三楽の仕事日記
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2011年04月07日(木) 弥富市教職員総会にて

 午前中は文書決裁と校長会議での所管事項説明原稿と資料作り。ほぼ内容を決めて、図解作りを始めた。

 来賓として弥富市教職員総会へ。会長、市長に続いての来賓挨拶。その中で以下のような話をさせていただいた。

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 毎朝、出勤前のわずかな時間ですが、新聞やテレビで報道される東日本の震災状況を見るたびに、心に込み上げてくるものがあります。目頭を熱くしたまま、家を出ることが続いております。
 甚大な被害を受けたところでは、多くの子どもたちが未だ行方不明という地域があります。学校の再開もままならない状況です。
  間借りして学校を再開し、学校正常化に向けて、子どもたちのために一つ一つ準備をされておられる先生方が多数おられます。想像を絶する厳しい局面に立ち向かっておられる同志を心の底から応援していきたいと思います。

 あのような中、あの地域の先生方が前を向いて歩まれ始められたエネルギーは何なのでしょうか。当然、教師としての使命感だと思いますが、一つには、子どもの笑顔がみたい、というお気持ちがあるのではないかと思うのです。
  先日テレビで、震災を受けた子どもへのインタビューの映像を見ました。その子どもはにこにこ笑いながら、こんなことを言っていたのです。
 
 「私たちの笑顔がいいって言われたから。だったらみんなで笑っていようと思って」
 
 子どもなりに今やれることを精一杯やっているのだと、じわっとくるものがあったのですが、私たち教職員にとって、子どもの笑顔はやはり宝物です。

  被災地に限らず、様々な状況を抱えて、笑顔になれない子どもたちがいることと思います。そのために「一人一人を大切にする教育」をしなければといけないと言われますが、この言葉が意味するところを改めて考えたいと思うのです。プロ教師として、自分が行っている「一人一人を大切にする教育」を具体的に語ることが出来ますか。美辞麗句で流してしまうことがないように、それぞれが確固たる教育観を持って行動することが大切だと、今、教育の在り方を問われる中、強く思うのです。お互いに研鑽を積みましょう。(略)
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 学校HPや通信で、入学式や始業式での式辞を掲載されておられることに刺激を受けて、所長挨拶の一部を紹介。


2010年04月07日(水) 所変われば
2009年04月07日(火) けっこう覚えているじゃないか
2008年04月07日(月) ずっと働いているという感覚
2006年04月07日(金) 平成18年度入学式・始業式
2005年04月07日(木) 平成17年度入学式・始業式
2004年04月07日(水) 入学式で初の式辞
2003年04月07日(月) 入学式の準備