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ぱるたの仕事場日記
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2004年11月30日(火)
メールの返事各社各様

昨日、落選を伝えたメールに、各社とも返事をよこしてきた。いかにも定型文です、というような儀礼的な返事もあったが、中には、今後のために落選した理由を教えて欲しいと言ってくる会社もあった。そういう会社にはこちらもきちんと返事を出す。結局は金額なので、大した理由じゃないってのが、申し訳ないんだが・・・。それでも、同じようなツールを使っての提案で差が出たのか、全く違う提案内容で差が出たのか、というところあたりは、一応伝えて差し上げた。

しかし、この業務システムの構築は、ごく普通に見積もったら、やはり1000万円を超える仕事だったのではないかと思う。このコンペに競り勝ったA社はとんでもなく安い。なぜA社は1000万を軽々と切る値段を出して来られたのだろうか。

決まってしまってから言うのも何だが、本当にその金額で出来るのか、どうしても不安は残る。M社に頼んで作ってもらった現在のシステムも実は、M社の前に、P社に一度依頼している。M社よりも安い金額を出してきた会社だ。しかし、半年間、何のアウトプットを出すことができず、解約。しかし手付け金だけは取られてしまった、という経緯がある。×××万円ドブに捨てたようなものだ。
そんなことは二度とごめんだ。P社の二の舞にならないよう、充分気を付けてやっていかねば・・・。



2004年11月29日(月)
委託先決定

先週、システム再開発委託先2社の比較検討を行い、さらにA社とダメ出し打ち合わせ(?)でガンガン確認した結果、社長の疑問点はすべてが明らかになり、安いA社でも大丈夫そうだ、ということが分かった。こうなったら早く正式決定して仕事に入りたい。社長にせっついて再度確認を入れ、本日正式にA社に委託することが決定した。

早速、他の3社に(1社はもう電話で問い合わせてきたからお返事済み、私のイチオシV社には、ほかの会社とはちょっと違う文面で)落選(!)を伝え、A社のKさんには電話を入れてみた。が、Kさんは不在。仕方がないのでやはりこちらにもメールを入れることにした。

これから契約書を整えて問題が無ければ正式に契約を交わす。
来月半ばから実際の作業に入っていく予定。

今度こそうまくいくといいなー。



2004年11月26日(金)
ツアー手配

台湾視察ツアー手配に少し手間取る。

最終的に航空券を買うためには、パスポートナンバーなど個人情報が必要となるので、先生方にご連絡を入れ、送っていただくよう依頼する。私としては、パスポートを一々出して確認しなければいけないし、面倒なことをお願いしているので大変恐縮しているのだが、先生方は慣れていらっしゃるようで、私の心配をよそに、すごいスピードで反応が返ってくる。
皆様海外旅行慣れしていらっしゃるのだ。
というか、私が無知なだけか??

宿にも直接連絡を入れて、部屋の手配。

現地のコーディネートをしてくださっているN社の副社長さんから、台湾現地での「接待」的なご提案があったりする。私の予想通り、社長は拒絶。「まだ取引が決まったわけでもないのに、そんなことしてもらう言われは無い!そういう気遣いは一切無用だから、そう伝えて!」それを角が立たないように、いかにも相手が納得するような文言でお返事を返す私。。。。さて、N社副社長さん、今度はどう出る?



2004年11月25日(木)
新人教育

部長部隊の仕事は、全国各地を巡ってはセミナーを開き、特約店を指導し、なおかつ一般のお客様の相談にも乗り・・・と結構ハードな仕事である。
しかし、最も目立つ仕事は何と言ってもセミナーの講師。販売と直結するものではなく(それをやるのはセミナー商法)H社のセミナーはあくまでもお客様への情報提供、サービスの一環だったりするのだ。(だから会場費から交通費から全部会社持ち。)

今年6月に入社して部長部隊に配属になったYさん。セミナー講師になるべく、練習と勉強を積んで、昨日、本日としゃべりの練習。昨日は部長部隊だけで聞いていたようだが、今日は、社長室やそのほかの部署からも数名、同席して品評(?)会のような様相に。

