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ぱるたの仕事場日記
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2003年12月26日(金)
大掃除

年末といえば大掃除である。H社のオフィスは禁煙だが、社長室だけは例外。
実はそのために社長室のとなりに席のある私は迷惑してるのだ(-_-メ)

ゴム手袋で重装備した私(手肌が弱いので)洗剤をつけて壁を拭く。脚立まで取り出して天井際から下までキレイに拭きました。雑巾は見る見るうちに真っ黒、というかカーキ色に。思わず社長に見せてしまった〜(笑)

ああ、たばこね、と苦笑する社長。

来年は禁煙しませんか?>社長

さて、この日記も冬休み。次に書き始めるのは多分仕事始めの1月5日。

ではみなさま良いお年を!



2003年12月25日(木)
壁壊し

昨日の業務報告会で、社長がMさんの仕事に関して、H社の受注業務のヘルプに入る件、正式に承認するような発言があった。これで大手を振ってC社、H社両者の受注業務に携われるようになって良かった〜

私がこの会社に入ったとき、数年間秘書不在という状況にいきなり秘書職として採用されたものだから、引継も何も無く、これをしなさい、という指示も無かった。当時いらした古株のお姉さま方にいわれたものだ。「え?ぱるたさん?あの人、なんにも仕事無いじゃない?」と。

堤商店(仮名)における私の師匠H氏の教えがここでも役に立った。「壁壊し」

あなたの仕事はここまで、というような壁にこだわる必要は無い、そんな壁などどんどん壊して仕事を開拓せよ。あなたが開拓した仕事はあなたの仕事になる。そして最終的には会社に貢献できる、という教え。
秘書という名目で採用されたが、秘書業務とされる業務なんてほとんど無かった当時、秘書業務とされる業務以外の分野にも手を出し、既成事実を作る。自分の実績とする。私はそれを実践した。

まず、全く管理されていなかった人事管理業務。この会社には労働基準法もへったくれもなく、なにしろ有給休暇という概念がほとんど無いに等しかった。ある意味休んだもの勝ちだった!

入社して6ヶ月間の勤務実績が8割以上の場合、7ヶ月目から1年間を初年度として10日間の有給休暇を会社は与えなければいけない。20日を上限として、前年勤務実績が8割以上で翌年は1日ずつ増えていき3年目からは2日ずつ増える。こんなことを社長に教える(?)ことから私の仕事が始まった。

就業規則も作った。社長もそのうち、給与制度や昇格制度、人事評価制度も作りましょう、と言ってきた。多くは社長がフォーマットを作ったが、原案となる資料づくりは私。そんな風にして人事管理の基本はこの会社に導入できたのかな、と思う。ただし、その後、あまりにも遅刻の多い人がいて、社長が逆上(?)、遅刻早退欠勤に異常に厳しい制度に変えてしまったのが今はちょっとだけ悩みの種。だって、労働基準法に抵触するんだもの・・・。

そうこうするうちに、何となく秘書の壁を超えた秘書として、社長にとっては便利な存在になっていったのではないかなぁと思う。

Mさんも販促企画だけでなく、定型的な管理業務も身につけておけば、こういう小さな会社で生き残るためにはかなり有利なのではと思う。販促企画は言ってみれば水物。明日は無くなるかも知れない業務だ。その点、H社のように基礎ができている会社の管理業務は無くならない。

Kクンがやめさせられたことを巡ってMさんと話をしたとき、彼女自身、本能的にそれを感じているようであった。何も感じない鈍感な人なら私もそんなこと薦めたりしない。Mさんが鈍感な人じゃなくてよかった。

さて、今日は書類整理など、年末大掃除の準備。自分のデスク回りのことって、なかなかふだんはできないので、先に済ませることにした。捨てる書類がいっぱいだ。でも、やり残している仕事、たとえばシステム開発関連など、捨てるに捨てられない書類もある。来年もこれを引きずるのね。ああ、頭が痛い!

