初日/ご紹介 最新 目次 MAIL


ぱるたの仕事場日記
あなたは 人目のお客様です

pulta
MAIL

2004年09月30日(木)
寝た子が起きた

昨日、社長が業務システムを立ち上げて経営諸表を見ていると、売上の増えたC社商品の販売個数が表示されるべき欄の幅が狭く4桁しかはいらないため、これがほんとうに3,000なのか、30,000なのか、はたまた3,000,000なのか、上から4桁しか表示していないので全然分からないという大変な不具合を発見!業務のEさんが呼ばれ、実数を確認した後(やはりまさに桁違いだったようだ)、私が呼ばれ、表の幅は直せないのかと聞かれる。

うーん。その桁数で作れと指定したのは社長なんだけどな(苦笑)

私は4Dのことは分からないので、できません。と答えたが(おそらく4D使いには全然簡単なことと思われる)またしてもM社Yさんの悪口オンパレードをしばらく聞かされるハメになった。やれやれ。

そして、今業務システム再開発の仕事はどこまで進んでいるか、と質問。
あああ、寝た子が起きちゃった。
Eさんと顔を見合わせていると、来月(もう明日は来月じゃないか!)半ばくらいまでを目処にミーティングしよう!ということになってしまった。

日常業務に差し障りがない(厳密に言うとあるけど)ものだから、そのままになっていたシステム再開発。
今度こそほんとうにやるのか。

今日は7月時点で作った資料を見直し、記憶を辿ったところ。原型はできているので、これに加筆修正をすればいい・・・はず・・・。



2004年09月29日(水)
貿易じゃなかった

昨日、俄に捕らぬ狸の皮算用に走ったC社商品B。今日ジュニアが先方の会社の方から返事をもらったところによると、その会社は日本の会社であり、台湾への輸出はその会社が手続から何からやる、ということで。

なんだ、つまりは、国内の問屋さんとの商売と同じってことじゃん!

乙仲業者さんに見積もり頼んじゃったけど、その舌の根も乾かないうちに、輸出じゃありませんでした、なんて恥ずかしくて言えないじゃないか。ああ。

ったくジュニアってなんでこうなんだろ(笑)

従って、船便のロットで考えていた取引条件の見直しを早くも迫られるC社であった。




2004年09月28日(火)
新たな貿易ビジネスの話

台湾にて、C社の、全然売れ筋じゃないペット向けの商品Bを売りたいという人が現れた。
早速貿易取引の交渉に入ることになった。

C社マターはジュニアが担当なので、勢い貿易の交渉もジュニアが行うことになる。
でも彼は貿易ビジネスの基本を何もしらず、まるで日本国内の問屋に卸す感覚で条件提示をしようとしているから、私とTさんとで、慌てて止める。

貿易には決まった用語があるのだからそれ一言で提示した方が間違いが無くて良いですよ、とアドバイスしたり、社長が信用状取引をするように、と言うので、それほどの金額なのかそれほどの相手なのか確認したり。L/Cを使わない手段として、TT決済とCC決済との間にあるBC決済について説明したり。

説明しながら、にわか勉強した割には、結構役に立っているじゃないか!と自分でもびっくり。
これも全て貿易アドバイザーM先生のお陰である。
M先生とは、残念ながら8月いっぱいで契約期間終了だったので、このC社貿易の相談はもうできない。
最後の定例ミーティングではそれまでの貿易実務講座の総仕上げ、実力テスト。結局70点しか取れなかったけど、及第点です、と言われてちょっと嬉しかったな。

そんな劣等生の私でも、ジュニア相手に色々解説してるんだから、ちょっとかじっただけでこの会社では立派な実務経験者なんだわ、と苦笑する。

私の買った貿易実務の手引き書も貸してあげた。ジュニアも今日はにわか勉強。

もしこの取引が実現したら、一回の取引量はH社の10倍。少ない取引量なのに、いつもとても良くしてくれる乙仲業者さんにもこれで顔向けができるかな。



2004年09月27日(月)
ジュニア2登場

社長には息子が二人いる。エルダージュニアはすでにD社の役員の立場で、主にC社の活動に携わっている。
このほど、長くアメリカで遊んで勉強をしていたジュニア弟が帰国。はっきり言ってぷー太郎である。
気質のサラリーマンになる気もあまり無いようだ。父親の会社に入る、という明確な意志も無いらしい。何をしたいか、まだはっきりしないらしい@28才。