聞いてなるほど、と思うことも、自分と同じようになるほどと思わせるように他人に伝えるのは難しい。本人が心の底から納得したり実感したりしていないと、なかなか説得力をもたないものだ。
今日のYさんも、話はしているんだけど、切れ切れで前後のつながりがまだ悪い。身につけた知識の羅列になってしまっているのだった。

一通りしゃべり終わった後、出席者から厳しいコメントが飛ぶ。部長秘書があんなに厳しいこと言うとは思わなかった〜〜・・・と言いつつ、私も結構言いたい放題言ってしまったかも。

でも、こうやってみんな鍛えられて立派な講師になっていくんだから、教育機会っていうのは大事なのだと思う。

さて、話は全く変わって。
朝会社に来ると、台湾のコウ社長から手紙がFAXで届いていた。
社長からの礼状が、あろうことか今の今まで他の書類にはさまって未開封だったのを昨日発見。驚いて返事を出した、というもの。
やはり、私の超能力。コウ社長に連絡取らなくちゃ〜なんて、思っていると、こういうことが起きるのだ(笑)そのお手紙、コウ社長のお人柄が良く出ていて、思わずほほえんでしまう。そして、文中、私の仕事ぶりにもふれていてくれて、それもとても嬉しいことだった。



2004年11月24日(水)
A社と打ち合わせ

システム再開発委託先最有力候補、A社と再度打ち合わせをした。Kさんはいつも通りてきぱきとこちらの質問に答えてくれる。
「見積もりは私の予想の範囲で作っています、ですから、一つや二つは何かが増えることは想定しています。仕様変更とか全く新しいことができちゃった、なんていう場合は別ですが、今回のお見積もりで、もし足りないところがあれば、私の責任ですから、かぶります!」とはっきり言っていただいた。
なかなか潔い。

社長が懸念していることも全て確認したので、おそらく、A社に決まることだろう。V社のT社長には丁寧に断りの連絡をいれることとしよう。

午後から社長は関西方面へ出張。私は法務局へお散歩書類提出へ。だいぶ紅葉が進んできた。そんな景色を見ながら行って帰ってきた。



2004年11月22日(月)
失業の深刻度合い

各方面に配送係(パートタイマー)の募集をかけて数週間。こちらが希望する主婦層の応募はゼロ。しかも予想に反して問い合わせは男性からばかり。最初はそれほど気にしていなかったが、一人二人と重なると、これはちょっと普通じゃない、という気がしてくる。

求人票に女性、男性の区別をつけてはいけないことになっている。しかしそこはやはり会社ごと、仕事ごとに色々事情はある。ハローワークの方からは、もし、本当は女性を求めているのに男性から問い合わせがはいった場合は「前任者は女性です」と言うと女性を求めていることが分かりますよ、と教えられたことがある。

そこで、今回も、男性から問い合わせがはいると「一応前任者は女性なのですが・・・」と伝える。

が、それでもあからさまに断る訳にはいかない。今日は女性を求めていることが分かった上で履歴書を送ってきた人がいた。
その人はもう一度電話をかけてきて、週3日でもいいから仕事があった方がいいと思って・・、と言った。

失業状態の深刻さとでもいえばいいのだろうか。なにか、追い詰められたような感じが電話の向こうから伝わってきた。

履歴書を社長に渡しながらこの話をした。だからかどうかしらないけれど、社長はその男性応募者を面談することにしたようだ。



2004年11月19日(金)
また台湾ツアー

昨日、ヤマトメール便を利用したら、ヤマトの担当者がいやにたくさんおみやげを置いていった。かわいいタオルとか、クロネコのイラスト入りマグカップとか。
良く良く考えてみたら、昨日はローソンがヤマトの宅急便取り扱いをやめて、ゆうパックをスタートさせた日だったのね。
台湾をタイランドなどと間違えてるヒマは無い。敵も着々と仕事しておりますわよ>郵便局さん