のんびり書類整理などしていたら、社長から「Iさん呼んで」と声がかかる。暗いイヤな雰囲気。思った通り解雇通告だ。彼女の場合、ある意味ではH社きっての営業のエースだったのだが、何せ勤務態度が最悪。部長が何度も社長に直訴していたのだが、特約店からも人気がある彼女を切ることがなかなかできなかったのだ。しかし、今月も出社日数が半分以下という状況にさすがの社長も堪忍袋の緒が切れたらしい。
Kクンの時と違って非常にクールな解雇通告だった。

その後今度は私が社長室に呼ばれ、年明けに人材募集の手配をするよう指示を受けた。

年末二人も解雇か・・・。何だかなぁ・・・。



2003年12月24日(水)
あわただしい一日

これと言って特に急ぎの仕事もないのに、年末の一日、結構あわただしく過ぎていった。今年最後の業務報告会で、社長が来年の抱負をぶち上げる。1ヶ月ほど前に冗談とも本気ともつかぬ雰囲気で私に話していた「この界隈のエリアマーケティング」が、2番目の抱負として熱く語られる。ああ、困った。ぱるたさんにはもう既に指示しているが、なんて言ってるよ。はぁ〜。一気に暗い気持ちに(笑)

夢を持つのは自由だ。来年こそ夢と希望を持とうと社長自ら会報誌にも書いていたっけ。
常に前向きに夢を語れるっていうのも社長族の資質の一つか。

さて、クリスマスイブの今日、心なしか、みな帰りの仕度が早い。私も終業時間早々に会社を後にした。



2003年12月22日(月)
オフィスキーピング

社長も暇だ。ジュニアも暇だ。忙しいのは年末調整等を担当している経理と、年末受注が集中している業務部だけ。業務の担当者EさんはA嬢が抜けた後すべて一人で切り盛りしていたが、さすがに一人ではまかないきれなくなってきた。先日少しだけ新人Mさんも引き込んでおけば?と耳打ちしておいたのを実践したのか、ジュニアの所に、今日だけMさんお借りできませんか?と言ってきた。Mさんとてヤフーショッピングの準備とC社の受注業務を少しだけで大方時間が空いているのだ。ジュニアは「来年の今頃は貸してあげませんけど、今年はまだ良いです」と負け惜しみを言いつつ(笑)許可していた。

私が思うに、Kクンがあのようなことになったので、Mさんも危ない。しかし彼女は長く勤めたいと希望しているので、出来る限り「いないと困る人材」になっていなければならない。Mさんにもそのように耳打ちしておいたので、C社の仕事だけでなくH社の仕事も積極的に手伝おうとしている。
年末ちょうど良いタイミング。こっそりしっかりH社の仕事も覚えて欲しい。

さて、今日私が社長から受けた指示(?)は、この3つ。

「ぱるたさん、カレンダーある?26日の大掃除の時に全部張り替えてしまおう」といって一緒にカレンダーを見繕う。「じゃ、これは業務、これは社長室・・・」「わかりました。では26日に。」(26日までカレンダーをしまっておく)

「ぱるたさん、今度の台湾−成田の呼び寄せチケットの支払い、面倒だからカードでやってしまってちょうだい。アメックスでね。」「はい、承知しました。」「カード番号分かる?」「ええ。私の方で控えておりますので。では、ここにサインだけいただけますか」(台湾とのやりとりで、カード支払の場合は「授権書」とやらにサインが欲しいと用紙が添付書類で送られてきていたのだ。文字化けするのでWinで開いてもらった書類にサインをもらう)

「ぱるたさん、台湾行きの時間が確定したら、特約店のNさんとSさんに伝えておいてちょうだい。なるべく時間を合わせて行けるようにと、ね。」
「はい。かしこまりました。」(でもまだ確定してないから今日はできない)

午後は、社内の文具品が入っている棚の整理を行った。またオフィスキーピングだ。かなりものを捨てたのでキレイさっぱりしてしまった。気持ちいい。



2003年12月20日(土)
昨日の忘年会

昨日の忘年会は魚真というお魚が得意な居酒屋で行われた。確かに言うだけのことはあり、お刺身も唐揚げもおいしかった。カニコースで、毛ガニとズワイガニのゆでたのが、大皿にぼんと載って載って出てくる。でもカニの一つ一つが小さくて、沈黙の宴会とまではならなかった。

私的には、先日の台湾出張時のトラブルについて、笑い話として社長と話ができて良かった。特に、Tさんやジュニアが、あの時の私の様子や、いかに私が落ち込んで(?)社長のことを心配したか、かなり詳しく(笑)話してくれたので、少々救われた。社長はそれを笑って聞いていた。そして、あのときは結局片道10万円かかった上に、現地でアンティーク宝石の買い物を現ナマ40万でしてしまったもので、お金が足りなくなってしまった。でも台湾にはキャッシング機能がなくて困った!なんて話をしてくれた。