しかし、そこは社長。黙ってみていることのできない父親は、ジュニア2にも仕事を与える。

社長室に呼ばれ、こんどジュニア2にH社サイトの翻訳をさせようと思うから、何がどう必要になるのか、打ち合わせて頂戴、と指示された。
英語サイトができたら、中国語サイトも作るから。まぁこっちは、誰かプロに頼まないといけないけど。と。

しかし、それだけではあまりにも漠然としているので、いくつか確認したところによると、
ショッピング機能はつけない、デザインはそのまま、テキストが英語に変わっていれば良い、ということらしい。

そういうことなら、とにかく英文のテキストデータさえもらえれば、それを今あるDWのテンプレートに流し込み、今ある画像のタイトルもすべて英語に置き換えればすぐにできてしまいそうだ。

ま、でも社長なりに色々妄想が広がっている考えているみたいで、英語サイトを作るためにはどんなソフトが必要かとか、それを持ってアメリカに行けば、全米で広がるかもしれないとか、ほかにもいろいろ、ちょっと私には分からないことを話す。つまり。
インターネットとかウェブサイトとかそういうものの仕組みに対する理解にものすごい誤解があるのだな。
ソフトはすでにDWがあるし、持っていくとかそういうものじゃなくて、要はテキストデータさえあればぁ〜・・・とここまで言いかけて、でも、いちいちウェブサイトがどのようにできているか説明するなんてのは、時間の無駄、と思い定め。

分かりました。では、まずは打ち合わせをしてみます。と言って社長室を後にした。

その後、台湾でお世話になった7人の方への手紙。口述筆記。これからこの作文をしなくっちゃ・・・。



2004年09月25日(土)
Hさんからのメール

台湾ツアー企画会社のHさんから、私のプライベートアドレスにメールが来た。

あまりにもひどいことをしてしまったので、会社のメールからではなく、ぱるた個人としてお詫びを入れたくて、深夜の自宅からメールを入れたことがあったからだ。

こういうことが良いことなのかどうなのかはわからない。公私混同だったとも言えるが、そのときは、H社員としてはとてもメールできない気持ちだったのだ。

「心配していましたがどうでしたか?うまく予定を思ったようにできましたか?」とメールにはあった。私は、

色々ありましたが、結局現地の方のお陰ですべてうまく行ったようです。
H様からいただいた見積もり金額よりはだいぶオーバーしたようですが。

多くの方に御迷惑をおかけしたので、私は心が晴れませんが、満足して帰ってきた社長や部長を見て、「終わり良ければ全て良し」なのだと思うようにしています。

それにしても、台湾、行ってみたいなぁ。
いつか機会を見つけて、家族で行きたいです。

と返信した。昨日の日記で、自分の判断力に自信が持てなくなったから気持ちが晴れないのだと書いた。しかし、このメールを書いて本当のことがわかった。私の気持ちが晴れない一番の理由は、HさんやN旅行社の人を踏み台にしてこのツアーの成功があったことを、社長も部長も、全く気にしていないことに、何ともやるせない気持ちになってしまっているからだったのだ。自分の判断ミスでこんな事態ををまねいてしまったことには違いないが。

多くの人々との信頼関係を結ぶことで、仕事をする喜びも生まれるのだと、日頃から思っている私。社長は違う。自分がやりたいことをやるのが社長だ。そのために、まわりの人々がどんなに迷惑を被っても構わない。さすが経営者だ。