今日は、年明け早々行われる、台湾視察ツアーの準備に着手した。日本で古くからその素材について研究を重ねてきたN社の薬学博士にして副社長が、台湾現地の医大や病院とコネがあるので、現地コーディネイトをお願いする。同時に、台湾現地の素材メーカーであるWS社のR社長にも連絡。
ビジネスクラスの航空券の手配。どの旅行代理店が最も安いか調査。
来週、N社副社長さんからスケジュール確定の連絡が入れば、宿の手配もすることになる。
着々と各方面に連絡を入れたり調べたりしていると、社長が、最後の日は温泉に泊まりたい、と言い出した。何て欲張りなんでしょう。3泊4日という短いツアーだというのに!
仕方がない。また超能力を発揮して、あのコウ社長にお願いしよう(笑)




2004年11月18日(木)
雑用な1日

月に一度の特約店向け会報誌の発送日。朝から全員で封入作業。郵便だと90円のところ、ヤマトメール便だと80円ということで、今回初めてヤマトメール便を使う。番号が振られたシールを貼るだけなので、数量の管理も簡単でなかなかよろしい。
しかし、今日は、四半期に一度、特約店配下のお客さんである一般会員向けにも、会報誌(特約店向けとはまた違ったもの)を送る日だったので、午後はその作業。こちらは、どうやら今までのつき合いもあることだし、郵便でもヤマトでも80円だから、ということで、郵便局の人が集配に来ていた。
何千という郵便物を出すだけでも大変なコストだが、この一般会員向けの会報誌はなかなか評判が良いらしい。制作を一手に引き受けているKさんのお手柄だ。

昼休みを挟んで封入作業が終わったのが3時近く。今度は部長から、ある特約会員向けにお花を送って欲しいと依頼され、花屋へ。一口に花を贈るといってもその理由により、注文内容は異なる。そのあたりも全部含んで私に頼んでいるのだろう。趣味の作品展開催のお祝いということだったので、花キューピッド利用で、1万円のアレンジメントを送る手配をした。会場にマッチした花ができあがると良いが。。。

さらに、台湾向けに少量の荷物を発送する用があって、郵便局へ。ところが郵便局の人が台湾をタイランドと間違えて倍近い料金を請求したりして、またまた手間がかかり・・・。

お昼から、社長とジュニアは連れだってSドラッグ販売会のため横浜へ外出。今日は戻らず。

会社というところは、ちまちまとした雑用が沢山あるものだ。小さな雑用の集積が、会社というところでもあるのだ。



2004年11月17日(水)
午後から出社

昨日と今日の午前中、私用のため会社を休んでいた。今日やっと午後から出社することができた。
といっても、特に変わったこともなく、平和そのもの。社長は私が提出したパートタイマーの就業規則や、労働基準法の抜き書きなどにどうやら目を通したらしい。机の上にファイルされて置かれていたそれらの書類のところどころに、黄色のラインマーカーが引いてあった。

マーカー引くだけじゃなくて、社内の制度を改善しないと意味が無いんだがなぁ。ま、あまり責めないようにしよう。だって、何となく、私と目を合わせてくれないんだもん・・・コワイ秘書だとしばらく敬遠したい気持ちに違いない(笑)



2004年11月15日(月)
内容証明?

以前、契約社員として働いていた男性に、百万円超える額のお金を貸していた社長、急に思い立って、内容証明付で督促状を送ると言い出した。経理の仕事なのかも知れないが、文書作成は大抵私。なので、作りました。一行に二十文字以内、一枚に二十六行以内の文書。
あとは郵便局に行ってどうやって出すか教えてもらいながら出すんだわ。このこと事態は私は初めての経験。法律事務所に勤めている人なら日常茶飯事なんだろうな、と思いつつ、社長に印鑑をもらう。

見積もりについては、V社から丁寧なメールをもらったのでほとんど加工せず、書類にして、社長に見積もり比較表とともに、渡す。
夕方遅く、やはりA社を中心に、もう一度、この見積もり内容と我々が欲している水準とが合っているかどうか打ち合わせをせよ、という指示。
A社の方向でもう少し詰めよう、ということだった。

