三楽の仕事日記
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2012年08月10日(金) 第44回学習工学セミナーシンポジウムに登壇

 休暇をとって名古屋で開催される学習工学セミナーへ。最終プログラムのシンポジウムに登壇のため。

 午前は大谷会長からのオリエンテーション。ネットゲーム被害に会う子どもたちの実態から学校はどうあるべきかの提言。ワークショップはフューチャースクールの大府市立東山小学校の実践紹介とタブレットPCを活用した教材作りコースを参観。

 昼食時には、理事を仰せつかっているので学習工学セミナー総会の打合せ。会長、副会長、常任理事がいて、その下に僕のような理事がいるという組織。以前に講演させていただいたつながりもあって、セミナーの時だけでもいいので顔を出していただければよい、という言葉に甘えて、理事をさせていただいている。今年度はまったくその通りの出席状況で申し訳ない状態。

 午後は講演。「ICTを活用した教材の効果を考える −学習活動の質の変化に着目して−」と題して、益子典文先生(岐阜大学総合情報メディアセンター教授)のお話。

 学習活動の質を変化させるICT活用による教材例や、教師が描いているものと生徒が描いているものにはずれがあって、それを解消するためのICT活用があるという具体例などを出しながら、ご自身の主張を展開される。

 「体験の質の変化」という講演キーワードの一つにひっかかりを覚えながら、シンポジウムに登壇。この学習工学セミナーのシンポジウムは、打合せなしのガチガチ勝負。講演から話を展開するということが決まっている程度。

 コーディネーターの大谷先生が、まずは異論があると述べられ、「体験の質の変化」に引っかかられる。それならば私も、とプレゼンメモをもとに主張。講演の益子先生からはそう言われればそうなのです、とご返答。

 僕は益子先生の主張は、とても大切なことだと思うのだけど、出された例がまずいのではないかとさらに追い打ち。講演の内容を確認しながら、私がこれまで経験したことで言えば、このようなことでしょうか、と問いかけ。パネリストが金城学院大学の長谷川先生、講演の益子先生、そして僕の3人、ということもあって、学校現場の声を伝えたいという気持ちもあって、シンポジウムの半分の時間は僕が発言していた感じ。

 学校現場の実践を価値づけ、理論化するお仕事を研究者の皆さんにはしていただきたい、という主張には笑いと拍手ももらってしまって、これだけしゃべってしまったら、会場アンケートには相当厳しい意見もあるだろうな、と覚悟。僕は僕なりに、進行が止まらないように、そしてなるべく現場路線が出るように、気を遣ったつもり。髪の毛が1万本くらい一気に抜けた感じ(笑)。時にはこういうシンポジウムもありだ、と解釈。あまりにもプラス思考過ぎるかな。

 帰宅。脱力感で何も進まず。諦めて横になる。深い反省モードに入る。


2011年08月10日(水) 学び続けなければならない
2010年08月10日(火) 義務教育課主査会歓送迎会
2009年08月10日(月) 小牧市老人福祉センターにて
2008年08月10日(日) ICT活用による元気な学校づくり
2007年08月10日(金) 愛知県美術館へ
2006年08月10日(木) 生と性のカリキュラム部会に参加
2005年08月10日(水) 香川県からの視察対応
2004年08月10日(火) 長野上高井郡で講演
2003年08月10日(日) 竹島名物男に遭遇