アンティーク宝石とは、今回相手になった某団体の大物の一人が片手間にやっているビジネスだったのだ。そりゃ、買わないわけにはいかないわね。

忘年会が終わるともう本当に年末。あと1週間で年末年始休暇だ。早いなぁ・・・



2003年12月19日(金)
年の瀬というのに

一般社員とっては寝耳に水だったが、社長の中ではかなり前から決めていたのだろうと思う。C社の営業K君が今日、解雇された。
理由はやはり営業成績の不振。

しかし、何だなぁ。もう少し前に解雇予告なり、なんなりがあっても良さそうなのに。急に社長室に呼んで解雇を言い渡すのだから、言われた本人もびっくりしたことだろう。相手があのK君だから穏便に済んでいるのであって、普通だったら訴えられてもいいようなやり方じゃないかと思ってしまう。

こういう小さなオーナー企業ならではの出来事があるたびに、少しだけ落胆する。

以前リストラされたC社のSさんもお盆休みの直前に解雇された。もっと前に使用期間終了とともに解雇された人もいたが、彼はK君とおなじ年末の解雇だった。盆暮れに気をつけろ、C社リストラ・・・な〜んて悪い冗談の一つも言いたくなってしまう。

今朝、とらばーゆとBingの1月掲載テーマ予定表を手に入れるように指示されたが、K君の後任探しなのか、それとも、H社の勤務態度が悪い某スタッフの後釜さがしのためなのか。

最近はこうしたトップシークレットについては、社長はすべてジュニアと二人で相談して決めている。ジュニアは非常に素直な人なので、社長の言うことをだまって良く聞いている。ときに説教臭い話にもなっているようだが、これも帝王教育の一環。世間によくある父子の確執というのは、H社社長父子には一切無いようである。

今日は会社の忘年会。K君のお別れ会になってしまったなぁ。

K君と話をしたら、まぁお互いにそういう時期かなと私も思っていたんですよ、とのこと。両者の気持ちが一致して良かったと言うべきか。年明けからの就職活動に幸あれ!>Kクン



2003年12月18日(木)
営業指導

今日は東京を中心に活動している特約店の人々が十数名本社に集まって営業会議。というか営業指導会議。
担当者Iさんは、社内きってのやり手だ。正規の2時間を終わった後も、まだ数名残って話を続けている。どうやってお客様を増やすのか、どのようにお客のニーズを掴むのか、H社商品を売り込むときのキメの文句は・・・

多くの場合、特約店もH社製品の愛用者だから、ともすると、自分の相談になってしまうところが玉に瑕。でもそれに答えつつも、何とか営業成績があがるようにマネジメントしていくのだから、大したものだ。
世話好きでないと出来ない仕事だと思う。そうでなくても手の掛かるわがままな特約店が多いのだから。(これは社長の人徳か(笑))

私はC社の年賀状をプリントアウトしたり、クリスマスカードの封入作業をしたり、と単純作業の一日。

頭が豆腐になりそう。



2003年12月17日(水)
開店準備。!と!など

C社のヤフーショッピングへの出店が決まって以来、着々とMさんが開店準備を進めている。ストアマネージャーというものを使ってお店を構築するのだ。(これが例の、ウィンドウズにしか対応していない(-_-メ)、というもの。)

しかし、ヤフーというところは本当にしっかりしている。開店前にすべてのコンテンツを担当者がチェックするのである。一昨日、Mさんがデータを送ったら昨日さっそく返事が来ていた。
それによると、まぁ細かい細かい。

リンク切れの指摘は当然としても、Mさんがうっかりして忘れていたところや、ちょっとしたミスは全て指摘される。

たとえば、配送指定の時間帯の中から午前中が抜けていた、とか、「消費税について」の個所で「※1円未満消費税端数切捨て。」となっているのに、ストアマネージャーの税金計算で四捨五入が設定されている、とか、返品の際の送付先の記載がない(「問い合わせ先」としてまとめて表記していたのがヤフーは気に入らなかったらしい) とか・・・。

極め付きは多分Yahoo!ではなくYahoo! だという指摘だろうか。

私も俄には分からなかったのだが、要するに、!が全角でなく半角だそうなのだ(^_^;)。

人の名前を間違えるのは勿論失礼なことだから、会社のロゴを間違えるのもいけないことなのだろうが、研修までやっておいて、この期に及んでからのご指摘。それなら、最初に言っておけ、と言いたい!(苦笑)