やっぱりね。

アクセス、VBで、きちんとした品質のものを、追加費用なしで、仕上げてもらうのが、これからの私の仕事となったんだな。「追加費用なしで」ってところが曲者なので、これから打ち合わせをするべく、A社のKさんにメールを入れよう。



2004年11月12日(金)
値段の違い

最終判断を前に、V社に、もう一度メールする。

来週週明け早々に、御社とA社の2社のうちどちらに委託するか最終決定します。しかし、A社は御社の半額を叩き出してきた会社です。このままでいくと、同じ結果を得られるのなら、安い方がよい、という判断に傾くと思われます。
私の仕事は社長に正しい判断をしてもらうために必要な情報を提示することです。
2倍という差の正体を教えてください・・・

実際はもっとビジネスライクに書いたけど(笑)思いが通じたらしく、V社のT社長からすぐに返事が来た。

見積もり再提出の機会を与えていただいたうえに、更にもう一度社長に私たちの考えを伝える機会を与えてくれてありがとう・・・

でも、社長はきっと安いA社にするんじゃないかなぁ。。。



午後は私用で早退。



2004年11月11日(木)
追加仕事

A社から追加で頼んだ見積もり訂正書類が届いたが、金額にそれほど大きな変動が無い。V社の項目とすべて並べて比較表を完成させるが、やはり、どう考えても、A社が安い・・・
アクセス,VBというツールを使うとそんなに安くできるのか。

信じられないことに、最後に提出をしてもらう、プログラム詳細仕様書に至っては、A社の金額はV社の10分の1だ。なぜだ〜〜〜!?

素人の悲しさ。やはり謎だ。

誰か教えて欲しい。この値段の違い。値段がこーんなに違っても、こちらの希望する通りのものが本当に出来るのか・・・。



午後、こちらも追加で株式移動に関する書類を補完する。



2004年11月10日(水)
2社詳細比較

今日はシステム再構築の費用分析に半日。
やればやるほど、提案書の言葉を信じるならば、A社は安い値段でやってほしいことを全部やってくれることになり、これほどいいことはない。V社はだいたい全項目の費用がA社の2倍かかる。
しかし、最後に提出してもらおうと思っている詳細仕様書やマニュアルについては、A社に見積もり項目が無いので、それは新たに見積もり依頼をかける。

以前C社のウェブサイト構築見積もりの時、今もおつきあいさせてもらっているS社がダントツに安かった。安かろう悪かろうと思われるかも知れませんが、弊社の場合、一度経験のある項目については、安くなるのです。ショッピングカートシステムを最初に作ったときはお金がかかるけれど、2回目からはもうできあがったものを使えばいいのでその分安くなるのです。という説明だった。

もしかして、A社の見積もりもそのような方式で安くなっているのかも知れない。あとはKさんの返事待ちだ。

午後は、役員変更や株式譲渡関連の議事録づくり。



2004年11月09日(火)
パートタイマーの就業規則

先日折り込み求人紙で募集をかけた、配送係2名と事務アシスタント1名だが、全くと言って良いほど反応が無かった。こんなことも珍しい。

応募があったのは、事務アシスタントのみでしかもたったの2名。うち一人は今日早々に、ほかのところに決まりましたので、と辞退。一人残った応募者を来週面談する予定。

しかし本当に必要な人材は配送係なのだ。仕方がないので、ハローワークに求人票を出すことにしたところ、ハローワークは最近システム変更して、新たにマークシート式の書式に必要事項を記入して提出しなければならない。

今日、用紙に記入すべく取り出すと、何だかちょっと前の書式より詳しくなっているような・・・?
6カ月後の有給休暇日数、なんていう項目もある。

実はH社は労働基準法大違反会社である。パートタイマーに有給休暇を与えていないのだ。働いた時間だけ給料を払う。休めば給料はナシだ。
何と前近代的な!!(怒)

給与の担当をしている経理Sさんもこの件では何度か社長とケンカしたと言っていたが・・・社長が首を縦に振らないのだ。

私が今日やったこと。H社用のパートタイマー就業規則を仕立てた。参考資料として、ハローワークの新しい求人申込用紙とその説明書、そして、カバーレターとして、パートに有給休暇を与えないと、求人申し込みを受け付けてもらえないと(ちょっと大袈裟に)書いた。ついでに、正社員に適用している○○制度も労働基準法第91条に抵触していることが分かりました。理由はこれこれ。これを機会に是非ご検討ください・・・云々。

