一つでしょう。先の道は無限ですが、後ろの道は一本だけです」
「ふむ」と、私は一つ頷いて返す。「では、一つ私が一つ問題を出してあげよう」
 どうやら私の答えは自分のものと違うらしいと感じた様子のシキ君は、どんなものがくるものかと姿勢を正してその問いを待った。
 私は、ちょっとした悪戯心を心に秘めつつ、私の飲みかけの珈琲を指差す。
「この私の珈琲だが、ミルクと砂糖、どちらを先に入れたと思う?」
 シキ君の片眉がもう一度上がった。理解し、思考する時の私の愛弟子のクセなのだ。彼の視線は、ずっと私の珈琲カップに向けられたままだ。

 彼はしばらく黙考した後、顔をしかめて大きく息を吐き出した。
「------降参です。それで、どちらが先なのですか?」
「それは私にも分からない」
 いつも意識して入れているわけじゃないから、いちいち憶えていない。そう答えると、彼は不満そうに口を尖らせた。
「では、始めから答えなどなかったのではありませんか。それは卑怯というものです」
「答えがない、ということは真実がないということかな?」
 私の返事に、シキ君は明らかにうっ、と言葉に詰まる様子を見せた。我が愛弟子は普段こそ抑揚のない平静を心掛けた言葉遣いと態度なのだが、基本的には素直なのでからかいがあるのだ。こうして、揚げ足をとっていると心が踊る。

 少しヒントを与えてみることにする。
「良く考えてみなさい。『私は珈琲を入れた』、『ミルクを珈琲に入れた』、そして『砂糖を珈琲に入れた』。この三つは“事実”だ。動かすことは出来ない」
 つまり、『真実がない』という事はない。確かに私は珈琲を入れ、ミルクと砂糖を入れてここにもって来たのだから。
「ここに立証されたように『答えがない』というのは『真実がない』ということじゃない。さあ、考えてみよう」
 私が再び思考を促すと、シキ君はまた難しい顔をして、考え込む。だが、それは数秒にも満たない間だった。
 彼は、顔をあげると私と視線をしっかり合わせて答えた。
「分かりました。『答えがない』ということは『真実が確定出来ない』ということなのですね」
「その通りだ」と、私は頷いて正解の意を示す。
 私はミルクと砂糖、どちらを先に入れたかは憶えていない。他に誰が見ていたわけでもない。決定的な証拠があるわけでもない。つまり、ミルクと砂糖どちらを先に入れたかを証明する事は不可能なのだ。これが『答えがない』という状態。
「この場合、真実は複数存在する。『砂糖を先に入れた』という真実と、『ミルクを先に入れた』という真実だ」

 私は一通りの事を説明したつもりだが、シキ君は納得して読書に戻ろうというつもりはないらしい。私に視線を向けたまま一つ質問をした。
「……そもそも真実とは何なのでしょう?」
「“事実”と、それを結ぶ“経緯”を大局的に見た、ある出来事の流れだね」
 “事実”と“真実”は、混同されやすいが、私に言わせれば似て非なるものだ。“事実”は言うなれば時に穿たれた、決して動かず、形を変えたりもしない点。推理小説で言うと、証拠にあたる。
 その『“事実”の点』を結んでいく線が“経緯”だ。推理小説でいうトリックや殺害方法である。厳密に言うと『“経緯”の線』の正体は『“事実”の点』の集まりなのであるが、現実問題、現在から過去を振り返った時、その『“事実”の点』の一つ一つを認識することは不可能だ。
 こうして、『“事実”の点』を結んでいく『“経緯”の線』が描く絵、それが“真実”。

「何故、ミステリー小説の真実は一つしかないか分かるかな?」
「答えが用意されている、つまり『答えがある』状態だからではありませんか?」
 シキ君は即答した。いい答えだ。この愛弟子は天才と言えるかどうかは定かではないが、飲み込みがよく、師である私に教えることの楽しさを教えてくれる。
「では実際の事件はどうだろう?」
 登場人物達が、閉鎖空間に閉じ込められ、犯人が登場人物の中にしかいない推理小説ならともかく、実際の事件の場合、容疑者は不特定多数の人間だ。稀に迷宮入りと言うこともあるが、大抵、殺害方法から逃走ルートまで調べ上げ、最終的に広い街の中からたった一人の容疑者を引っ張ってくるのだ。
「なぜ事件になると答えが一つになってくるのか、分かるかい?」
 我が愛弟子は、一分間程思考して答えた。
「証拠として集められる“事実”が“真実”をたった一つに確定する性質を持っているからだと思います」
「ほう、何故そう思うんだい?」
「始めのミルクと砂糖の例は、『ミルクを入れた』及び『砂糖を入れた』という『“事実”の点』に『“経緯”の線』が通る順序は問いません。何故ならどちらを先にしても結果は変わらないからです。ですが、事件の証拠などの“事実”は------」
 何故かそこで彼は言葉を切った。何か閃いたように、目を大きく見開き、ついで力強さを増した視線を私に向けて言い直す。
「事件を取扱う場合、順序を問わず、過去を確定出来ない“事実”は証拠能力として不十分であり、警察が確実な“事実”から築いた答えと矛盾しない限り、あまり重要視されない。よって我々には“真実”が一つしかない“ように見えるのです”」
 そう、本当は警察が解明する犯人の犯行手順でも曖昧なところはある。しかし他の部分で犯人が犯人だと証明され、肝心の段階さえハッキリしていれば、そこにこだわる必要はないのだ。“経緯”が“事実”を通る順序を限定する必要がない時、真実は一つでは無くなる。

「素晴らしい答えだ」
 私が拍手をしても、シキ君はそれ程喜んだ様子は見られなかったが、それでも私には心無しか満足そうな表情を浮かべているように見えた。私は、飲み終えたらしいカップを盆の上に乗せると、片付けようと立ち上がった。
 彼も議題が終わって、また読みかけの小説を開く。そんな彼に言った。
「そうだ、よく答えてくれた御褒美にいいことを教えてあげよう」
 その言葉に、シキ君が顔をあげる。相変わらず読みにくい表情だが、推測できる感情としては読書を邪魔するな、という心と、好奇心だろう。そんな彼に対し、私はそっと耳を寄せて、ぼそぼそぼそ、と長い耳打ちをした。
 すると、面白いくらいにシキ君は顔を真っ赤にして私を睨み付けた。

「……師匠ッ! ミステリーを読んでいる途中に解答を教えるなんてあんまりですッ!」

その1 完





 つまらないもので非常に申し訳ありません。
 イメージとしてはプラトンとか、昔の哲学者がよくやっていた対話集なんです。一応取扱うテーマが哲学なので。
 哲学とはいっても僕は哲学書なんて読んだことはないし、読もうとも思いません。ただ、日頃疑問に思い、つらつらと考えて出した結論を吐き出すためのSSがこれです。今回は「真実とは何か」がテーマなんですね。
 まあ、あまりジャンルには捕われずに、思ったこと感じたことを時々こういう形で書いていくと思います。


2005年05月20日(金) 最近「もったいない」と感じるものの日

 悲しいときー!

 悲しいときー!

 昨日と今日の弁当の中身が全く同じだった時ー!

 昨日と今日の弁当の中身が全く同じだった時ー!

 お母さん、もう少しこっそり手抜きしませんか?

 いや、つくってもらっている手前、文句は言えんのですが。

 それより一龍さん今度このネタやる時、とのを貸して下さい。独りでやるとやたら寂しいんです。

 本日は実生活に上記以外、特に変わったことがなかったのでYahoo!ニュースでネタ漁りをしておりますと、このような企画が行われておりました。

 
注:カッコ内の数字は5月20日11時59分現在における投票率です。


 1、買い物した時の過剰包装(8%)

 これは別にあんまり意識したことないですね。ただ、買い物袋を断ることに成功する確率をもう少し増やしたいものだと思っているのですが。せめて、袋がいるかどうか聞いてほしいもんです。

 2、トイレを流す水(3%)

 あー、これは分かる。水洗トイレを流した時、その流れている水の量をコップ等に換算するととてもたくさんの量が流れていることに気付くんですよね。学校などの公共施設のトイレに設置されている男子用小便器などは、流す量がかなり少なくて済むのですが。

 3、夏は寒く冬は暑い空調(6%)

 これは仕方のないところもありますねー(苦笑)。使用を控えたら控えたで暑かったり寒かったりするんですけど、温度を一定に保っていても、暑く感じたり寒く感じたりはしますし、個人差もあるので、大人数が入る部屋のエアコンは全員を確実にカバーできる涼しさ、温かさに設定しちゃうもんです。それに、コンピュータ等を取扱っているとどうしても部屋は暑くなっちゃいますから。
 エアコンなんて使ってると、自分の涼しさと引き換えに地球を温暖化させてるんじゃないか、なんて気になって、罪悪感がちょっぴり芽生えるもんで、近年は自分の部屋のエアコンは極力使わないようにしています。

 4、飽食ニッポンの残飯(23%)

 おおっと、こちらは現在第二位。僕はほとんど食事は残さないので、別にコレを聞いてもどうだというわけじゃないんですけど。でも疑問に思っているのは残さなかったらどうなんだっていう話なんですよね。確かに残すのは罰当たりですし、礼儀には反しますけど。でも、食料がたくさんある国で残さないように完璧に計算して料理を作る、なんてことはできないもんですよ。

 5、失われていく自然(9%)

 ま、確かに。

 6、新製品の登場で捨てられる電子機器(5%)

 これは特定家庭用機器再商品化法(通称・家電リサイクル法)が具体的な解決法として施行されていますね。投票率が少なめなのも、多分このためでしょう。
 ただ、これは不法投棄を増やしたり、捨てるのにお金を払うくらいなら、買い替えるのをギリギリまで待とうということで、家電の流通を著しく妨げて、電気会社に大打撃を与えるという大きなデメリットも出てきているのですが。

 7、巨人選手の高額年棒(28%)

 全くだな。という声が聞こえてきそうな第一位。
 別にいいじゃん、と僕は思いますけど? 税金から出てるわけでもないんですから。でもまあ確かにファンにとっては最近の巨人は税金の横領なんか可愛く見えるくらい給料ドロボーと言えますが。

 8、ほとんど眠っているだけの休日(8%)

 僕としては、これを一位にあげたいですね。消極的休養はストレスが発散されるわけではないのであまりお勧め出来ません。
 幸い、完膚なきまでのインドア派である僕は休みでもやることはいっぱいあるので、ここまで無駄に時間を使っているわけではありません。(←でも世間的にはもうちょっと有意義な時間の使いかたってのはあるけどな)

 9、体型の変化でほとんど着られなくなった洋服(4%)

 ……気持ちは分かりますが、古着屋に売り飛ばすって手もあるんですし、布は汎用性が高いので捨てさえしなければ、自分の手でもいかようにでも再利用できますよ。
 そうか! だから着られなくても捨てられないのか!