更にお節介なのは、お客様に対する受注確認メールについて、『メールアドレスのFrom欄が現在、「C社お客様担当」となっております。「C社Yahoo!店お客様担当」などの方がよりわかりやすいかと存じます。ご修正の検討をよろしくお願い致します。』と言ってきたことだ。

これについては、Mさん、Tさん、私の3人で十分検討した結果、当初通りfrom欄は「C社お客様担当」とし、文中でC社ヤフー店という文言を入れる、ということにした。ヤフー以外のお客様にも同じアドレスを使っているということもあり、また、ヤフーのお客とC社直のお客とを分ける必要がないという考えからだ。(なにもそこまでしてYahoo!の宣伝をしてやる必要などないだろうし( ̄_ ̄;))

さて、これで、最終的にOKが出れば、やっと開店だ。お客は来てくれるのだろうか。



2003年12月16日(火)
名簿整理な1日

クリスマスカード、年賀状の名簿整理が佳境(大袈裟)

良く調べて見ると、社長と専務二人が登録されている会社で、今年転居通知がきたところ。社長は直ってるけど専務の住所は直ってなかった〜なんていうと頓馬なミスがあったりして。(1件だけだけど)

宛名職人の良いところでもあり悪いところでもあるのだが、会社と自宅の両方を登録でき、実際に宛名ラベルを打ち出すとき、この方は自宅、この方は会社と振り分けできる。でも振り分けたは良いが、自宅のはずが、別項目のところに入っている会社名が一緒に打ち出されてしまうという現象(これはソフトの欠陥だと思うが)がバージョンが上がったおかげで発生したり。

今日は(も)時間に余裕があるので、なかなか綿密にチェックなどしてしまった。(会社名が出ないようにするには、デフォルトで入っている「会社名を印刷する」のチェックをいちいちはずさなければならない。もう少し自動化できるのかもしれないが、今のところ手動ではずす。)

ため息。

実は









とても









・・・・・暇だ



でも。

社長も暇らしくて、ストックルームに行って荷物の積み卸し整理などしている。社長が暇なら秘書も暇なはずだ。ははは。

そんなこといって笑っていたら今度は社長が羊羹とナイフを持って社員のところに回ってきた。お歳暮で社内はお菓子だらけ。ぱるたさんは甘いもの、好きだよね、と言いながら、その場で羊羹を切ってくれる。
あ、ありがとうございます(^_^;)

やっぱり平和な会社だよ、ここは・・・・



2003年12月15日(月)
呼び寄せチケット

20年以上仕事をしてきて、いまだに知らないことが沢山ある。知らないことを知ることができて、楽しいと感じると同時に、なぜ知らないのか、と情けなく思ったり。特に自分の経験の少なさ、常識の無さに起因する「知らないこと」の場合は、少々劣等感も感じたりして。ま、大方の場合は、新しいことを知ることができて楽しんでいるわけですが。

今日の課題は、台湾出張のチケットの件。前回、予約していた便に社長が乗り遅れたことは書いた。そのチケットはオープンにしてそのまま保持していたので、次回2月の出張時、行きにそのまま使うことにして、問題は帰りのチケットだ。社長からは復路のみ格安航空券を用意するように、という指示。

さて、台湾の格安航空券!と大々的にホームページで銘打っているところに電話するが、国内発のものしか扱っていないというつれないお返事。

ぎょ!
確かに言われてみれば、海外格安航空券って、国内発の往復しか買ったことがない。
ってことは、片道、しかも台北発って手に入らないの!?

不安なまま、2社目に電話してみると「そういう場合は「呼び寄せチケット」というものになりまして、現地に問い合わせいたしますのでお見積もりという形になります」という親切な説明。

私は「呼び寄せチケット」という言葉を生まれて初めて聞いた。常識が無いというか、海外旅行にほとんど行ったことがないというか・・・(__;)

そういうものなのかぁ〜〜現地で購入する訳ね!納得!
すぐに見積もりを頼むべく詳細情報を先方にメールした。

そして早速「呼び寄せチケット」というキーワードを足して、もう一度ウェブ上を調べてみると、情報収集精度がアップ!現地の旅行社で逆に呼び寄せチケットを日本国内の顧客に売っているサイトを発見することができた。勿論そこにもメールで問い合わせてみた。
インターネットってホントに便利。2社からの返事が待ち遠しい(笑)。