でも、もし私が経営者になったら、やっぱり周りの人々との信頼関係を一番大事にして経営をしていきたいと思うが。そんなのはただの理想論なんだろうか。



さて、この週末、Hさんへの返信メールを書いたことで、気持ちを切り替えよう。来週に引きずらないように・・・。



2004年09月24日(金)
台湾ツアーは大成功だったけれども

帰国した社長、部長、スタッフのKさんに聞いたところ、台湾ツアーは「非常に」良かったのだそうだ。
とにかく、コウ社長とガイドのテイさんが、全行程に付き添ってくれて、至れり尽くせりの旅だったとのこと。やはりハク先生の御威光か、H社ご一行様、VIP扱いに大満足だったようだ。

陽明山のホテルは普通は泊まれないところらしいけど「特別に」取ってもらったようだ。だからN旅行じゃ絶対に無理だったね今回の旅行は、と特別扱いに弱い社長は満足げに語った。
部長は、わざわざ私の席まで来てくれて、色々とありがとうございました。とても素晴らしい旅行でした、と言ってくださった。
Kさんはちょっと疲れた顔をしていたが、とにかくコウ社長が色々やってくれるので最後は遠慮してそれ以上要求はしなかったくらい(陽明山でエステメニューを増やしたかったのだが)だ、とのことだった。
特約店の方からもちらほら会社あてお礼の電話が入ったようだ。

紆余曲折あったが、結果良ければ全て良し、とはこのことだろう。

***********

それでも、何だか気持ちが晴れないのは、多分、最近、私は自分の判断(読み?)に自信が持てなくなっているからだろうと思う。

一方でこんな風にも思う。

判断に自信が持てないなどと言うのも邪心の一つ。おこがましいことこのうえない。
判断できないのなら、できる人に判断を仰げば良いこと。

私は、もう少し自分自身の頭の中、心の中、お腹の中を、無色透明にする必要があるのではないか。



2004年09月21日(火)
暑い・・・

彼岸花が咲いたら夏が終わりだ、なんて言ったのは誰だ。今日はものすごく暑いじゃないか。

ということで、朝晩は涼しいけれど、日中30度を超した残暑厳しき東京。台湾はもっと暑いんだろうか。

今日はマイMacの具合が悪いので、一日バックアップ作業などで、時間がつぶれてしまった。ついでに、退社したC社の元販促担当者Mさんの使っていたマシンをもう一度良く調べて、C社サイトのローカルデータも見つけだした。ここで書いたことは、Mさんの名誉のために書いておくと、私の早とちりだったということだ。けれど、ドリームウィーバの特徴が分かっていたら、こんな風にデータを別の場所に移動するのはあり得ないのだから、やはり、Mちゃん、ちょっと思い違いしてたんじゃないだろか。あるいは、一言、ジュニアにその旨伝えて置いてくれればよかったなぁ・・・。
ま、解決したからもういいけど。

もう一度アプリケーションの設定をしなおし、無事にサイトアップデータの作業ができるようになった。

というのも、お客様から、文字化けしているという親切なご指摘をいただいたので、そのページを直す必要が生じたのだ。ローカルファイルデータで見る限りは文字化けしていないのに、ひとたびアップロードすると文字化けてしまう。しかもphpファイルだけが文字化けるという現象。たしか、サイト構築をしてもらったS社のIさんが、そんなこと言っていたなぁとおぼろげな記憶を辿るも、思い出せず。うーん、EUCとかシフトJISとか、そんなことが関係していたようなしないような。ああああ思い出せないっ!!
やっぱりIさんに問い合わせてみよう・・・。
困ったときのIさん頼みはまだまだ続く。ごめんなさい>Iさん。今回作業費が発生するなら、遠慮なく言ってください。ジュニアに絶対出させますので!(笑)




2004年09月17日(金)
今度は韓国

社長、部長の古くからの友人、漢方医のベイ先生との共同開発商品の件で、今度は韓国に行くことになった社長。来月末に部長と二人で韓国出張だ。

台湾の次は韓国。すっかりアジアづいているH社だ。しかし、Tさんの話によると、今後輸出する商品は、C社ブランドにする、と社長は言っているそうだ。

H社商品はこだわり商品として、やはり、国内の小さな組織に、手をかけて(お客様に丁寧にカウンセリング販売)卸していくのがふさわしい。海外ではどうしても限界がある、と台湾で感じたらしい。台湾は、知り合いの世界からスタートしたから、H社流の販売手法で行ってしまったのだった。
一方、C社は、能書きのいらない、目的がシンプルで分かりやすい商品づくりをして、一般向け流通網に載せていく、というのが社長の考え。海外もその延長というわけだ。