 10、その他(1%)

 「巨人の高額年棒」を挙げているところからすると、僕的にはこの項目はユーモアセンスを問うていると思うのですが、どうでしょう?

 んー、なんかあったかな。

 容器の底に残ったリンス液とかはどうでしょう? ほら、ポンプ式だと全部使うの大変じゃないですか。
 今日丁度無くなりかけていて、困ったんですけど。油断をすると妹や父が水をたっぷり入れて薄めるのですが、薄めても効力が無くなるだけなのでやめましょう。薄めるのには賛成ですがたっぷりではなく、少しにしましょう。

 あと責任問題について論議する国会討論とか。他人を責める前に問題を解決する道を探しやがれ、とか思うんですけど。

 基本的に貧乏性なので勿体無いと思うことはたくさんあるです。はい。


2005年05月19日(木) ダイエットに関する主張の日

 というわけで、リンクを張り終わりました。あとは新着のサイトにリンク報告をしていくだけです。基本的にあいうえお順に巡回して回りますので、気長にお待ち下さい。
 紹介文に御不満があった場合、御遠慮なくお申し出下さい。即刻修正します。

 もうすぐ夏ってことで、ダイエットの季節がやって参りましたね。お役立ち情報系番組ではこぞってダイエット特集をやっています。それでなくてもああいう番組のトピックの半分以上はアレ系なんですけど。
 なんでいきなりこんな話になったかといいますと、とある友人が「腹筋をしてダイエットを始める」といいまして、僕は前々から、ダイエットを行おうとする女性達にいろいろ考えることがあったので、今日は、それを言わせてもらおうかと思います。

 ダイエットと言えば、食事制限です。
 よくダイエットの為に肉や御飯を食べない、もしくはトコロテンのみ食べる、とか極端な食事制限をする人がいますが、それは駄目です。
 栄養バランスを崩す原因になりますし、食べないのは論外です。ダイエットの為に健康崩すというのはアホですよ? 食事の時に考えるべきことは先ず健康。栄養バランスが第一で、カロリー計算は二の次です。

 それに一番言いたいのは覚悟の面です。
 即効性を求めて無茶なダイエットをしようとする人がたくさんいますが、それならダイエットは止めた方がよろしい。ダイエットに必要なのは先ず継続性です。やるなら一生続けるくらいの覚悟なのです。

 あと、お役立ち情報番組を参考にしている方。鵜呑みは良くないですよ。実証しているので、実際に痩せているのかと思いますが、それでも一度は疑って、調べてみたほうがいいです。
 僕はマスメディア関係の授業を今期とっているのですが、それによると、ああいうのはある学説を取り上げて紹介しているだけで、それに対する反論等は省いてあるらしいのです。

 ダイエットで一番多いパターンが継続性を無視してリバウンドを喰うパターンなんです。
 始めて、すぐに体重が減りはじめてダイエットが楽しくなるものの、しばらくすると頭打ちになり、続ける意志を無くしてしまう。そして、食事を元に戻して、あるいは反動で今までよりも多くしてリバウンドで前より太ってしまう、と。
 さらに、目標の体重を達成したからといってダイエットを中断して、リバウンドをくうパターンもあるんじゃないでしょうか。体重なんて毎日変わるんだから、一度下回っただけで安心しちゃダメですよ。

 ダイエットの基本は腹七・五分目(←なんだその微妙な数字は)と、運動。これを継続することです。TVに流されちゃいけません。楽して痩せようなんて甘っちょろい覚悟でダイエットに成功する訳がない!

 というわけで、○○さん頑張ってねー(私信)。


2005年05月18日(水) スゴいアイデアを思い付いた日

 うぉうっ!? 何か今日は日記のアクセス数が80近い!?(←いつもは30〜40hit)

 アクセス解析で調べてみると、なるほど、一龍さんのところでしたか。
 今までの最高は、ひっさびさに更新+『ヒミツノサンカク』を掲載した今月14日の日記で49Hitだったんですけど、それをあっさり更新ですか。ちょこっとリンクが張られるだけで40人近い人が見に来るんですから、あの方の日記の威力もはかり知れようというものですねー。
 きっとあの人の『Whoismy』にはずら〜っと名前が並んでいるんでしょうねー。そしてあの人の『MyEnpitu』にもずら〜っと名前が並んでると思うんですけど。

 さて、今日の本題なんですけど、今日の『国際政治史』の講義中、僕的には凄いアイデアを思い付きました。実現すれば(すればの話ですが)、日本が変わります。講義後にそれを先生に話してみたのですが、先生も「グッドアイデアだ!」と誉めてくれました。今度、具体案を簡単なレポートに纏めてみせてみろと言われたので、そうすることにします。
 でもここでは発表はしません。いろいろ考えたんですけど、『想 詩拓』の名前で公表するべきではないと思ったんです。
 どうしても知りたいという方は、「口外しない」という条件を飲んでくれれば、メールでいくらでも教えます。ていうか僕は自己主張欲が強いので教えたくてたまらない感じです。(←つまり聞いてほしいんだな?)

 今日はリンク張り作業が終わらなかったなぁ……トリビアの所為で(ぼそ)。あっちこっちでネタ切れだ、マンネリだって言われてますけど、それでも僕は好きだ−。


2005年05月17日(火) リンク作業に没頭する日

 ただ今、リンク工事中で、7割方完了しました。明日にはリンク自体は完成するのですが、リンクを張ったサイトに事後ながら報告カキコに回らなければならないので、この作業で今週は潰れると思います。一気に20件以上ですからねェ(苦笑)。

 僕は三月までの十一ヶ月間、カナダに留学していたんですけど、その時、慰みとしていたのはネット小説でした。と言っても、ステイ先の家にはネットが繋がっておらず、ネットは専ら学校だったのですが、「学校でDL→家にお持ち帰り→お楽しみ」という作業でコレクションしてたんですね。
 はじめのうちは、いちいちその感想を書き込みに行っていたものですが、そのコレクションは知らないうちに膨大に。なんと76作品です。だから、これからどんどんリンクを増やす予定なので、お楽しみに。


 ちなみにDL版を有り難がっていた立場としてDL版の形式でちょっと好き嫌いがありました。

1、目次付きと目次無しのHTML版

 僕はもっぱらパソコンを使って読んでいたので、多少重くてもHTML版が好きでした。特に目次もあると持って帰ってそのまんま読めるため、一番好きな形式でしたねー。
 HTML版だと大体目次がついてくるのですが、たまに目次のついていない小説もありました。目次がないと不便なんですよ。あとで読み返す時とか。
 その場合、自分でWordを使って目次作りましたねー。それでも章題コピペしてほいほいリンクしていけばいいのでまだ楽ですけど。

2、一括テキスト版と分割テキスト版

 分割テキスト版とは章ごとに書類が分けられているという意味です。そして一括テキスト版とは、長編小説をそのまま一つのテキスト書類にまとめたものです。
 後者は非常に面倒でした。何故なら、僕はMacユーザーであるため、「窓の中の物語」に対応していないからです。
 まあ、お金が掛からないのが美点のネット小説、余程のコトでない限りプリントアウトはしませんからねー。

 ちなみにテキスト版はどう読んでいたかといいますと。
 「テキスト書類をWordで開ける」→「それを章ごとのHTML書類に変換する」→「目次を作り、各章にリンクを張って完成」→「愛でる

 ヒ マ 人 で す な !

 確かに日本に帰ってきてちょっと多忙になりつつある今はあんまりやろうと思えないですね。
 まあ、とにかく一括テキスト版の場合は一括の状態から章ごとの書類に分ける作業が必要になるのでまじで手間掛かりました。

3、Windows対応のみの圧縮形式を採用していた場合。

 読めないので逆にすっぱり諦められました。 

4、書類のタイトルがやたら長い場合

 これはごく稀にあったんですけど、書類名が長過ぎて解凍ミスをしたことがあります。また、全角かなの名前だと文字化けをすることがありました。


 そこで、僕が考案する親切なDL版の置き方のポイント。

1、いろいろな人のいろいろなニーズに対応するためにHTML版とテキスト版を置く。

2、HTML版には目次をつける。

 HTML版づくりは案外楽だったりします。書類間リンクや画像リンクなどは、位置関係が変わらない限り外れないので、それに気を付けてまるごとコピー、圧縮すればサイトに掲載している形そのまんまのHTML版のできあがりです。

3、テキスト版はプリントがしやすいという問題もあるので書類は章ごとに区切ったものにする。(それでも軽さを重視する人もいるかもしれないので一括も用意しておくと、もっと親切)

4、Macユーザーのことも考えると、圧縮形式はできるだけLHA形式が好ましい。(zipでも解凍はできますが、書類タイトルが和名だと文字化けする場合があります)

5、解凍時の文字化けを防ぐため書類名は和文を避け、半角英数の短いものにする。


 ていうか。
 DL版を作りもしてないやつが言うなよ。

 ……つくりたいです。


2005年05月16日(月) 僕にとっては一大ニュースの日

 『小説.com』近日リニューアルOPENですと!?

 僕にとってweb作家としての原点にあたる小説投稿サイトですね。はじめは誰に読ませるでもなく、自己満足で書いて、適当に投稿していたりしたのですが、このサイトで初めて人に公開することになりました。
 大学一年の時だったから3年前ですか、夏あたりに見付けて、他の作品を読んで魅了されて、いてもたってもいられず、投稿用に書いていたはずの“まほゆめ”を投稿したところ、すぐに反応が返ってきたのが嬉しくて嬉しくて、それからはのめり込みっぱなしでしたね。
 一章一章が長い“まほゆめ”で、最初の何章かが何故か5000字以内に収まる短さだったのはこのサイトには一話分につき5000文字の制限がついていたからであります。

 『小説.com』はそのうちに『小説ネット』に以降しましたが、こちらのシステムは非常によかったですね。
 各作家に個別のページがあり、その作家の書いた作品が固めておいてあったり、その作家のオススメ小説などが並べられていたりと、まるで自分のホームページを持っているような感覚だったんです。レビューシステムも掲示板のように使えましたからね。
 ウチの常連さんの一人である紅炎さんは、この時代から僕の作品に注目してくれている人なんですよ。

 ところが2年前に突然メンテナンス状態になり、それ以降使えなくなってしまいました。それがきっかけで、自分の小説を発表する場を確保しようと、ホームページを作ってらっしゃる作家さんたちもたくさんいますし、何を隠そう僕もその一人なんです。
 復活されたら即! “まほゆめ”を再登録したいと思います。後『ヒミツノサンカク』かな。『KWC』でもいいけど。



 web拍手レス

>「泣いてくださいw」

 泣かせて頂きます。
 ニヤつかせて頂きます。
 感動させて頂きます。
 悶えさせて頂きます。
 のぼせ上がらせて頂きます。
 そして、失神させて頂きます。

>ああー!!かけねぇー!!(汗汗
>久しぶりにフィリー描こうとしたら・・
>フィリーにならねー!!(><)
>やばい・・これは似なさすぎ(汗 スランプだぁ〜
(注:まことに勝手ながら、コメント本文に若干の訂正を行わせて頂きました)