今日はまたひとつ賢くなりました。ありがとう、会社。ありがとう、仕事。



2003年12月12日(金)
社長の一言

自分で決めたことなので、今日、業務システム開発に関する提案書を全て資料をそろえて社長に提出した。

H社システムの現状の問題点と解決案、H社システム開発第2フェイズのメニュー、C社システムの現状の問題点と解決案、両社共通の課題としての保守契約について

大きく分けると、この4点だ。添付資料が多いのでかなり分厚い書類になってしまったが、仕方がない。

社長に先ほど渡し、要所要所、必要と思われることを説明した。そして、最終的にはこの項目は直しこの項目はそのままで使うといった最終判断をお願いしたいと思います、と最後を締めくくって、社長の言葉を待つこと数秒。

ずっと黙っているので、改めて社長の顔を見ると、何とも困ったような顔をしている。
そして、ぽつりと一言。

「しかしねぇ、相手があのYさんだと思うとねぇ・・・」

そしてまた沈黙。(早く出ていってほしい、この話終わらせて欲しいオーラが出始めている)

がっくり。

でも、決めるのは社長ですから、気長にお待ちしております。もう一度良く資料をお読みになってお考えください。

とは言わなかったが、に近いことを言って退散することにした。

心の中は、“社長、好き嫌いで判断しないでくださいよー。人単位ではなく、仕事単位で考えてください、子供じゃないんだからー。”・・・とそんな言葉がぐるぐるぐる。

でも、だんだん可笑しくなってきた(^◇^;)

だって。仕事って、結局、人なんだもの。社長、正直すぎます。



2003年12月11日(木)
名簿整理2&MacとWin

昨日に引き続き、今度はC社の年賀状送付リストづくりだ。

ジュニアが年賀状の原稿(ってほどではないが)を書いて社長に見せたら「こういうのはぱるたさんに任せなさい」といわれたらしく、結局私が年賀状裏面づくりと、名簿整理を両方やることになってしまった。

C社には営業と販促のスタッフしかいないのだもの。私がやるしかないのだな。

マックユーザーとともに11年!という年賀状ソフト「宛名職人」の最新バージョンを会社に買ってもらった。
最近は市や町の統合がおおはやりで、住所表記が変わったところや郵便番号がかわったところがぽつぽつある。それを一括変換してくれるので、とても便利だ。
勿論、社長のクリスマスカードの名簿整理にもこのソフトを使っている。

さて、C社の販促スタッフMさんがヤフーショッピングのサイト管理のためにどうしても必要と、デルでウィンドウズマシンを買った。今日は朝からKクンと一緒にそのセットアップをしている。最新の機種なので、サクサク動いてなかなか快適のようだ。ウィンドウズとマックでは、インターネット画面もちょっと違って見える。動作確認をWinとMacの両方やらなければならない、という意味が実感される。私はWinの画面、嫌いだけど(笑)。

ウェブ制作ソフトも、Win用のものをそろえなければならず、稼ぎの少ないC社なのに、年末、物いりである。

それにしても。

ヤフーショッピングの奴ら(おっと失礼!)は、ブラウザを使ってサイト構築するシステムを取っているのだから、MacにもWinにも両方対応するように作れよ。ヤフー本体もMac軽視すぎやしないか。ブツブツブツ・・・

と、Mac使いの私はまたしてもひがんでしまうのであった。

今度のエンピツの機能追加素晴らしいと思うけど、動作がやっぱりMacでは不完全なのよね。残念だわん!



2003年12月10日(水)
名簿整理

H社は毎年、お取引先やお得意さまにクリスマスカードをお送りしている。その代わりといっては何だが、年賀状は送らない。この習慣がもう10年近く続いているという。
カードは勿論社内で制作だ。
社長がイメージを伝え、企画制作担当のKさんが、ブツを買ってきて写真をとったり、文字フォントを色々に組み合わせてカードにしたてていく。で、今回のブツ、来年は申年だから、かわいい5匹の小猿の置物を買ってきていた。クリスマスカードに干支のサル??

