NM Syndrome

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2006年05月13日(土) 謎の『レプリカ』

タイトルまんまですな(笑)

ワタクシ、バカかもしれません。
こんなワタクシの感想でも待っててくれる人がいるので(多謝・Yさん、Mさん、Kさん)書きますけど、
でも正直まだ自分のものになってませんわ。
ストーリー追うので精一杯。反芻しきれていません(とほほ)
萌え所はたくさんあるんだけど、その前にちゃんとストーリーを把握したいと思うのよ。
それなのに、よくわかんないのよ(笑)
もうダメダメだわねー。くすん。
ここからラストのオチとかネタばれとか普通に書いてますのでまだ見てない方はスルー推奨。
やっぱりネタばれなしのまっさらで見た方がヨロシイですわよ←経験者は語る



ストーリーとか書いてたら膨大な作業になってしまうのでそれはどこかのサイトを見てもらうことにして、ワタシの最大の謎となったのは
「最後の手が意味するものは?」だった。
宮田(坂本)は幻覚を見始めたということだろうか。奥さんの妄想の中に取り込まれていったということ?
いや、それにしては表現が弱い。うーむ(悩)まさか、そういう意味だけってことはないと思うんだけど・・・。
ラストがイマイチ弱く思ったのは多分ワタシが理解し納得しきれていないせいだわ。

全体の印象としては舞台とTVドラマが半々といったところ。
主要キャラが争っている時に、カーテンがざっと開いて潤子(板谷)が出てくるところは非常に舞台的だったし、
宮田がカルテに書き込むシーンとかはTVドラマ的だった。←ここは萌えた(笑)
アップがあるのもTVドラマならでは。舞台ではアップがありません。んふふふ、ありがとう。
詳しくは調べていないけれど俳優さん達は皆さん舞台俳優かしら。
台詞回しや抑揚、声の出し方がはっきりと押し出す感じでそれがより舞台っぽい雰囲気になっていたような気がする。

怖かったのは潤子の父・並木が、新聞記事によって娘の過去がばれた時、それまでとは打って変わって下手に出て媚びるような口調になった所。
薄気味悪いとはああいうことを言うのよ。六平さん上手すぎ。
あと、どうしてもキーワードになってしまうのが「下品」「がさつ」といった負のイメージ。
冒頭のケーキを食べるシーン。切り分けないでホールのままのケーキをフォークでさっくり取って一口。
最後に宮田も同じことをしていたけれど、これは「狂気」と同意語なんだろうか。
宮田から貰ったプレゼントを無造作に開ける潤子の「がさつさ」
しかし、楠がくれたケーキの小箱は結構丁寧に開けていたから、あれは潤子が狂気を抜け出した印なのかしら。
下品そのものの矢島氏。言ってることは下品だけど発音が明瞭で声が端正なので違和感ちょっと。
潤子@板谷さんは巧いですねー。子供っぽかったり、妖艶だったり、激しくアップダウンする感情表現とか、メリハリの利いた演技でした。

色々伏線が張られていたようなんだけど、実際はどれが伏線だったのかよくわからなかったりする。ワタシ、バカ?・・・・・。
潤子の恋人だった瀬川(@ストーカーと目されていた男)は妻帯者で、宮田も妻帯者だったから宮田に好意を持ったのか、
どこかで瀬川と宮田を同視し始めてそれが「一緒に逃げて」「一緒に死んで」になったのか。
タイトルバックにある燃える花は何を意味してたんだろう。
檻の中はわかるけれど、なぜ燃えている?てっきり山小屋が火事になるんだと思ったじゃない(笑)
潤子が薬を飲まなかったのはなぜ?昔恋人と心中を図った時、薬物で死のうとしたから飲みたくなかった?
どう見てもアルコール依存症っぽいのにその辺は伏線にはならない、と。
化粧をした潤子は母・恵の代わりなのだろうけれど、コレは二重人格なのかそれともそういう化粧をした時に恵に豹変するのか。
多分、並木と恵夫妻は年の離れた夫婦で並木は恵を必要以上に大切にしていた感じがある。
それが恵には不満だったのだろうか。逃げた相手は(出てこなかった気がするけれど)妻帯者?

うーん、うまくできてるようなできてないような。
ワタクシまだ把握しきれていないので疑問ばっかりですねえ(笑)

潤子(恵)は劇中で谷村に「甘い」と言われているけれど、その甘さに惹かれて男達が寄ってくるんでしょう。
如何にもそういう弱さと危うさ、非現実感がある。
宮田が潤子に惹かれたのは妻と亡くなった子供の現実から逃れられる一種のシェルターみたいなものだったのかもしれないし
或いは妻の狂気をどうすることもできない無力さを、潤子を守る(治す)ことで自尊心を取り戻そうとしたのかもしれない。
けれどなまじまともな感覚を持っているばかりに、潤子にのめり込むこともできず、かといって突き放すこともできない宮田は
結局の所、自分の家庭に帰るしかなかったわけか。例えそこが狂気の住む場所でも。
それを吹っ切ったように受け入れたから明るくケーキを貪り、死んだ子供が見えるようになった。
・・・・・・・のか?(←未だ疑問系)

久しぶりに頭を使ってドラマを見た感じ(笑)
坂本さんの萌えシーンについてはまた明日。
こっちは書くこと大アリ(笑)
Kさん、そのシーンは確かにチェックです(笑)ドキッとしますね。
でもワタシが気に入ったのは1話冒頭のナレーションの声でした。
ひんやりとして滑らかな少しだけ狂気を孕んだような声。
こんなに坂本さんの声に反応したのは初めてかもしれません(笑)

2005年05月13日(金) ピンクの野球プロデューサー
2004年05月13日(木) なんちゃってキャスター
2003年05月13日(火) Cute&Cute


伊波