 それってスランプじゃなくて、上手くなったんじゃないですか?
 別に公表した訳じゃ……いや公表してますねサイトで。まあ、良くなっていれば別に同じ外見でなくてもイイですよ?
 頑張って萌えフィリーを描いて下さい(笑)。
 いつもお世話になってます〜。


2005年05月15日(日) 『オーバー・ザ・ホライズン』感想の日

 今日、久々に更新したような気がします。
 飽く迄も気だけです。

 ヒミツノサンカクはまあまだ仮公開?みたいなもんですし、まほゆめ番外編はブリーフケースから移してきただけですし。
 金の掲示板の方に、嬉しい書き込みがあったので、今度はまほゆめを書こうと思います。何か、まほゆめ終わるまではプロにならなくていいや。部を重ねるごとに成長して行く気がするので、コレが終わって初めて新米プロ程度の実力が身に付くんじゃないかと。



 今日は下の方を見られない人もいるので、こちらの方にweb拍手レスです。

>「・・・余りにもアンラック。」

 早速、同情票入りました−!(笑)
 ちなみに雅男、由香子、東の設定を簡潔に説明致しますと。

 雅男  → 不幸、巻き込まれ型。及びツッコミ
 由香子 → 思い込み激しい、ちょっと電波。、及びボケ。
 東   → おおらか、及び天然ボケ、あと秘密

 ちなみに続くとすれば、全部で10話から20話までくらいの短編連作形式で、でも裏に一本ストーリーとしての芯が入ってる形ですね。一応ラストは考えてあります。




 以下、今朝の敗北にめげずに書いた、『オーバー・ザ・ホライズン』の書評です。

警告:この感想は『オーバー・ザ・ホライズン−僕は猫と共に空を行く』(電撃文庫/著:橘早月)のネタバレを多分に含みます。むしろ著作権に触れるんじゃないかってくらいいろいろ書いています。そのため、同作を未読の方が読むのは非常にお勧め出来ませんのでご了承下さい。
 更に同嬢のweb作家時代の作品、『カーマリー地方教会特務課の事件簿』の話題もでてきますので、読んだことのない方で分からないところも出てくるかと思いますが、そちらもご了承下さい。


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 時が経つのは早いもので、プロになられた橘さんのサイト『荒野で二人 original』が閉鎖されてからもう八ヶ月もの時が過ぎてしまいました。
 僕が今でもweb小説の中で随一の出来を疑わない絶版小説『カーマリー地方教会特務課の事件簿』、それには惚れ込むだけではなく作家としてのスタイルに多大な影響を受けているんです。今でもことあるごとにDL版の『カーマリー』を紐解いては、読んでます。

 そんな橘さんのプロとしてのデビュー作『オーバー・ザ・ホライズン−僕は猫と共に空を行く』にどうして期待が捨てられましょう。カナダから帰ってきたら真っ先に買って読もうと決めておりました。結局はなかなか見付からなかったお陰ですぐに、というわけにはいかなかったのですが、先日ついに発見しまして、この金曜日に読破いたしました。
 ま、折角ですので体系だてて、感想を述べたいと思います。

 1、ストーリーとキャラクター

 出来が良すぎたため、却って製産には踏み切られることのなかった幻の名機・アウローラを核に据えた、愛と夢と野望の物語はあまり斬新なものではなく、オーソドックスなものと言えるでしょう。
 しかし、それはあまり問題ではなく、起・承・転・転・結の段階を踏んだ展開はしっかりと読者である僕を虜にしてくれました。特に、マチェイ国境警備隊長の陰謀に引っ掛かった場面からは続きが気になって仕方がなかった程です。
 時折挿入されるコミカルなシーンもとても微笑ましくて素敵でした。

 父親から受け継いだアウローラの設計図、それをもっていたお陰でマチェイ隊長の陰謀に巻き込まれてしまった主人公トウジ君。派手さは欠けますが一本気なのが好感を持てます。自分の夢の為なら、そして自分が正しいと思ったことなら、かなり危ない橋でも渡れるタイプですね。三度渡り(マチェイ隊長の誘いに乗ったこと、ステラ嬢のお願いを聞いてあげたこと、それから騙してくれたマチェイ隊長を失脚させる計画)、最初の二度は失敗だったわけですが、よく三度目渡る気になれたと思いますよ。でも一つ目は可能性を考えると仕方のない選択だったと思うんですけど。

アウローラの設計者だった父を亡くしマチェイ隊長の養女として育てられたヒロイン・ステラ嬢。養父のマチェイ隊長にもっと可愛がられたい、そしてマチェイ隊長の考えは正しい、という感情から、トウジ君を騙す役を担うのですが、実父が設計したアウローラの設計図は自分のところに帰ってきて然るべきなのだ、と自分を言い聞かせていたところを考えるとやはり後ろめたいところはあったんでしょうね。

 アウローラに関する真実を知る者・ズィグムンド氏。実はアウローラのテストパイロットでトウジ君の父とステラ嬢の父達とはかなり近しい間柄であった彼は、作中で渋いキャラの座を欲しいままにしているのですが、ホントにいい役ですな。

 ステラ嬢と共にアウローラの試作機を極秘に手に入れ、基地の格納庫に隠しもっていたマチェイ隊長。ペトル氏は、マチェイ隊長を結局は小心者だと思っていたらしいのですが、それは多分アウローラが彼の手中にあるのを知らなかったからですね。独自解釈ですが、マチェイは元々、ペトル氏の考えていた通りの小物だったと思うんですよ。ところが、アウローラの実物を手に入れることに成功してしまった時から、これをどうしようかと画策しているうちに悪役として成長してしまったんじゃないかと。
 養女を利用し、トウジ君を騙し、さらに国まで裏切ろうとしてるマチェイ隊長もまたスゴい悪役ですね。元々、橘さんはオズマンド大司祭やシュレー枢機卿、あるいはペルロ異端審問官のような『悪』を書くのが上手だったんですよね。物語を引き立たせるにはこう言ったキャラをつくる能力も必要で、僕も見習いたい部分ではあります。

 この作品に流れる感情は見事に「アウローラをどう思うか」ですね。トウジ君は具体的にアウローラとは言ってませんが、飛行機に乗るのが夢でしたし、綺麗な飛行機が好きなので設計図にあるアウローラに乗るのは夢の至高だったのでしょう。ステラ嬢は、もっと妹のように思っていて、亡くなった実父が遺した家族のようなもの。マチェイ隊長は野望を達成する為の道具あたりでしょうね。ズィグムンド氏は、アウローラの能力を惜しく思い、制式採用されるまで粘ることをカレル博士に勧めていました。
 ズィグムンド氏の言う通り、アウローラの能力は闇に葬られるには惜しいものでしたが、カレル博士が心配していたのは飛行能力の方ではなく戦闘能力のほうだったんですね。マチェイ隊長は「戦闘能力」の方に目を付け、そしてトウジ君が必要とするのは「飛行能力」の方だったのだと思います。そして「飛行能力」を欲するトウジ君の手に渡ったのがカレル博士の苦悩に決着を付けたんですね。

 ただ、ストーリー的に気になったのは、ラストでトウジ君は訓練もしていない状態でアウローラを飛ばしてしまうのですが、アウローラって設定上他の飛行機よりも操縦が難しいらしいんですよね。イワノフ氏の助言があるとはいえ、かなり無理があるのではないかと。それに着陸は非常に難しいそうなので無事を祈りたいです。

 あれ? ストーリーの話ではイワノフ氏ってあまり出て来ないですね。

 2、印象的なシーン

 やっぱり、はじめはトウジ君とイワノフ氏との出会いのシーン(P22〜43)ですね。っていうかイワノフ氏が絡んでくるコミカルシーンは全部好きです。特に、ステラ嬢の不器用さを恐れ、修理中のタンクから遠ざけようと、イワノフ氏を生け贄にしたシーン(P126〜131)。
 いかにも相棒同士といった感じのイワノフ氏とトウジ君の掛け合いは読んでいてとても気分が踊ったものですが、ステラ嬢とイワノフ氏の絡みも面白いものです。洗濯板でイワノフ氏を洗おうとしたシーン(P161〜164)とか、クライマックスでステラ嬢とイワノフ氏が飛行機を動かすシーン(P291〜297)とか。
 ステラ嬢とからむとイワノフ氏は途端に苦労性+不幸体質になりますなぁ。しかし彼を見てると、一龍さんの所の“との”を連想するのは僕だけでしょうか。

 あと、トウジ君が基地についた際にマチェイ隊長と対面するシーン(P102〜107)ですね。マチェイ隊長に対して感じている悪感情を押さえるために自分に言い聞かせているシーンのトウジ君の心の台詞は何か『カーマリー』のオブザー侍祭を彷佛とさせるものがあって、「ああ、橘作品だな」と思いまして。

 シリアスシーンでは、お昼を食べながらトウジ君とステラ嬢が二人で話しているシーン(P132〜141)、トウジ君がマチェイ隊長の仕掛けた罠に引っ掛かってルーペを奪われてしまうシーン(P186〜195)、牢屋の中のトウジとズィグムンドが話し、トウジの父親についての真実が明かされるシーン(P207〜220)、あとはステラ嬢がイワノフ氏に、懺悔をして二人が協力しはじめるシーン(P220)から始まるクライマックスですかね。

 3、総評

 イイ作品だと思いますが、やっぱり『カーマリー』と比べるとストーリーの深さが足りませんかね。話の長さや題材から考えると仕方のないことですが。
 でもクライマックスはもうちょっと盛り上げられたんじゃないかって思います。トガ氏は割と邪魔をしてきたのですが、マチェイ隊長は、逃げる二人を後ろから売ってきただけだったのですが、直接相対して、それぞれの思うところをぶつけ合うシーンが欲しかったですね。

 あと方々で言われているイラストですが、確かに背景や正面からの人物像は上手いんですけど口絵のステラの用に変わった角度から書いた人物や、あと何よりもイワノフ氏、動物を書くのはあまり得手ではないようですね。
 誤植とかも目立ちましたしね。同時に13冊も新刊をだそうとして忙しかったっていう事情は分かりますけど。



 母さん、僕はやり遂げたよ……!(ガッツポーズ)


2005年05月14日(土) 『ヒミツノサンカク』第一話の日

 『オーバー・ザ・ホライズン』の感想めっさ書きまくってたのにー!
 2000文字は超えてたのにー!
 何でボタン一つで消えちゃうのー!? 