毎年モノカラーで渋くお洒落に決めていたカードだったが、今年はサイケでいくと社長が言ったのだとか。見開きで左が羊でクリスマスメッセージ、左が来年のサルで年賀状のイメージなのだそうだ。
先ほど印刷屋から試し刷りが上がってきたものをKさんが社長に見せていたが、赤っぽい色の「らしくない」カードだった(^◇^;)

さて、特約店関係は毎月会報誌を送っているのでそのタイミングで同封する。それ以外は、社長室が宛名ラベルの打ち出しから封入、送付まで担当している。毎年、この時期になると、お歳暮に加え、クリスマスカードの名簿整理が私の年末恒例のお仕事なのだ。

名簿はビジネス関連、友人関連、親族関連の3つに分けてある。去年お送りした方の中で宛所不明で戻ってきてしまった方にチェックを入れ、今年初めて社長が名刺交換をした方、新たにお世話になった方のお名前・住所を入力。一覧表にしてプリントアウト。
社長に、再度名簿を見直してもらって、削除、追加、修正など加えた後、カードに社長手ずから一言添える人にチェックをいれてもらう。私の方で、封筒に宛名ラベルを貼っ後、その方たちの分は封をせずにカードとともに社長に渡すのだ。

毎年、社長名で送るカードは、200通近く。その中の半分近くに一言書き添えているかもしれない。

やはり社長はマメである。



2003年12月09日(火)
自主的な仕事

ここのところ、システム開発のフォロー業務は“自主的な仕事”の様相を呈してきた。サーバーのアップデータに関しても、社長はまったく興味を示さず、むしろ不快そうな顔をするばかり。結局延期せざるを得ず、私の判断で年明けに再度スケジュール調整することにしてもらった。ソフトハウスM社のY社長には、スケジュールと見積もりを、と依頼しているが、反応が遅い。社長にやる気がないことを向こうも見越しているのだ。

ふだんの受注管理業務に大きな影響はないとはいえ、小さな所で、バグらしきものや、間違った設定など、問題点は増えてきている。それを整理し、修正指示書を作り、資料を整え・・・という作業を、折に触れて進めてきたが、昨日、今日と、かなり明確な表としてまとまってきた。日々そのシステムを使って仕事をしている業務の責任者Eさんと話をしていると、新たな問題点(バグ?)が見つかる。表の行数がじわじわ増え、A4サイズの用紙にはとても収まりきらないので、A3サイズを使うことにした。デカい。。。

一つの問題点につき、1〜2点ずつの資料(画面コピーや正しいフォーマットなど)をつけると本当に膨大な資料になってしまう。
ますます社長は見てくれないのではないか。ジュニアに頼んでも彼も全然わかってないので、話がこんがらがるだけ。私が直接また社長と話をせねばならんのか・・・。

期日を言われている訳ではない仕事。上から指示されている訳でもない仕事。でも、本当はやらなくちゃ最終的には会社が困る仕事だと思って、今週中に、と自主的に期限を切って作業をしている。



2003年12月08日(月)
居酒屋求めて三千里

先週ジュニアに頼んだ宴会場所候補の下見だが、彼の判定は×。狭いのと味がイマイチだったとのこと。

また、部長に下見を頼んだ隣の駅ちかくの古民家を居酒屋に改装した隠れ家的お店も予約いっぱいで×。

急遽、今日の午後から、この界隈を会場求めてさまよった私。「大人の雰囲気で、狭くなくて、高級感があって、おいしい所(食べるわけに行かないからおいしそうなところだが)」この条件に合いそうな店の門を軒並みくぐり、部屋を見せてもらい、人数と日程を告げる。
しかし、しかし、今年はどこもみな満杯。あるお店では11月から系列の店も全部予約入っちゃったんですよ〜と嬉しい悲鳴を上げている。

棒になった足を引きずって会社に帰ってジュニアに報告。私が

不景気何処吹く風?みたいでした

と言うと

忘れるためにみんな宴会するのかも

というお答えでした。

は〜

しかし今日のお仕事ってば一体・・・



2003年12月05日(金)
原稿修正と季節のイベント

特約店に配布している会報誌新年号に、H社の顧問の先生お三方に年頭挨拶を執筆していただいた。お願いして、2日後には全員の原稿が揃うというすばらしさ!(高い顧問料を払っているだけのことはある!)

しかし、当然、社長の赤が入る。

しかも、T先生の原稿は半分くらい直してしまった。

私、できあがった会報誌を先生方にお送りするのコワイです。

でも、きっと送ることになるのだろうなぁ。(ため息)

さて、H社恒例(?)の社員忘年会。場所の選定にいつも悩まされる。社長のリクエストは「大人の店、狭いところはいや、高級感がないといや」なものだから毎回こまってしまう。この界隈にはお店は結構沢山あるが、学生街でもあるらしく、若者向けの店の方の方が圧倒的に多い。

社長曰く「大人の店っていうのは青山あたりに行かないとないんだよね。」

私だったら大人の店は彼と二人だけとか、そういうシチュエーションで行きます!会社の忘年会で使う大人の店なんて、聞いたことありまっっっしぇーーん!(って私が知らないだけ?)