さて、韓国へのエアチケットだが。最近の韓国ブームですっかり格安航空券の値段も上がってしまった。無駄なお金を使いたくない社長は、沢山溜まっているマイレージでビジネスクラスにアップグレードできるチケットを用意するようにと、私に指示。エコノミーの料金で、ビジネスクラスに乗るのね。
調べてみた結果、アップグレードに必要なマイル数は会社によって違っていた。ANAは12000マイル、JALだと10,000マイルでOKなのだ。昔は業界一律みな横並びだったが、最近はちゃんと違いを出している航空各社。ANAの方が残マイル数が多かったのだが、帰りの便がビジネスクラスの設定がなかったため、今回はJALでご用意。ホテルも、ダイナースクラブの海外クラブホテルズの特典予約。
あくまでも、正規の料金は払いたくない社長であった。



2004年09月15日(水)
超能力?

今日はもう敬老の日じゃなくなったのね。ハッピーマンデーとやらで、やたらと月曜休日が増えている。敬老の日も来週の月曜日に移動だ。おかげで週中の休みがへってちょっと残念なような・・・。

さて、台湾のコウ社長。FAXと電話でやり取りをしている。
さすが日本語世代。メールは使ってないらしい。
そういえば、会社のウェブサイトも今のところ見つかってない。もしやホームレス??

で、私が電話すると、「ああ、今帰ってきたところだヨ、ちょうどヨカッタよ」とか、「今、向こうから返事が来たよ、ちょうどヨカッタよ」などと言われることが多い。
月曜日には、列車のチケットが最終的にとれるかどうか、鉄道会社本社まで行って掛け合ってくる、と聞いていたので、午後になってコウ社長が帰ってくる頃を見計らって電話したら「今帰ってきたところ!ダイジョブ取れましたよ!」ってことだった。
火曜から高雄で会議があり出張、水曜日には帰ると聞いていたので、もうそろそろ帰っているかしらと、4時過ぎに電話したら、「すごいすごい!アンタ、ホントにすごいよ!今、僕、高雄から帰ってきて、今席に座ったところ。そこにアンタから電話。アンタホントすごい!」

私は、「今帰ってきたところだよ、ちょうどヨカッタよ」っていうのは、「そば屋の出前」的社交辞令だと思っていたんだけど。
どうやら、本当にいつもタイミング良く電話をかけていたらしい。

そして、夕方。見積もりの概要も決まり、今日最後の電話で「ぱるたさん今回来ないのよね。ほんとにアンタが来ないのが惜しい!ホントに惜しいよ!来て欲しかったヨ!」と言われました。

はい、私も本当に行きたかったです。(^_^;)



2004年09月14日(火)
まだ終わっていなかった

台湾ツアーの仕事はまだ終わっていなかった。

部長とKさんは現地アテンドだ。その立場からすると、まだこの行程表では情報が足りない。
レストラン一つとっても、どんな雰囲気のお店なのか、注文はすでにしてあるのか、等々知りたいだろう。
スパリゾートと謳っているホテルに泊まるも、スパ施設にタオルやバスローブは付いているのか、なんてことまで、ちゃんと把握していなければならない。
そして、そういう細かい情報はやはり現地の人に尋ねるに限る。

それからまだある。最終的な見積もりがまだ届いていない。支払方法についても打ち合わせをしておかなければならない。

つまり、台北旅行会社コウ社長とのやりとりが残っている限り、やはり私の仕事も終わらないのであった。



2004年09月13日(月)
ツアー仕事の仕上げ

今日N旅行の担当者がチケットを届けてくれて、請求書も受け取った。H社からの入金予定日も伝え、これでN旅行とのお仕事は終了した。担当者からは、社長に挨拶はできないでしょうかと申し出があったが、社長は受けず。
結局顔を合わせないまま終わった。