 こういう時に限って「草稿保存」ボタン押し忘れてるんだよなー。(←真理だ


 4月18日の日記で、挙げた新連載小説候補の中で唯一反応があった一人称ラブコメディ小説、『ヒミツノサンカク』
 ある程度設定が固まったのでとりあえず一話分書き下ろしてみました。一応反応をみるために、こちらに掲載し、反応を見たいと思います。

 というわけではじまりはじまりー。




ヒミツノサンカク


   1『幼馴染みと親友と』

 俺の名前は大戸雅男。
 違う。姓はオオトで合ってるが、名前はマサオじゃない------ミヤビオだ。

「サクラコがいるんだ、ミヤビオがいてもおかしくないだろう」

 これは名付けた父親の弁だが、それは他人事の弁だと俺は思う。子供の頃から経験してきた苦労の半分は名前からきたんだ。それで、ここまでマトモに育ったのは奇跡だろう。
 うちの母親もそれを危ぶんでそれには反対したらしいが、つまらない夫婦喧嘩をさっさと収める為に家族で採択されている単純で平等なシステム、有り体に言うとコイントスの結果、母の反論は却下されてしまったらしい。よって子供の命名にコイントスなんぞでアッサリ下がった母親も同罪であると俺は考えている。
 大体何処の家庭にコイントスで子供を命名する親がいる。つまらない議題じゃないんだから夫婦でトコトン話し合いやがれ。
 改名してやりたかったが、調べてみたら改名には家庭裁判所の許可が要るらしい。ミヤビオは確かに珍妙な名前だが、社会生活が切羽詰まるくらい支障があるわけではないので、どうも許可を得られる見込みはなさそうだ。ちなみに戸籍法207条の2、だ。


 だが、今日は日曜日。名乗るだけで掴みがとれる名前が運んでくる煩わしい面倒から解放される日。特に予定はないが、読みたい本もあるし、観たいDVDもある。親も今日はいないし、いい日になりそうだ。
 充実した一日を過ごすためには頭をしっかりと覚まさなければと、俺は新聞を読みながら、テーブルで湯気を立てている珈琲に手を伸ばし、一口、口に含み------

 盛大に噴き出した。

「由香子ぉーーッ!」
 俺が反射的に頭の中に上がっていた名前を叫ぶと、台所から、ぺたぺたとスリッパの音を立てて入ってきたのは俺と同年代の女が入ってくる。
 身長は170ちょい。ほとんど俺と一緒なので女としては背が高い。その割に首の上に載ってる顔は童顔の部類に入っており、あまり認めたくないが、十人に聞けばその十人が可愛いと答えるだろう。高校の時、コンテストで見事学園アイドルの座を得ているので実績はある容姿だ。
 名前は千原由香子(ちはら・ゆかこ)。生まれた時からのお隣さんで、つまり“幼馴染み”というやつだ。隣とは家族同然の付き合いで、コイツはうちの合鍵を持っているし、しょっちゅう遊びに来るので別にここにいても不思議じゃない。

「あーっ! みやクン吐き出しちゃって汚〜い! 後始末は自分でしてよね」
「やかましいっ! 珈琲に豆板醤混ぜといて、どの口がナニ抜かしやがる!?」
 喉の焼け具合からしてタバスコも混じってる、絶対。
 本人としての感覚は、本当に火を吹いている気分の俺の怒鳴りに対し、由香子は心外そうに口を尖らせて、
「え〜、でも紅茶にジャムを落とすのがアリなら、珈琲に豆板醤ぐらい」
 どっかにいるネーミングセンス最低のクソ親父のよーな言い訳を……なら、俺が緑茶に味噌を混ぜたら飲むんだな? あー、色とか想像したくねぇ。
「いい加減に人を実験台にするのを止めろ! てめえで味見はしたんだろうな!?」
「うん。結構イケると思ったんだけど……」
 ……相変わらず壊れた舌してやがる。あの地獄六十丁目はカンペキ超えてる辛さを“イケる”で済ませるとは。
 コイツは昔からこうだ。やたらキテレツなもんを作っては俺に味見をさせやがる。なまじ自分が味オンチなの知ってるから、自分で味見をした後でも必ず俺に食わせる。
 別に由香子の創作料理はそんな変なモンばっかりじゃない。作ったモンの半分は旨いし、その中の一割はプロでも唸るんじゃないかってくらい旨い。でも失敗の五割を食う時は、被害者はいつも俺だけだというのは不公平じゃないか?
「でもみやクンいつも言ってるじゃない。珈琲を美味しいとは思わないけど、頭が冴えていく感覚が好きだって。------頭、覚めたでしょ?」
 上目遣いに見る由香子。コイツ、ちっとも懲りてねェ。
「ああ、ああ、頭スッキリだよ! 代わりに口が壊れたけどな!」
 これから数日間、マトモにメシが食える気がしねぇよコンチクショウ。

「で、何の用だよ?」
 俺の平穏な日曜日をいきなりブチ壊したからには、それなりの用があるんだろうな? 大体------
「お前、東(あずま)とどっか行くんじゃないのか?」
「うん行くよー。どこかは知らないけど。そろそろ出て行く時間かな」
 そりゃ珍しいな。大抵の場合は由香子がいろいろ段取りするのに。
「じゃ、こんなところで油売ってねぇでとっとと行けばいいだろ」
 お前さえいなければ、俺は心静かに日曜日が過ごせたんだ。激辛珈琲で既にそれが見事なまでにブチ壊しになったが。
「油なんて売ってないわよ。私はただ迎えに来ただけなんだから」
 “ただ”迎えに来るなら文句は言わねぇよ。余計なことさえしなかったらな。……って今、この女なんて言った?
「“迎え”に、きた?」
「うん、そーよ。みやクンも一緒に行くんだから」


「何が悲しくて独り身の俺が、お前らのデートについて行かなきゃならんのだ!」
「でも、それでも来てくれるところが雅君だよね」
 俺の魂からの叫びに対し、にこやかに返事をしたのは長身の男だ。顔はいわゆる甘いマスクというやつだが、あまりファッションに執心している様子がないためあくまで素朴な外見。
 コイツがさっき言っていた三国東(みくに・あずま)で------由香子の彼氏だ。ちなみに、由香子はさっきから東の左腕にぶら下がるように抱きついている。方向が名前なんて変わってるでしょ、と本人は初めて会った時に苦笑したが、俺は自分の名前が名前だけに笑えなかった。

「そもそも俺を呼んだのはお前らしいな」
 俺ははじめ誰がついて行くか、と断ろうと(それが当然の反応だと思う。誰が好き好んでノコノコお邪魔虫になりに行こうと言うのか)、ついて行かなきゃならん理由を聞いたのだが、由香子が言ったとおり、今回は東の立案、計画で何も知らなかった。由香子は昨夜、今日の計画を話している時に、とにかく俺を連れて来いと言われたのだと言う。
 それで却って理由が気になり、ここまでやってきてしまったわけだが。
「うん、僕だよー。ほら、今度の企画でウチのサッカー部を取材するってのあったでしょ?」
 俺と東は大学でマスコミ研究会というサークルに所属している。通称はマス研で、研究会と名の付くわりに本当に記者の真似事をして、情報誌をつくる、という非常に実践的な活動をしているわけだが、割と有力な方で情報誌の方の読者も多いし、過去実際にマスコミ業界に就職して行った先達が何人もいる。プロの記者を本気で目指している俺と東がそのサークルを選んだのも当然の話だった。
「たしか日曜日に練習試合をするって言ってたから、観に行こうと思ってさ。下見はしておくに越したことはないと思わない?」
 それは確かに大した心がけだと思うが。
「お前、デートにそれはあんまりじゃないのか?」
 デートとサークルの取材を兼ねるなんて、由香子にとっちゃあまり面白くないだろう、と付け加えると、東はハッとした。
「そっか、そうだよね」
 ちらりと東が自分の傍らに目をやる。すると、由香子はにこーっと笑みを返して言った。
「ううん、私、あずクンと一緒なら何処でも何でもいいよ!」
「うん、僕も由香ちゃんと一緒なら!」
 う、非常に不味い展開だ。
「あずクン!」
「由香ちゃん!」
 そして、ただでさえ寄り添っていた体勢から、さらに押しくら饅頭でもしてるんじゃないかという勢いで体重を預けあうあう二人。
 ------いかん、気が遠くなりかけた。ええい、このバカを超えたバカップルめ。そう言えば、俺は免疫のあるほうだが、あるヤツがこの二人を初めてみた時、あまりの孤独感に廃人になりかけたことがあったなァ……。


 その後、俺達は電車に乗って大学に向かった。電車の中で楽しそうにイチャつく二人に周りの視線が集まっているのを感じる。正直、他人になりたかったが、席を離れようとすると、二人は口を尖らせて不平を言うのだ。
「一緒にいようよー」
「私達の事嫌いなのー!?」
 それが結構大きな声なもんだから、今さら他人になれないが、きっと周りの人は俺の哀れさを理解してくれるに違いない。ていうか、目を背けるな。助けてくれ。

 もう一つ、俺が同情されるべき話をしよう。
 実は、俺は由香子のことが好きだ。もちろん深い、恋愛感情のイミでだ。------待て。言いたいことは分かる。現在、当の由香子は俺の親友である東と付き合っているが、これは俺がぐずぐずしているうちに取られたってわけじゃない。
 俺も男だ。高三の時、自分の気持ちに気がついてからは、付き合う、付き合わないは別として、俺の気持ちは伝えておこうと思ったんだ。
 それが、決心した翌日にあの二人が俺の目の前に顔を揃えて報告しやがった。

「あのね、僕と」
「私ね、」
「「付き合うことになりました!」」

 告白を決心した次の日にだぞ!? 分かるか、その時の俺の気持ちが!?
 その日からこのバカップルっぷりだ。そりゃ地獄だったよ。それでも俺がこの二人に悪い感情を抱けないのは、二人が付き合っても俺を置いてきぼりにしなかっただろうな。
 東も付き合いがあまり悪くなることはなかったし、由香子も相変わらず俺の家に時々押し掛けちゃ迷惑かけやがる。

「みやクン、何ぼーっとしてるの?」
「もうすぐ降りるよ」
 くっ……! コイツらにこんな注意をされるとは何たる屈辱だ。きっとコイツら結婚してもずっとこんな調子なんだろうなぁ。


 そんなこんなで、俺と後ろのバカップルが大学のグラウンドに着いた時、俺は瞬時に異変に気が付いた。
「おい、東。本当に今日、ここで合ってるんだろうな」
「そのハズだけど……」と、東がゴソゴソポケットから何か紙を取り出して確認する。「あ」
 あ、ってなんだ。あ、って。
 俺は聞くのももどかしく、東のもっている紙を取り上げた。そしてそれを見た時、俺は血圧が一気に上がるのを感じた。
「東……てめェ……」
 俺が睨むと、東が一歩下がって苦笑する。
「あはは、まさか“来週の”日曜日だったとは」
 それだけじゃねぇだろ、場所も相手校のグラウンドじゃねぇか。
 それに何か。俺がバカップルに引っ付いてここまで来た意味まるでナシってことか。
 東、どうしてお前ってやつは、頭はいいのに、ここまでドジなんだ。そして何故そのドジにいつも俺を巻き込んでくれるんだ。
「……俺は帰るぞ」
「ちょ、ちょっと待ってよ雅君」
「えー、つまんない。ちょっと気に入らないからって帰っちゃうのって子供だよー」
 踵を返した俺の袖を掴んで、由香子が言い募るが、
「やかましいっ! 今から帰ればまだ半日ある。俺は、俺の、俺による、俺の為の心静かな日曜日を取り戻す!」
 そういって、俺は由香子の腕を振り解き、歩き始めた。その後ろから、由香子と東の声が聞こえる。
「ごめんねー。無駄足踏ませちゃって」
 俺にはその言葉はなかったぞ。
「ううん、大丈夫大丈夫ー。それより私さ、今度学校の近くに出来たっていうペットショップ行かない? すっごい規模が多いんだって。『生きた化石からUMAまで!』っていうのがチャッチコピーなんだよ」