青山なんて遠くてイヤ、という社員が圧倒的多数。ここはやはりこの界隈で探すしかない。最近新しく開店した和創作料理の店Tが雰囲気良さげだよ〜、と小耳に挟み、今日早速ジュニアに下見にいってもらうことにした。よろしくね>ジュニア



2003年12月04日(木)
システム開発

この日記でも再三書いてきたH社のシステム開発。ソフトハウスのM社と連絡が途絶えて約2ヶ月。今度はサーバーの会社から(具体的にはデルコンピュータ)システムアップデータのお知らせが来てしまった。H社の購入したサーバーのレイドシステムに少々不具合があるとかで、そのアップデータをしてもらいたいというもの。(不具合とまではいかないのかもしれないけれど)

弊社にはシステム担当者がいないので、どうすればいいでしょうか、と聞くと、無償で人を派遣してくれるという。良かった〜(^^)V

しかし、話はそこで終わらず、システムのアップデートですから、データに影響は無いはずなのですが、念のため、バックアップは取っておいていただきたい、と連絡が・・・・

業務システムサーバーのバックアップってどうやって取れば良いんですか〜〜〜????

叫ぶ声はこだまするばかり(ウソ)

ここは仕方がない。ご無沙汰していたM社のY氏に電話して聞くしかない。保守に入っていただいておりませんから答えられません、なんてイケズなことを言われるかも知れない。第一、Y氏に連絡を取って良いかどうかも社長に確認してからじゃないと恐い。(なんでYなどに勝手に連絡するんだ、と言われかねない(苦笑))
保険をかけておくために、ジュニア経由でY氏に連絡を取る許可をもらい、おそるおそる電話してみると・・・・意外や意外。すごく親切に対応してくれるじゃないの。
びっくり。

Y氏は自分に頼ってこられるのが大好きだから嬉しかったのかも知れない。「ほら、俺に聞かないと分からないだろう〜〜〜<(`^´)>えっへん!」ってところかな(笑)

どちらにせよ、もう少しアップデータの中身がわからないことには的確な対応ができないということで、デルから直接M社に連絡をするように頼まれた。アップデータすべきかどうかの判断も含めて連絡待ちだ。

ここのところ、システム開発第一フェイズの不具合を整理し(十数項目、不具合や修正してもらいたい点が出てきている!)、第二フェイズの指示書を作成いているところだったし、この勢いで社長に第二フェイズ突入のゴーサインをもらおうかと企んでいる。
そして、勿論、保守契約にも入ってもらうように・・・。



2003年12月03日(水)
相談ごと

今日は社長と部長、Tさんが揃って出張で不在。社内は何となく人が少なく静かである。そんなときに、経理担当のSさんが私の席にやってきた。

Sさんは3才の男の子がいるワーキングマザーである。そろそろ30才、二人目がほしいのだが、この会社で、二人目生んでちゃんと戻ってこられるだろうか、と聞く。

育児休業法があるのだから、当然戻ってこられるでしょ、と言うと、だって、この会社には「H社法」みたいなのがあるじゃないですか。社長が気分でもうSはいらない、ちょうど良い機会だから切ろうって言わないか心配。でもローンもあるし、仕事をやめるわけにはいかないので、戻れないなら子供をあきらめようか、とまで思い詰めている、という。
戻れるかどうかちゃんと社長に確かめたいのだけど、かえってやぶ蛇だろうか、と。

確かにそういう心配はあるだろうけれど、休むとしてもせいぜい半年程度だろうということ(さすがに1年取ろうとは彼女も思っていないようであったので)、新しい人を採ったとしても、その人がSさんのキャリアと同等の仕事をすぐにできるか、というととても疑問であること。そういうことから考えると、たとえ正社員を雇ったとしても、Sさんが元通り経理に復帰すれば、さらに今より上のポジションとして仕事をするようになると予想する方が自然であること。また、小さな会社なので、7年以上も経理でD社、H社、C社の仕事をしてきているSさんを今更新しい部署に異動させることも考えにくい。 復帰するとしたら経理以外は考えにくいだろうことと、そして、最後に、もっと自分のキャリアに自信を持ってもいいと思うよ、と私は言った。