先週土曜日にFAXで届いていた請求書のカバーレターによると、全面的にN旅行の不手際で今回の仕事がダメになったこと、間に立ったぱるた様も苦しい思いをされたのではないか・・お詫び申し上げる、というようなことがこまごまと書いてあった。
暗黙の了解とはいえ、業界の掟をぶっちぎっているH社に対して、きっと良い印象は抱いていないに違いないのに、そこは商売。 次回はまたご縁があるかもしれないのだから、丁重すぎる詫びを入れるのだ。私がN旅行の担当者の立場なら同じことをするだろうから良くわかる。

ツアーの方は、旅のしおりも完成し、本日全メンバー宛チケット送付作業は部長部隊でやってくれる。

とりあえず、私のツアー関連仕事は今日で終了だ。

あとは現地で、社長、部長、スタッフのKさんが特約店の皆さんを接待するのみ。

楽しい良い旅になりますように。



2004年09月10日(金)
いきなり前進

台湾のコウ社長さん、すごい勢いで手配をしてくださる。これでやっと光明が射してきた。日本語のできる方なのでバンバン電話してきてくれて、分からないことはその場で確認。こちらの希望にそって、そして更にもっと良い方法を考えてくださるところが本当にありがたい。

社長もやっと笑顔になったし、私もこの数週間の苦労はすっかり忘れてしまった。

相手が違うと、そして、社長の理解が違うと、これほどまでに仕事が楽になるのだ。

ああ、今まで孤独な戦いだったなああああ!!

午後、社内で最終確認会議をして、部長部隊の企画制作担当Kさんが旅のしおりを作ってくれることになった。月曜日にエアチケットが届いたら、しおりと一緒に参加者全員に発送だ。何とか出発までにぎりぎり間に合いそうだ。

ああ、やっと今週末は心も体もゆっくり休めるぞ(*^_^*)



2004年09月09日(木)
契約書は大事

昼休みに外に出てみると、道ばたに彼岸花が突然出現していた。彼岸花が咲くとどんなに残暑が厳しい夏も終わりなんだ、と以前社長が言っていた。部長から聞いた話では自宅庭に彼岸花があるとのこと。毎年彼岸花の開花で秋の訪れを感じているのね、社長。

さて、N旅行の担当者から、昨日遅く電話が入ったそうだ。私がもういなかったので、担当者は社長を指名したらしい。が、当然のことながら、社長は電話には出なかった。面倒な電話を受けるのは秘書の仕事だもの。

その担当者、今朝一番で電話してきた。
ホテルだけでも弊社を使ってもらえないか、そして、実際に発生しているキャンセル料についてはどのようにお考えか。
という内容。

社長の答は、ホテルもH社の方で手配するからいらない。キャンセル料については、正式に契約を交わしていない以上、弊社に負担する責任は無い。
であった。

確かにそうなのだ。行程が決まり、最終的な見積金額が決まった段階で契約書を交わします、ということで、仕事を進めてきた。行程を詰める段階で二転三転したために、社長が嫌気が差して、キャンセルになってしまったので、まだ正式に契約を交わしていない。

契約を交わしていない以上、N旅行もこれ以上強くは要求できないのだ。

多分、これからN旅行の社内では、見切り発車の受注はするな、まずは契約を交わせ、というのが徹底されることだろう。
それがN旅行の未来の顧客にとって、現場で働く営業マンにとって、良いことなのかどうかは、疑問だけれど。



2004年09月08日(水)
弱り目に祟り目

ここのところ台湾ツアーの話題ばかりで自分でもいやになってくるが。今日も(その話題+α)@困ったことばかり。

N旅行から今朝上がってきた修正案に、社長はマジ切れ。

最初に思っていたのと違うし、なんでこうなるの??