 ぴた。

「へぇ、そんなのできたんだ。面白そうだね」
「日曜閉店なんてオチはないだろうな?」
 その時、俺は確かに由香子及び東の口元がにんまりと横にのびるのを見た。
「あれぇ〜? まだいたの?」
「帰って心静かな日曜日を過ごすんじゃないのかい?」
 キサマら、そう来るか。俺が生粋の動物好きなのを知っていてそう来るか。動物園が最大の癒しの場だと主張する俺に対してそう来るか。
 しかし背に腹は代えられん。
「……気が変わった。どのみち今から帰っても何をするにも中途半端な時間だ」
「じゃ、決定だね」
「今日はトコトンまで付き合ってもらおうじゃないの」
 目の前のバカップルは互いに目を合わせてほくそ笑みながら、俺の両腕を両脇からガッキと掴んだ。そして楽しそうに足並み揃えて俺を連行して行く。
 ……コイツらは二人揃ったら俺でも手が付けられんな。

 その後、その大型ペットショップでもう一騒動起こり、かくして俺の日曜日は心静かなものとは程遠いものとなったのはまた別の話である。



 後日、東の家にて、俺と東が他の部員の校正をしていた時の話。

「さてと、校正は終わったな」
「お疲れさま、っと。珈琲でも飲もうか?」
 言うが早いか、東はその場を立ち上がって、階下の台所に降りて行く。
 残った俺が、書類を片付けていると、程なくして東が湯気をたてるカップを載せたお盆を持って現れた。
「お待たせ」と、東は俺の目の前に珈琲を置く。
「お、スマンな」
 そして自分の珈琲を置いてからテーブルの中央にお盆を載せた。俺は珈琲は何を混ぜても旨くはならないと知っているので、珈琲はブラックで飲むのだが、東はかなりの甘党で、いつも砂糖を三つは入れ、ミルクを入れる。そして次に取り出だしたるは------
「ちょっと待て。お前何を入れようとしてるんだ」
「ああ、これ? 豆板醤だよ」
 悪い予感はしたのだが、見事にその予感は当たってくれた。
「こないだ由香ちゃんに教えてもらったんだけど、意外と美味しいもんだねー」
 イヤ、オカシイだろいくらなんでも。お前既に砂糖をたっぷり入れてるじゃないか、そこに香辛料を入れるのは矛盾してるんじゃないのか。
 呆然とする俺の目の前で東はぐいっと豆板醤入り珈琲を飲み干した。
「うん、美味しい美味しい」

 ------東。やっぱりアイツと付き合える男はお前しかいない。


第一話 完





 警告:珈琲に豆板醤を混ぜるのは非常に危険です。絶対に真似をしないで下さい。(笑)

 ここまで口が悪く、且つ不幸な主人公は未だかつて書いたことがありませんが、書いてて結構楽しかったです。
 前半の雅男と由香子のやりとりは割と面白いと思うんですけど、何か後半、東が出てきてからズルズルと勢いを無くして行くのは東のキャラが立ってないからです。

 しかし親友と幼馴染みとの三角関係なんてすっげーありきたりですな。
 感想待ってマース。

 あ。一つ豆知識。
 韓国人に対して日本語で「三角関係」と言っても意味は通じます。(←実話)


2005年05月13日(金) 人類の敵を改めて認識する日

 三日前から『英語帝国主義論』について、ちょっとずつまとめてきました。
 それをコピペしてプリント、今日のゼミで発表の準備は万端。「今日のゼミは俺の独壇場だぜクックック……」とか思ってました。

 しかし、教室には僕を除いてもう一人しか現れず、チャイムがなってから二十分が経過。

 休 講 決 定 !

 何故だ。
 俺はちゃんとやってきたぞ。イメージトレーニングも抜かりなかったぞ。

 そうか、だから休講になったんだな。予習をしてきた授業に限って休みになる!

 おのれマ−フィー! 貴様なんと余計な法則を見付けてしまったのだ! 貴様こそは人類の真の敵だッ!

 しかしその事実さえ忘れてしまえば、休講はむしろ喜ぶべきことですな。

 やった、今日は早く帰れるぞヤホーイ!(踊)

 閑話休題。

 最近、エンピツの解析を観察していると、よく検索で引っ掛けてくる方がいらっしゃいます。一番頻繁なのは5月9日の日記でやった改名手続きで、googleでよくひっかかっとるらしいです。あれは、あちこちのweb文献を纏めたものなので、わりとここだけで改名手続きの大まかな流れが掴めたのではないのでしょうか。
 あと三日続けてやった英語帝国主義論関係でいくつか。まさかウチのゼミの先生じゃないでしょうね。
 何か、アカデミックな内容だと、割と検索とかで引っ掛かるようですね。なかなか意外な感じです。

 あと、今日Yahoo! のニュースで知ったのですが『Hey! レイモンド』(原題『Everybody Loves Raymond』が最終回になるようですね。
 僕がカナダにいた頃、よくTVで見ていたのですが割と面白かったですよ。他に面白かったのは『Friend』ですね。ああいうコメディの小劇場は好きなのですが、日本ではバラエティ番組の一コーナーとして短いのをやるだけで、30分まるまるっていうのは新喜劇しかないんですよねー。やったら受けると思うのですけど。


2005年05月12日(木) 『英語帝国主義論』について考える日 その3

 今日の朝はあんまりツイてませんでした。

 木曜日の講義は昼の二時限だけなので、昼はゆっくり出来ます。といってもお昼を食べて出るところまではゆっくり出来ず、学校でお昼を食べることを考えて十時半くらいに出るんですね。
 それは『雨が降って歩くハメになっても間に合う時間』なんで、晴れて自転車にのっていける日はかなりの余裕が出来ちゃうんですけど、今日は何か読みかけの漫画(←何故か『H2』)にハマり込んじゃって、出て行く時間を遅らせたんですよ。

 結局十一時過ぎに出たんですけど、外に出たら雨が降っていまして「これは間に合うけど昼飯を食べる時間はないなァ」とか思ってたんですよ。
 と、そこに第1の災難が。

 家のカギを掛けるのを忘れていました。

 どうしようこのまましらばっくれて行こうかしら→でも空き巣に狙われたら→愛しのエリーたん(←愛犬です)が狙われてしまう→というかあれほどまでに眩しい存在を泥棒が見逃すはずはない

 僕はカギを掛けに引き返しました。そこに第二の災難が。

 自分のドジに腹を立てて傘を地面に叩き付けたら壊れました。

 というわけで、電車は一本見逃してしまったのですが、まだバスを使えば間に合います。不幸中の幸いというやつで、雨は小雨程度だったので傘はなくとも駅まで歩く分には問題ありません。
 そしてバスにのった時、最後の災難が。

 財布の中には福沢さんとこの諭吉くんがひとりでおるすばんをしていました。(←南海バスは一万円の両替えはダメ)

 捨てる神があれば拾う神もあるとはよく言ったもので、その時そばにいた神々しい光を放つマダムが「オバちゃんが千円札と変えてあげよっか?」と言ってくれました。メルシー・ボーク、マダーム!
 お陰で僕は遅刻を免れたわけですが……マダム。アナタどうして千円札を30枚も持ってるんですか? 明らかに営業用じゃないでしょう、それ。
 話は関係なのですが、樋口さんとこの一葉お嬢さんの写真、見方によってはかなりコワいんですけど。

 何だ、殆どの災難は人災じゃないか。




 以下、一昨日から続いている『英語帝国主義論』の話です。つまらん話に付き合わせてしまって恐縮ですが、今後も宿題を兼ねたこういう記述は時々出てくると思いますので、ついていけなければ読み飛ばして下さい。

 『英語帝国主義論』の内容のあらましは昨日までで終えてしまったので(あんな短く済まされると大石氏としては憤慨ものでしょうが)、今日は僕自身のこのイデオロギーに対する見解を述べたいと思います。
 本を半分くらいまで読み終えた時は、ちょっとこの考え方に反感を持っていたんですよ。危機感を煽るためか、英語帝国主義の罠に落ちてしまった例に対してかなり過激な言葉遣いをしていたので、なにもここまで毛嫌いすることなかろう、と。ですが、昨日問題点を並べていると、確かに不公平で悔しくなってきたんですよね。英語の国だけが得をしていくシステムには納得がいきません。

 ですが、本で提案されている反『英語帝国主義』策は、お世辞にも実現性が高いとは言えません。
 エスペラントの広がり具合はイマイチですし、他の世界言語が作られたとしても五大国のサミットをやって、それを世界の共通言語として案が採択されない限り、普及は難しいでしょう。アメリカとフランスが一笑に伏して終わるだけでしょうが。
 そして、他の言語を広げるには英語はもうあちこちにしみ込み過ぎてしまいました。これを英語に差し換えていくのは途方もない労力と財力が要ります。

 『フィネガンズ・ウェイク』を至上とする、英語呪縛に解き放たれた言語、という案はあまりにも現実性がなさ過ぎます。確かに『フィネガンズ・ウェイク』という実例が存在するものの、逆に言うとそれだけで、これをどう実用に持って行くかという話になるとそこで話が頓挫してしまいまうのです。

 だからといって代替案があるのかというと、これがサッパリありません。使用言語は英語のまま、英語帝国主義の問題点を認識して、それに抗っていきたい、としか言えないんです。どう抗うか、それが次代のグローバル化された世界に繋がって行くのかもしれません。




8日振りのweb拍手レス(←文句を言うならサイトの更新をしてからにしな)

>2部読み終わりました!

 まことにお疲れ様でしたっ!
 “まほゆめ”第二部は第一部より章数は少ないものの、一章ごとの文字数が半端でなく多かったので文字数で確実に上回っていると思います。ストーリーもややこしく出来ていますしね。
 でも、最近読むと文章は第一部より確実に上手くなってるんですよ自分的に。

 第三部もそのうちに始めたいと思ってはいますので、その折にはまた読んでやって下さい。宜しくお願いします。


2005年05月11日(水) 『英語帝国主義論』について考える日 その2

 とある青年男性の主張ーー!