私は、H社に入ってから2回育児休暇を取得している。最初の育休はH社初のケースで、社長に育児休業法を理解していただくのに、ちょっと苦労した(今は、採用面談などで、当社は育児休暇をとってちゃんと復職できる働きやすい職場だ、と威張ってるよ、社長(笑))。しかし、そのおかげと言っては何だが、その後に続いたSさんも無事育児休業取得後、復職を果たせたのだ。2回とってる人が現にいるのだからSさんだってそんなに心配はいらないと思うのに、このご時世だからだろうか、妙に不安になってしまっている。

しかしそのこと以上に、私は、ホントは子供が欲しいのに会社のことを考えて子供をあきらめるなんて、Sさんは本当にそれでいいのか、ということが気になった。聞いてみると案の定、子供は欲しいというのだ。それじゃ、頑張るしかないじゃない?戻る権利はあるのだから。
子供生むのも、仕事するのも、当然よって顔していればいいのよ。
そして、社長には、確かめるっていうような対決的スタンスじゃなくて、相談に乗ってくださいスタンスで味方につけちゃえ!もう7年も働いているんだもの。応援してやろうっていう気持ちはすでにあると思うよ・・・
と言って励ましたのだった。

ああ、でも、私、なんかすっごく年配のおばさまになった気分



2003年12月02日(火)
台湾で商標登録?

いくら私が何でもハイハイと請け負うからと言って「コーヒー入れて」っていうのと同じように「台湾で○○の商標登録しておいて」なんて簡単に言わないでくれよ〜〜〜〜>社長∫(TOT)∫

仕方ないので、台湾専門で特許や商標登録関連の仕事をしている会社をネットで検索。早速ヒットした会社にメールで問い合わせ。

そういえば、国内の商標登録だって、私が見つけてきた特許事務所(ご近所で!)に委託してやってきたんだ。台湾だって外部に委託できるだろう。

がんばろう・・・(O.O;)(o。o;)

メールした某社からは、ほどなく電話が入った。反応が早い。
おそらく中国の方だろう。流暢な日本語で、日本で商標登録したことがあるのであれば、用意する書類はそれほど変わらないこと、台湾でも国際分類を採用していて、おそらくH社の商品は○○分類だろうことなど話された後、H社のサイトなども参考にしながらもう少し検討し、具体的な提案書を今週中に上げてくれるとのこと。やっぱり専門家に任せると安心感が違う。

地獄に仏だ〜 (ちと大袈裟(^^ゞ)



2003年12月01日(月)
自社サイトの意味

H社は全国の特約店に商品を卸して利益を得ている。特約店は自分のお客さんに、定価または会員価格で販売し、利益を得ている。ほとんどの特約店は顧客に、会員価格(定価の約2割引)で売っているのだが、定価で売っている場合も若干だが、ある。

H社のホームページをリニューアルして、新しくなった点は、サイト上で一般のお客が会員登録でき、会員になれば会員価格、すなわち約2割引でH社製品が買えるようになったことである。

以前も書いたことがあるが、これが一部の特約店に不評である。そして、またもやクレームが入ったのだ。各地を飛び回り、前線に出て営業指導している部長が、そういったクレームを全身で受け止めて出張から戻ってくる。
今日も午後の会議で部長の動議でその件が話し合われた。

社長の言い分はこうだ。H社にとってホームページがどういう意味を持つのか、もう一度考えなければならない。会社としては、特約店の利益ばかり優先するのではなく、会社も特約店も潤いたいと思っている。従って会社は会社独自で会社直の顧客を増やしたいと思っている。その意味でホームページで会員登録できるというのは意味があることだと思っている・・・。

意見を求められて私も発言した。

確かに特約店の利益を圧迫する構図が無いわけではないと思う。しかし、検索エンジンなどを辿って、どこにも宣伝を出していないH社のサイトにたどり着き、会員登録料1000円を払ってまで買ってくれる顧客が現にいることに、私としては、非常に希望を見いだしている。幸い、H社サイトはヤフーにも登録されているので、もう少し様子を見たいと私は思っている・・・。

また、折衷案だが、第二案としては、インターネット会員という身分を新たに作って、割引率を1割にする、という考え方もあると思うが、と述べると、それは、さすがに価格が多様化しすぎるので、面倒だと却下されてしまったが(^^ゞ

確かに利益が圧迫されるように見えているだけで、まだ本当に圧迫するところまでは行っていない、という事実を確認したあと、この件は保留ということで話がついた。
部長は少しつらそうな顔をしていた。
この人は本当に特約店のことを心から考えている人なのだ。

しかし、社長は会社全体の方向を見ている。ここは、少し部長に頑張っていただいて、特約店を説得してもらうしかない。