ついに特約店のSさん経由でハク先生に連絡を取り、現地の旅行社で手配する!とのお達し。
しかしハク先生も対応が素早い。社長がSさんに電話で窮状を訴えたその30分後には、新たな旅行社@台湾のコウ社長さんから私宛国際電話が入った。

今まで、Hさん、N旅行さんと、ずっとツアープランを検討してきたので、もうH社として、社長として、最終的にこうしたい、というプランは固まっている。実現可能性についてもだいたい検証済みのプランをすぐにFAXで送ることができただけ、今まで苦労した甲斐があったのだと思いたい。

しかし、これからN旅行をエアのみでツアー部分はキャンセルという連絡を入れなくちゃいけない。

折しも、昨日厚顔無恥になって再度連絡を取ったHさんのところはやはり都合がつかずダメということがはっきりした。メールでお返事が来たのだが、その中には、またしても、N旅行とツアーの手配をする際の注意点などのアドバイスがたくさん書いてあり、そして最後に、お叱りの言葉が・・・。

曰く「最後に一つだけご注意させて下さい。我々業界も競争で大変シビアになってきました。でもルールと言いますか、掟はあります。例えば各社2〜3ヶ月前に数社の見積もりはどこでも取ります。でも1〜1ヶ月半前にはその中から決めて進めます。理由は30日前まではエアーもキャンセル料かからないからです。これは各社暗黙の了解になっています。今回一ヶ月をきって(3週間前)他社と併用が発覚しました。私どもにとっては業界のルール違反です。(中略)このようなことは二度と他の会社にはしないで下さい。ただそれだけです。私が言いたいのは・・・貴社の名前が恥ずかしいと思います。」

社長は、業界の掟なんて全くお構いなしだ。会社の名に恥じる、なんて発想は微塵も無い。H社のプライベートツアーなのになんで現地旅行社のためにおみやげ屋に連れ回されなくちゃいけないんだ!とただただ怒りの一言。(だーかーらー、Hさんところのプランではおみやげ屋さんには一切行かないですよ、って言ったでしょ!!と心の中の声・・・抑えて抑えて!!)

社長の気持ちも分かる。しかし、Hさんの仰っていることももっともだと思う。
かなり堪えたぞ、これは。

そこへもってきて、N旅行も切る、現地で手配する!と言い出したので、もう「ははは」と笑ってごまかすしかない。やっぱり一番最初の社長の発想、台湾ツアーはハク先生が手配してくれる、というのがずっと残っていたのね。でも、エアの部分だけでも日本の会社で用意できて良かった。パスポートのやり取りだけでもえらく面倒なのだったから。現地のことはもういいや。ハク先生のご紹介ならきっと格安にしてもらえるだろうし、悪いようにはしないだろう。N旅行社には私が謝ればいいだけだ。

頑張るぞ!っと( ̄_ ̄;)

と思っていたら、C社のサイトで不具合発覚。昔の商品がまだ記載されたページがサーバー上にあるというのだ。前回全部消したつもりだったが、もう一度良く調べてみると、インデックスページがいくつも名前を変えてサーバー上に残っていて、そのページを開くと、確かに古い商品Bが残っている。そして、あろうことか、買い物カゴまで有効だ(当然だ)。

7月に退社したMさんのデスクに行き、ドリームウィーバーを開き、C社サイトをいじろうとしたところ、何と、C社サイトのローカルファイルデータがからっぽになってるじゃないか〜〜〜!!ぎょえ〜〜〜!!!サイトデータは会社の資産。なぜ無くなっているの〜〜?!?!
もしやウィンドウズマシンに移したのかと思ってキライな(笑)ウィンドウズマシンを調べてみるが、私の見た範囲ではやはり、無い!
C社の管理byジュニアって一体どうなっているんだろう・・・

仕方がないので、全データwebサーバーからダウンロードだ。ふぅ。
ダウンロードって途中何度も止まったり、データが変形しちゃったり結構面倒なのだ。一日作業になっちゃうんだよなぁ。(だれかに指示されたわけではないけれど、手元に自社サイトのデータが無いのはやはりどう考えてもマズイだろう・・・)

はあああああああ弱り目に祟り目。

頑張ろう!っと(T_T)