 外国産映画のタイトルを原語そのまんまカタカナで表すのはとてもみっともないと思います!

 『フォアガットン』とか! 『コラテラル』とか!
 原語のタイトルを採用するならアルファベット! そうでないなら日本独自の見目のいいタイトル考えなさい。
 『忘れられ』とか! 『サトラレ』がありならそれもアリだと!



 それでは昨日の続きに入ろうかと思います。
 昨日の復習。英語帝国主義とは何なのか。簡潔に言うと、「英語による言語支配を享受してしまうというイデオロギー」の事です。どういうものが英語帝国主義的なのかは昨日の日記を参考に。

 2、英語帝国主義における問題は?

 第一は『不平等性』です。
 私達日本人は中学から第一外国語として英語を習いはじめます。しかし、米国や英国では、義務教育で外国語を習うことはなかなかありません。つまり、米英の中でこそバイリンガルの数が少ないのです。
 それでも彼らは困ることはありません。何故なら、少しでも国際的な役割を持つ施設や場では母国語である英語が通じるからです。米国、英国に渡る日本人の半分は曲がりなりに学校で習った英語が使えるケースが多いのですが、逆に日本にきている英語話者が日本語を少しでも知っているケースはあまりありません。しかも、長年日本に暮らしておいて、それでも日本語を覚えないという人はたくさんいるのです。
 このように、世界が自分の国に合わせてくれるために、英語を母国語とする国の人々は、外国語を学ぶ時間を他の勉学に当てることができるのです。

 また、コンピューター言語の語源は英語からです。よって、プログラミングを覚える際、日本人に必要なのはコンピューター言語の意味を解することと、技術なんですけど、英語を母国語とする場合、前者の作業が消え、その分上達は早くなります。

 このように、英語を母国語とするだけで、得をするケースは非常にたくさんあります。

 第二は『英語国の優越』です。
 僕は既に成人を迎えているのですが、カナダでホストファミリーにお世話になっていた時、ホストファミリーは僕を子供のように扱っていました。頼みごともあまり複雑なものは理解出来ないとして始めからしてこないのです。
 このように、“非英語話者による英語”はネイティヴにとって非常に稚拙であり、その印象をその人の精神年齢として理解してしまいます。

 国際政治や、外交の世界においてもレベルは違うものの、同じ現象が起こっていることは想像に難くありません。つまり英語話者は、非英語話者をナメてしまうのです。結果、米国や英国の人間が優越感を持って他国の人間と接し、会議や議論の主導権を握られてしまうのです。

 第三は『英語国による知識の吸収』です。
 今日、国際的な学会で論文が認められるためには、論文を英語で書かなければなりません。先ず、ここで非英語話者は自分の研究の他に英語に時間を割かなければならなくなり、英語の文献を読むために多大なストレスを強いられます。
 英語話者の研究者の場合、そうしたストレスとは無縁に自国語で書かれたたくさんの論文を読みこなし研究が出来ます。
 こうして、英語国の方が研究が進むといった具合になってしまうわけですが、するとどういうことが起こるか------非英語話者ながら、優秀な研究者、つまり知識がどんどん英語国に留学という形で流れて吸収されてしまうのです。

 3、ではどうやって英語帝国主義に抗うか?

 大きく2つ、『英語帝国主義論』には提案されています。

 一つ目は「世界言語」としての人口言語の普及。
 人口言語として有名なのがエスペラントなのですが、あまり広がりを見せる様子はありませんが、いつか、何かの表紙で広まる可能性がないとは言い切れません。

 二つ目は英語呪縛に解き放たれた言語を使用すること。
 あまり抽象的で分からないのですが、その一つの具体例としてアイルランドの小説家・ジェイムズ・ジョイスによる20世紀英文学の大作といわれる作品、『フィネガンズ・ウェイク』が挙げられています。
 これは英語による作品ではあるものの、世界中の数多なる言語の言葉がちりばめられ、また単語等に二重の意味を持たせたり、超高度な言葉遊びとも言える作品です。『英語帝国主義論』には二カ所の引用がありましたがなる程、英語でない英語、英語を超えた英語といわれる理由がよく分かります。
 つまりこれが、大石氏の反英語帝国主義の究極であるという事なのです。

 それでは明日は、大石氏の意見からは外れた僕の意見を述べたいと思います。


2005年05月10日(火) 『英語帝国主義論』について考える日 その1

 今日のボケ一番。

 のど飴を食べようとした時……のど飴本体ではなく、それを包んでいた紙を食べてしまいました!

 やっちゃった時、絶対日記に書こうと思ってたんですよ、コレ。

 昨日書き忘れてしまったのですが、カオパラらんきんぐの結果が発表されました。
 そして最終結果。

 第 3 1 位 ( 得 票 1 1 ) !

 結局、メール得票の方はなかったようですね、恋愛ファンタジー部門ではそれで大逆転が起こってしまったようですが。『fantasia』、残念でしたなー。
 まあ、下の方で固まっている人々からは抜け出し、“中の中”と言えるくらいの成績です。が、まだ満足したわけではありませんよ? もっともっと成り上がってやるんだー!(燃)
 とにかく、投票してくれた11名の読者様、御協力ありがとうございましたー!




 ところで、僕は毎週金曜日には演習、通称「ゼミ」があるのですが、今週、何か発表しないといけないっぽいんですよ。
 割と自立性を求めるタイプと申しますか、担当の先生が何かをするというものではなく、生徒が自分の研究に関して何らかの成果を持って来ないと、授業の中で何もすることが無くなって間が持たなくなってしまうんですよね。
 ゼミ一年目の生徒からすれば、一年目はとりあえずぼちぼちやって、二年目で卒論にむけて勝負をかける、という意識なので、一年目でそんな二年目と同じようなことを要求されるとは思っていなかったんでしょうな。僕はシラバス見た時、これはキツそうだな、とは思っていたのですが。

 ちなみに、僕の今年のテーマは「言語支配」、それに「英語史」を絡めたもので、分かりやすく言うと、「英語はどう、今日のように広がるに至ったか。そしてこれからのグローバル化していく社会の言語システムはどうなっていくのか」です。
 そこで、先生に勧めてもらったのが『英語帝国主義論 −英語支配をどうするのか−』(近代分芸社/大石俊一・著)。学術書にありげな分厚い本なのですが、今日、それを読了しまして、今日から発表の為に少しずつ纏めて行こうと思います。

 まず今日は、「英語帝国主義」とは何なのかを纏めてみましょう。

 1、「英語帝国主義」とは何なのか?

 これを明確な言葉として理解するためにいつものようにウィキペディアを紐解いてみました。
 以下、その引用文です。

 英語帝国主義(えいごていこくしゅぎ)とは、世界に何千とある言語の中で英語だけを唯一の世界共通語とするイデオロギーであり、英語使用者に多大な権力、利益をもたらし、それらに魅了された人々が次々に英語習得に乗り出す現象、すなわち英語支配の世の中をさす。

 現在、最も国力の大きい国は間違いなく米国です。そして最も世界に広がっているのが英語です。その事実を踏まえて、英語を第一外国語に指定している国は非常にたくさんあるでしょう。
 その英語の力を“信仰”し、習得して、それを使い回す人。それが英語帝国主義者なのです。
 極端な例ですが、フランスに旅行に行ったとします。そこで、人々に英語を使って話し掛けようとするのは最も愚直な英語帝国主義的行動です。フランス人は、はっきり自国語以外の言語を認めておらず、ホテル等の施設以外では英語を話す人はあまりいません。
 また、大学等では留学生などを頻繁に見かけるようになりましたが、彼らに向かって英語を話し掛けるのも英語帝国主義に支配された人です。僕自身がそうなので言うのですが、日本人は時々「外国人=英語話者」という図式が頭の中にインプットされている傾向があるように思えます。

 また、学会においても英語で論文を書かなければ認めてもらえないという現実があります。
 世界史の教科書にも言語支配と言うものは現れているのです。例えば「マホメット」。言語のアラビア語では「ムハンマド」なのですが、これが訛りに訛った英語発音が「マホメット」です。さらに「アレキサンダー」。これも英語読みで、言語のギリシア語読みですと「アレキサンドロス」となります。
 この教科書の人名地名については近ごろは大分見直されつつあり、原語読み重視の表記に差し換えられつつありますが、この現象が起こっていたのは日本の学者が英語の文献や英語の学会発表を重視していたからに他ありません。

 つまり、英語帝国主義というものは、強大な文明の影響に煽られ、その侵食に身を任せてしまうことなのです。

 今日はここまで。眠いのでもう寝ます(笑)。


2005年05月09日(月) 改名手続きの仕方の日

 『オーバー・ザ・ホライズン』、獲ったどー!

 ずっと探していた本が見付かったので叫んでみました。
 ところで、昨日は母の日だったのですが、僕は来週だと思っていたんです。今年は1日が第一日曜日だったので、思ったよりもずっと早かったんですね。
 いつもは母の好きそうな凝った犬グッズを買うんですが、GWは風邪でそれどころではなかったので、今年は妹の買ってきたものに半分出資するのみで終わりました。

 それ以外とくに日記として書くことはないので、以下資料メモでも書きます。




 戸籍法第107条の2【名の変更】
 正当な事由によつて名を変更しようとする者は、家庭裁判所の許可を得て、その旨を届け出なければならない。

 というわけで戸籍上の改名手続きのやり方です。

 1、家庭裁判所に許可を得る。

 上記の法律の通り、改名するにはまず家庭裁判所に申請し、改名理由が正当であるかを判断してもらい、改名の許可を得なければなりません。
 申請書類ですが、下記の参考サイトにある『家庭裁判所家事手続案内』のリストにある家庭裁判所にはFAXによる書類請求が出来ます。これに必要事項を記入して家庭裁判所にもって行きましょう。なお、申し立てには費用としては収入印紙600円(書類に貼る)、それから郵便切手が400円(ただもって行く)掛かります。
 さらに、同一戸籍上で15歳以上の者、つまり家族の同意書と、直接面接が行われることを留意して置かなければならないようですね。(『氏』の改名と『名』の改名は違うので、このへんはあまり確かではありません。面接が必要なのは『氏』改名のみで、『名』改名は要らない可能性もあります)
 ちなみに、正当な理由と認められるパターンには以下のようなものがあるそうです。

(1)性同一性障害(自分の性別とは異なった性別意識を持ってしまった事)によって、異性として生きて行くために異性名に変更したい時。

(2)営業上の目的から襲名する必要のあること。

(3)近くに同姓同名者があって社会生活上甚だしく支障のあること。

(4)神官若しくは僧侶となり、又は神官若しくは僧侶をやめるために改名する必要のあること。

(5)珍奇な名、外国人にまぎらわしい名、又は難解、難読の文字を用いた名で社会生活上甚だしく支障のあること。

(6)帰化した者で、日本風の名に改める必要のあること。

(7)異性と紛らわしい名。

(8)永年使用の通名、芸名、雅号、ペンネームなど。

 上の条件を満たしていれば確実に通るというわけではなく、それは裁判官の判断に左右されます。そのため、裁判官の承認を得るためには、裁判官を納得させるような証拠などを揃える必要が出てくる可能性があります。
 なお、よく姓名判断によって、名を変えたいという人がいるそうですが、その場合はあまり正当な理由としては承認されない場合がほとんどであるそうです。

