ID:104863
G*R
by K・カヲル
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■雲の向こうの遠雷が呟きさえも掻き消すから 1-2
京楽は悪びれもせずに笑い、そして藍染に顔を向けた。藍染は縁側から立ち上がると、片手を上げて挨拶をする。
「や、京楽。浮竹はどうした」
「ちょっと咳き込んでいたがね、調子はいいらしいから小椿君達の目を盗んで来ると言っていたよ」
京楽がそう答えて、徳利を藍染に手渡す。藍染は書かれている酒の銘柄を見て嬉しげに微笑んだ。
「この酒は全てなくなってしまうな。浮竹も気の毒に」
藍染の呟きに京楽が苦笑した。
「まだ来ないと決まったわけじゃないよ。それにしても面子ってどうなっているんだい? 隊長達で飲むんだろう? 副隊長達と合流するわけじゃないよね」
「野郎だらけですわ。砕蜂ちゃんも卯ノ花さんも来ぃひんのやて。ホンマ、華やぎあらへん」
藍染に代わって答えるギンに、京楽が情けない顔をした。
「本当?」
「ホンマです」
「うわ、それはいかんなあ」
京楽は手で額を抑え、空を仰いで大袈裟に嘆いてみせる。それを藍染は笑って無視し、
「よし、先にちょっと味見してみようか」
と珍しく浮き立った声で言った。
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07月05日(水)
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