こうなりゃ、外圧でも何でも使って、ワンマン社長会社を人並みの会社に変えるのだ!!(力入りすぎ・・・)




2004年11月08日(月)
検討会議、結論出ず

昨日、確かにV社の見積もり第二弾を自宅で受取りチェック。朝一番で、資料に書き加え、午後一番で、社長、Eさんとともに、検討会議。いきなり見積もり話題に入るかと思えばさにあらず。
どのようにシステムを構築するのか、基本的な考え方に戻ってまた最初から話をする社長。ホワイトボードを使って、あーでもない、こーでもない、と縷々語るものの、最後は私が作ったフローチャートそのものになってるじゃないの。やっぱり・・・

でも、自分でおさらいして満足した社長、「さぁこれで問題は数字だね、5分休憩して再開しよう」と席を立った。おさらいに要した時間は1時間半。

5分の休憩が15分になったが、会議が再開された。あらかじめ私が用意した比較検討表を見ながら、結局は、A社とV社の戦いになる。
でも、ソフト構築費の金額は、倍近くの開きがある。なぜ、こんなにA社は安いのか、V社はどうして同じことをするのに、この値段なのか。同じことをやってくれるのなら、安い方で良いと思うけれども、A社の担当者はどんな人物だったか、会社の印象はどうか、V社はどうだったか。と尋ねる社長。
それなら、直に社長が会って話を聞いてみればいいのに、やっぱりそれはおいやらしい。
ヘタに会わない方が良いんだ、なんて言ってます。マジかよ。。。
会って自分の目と耳で確かめてくれよ。。。

結局、両社が出してきた明細一つ一つの内容と値段を比較検討して、来週の水曜に結論を出そうということになった。勿論分析資料は私が作るのだが。
A社には、その分析を元に、再見積してもらおうかと思っている。

うーむ。でも、何だか、いい仕事をしそうなV社よりも、安いA社の方が我々の身の丈にあっているような気もしてきたなぁ。悩むなぁ。



2004年11月05日(金)
3回来社した会社

昨夜遅く、4日〆切に間に合わなかった2社の見積もりがメールに添付されて届いていた。今朝会社に着いてすぐにそれを開き、プリントアウト。
これで5社すべての見積もりが出そろったことになる。

見積もり金額最安値と最高値の開きは実に3倍。

使う技術は5社3様、、データベースも5社2様に考え方が分かれた。

見積書の作りそのものも、各社のカラーをよく反映したものになっている。以前、D社の内装見積もりをとったときとその感想は変わらない。

さて、各社から提出された書類を前にしても、最初の面談時の印象・評価があまり変わらなかったのは残念だ。相変わらず、A社とV社が良い。

V社は、この仕事一括でいくら、という見積もりしか出ていなかったので、仕事単位でもいいし工数単位でもいいからわかるような明細を出してくれ、と昨日頼んでおいたものが、今日の午前中には上がってきた。これでさらに、比較検討がしやすくなった。

私的本命であるV社の明細を検討すると、疑問点が噴出(大袈裟)。ベンダー側にしてみれば、これは触れられたくないだろうと思われる項目もあったが、値段を下げるためだ。あえて正直にすべて箇条書きに書き出して、メールを送る。もう午後3時半を回っていた。

と、今度は、2度来社したSEのMさんではなく、その上のTさん(この人は実は社長だ)が連絡してきて、私のメールの内容だと、かなりつっこんだところまで仕様が決まっているということなので、是非、現在使っている帳票や伝票の実物を見せて欲しい、そうすれば、もう少し金額をたたくことができる、と言うのだった。

電話をもらったのは4時。TさんがH社に現れたのはそれから1時間後であった。

そろそろ来るかな、と書類の束を会議室に置き、席に戻ろうとしたそのとき、玄関に現れたTさん。すごいいいタイミングだ(笑)早速会議室に通して、Eさんとともに話を聞き、私からの疑問点に答えてもらいつつ、金額の再検討に入る。