 参考サイト『Battle Space』の管理人・とうや氏は性同一性障害で改名し、男として社会生活を営んでいる方で、その体験記をサイトに掲載されています。氏の場合は一度裁判所で不許可だったらしいのですが2度目の裁判では許可を得られたそうです。

 2、市役所に書類を提出する。

 家庭裁判所から許可の審判が下されてすぐに変更できるというわけではありません。裁判官が許可すると判断して2週間、即時抗告……早い話がどこからも文句を言われないと、許可の審判が確定し、初めて市役所に申請することができるのです。
 その時必要なのが、許可の審判が出た時に手に入る「許可の審判書(謄本)」、そして2週間後に手に入れられる「確定証明書」。それらをもって住所の市役所の戸籍係(課)に持って行きましょう。そこで書類を書いて提出すれば、戸籍の改名が実現します。

 全2段階で簡単そうに見えますが、やはり手軽には戸籍の氏名変更は出来ない仕組みになっているので、素人だけですすめると問題が発生するかもしれません、困難に感じた時は迷わず法律相談所等に、相談にいくことをお勧めします。

 それでは以下に参考サイトを載せておきます。

【参考サイト】
Battle Space 実戦男社会!
http://park.zero.ad.jp/~zbj92424/Battle/otoko.htm

教えて! goo 名前を変えるのに必要な手続とは?
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1182416

家庭裁判所家事手続案内
http://www.courts.go.jp/kaji/kajifax.htm

弁護士 久保内統 の 法律知識箱:氏(名字)の変更
http://homepage1.nifty.com/lawsection/tisikibako/ujinohenkou.htm

法庫.com:戸籍法
http://www.houko.com/00/01/S22/224.HTM


 しかし、どんな作品に使う気なのか。


2005年05月08日(日) いまさら『TAKE FIVE』の感想の日

警告:少々“まにあっく”かもしれない趣味語りです。読んでも理解が出来ない作品名がたくさんでてくるかもしれません。分からなくても嘆くことはありませんので御安心を。

 今日はずっと『沈黙の艦隊』の続きを読んでおりまして、大したことはしていないので今日は日記は書きません。

 『沈黙の艦隊』のことは昨日語っちまったので、代わりに何を書くのかという話ですが、同僚の遊歩堂氏が『キミの文体に似ているぞ』ということで貸してくれた『TAKE FIVE』という電撃から出た小説の感想でも述べましょうかな。
 彼が言うには「説明口調が似ている、特に『KWC』に」ということらしいです。ちなみに、買った本人自身はつまらなくて読むに耐えんということで読みかけだったらしいんですけど、とりあえず借りてみて読んでみました。

 とりあえずコメディで、5人組が何かドタバタやっている様は確かに『KWC』に似ている。説明口調も何となく似てなくもない。
 あまり作品の批判はしない僕ですけど、義理もあるので正直に言います。この作品はかなりの駄作です。学校の図書館で発見し、あまりのクソさに泣きたくなった『東京忍者』以上の駄作は有り得ませんが、プロ作家としての腕を問いたくなる小説ではあります。
 確かに雰囲気としてコメディをやりたくて無理したのに結局失敗した、というような中途半端さが確かに「大学サークルコメディもどき」の『KWC』によく似ています。

 遊歩堂は僕と比較していたようなので、自分とこの作品の比較をしてみますと、台詞回しのユーモアセンスは時々光るものがありました。これはハッキリ僕より上です。が、“コメディ作家”としては十分なものではありません。
 更に似ていると言われた「説明口調」。これが分からず、状況描写のことなのか、台詞が説明口調くさいと言っているのか知りませんが、状況描写はタイプは違いますがどっこいどっこい、ギャグシーン以外の台詞はむしろ僕の方に分があるとみます。
 それからストーリーの構成。あの作品はどこか無理をして書いているとしか思えないところがあります。ちょうど『KWC』と“まほゆめ”の作品としての質の差と同じように。あれを本気で書いているのだとしたら、作家に一番必要なストーリーの構成能力は明らかに僕の方に軍配が上がるでしょう。
 あと、作家さんには関係ないんですけど、イラストがいまいちです。確かに表紙は可愛く女の子が描けているといると思いますが、表紙をめくった始めにある扉の絵。構図からして古臭い上に、素人臭い。確かに素人としては上手いと思いますけど、綺麗なイラストレーターが揃った電撃からすれば明らかに格差があると思います。中のイラストも経験の浅い漫画家みたいでかなり稚拙に思われました。
 作家、イラストレーターの双方が中途半端。いただけない作品があると言いつつも第二巻があると知って、ちょっと読みたいな、と思っている僕は言動が結構矛盾してたりします(笑)。イマイチでもあまり読むことは放棄しないんですよね。 




 昨日の日記で出した選択肢の、僕の主観による答え。心理学的にも何にも基づいておりません。

 1、「君」     2、「ツィミ、ツィミ」 3、「お嬢ちゃん」
 4、「そこの幼女」 5、「そこの少女」   6、「そこのおねいさん」
 7、「お姉ちゃん」 8、結局話し掛けられない。

 1番 → かなり無難
 2番 → 違う意味でアブノーマル
 3番 → アブないが、もっと広い意味で犯罪的
 4番 → 実際にいるのかこんなヤツ
 5番 → 実際にいるのかこんなヤツ ぱーと2
 6番 → 判断に苦しむ
 7番 → 普通の大人。子持ちは結構この呼び方が多い
 8番 → あなたはアブない人です

 出題者の僕は正解が1、7としているため、それが答えなんですけど、こういう事を思い付く時点で、僕は普通の人よりロリータコンプレックスという人種を強く意識しているのかもしれませんね。
 8番を強調しているのは、「話し掛けられない」という選択肢は非常に真剣な意味でその女の子を意識しているという事であり、つまり“真性”であると考えられるかもしれません。
 まあ、以上はあくまで僕の主観で考えた答えであり、あっているかどうかは分からないので、あまり信用しないで下さい。



 さっき風呂入る時にはたと気がつきました。
 俺、今日寝巻き脱いでねェや。


2005年05月07日(土) 誇りを傷付けられる日

 何たる屈辱!

 何か、直りかけていた風邪がぶり返して酷くなりました。
 三日に熱を出して寝込んでからは後はよくなる一方だと信じて疑わなかったのですが、翌日からは何故かセキが出始め、時に鼻が詰まってきまして今日は熱まで出かけました(←頭痛がし始めたのでとっとと薬を飲んでアイスノン装着で寝て押さえ込みましたが)。やっぱり風邪気味の状態で一日チラシ配りをしまくっていたのが効いたのでしょうか。
 っていうか声がですねアホみたいに酷くなりまして、自分的にもよくバイトが終わるまでもったものだと思いますよ。チラシ配りって言っても、黙ってやるタイプのモノではなかったので。
 一日大人しく寝ていれば完璧に治るのが僕の誇りだったのに!

 それとですね、風邪が治った時の日記にはああ書きましたが、僕はちょっとある希望をもってるわけですよ。要するに以下のことわざ連鎖(←「コンボ」と読むことを推奨/笑)です。

 「何とやらは風邪を引かない」→「何とやらと天才は紙一重」

 今気付いたのですが、二つ目のことわざって、何とやらと天才には紙一重だけど明瞭な違いがあるって事ですよね!




 今日チラシ配りをしていて考え付いたのですが、名前を知らない小さな女の子に声をかける時、何と呼び掛けるか。これで普通の人とアブない人を見分けられるのではないかと。

 1、「君」     2、「ツィミ、ツィミ」 3、「お嬢ちゃん」
 4、「そこの幼女」 5、「そこの少女」   6、「そこのおねいさん」
 7、「お姉ちゃん」 8、結局話し掛けられない。

 さあ、あなたならなんて呼ぶ? 僕の主観的解答は明日の日記で。


2005年05月06日(金) 「沈黙の艦隊」についてアツく語る日

 ただ今『沈黙の艦隊』(モーニングKC・かわぐちかいじ作)という漫画を読み進めています。
 この作品は、世界とアメリカの関係、日本と世界、アメリカとの関係、そして安保問題に言及した作品であり、かわぐちかいじ氏の緻密でリアルな空想が繰り広げられている作品です。僕はどうにも勉強不足で、このような政治の世界を描くことは出来ないのですが、作品には氏の政治の世界に関する理解の深さが現れています。
 これは、割と古い漫画で、父親が集めていたのを過去2度読み通したことがあるのですが、その際は「原潜一艦で奇策をもってたくさんの敵をなぎ倒して行く痛快な漫画」だという認識しかなかったのですが、今呼んでみると、昔は分からなかった「やまと」を巡る政治の部分、昔も楽しんでいた各戦闘の意味についても理解できるようになっており、非常に面白く読み進めております。これは、性的な表現を全く含まないアダルトコミックですね。

 よく純文学で婉曲な比喩表現にあふれているおかげで難解だと言われる文章はあるのですが、僕はそんな難解さなんぞ×××××(←お好きな汚い罵り言葉をお入れ下さい)だと思っております。自力では何を伝えることも出来ない文学作品に価値はありません。
 ただ、この『沈黙の艦隊』のように、知識量を求める難しさはむしろ歓迎します。こういった難しさを持つ、こんなトム・クランシーの作品のような漫画は世界でも日本だけにしか存在しないでしょうね。
 ただいまかわぐちかいじ氏は『ジパング』という作品を連載中でありますが、こちらも非常に面白い作品になっております。

 この人はカリスマ性のある人を書くのが非常に上手いです。僕に言わせれば、カリスマをもっている人物とは、「言葉の魔術師」なんです。必要な機会に、必要な態度で、力強く、説得力のある言葉を用いることができる能力、それがカリスマの正体だと思います。
 『沈黙の艦隊』のカリスマ担当、海江田四郎氏、『ジパング』のカリスマ担当、草加拓海氏の両氏は行く先々で、敵味方問わず、その言葉と、行動によって術中に陥れています。
 これは作家としては強力な武器です。一人カリスマが描けるだけで、物語の分厚さが何倍にもなるからです。

 しかし。
 食傷気味なツッコミで申し訳ないが、お約束なので突っ込ませて頂きます。海江田四郎艦長。一郎から三郎までのお兄さんはどこですか?



2005年05月05日(木) 二つの大きな抗議の日

 本日Yahoo! にて流れていた情報から、二組の人間達に大きな抗議をしたい。

 まず一組目はJR西日本天王寺車掌区の車掌達、貴様らだ!