*************


一つ一つの仕事を、何のためにやっているのか忘れちゃいけない。

台湾ツアーの仕事。
ミッションは、とにかく特約店の人たちに満足してもらうこと。
この旅を通じて、更にH社のファンになり、H社の商品をもっとがんばって売ろう、という気持ちになってもらうこと。
そのために、より良いツアー企画を立てて、滞り無く旅が進められるよう準備することが私の仕事。
だから、その過程で何が起ころうと、私が何を感じようと、それは関係ない。
良いツアーさえ用意できれば、それで良いのだ。

色々なことが起き色々な人がかかわって色々な思い渦巻いてくると、つい、忘れそうになるミッション。
忘れないように書いておこう。



2004年09月07日(火)
またも雲行きが・・・

N旅行社の対応が思ったほどには良くないので、社長がちょっとイライラしはじめた。
自分が思い描いていたツアーの姿ではなくなってきているのがその原因だ。
どうしても、向こうが得意な形へと変形していくツアープラン。しかも、一つ要求すると、全部現地の提携会社に聞いてみないと分からない、の一点張り。

なので、今日は見かねて社長に、それならHさんの案に戻しますか?と聞いてみた。(いや、これが本当に良かったのかどうかはわからない。またHさんを巻き込むのは得策では無かったのかも知れない。悩む・・・)

すると今まで見向きもしなかったHさんの案を初めてよく見て(ショッピングを強要することもありません、ともう一度言ってみるσ(^◇^;))、初めて正しくHさんの会社の名前を口に出して私と話をするではないか。

「じゃ、こっちで行こう!」

あはは(力無く笑う私)あのときキャンセルしていなければ、こんなことにはならなかったのに。

厚顔無恥になってHさんにもう一度電話すると、アテンドしてくれるはずだったHさんはもう別のスケジュールが入り、現地でもう一人アテンド要員として確保していてくれたその人も、もしかしたらもう別のスケジュールを入れてしまったかも知れないという。とにかく明日まで待ってもらえますか、とのこと。

一方、Hさんがダメだった場合はN旅行で行くしかない。最後まで頑張って、こちらの希望を入れるよう、働いてもらわないといけない。気を抜かないで要求し続けているものの・・・

もしここまで担当者を頑張らせてプランを練り直させて、やっぱりN旅行さん、はいさよーならってことができるのか。。。。勿論、エアだけはN旅行から買うにしても。キャンセル料とか発生しないのか?ってまだ契約結んでないから大丈夫だとは思うけど・・・

Hさんのときもそうだったけど、ここまで働かせて断ったとき、断られた方の気持ちを考えると、やっぱりちょっと胃が痛む。
Hさんのところに頼みたいけど、でも、その気持ちとはうらはらに、台湾現地スタッフのスケジュールがもういっぱいになっていることも同時に祈ってしまう。フクザツ。



2004年09月06日(月)
最終見積もり

今日は台湾ツアーの最終見積もりが上がってきたので、社長を始め関係者と打ち合わせ。最終確認会。

あくまでもわがままな社長。もっと見積もりを細分化せよ、とか、実質かかる費用はどれくらいか?など、細かく注文がつく。
すべて、N旅行社に伝えるが、「海外旅行の慣行として、こういった細分化した経費は出しにくく云々。しかし先方に頼んで計算してもらっているので、もう少しお待ちください」と言い訳たっぷりのメールが届く。

やっぱりこんなことならHさんのところで頼んだ方がより社長仕様で良かったのでは、と思いつつ、もうN旅行社で行くと決まったので、ぐっと気持ちを抑えて無いものとして仕事を進める。

余計な感情は仕事にはいらないのだから。



2004年09月04日(土)
まだ終わっていなかった

台湾ツアーの仕事はまだ終わっていなかった。

部長とKさんは現地アテンドだ。その立場からすると、まだこの行程表では情報が足りない。
レストラン一つとっても、どんな雰囲気のお店なのか、注文はすでにしてあるのか、等々知りたいだろう。
スパリゾートと謳っているホテルに泊まるも、スパ施設にタオルやバスローブは付いているのか、なんてことまで、ちゃんと把握していなければならない。
そして、そういう細かい情報はやはり現地の人に尋ねるに限る。