今の状況では上と下では3倍の開きがあり、V社は上の方の部類に入っていることをさりげなく伝え、少しずつプレッシャーをかけていく。
Tさんは、くまのぬいぐるみみたいな体型でなかなか愛嬌のある顔つき。(失礼!)もちろん、お出ししたコーヒーには手を付けていた。(笑)

直接話をすると、今までV社なりに(大袈裟に)考え(すぎ)ていた仕事の実態が見えてきて、かなり良く内容を掴んでもらえたようだ。週末働いてもらって、日曜日には、PDFで再見積をだしてもらうことにした。

これで、最安値のA社と同じ土俵で戦える準備ができたと私は思いたい。



2004年11月04日(木)
見積もり第二・第三弾

今日は、午前中に私的には本命のV社、午後はT社が、それぞれの見積もり提案書を持って来社した。
V社の見積もりは、予想通りA社とは一桁違う数字。
午後のT社は、使用言語やデータベースソフトは、ほぼA社と同じなのに、金額はV社とほとんど変わらず。
おそらく見積もりの手法、システム設計を人月・工数でとらえて計算する方法と、プログラム単位でエイやっと計算する方法の違いも大きいのだろう。(って大きすぎるが。)T社は手堅い仕事をする会社と言えるが、設計構築の上では、結構制限があるらしことが、今日の説明を聞いて良くわかった。
対して、V社。小さなノートパソコンを持ってきて、実際の画面を見せてくれた。これは、魔法のような表計算ソフト(と言えるのか?データベースソフト??)で、社長が見たら喜びそうな代物。非常に直感的に扱うことができて、思わず「マックみたい!」と言ってしまった私であった。T社では障害となっている項目も、この会社の考え方で構築すれば全く問題にならない。きっとこの会社に頼めばきっとよいものができるだろう、と今日も思った。

あと2社は、添付書類にして夕方送る、と言っているが、5時現在で、まだ届いていない。この2社は説明にも来ないのね。

それにしても、システム構築というのは、不思議な世界だ。
みなに同じ資料を提示し、同じように話し(たつもり)、同じことを要求しているのに、出てくるもの、解釈はみな違うのだもの。
よくよくこれから見極めなければいけないと思う。

それと、 私が思い入れしすぎると、社長がぷいと横を向くので、あくまでも公平に公平に。
私の評価はなるべく表に出さず、いかに効果的に社長に見せるかがこれからの勝負だ。

がんばろう。


年明けの台湾視察旅行に、H社の顧問の先生全員を招待する気持ちに変わったようだ。今日、3名のうち、行くことが決まっていたY先生以外のお二方にFAXでご案内を出す。やはり、チケットから、ホテルから、旅行代理店を通さずに直接私が取ることになりそうだ。



2004年11月02日(火)
見積もり第一弾

先日、5社にシステム再開発について説明し、見積もりを依頼したが、今日、その中の1社が見積もりを提出に来た。一番乗りだ。

もちろん、この日の午後に来たA社のSE、Kさんである。

さすがに仕事が早い。

さて、Kさんは、私が提示したH社業務システムの構造を、一度ばらし、違う形に再構成して提案をしてきた。おそらく、自分たちがプログラムソフトをカスタマイズしやすいように組み直したのだろう。
しかも、見積金額は、多分社長もこのくらいの金額を想定しているだろうなー、という金額にジャストフィットしている。
ものすごく良いカンしている、としか言いようがない。すごすぎる、Kさん。

提案内容は、多分、かなり「意欲的」なものなのだろうと思う。今後のH社の事業拡大を睨んで、よりスピーディに、より低コストに、より効率的に、というコトバが何度も出てきた。(実は、H社は、効率、低コストだけで動いている会社では全然ないのだ・・・やはりこれも社長の個性・・・)提案通りにシステムを作るとしたら、多分、初代のシステム(社長の考え方にそって忠実に作られたもの)からはまた一段も二段も離れたものになるだろう。