 尼崎の脱線事故の当日、ボウリング大会に行っていただと? しかも事故発生から、ボウリング大会の開始時刻まで二時間あったんだぞ? 外部のものでもこの事故がどれだけ大きいか知るのに十分な時間だ。
 それになんだ、あの腑抜けた言い訳は? 30名で予約を取り消すのが難しかった? キャンセル料でも何でも払って断ればいいだろうが! それを思い付かない時点で腑抜けてるんだよ、貴様らは!

 大体あの事故からJR西日本職員全体のボロがでっぱなしではないか。
 やれ「同じ電車に同乗していた車掌二名は救助活動に関わらなかった」
 やれ「遺品である定期券を渡せば払い戻しができると遺族に持ちかけた」

 貴様らは本当に小学校で道徳の授業を受けてきたのか!? その無神経さは人間としての許容範囲を超えているぞ!

 前から職員の対応が冷たかったり、ダイヤ乱れが日常茶飯事になって周りの評判が悪かったJRだが、今回で完璧にその原因が職員達にあったことが明らかになったな。
 大体タチが悪いんだ。鉄道なんて、サービスを気にしなくても最寄りだから使わなきゃいけないところがあるんだからな。
 それをいいことにナァナァで仕事されてたらこっちが困る! いいか、お前らはもう去年から完全に私営化されてるんだぞ? それがどう言うことか分かるか? 他の私鉄に吸収合併、その上で全員リストラにあっても文句は言えないって事だ。つまり必死で働かなきゃ、職を失うんだ!

 JR東日本に東海。
 隣の家の火事だと傍観決め込んで防火対策怠ってると、いつか自分の家に燃え移るぞ。

 次、認知症の老人を食い物にした業者、貴様らだ。

 売り込まなきゃ食べられないのは分かる。
 不況で客の財布の紐がきつくなっているのも分かる。
 オドオドしたカモを少々騙しすかして金を得るのも、まあ、4分の1はそのカモの責任と言えなくもない、とも思う。

 しかし、自覚の無くなっている老人を言い包めて、挙げ句の果てに破産まで追い込むのはあまりにも卑怯だッ!

 やり口を見れば、明らかにあの老女姉妹を食い物にしているかよく分かる。
 犬畜生にも劣る、卑劣で、悪意に満ちた方法だ。

 きっとこの老女達の件だけじゃなく、弱味に付け込んで食い物にしているカモがいるんじゃないのか?
 そして貴様らの胸にはもはや良心は消えてしまったのだろうな。
 罪を問われて「怒り」と「嘲り」以外の感情がでてこないのなら貴様らはもう人間としてどうかしている。速やかに社会から退き、失った良心を取り戻すがいい。

 最後に両組に向けて一言。


喝ッ!



2005年05月04日(水) GW3連休二日目の日

 日付上、日記を二日間サボっていたわけですが、その間の近況報告です。

 近況報告その1、月曜日は学校でした。

 何も律儀に学校を開くことはないというのに、学校でした。これが会社だったらうちの父のごとく有給休暇とるところなんですけど、できませんね。自主休講と書いてサボりと読む、ということもできないこともないのですが、授業は容赦なく進むものなので、参加することにしました。
 科学思想史の先生は大いに同情してくれて、授業内容は大したことのないことをやり、ビデオ中心の短縮授業にする、と言ってくれて早めに帰れたのは非常に嬉しかったですね。

 その科学思想史の「出なくても授業の理解に差し障りがない」と先生が前置きをした今日の授業、非常に静かなものでしたね。まあ、つまりいつも喋っている人達が今日はいなかったって事です。
 先生達の常套文句に、「出席はとってないんだから、喋るなら出て行けばいい」というものがあるのですが、彼らにとっては出席してその場に留まっていれば何らかの価値のある(言い換えればテストにでてきそうな)情報を手に入れられるのではないかと思っているのではないでしょうか。僕も、授業に出て寝ているのは出ていれば、とりあえず耳に先生の話しを聞かせられると思っているからですし。
 別に、先生達が悪いと言っているわけではなく、むしろ悪いのは喋って眠って授業をないがしろにしている生徒達なのは明らかなのですが、生徒達がそういう行為に走るのはやはり生徒達がそうするだけの余裕があるからだとおもうんですよ。そうでなければ本当に疲れて寝てしまっているのかですね。
 本当におしゃべりや居眠りを止めたければ、ちょっと気を抜くだけで置いて行かれるような授業をすることか、鬼のような厳罰を与えるかですね。


 近況報告その2、Goliveが起動出来なくなりました。

 僕はHP製作にAdobe Goliveを使用しています。父親が買ってきて、その辺に転がっていたのを使ったつもりが、実はン万円もするシロモノだと知ったのはごく最近なのですが。っていうか、ンな高いモン買ってきて使わずに放っておくのは犯罪に近んじゃないですか、おとーサマ?
  しかしLiveMotion買うより、Illustrator買う方が先なんじゃないかなぁ、と疑問に思う今日この頃、Goliveが起動出来なくなりました。何かダブルクリックして、起動している途中にフリーズするんですよ。
 再起動しても、日を改めても全く直る見込みがアリマセン。日記をみていない人の為に、「魔法使いに15の質問」とリクの解答例をUpを表に告知しようとしたらこれです。とりあえず、Goliveを再インストールしてみて、それで駄目なら、まあ最終手段がありますので御安心を。


 近況報告その3、風邪で寝込んでおりました。

 起きた時に、喉の調子が悪いとは思っていたのですが、昨日の昼頃猛烈な寒気を感じまして、いくら何でもこの陽気で寒気はないだろうと風邪を疑いました。病は気からと申しましょうか、風邪だと思いはじめたら一気に来ましてね、あとは一日中寝込んでいましたよ。
 確かに39時間起きっぱなしだったりして、ちょっと身体を酷使してましたからそのツケがきたのでしょうね。もう直りましたけど。
 元々風邪等滅多に引かない性質で薬などにも抵抗がないので食べて、薬を飲んで、水分を十分にとって休めばすぐ直ります。どんなタチの悪い風邪でもインフルエンザでも、僕を二日と寝込ませることはありません。
 それよりも、○○は風邪を引かないという言葉には僕が当てはまらないことを証明出来たのは何よりの成果ですな!(喜) 




web拍手レス
>「小説がYahoo!ジオシティーズにつながってしまって読めません」
>「日記からホームページに行ったら治りました。お騒がせしました。」

 これは28日にレスをした、画像が見られないというコメントの方と同じ方と判断して返しますが、原因は旧ジオシティーズだったからだったんでしょうねー。ウチも何気に新ジオシティーズに移行したのですが、旧ジオシティーズの方をお気に入りにされている方は変更をお願い致します。
 っていうか、登録した検索サイトのURL直してましたっけ?

>「ゆとり教育に笑った。。。というか、何か想くんが面白くなって帰ってきてるよ!」

 ありがとうございます。前の日記とは違って、公表するためのエッセイとして書いている雑記ですので、少しはパワーアップしていないと困りますので(苦笑)。ゆとり教育は結構自信のあるネタです。絶対コレ書こうって思いました。

>「リク君描かなきゃねぇ・・(汗」
>「いや、他のキャラもだけどさ・・」
>「あー、やべ(汗」
>「今やってるアニメのキャラとリク似すぎだ(自爆」
>「まさかアレがアニメになるのはそうていがいだったもんなぁ」
>「やばいっす、すみません先生(><)」

 ヤイヤイヤ、そんな無理しなくてもいいッスよ、先生(笑)。義務でも仕事でもないですし。あの表紙の絵で初めてペン入れしたイラストを拝見しましたが、随分印象違うものですね。
 アニメと似てるったって、キャラの外見にもある程度のパターンはあるんじゃないかと思いますし、無視しててもいいんじゃないですか?


2005年05月01日(日) 根性と挑戦のGW前半の日(後編)

3、4月30、31日朝〜夕方:チラシ配りのバイトに出かける。

 前々からちょっと話していたバイト先の塾の話なんですけど、まだお客さんである生徒さんも集まっていないので、それを集めるための宣伝の一環でチラシ配りをやることになったんですよ。
 ちなみに、これがチラシ配りのバイトが決定した時の様子。

代表「チラシ配りやるんですけど君“も”来ます? 30日」
想 「ええ、いいですよ」
代表「じゃ、君も“数に入れときますね”」

 この会話の文脈でどうやって当日チラシを配るのが僕一人だと予想出来ようか。
 とにかく、二、三人で手分けしてやるんだと思っていましたが、僕一人だったんです。おまけに午後4時くらいまでと聞いていたのですが、結局午後7時近くまでだったし。

 チラシ配りってかなりキツいですなー。立ちっぱ歩きっぱで足が痛みはじめるわ、何度も連続して拒否られると精神ダメージを食うわ。

 正面からやってくる客をロックオン。“営業用スマイル”システム起動。
 標的の選定、差し出すチラシの種類を選択。(子連れ→英語専科を前面に出した宣伝チラシ。中高年、もしくは大学生くらいの若い人→パソコン教室を前面に出した宣伝チラシ)
 歩行、接近。
「おはようございます〜(昼間の場合は「こんにちは〜」)、英語とパソコンの教室です〜。もし御興味等ございましたら」
 “チラシ差し出しアーム”、エレガントモードで起動(美しく弧を描くように相手に差し出す)。
 チラシを受け取ってくれなかった場合:黙って“スマイル”システム、オフ。
 チラシを受け取ってくれた場合:「宜しくお願いします!」と、挨拶し“スマイル”システム、オフ。

 とまあ、こんなふうに完全なルーティンワークであるため、非常につまらず、時間の流れが遅い遅い。きついのはいいんですけど、もうちょっと味のある仕事ならあっというまに一日経つんでしょうけどね〜。
 まあ夕方になって引き上げたあと、さらに机の組み立てを任されました。それが終わる頃にはとっぷり夜も更け午後8時。
 そして、この時点で昨日からの稼動時間35時間。
 実は29日の時点から、ずっと寝てないんですよ。まあ、仮眠とかもとりましたが30分にも満たないものですし。チラシ配りっていう肉体労働だったので、まあ多少眠くても勤まるかと思いまして。実際、座ったりしないでずっと動いていた所為か、仕事中に眠気とかはほとんど感じなかったんですけどね。
 結局、この日の就寝時間は三時間後の11時。最終的に前日からの稼動時間は39時間。文句無しの新記録です。

 翌日も同じチラシ配りのバイトをやっておりました。
 時刻表を読み間違え、さらにJRがいつものごとく電車を送らせたために、若干の遅刻をしてしまった以外は特に大したことのない日でした。
 そう言えば、塾の宣伝と言うことで、チラシ配りにスーツ・ネクタイ姿をしなければいけなかったんですよ。それからなれない革靴を履いているものだから、足が靴擦れ等をおこしちゃいました。

 かなりアツイ三日間で、何かも〜気分はボロボロで家に帰った後に気付く事実。

 明日学校あるしッ!?

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