それからまだある。最終的な見積もりがまだ届いていない。支払方法についても打ち合わせをしておかなければならない。

つまり、台北旅行会社コウ社長とのやりとりが残っている限り、やはり私の仕事も終わらないのであった。



2004年09月03日(金)
出勤休み

このタイトルで日記を書くのは3回目だ(多分)。

最も理想的な出勤休みは、一仕事終えて、とりあえず、1日くらい会社でゆっくり休ませていただくという場合。でもそんな日は少なくて、大抵、くたびれていたり、戦意喪失したりしていて、ボスが不在の日だ。

今日もどちらかというと、戦意喪失気味、お疲れ気味の出勤休み。

旅行社とのやり取りが少し、と、週末の業務報告書き。

昨日ジュニアに頼んだ台湾ツアーの確認事項、返事がない。
ちっ、やっぱりダメだったか。
良い人なんだけどなー。詰めが甘いっていうか、何というか。
まぁ、絶対今日じゃなくちゃだめなことは、私もジュニアには頼まないんだけどね(だから実害はないのだ(^_^;)。



2004年09月02日(木)
N旅行社の仕事

台湾ツアーがN旅行社に委託されてから10日あまり。やっと今日になって担当者が来社した。
日程表と「空欄の」見積もりをもって。

まだ細かいところが詰め切れていないので数字が出ないのだそうだ。最終見積もりを出すためにいくつかの疑問点、確認事項が話し合われた。
私の方からはツアー参加者のパスポートコピーやら、ホテルの部屋割り表など渡す。

Hさんの言ったとおり、行程表にはショッピングがしっかり入っている。Hさんが「おみやげやには行きません」と繰り返し言っていた意味が改めて良くわかる。私たちはN旅行社に旅行の手配をお願いしているつもりだけれど、実際はN旅行は台湾現地の業務提携先に仕事を投げてその結果を私たちに伝えているに過ぎない。指定のおみやげやに行くことが現地旅行社との契約条件になっているのだ(と今日来た担当者がもったいぶって説明していた)。だから「行程からショッピングをはずすことはできます。できますが、ちょっと費用がかかります」なんてばかげたことになるわけだ。

H社は、ハワイやラスベガスでもこういったツアーを行っている。でも「おみやげやに寄らなくちゃいけないなんてあまり聞かないわね」と部長秘書。
昔個人的にパック旅行でタイを旅したときに、頼んでもいないのに、おみやげ屋に連れて行かれた記憶がある。アジアってそういう所なんだろうか・・・。

それはさておき。

今日から今週いっぱい社長は出張で不在。今日の話を社長への報告兼確認書としてレポートにまとめ、N旅行社から受け取った行程表など関係資料と一緒にまとめる。
おりしも明日、ジュニアが京都で社長と合流するので、レポートをジュニアに託す。
ついでに、確認結果を知らせて欲しいと頼むと、快諾してくれた。
こういうときはジュニアってホントに良い人(^_^)



2004年09月01日(水)
大きな風呂敷

昨夜は、社長とTさんが二人でN社からの接待を受けた。
N社が長年に渡り研究している新素材を使ってH社に商品開発してほしいと依頼が入ったのだ。社長はTさんに新素材の調査を命じていた。その結果、この素材を使った商品は日本ではまだほとんど存在していないということがわかり、社長も俄に乗り気になった。

N社の方々(社長さん、専務さん、そして今回のプロジェクトに関わっている大学教授S先生)の接待がお上手だったのかどうかしらないが、今朝Tさんに聞いてみると、社長は上機嫌でずいぶん大きな風呂敷を広げていらっしゃいましたよ、とのこと。
決して、大風呂敷、なーんて身も蓋もない言い方をしないのがTさんの良いところ(笑)

そのせいか、今日の社長はハイテンション。珍しく上機嫌で、今後の事業展開について私を前に演説だ。

うんうん、と頷きながら聞く私。

そうか。

私は、必要なときに必要なことをする以外に、(法螺)話を聞いて欲しいときに聞くという重要な任務があったのだな。

どうやら私はまだ干されてはいないようだ( ̄_ ̄;)