Kさんが帰った後、私はEさんに「これが吉と出るか凶と出るか、結構リスキーだよね」と感想をもらした。

社長は独特な発想をする人だ。ある物事に対して、明らかに間違った認識をしているとき、それはこういう理由で違っていて、正しいのはこちらだ、と説明し(もちろん細心の注意を払って口をきかねばならない)納得してもらったとしても、何日か、あるいは何年かして、気がつくと、また元の間違った認識に戻ってしまっていることがよくある。それほど、ある特定の領域においては、自分の考えや感覚が変わらない人なのだ。会社の経営スタイル、システムに対する観念などは、その最たるもの。

A社の提案内容が、たまたま社長の感覚にはまれば、きっとうまくいく。でも、ちょっと違うんだよな〜わかってないな〜という印象を持たれたら、きっとうまくいかないだろう。

さて、休日明け、木曜日には、2社が見積もりの説明に来たいと言ってきた。A社の提案内容を検討するためにも、早く他社の提案内容を知りたいものだ。



2004年11月01日(月)
自分の市場価値

自分の市場価値を知る無料サイト集というリンク集をみた。
簡単な質問に答えるだけで、自分の適正年収がチェックできたり、ビジネスマンとしての市場価値が「無料で」測れるサイトをいくつか紹介している。
せっかくだから、いくつかやってみた。

テストA
今の年収と仕事内容、自分の年齢や性別などを入力し、約100の質問(3択)に答えると私のパーソナリティ傾向と適正年収が算出される。
結果
総合得点は73点/100点 偏差値61
パーソナリティ傾向は、20段階評価で
指導性(父としての厳しさ)6
寛容性(母としての優しさ)14
論理性(大人としての冷静さ)18
活動性(子供としての奔放さ)1
協調性(子供としての従順さ)7
ご託宣は、
あなたは守り型のリーダータイプです。
あなたは強い個性を示し、その個性を如何なく発揮することで周囲の人々を管理調整していくリーダータイプです。守り向きのタイプといえ、キメの細かな管理ができるコーディネート能力に優れたリーダーといえるでしょう。
そして、推定適正年収は、今の年収の約7割増しの数字であった。

あらかじめ、今の年収を7割増しの数字で入力しておけば、さらにその7割増しの数字が出てくるんだろうか。それとも、この得点にはこの年収、という具合に決まっているんだろうか。
つい、前者を疑ってしまった私。(かといって年収を書き換えて再度テストを受けるのはバカらしいからやめた(笑))

テストB
こちらは、市場価値を計るテスト。やはり自分の職種や年収、年齢など記入し、やはり3択式の質問80ほどに答える。
結果
スコア796(総受験数6614、平均637、偏差値59.2)
6段階のゾーンに点数が割り振ってあり、たとえば、860点以上がゴールドゾーン。私は730点〜859点のシルバー・ゾーンに分類された。
リーダータイプとしては、

保守調整型の能力と優れたスキルを兼ね備えたあなたは、鉄壁の守備型マネージャです。組織の大黒柱的存在として活躍が期待できます。

とあり、最終的なご託宣は、

ぱるたさんの、21世紀型ビジネスプロフェッショナルとしてのコアスキル獲得度は、労働市場全体の中で相対的に高い位置にあります。この調子で自己啓発を続けていけば良いでしょう。

であった。でもって、テストAもテストBも、続きは、そのサイトの運営会社に登録せよ、もっとあなたに合った会社を紹介します、転職のお手伝いをします、と続くのだ。
これでネタバレね。

さて、関係ないけど、昨日は私の誕生日で、社長のこの会社に入社した記念日。今日から入社9年目突入。転職時、前職の年収から半減したところからスタートしたんだった。それをこの8年で4割ほどアップさせてきたのだから、結構がんばったんだぞ(笑)。特にC社立ち上げでずいぶん給料を上げてもらったんだった。あのときは、堤商店(仮名)で昇給昇格したときよりも、ダイレクトに社長の評価が感じられて、嬉しかったなぁ。
ま、今後7割アップは多分望めないけど、もう少しは上がるように頑張らないとね。(苦笑)