三楽の仕事日記
DiaryINDEXpastwill


2007年11月09日(金) その道の達人モデル事業大成功!

 朝から春日井市立高座小学校へ。平成20年度から開始する「愛知県その道の達人派遣事業」のモデル事業の実施を依頼したからだ。「その道の達人」は雷門幸福。校長室で、担任の先生と幸福さん、僕とで、事前シミュレーション。流れはばっちり!内容も申し分なし!あとは本番。

 簡単な高座を教室にこしらえる。毛氈、座布団にも興味を示す子どもたち。担任の先生の粋な導入、幸福さんの紹介、出囃子で、袴姿の幸福さん登場。一気に教室が沸く。まずは1席。「寿限無」。これがすこぶるおもしろい。

 「寿限無はどうじゃな?」
 「ジュテム?」
 「欧米か!」

といった幸福ギャグ満載の「寿限無」。ツボツボで笑う子どもたち。そして、「達人がお話で工夫しているところは?」という発問でも、表情が豊か、人物がしっかり分かる、視線を工夫している、といった申し分ない発言が続く。昔の話に今のネタ(時事ネタ)をいれているといったびっくり発言も!

 「幸福さんに弟子入りしよう」という指示で、落語の所作を紹介。グループになって、「そばを食べる所作」と「うなぎを捕まえる所作」を体験。そして高座で披露。

 最後はインタビュー。「なぜ落語家になったのですか」「大変なところは?」といった、これまた願ってもない質問ばかり。モデル事業は、担任の先生の力量、よく話が聞けて話せる立派な子どもたち、学校の格別な配慮で大成功!

 その後は、2クラス合同授業を同様な流れで。反応は同じようによい。「落語はなぜ扇子と手ぬぐいしか使わないのか」という鋭い質問もあり。とっても充実した午前中を過ごさせてもらった。子どもたちのよい表情をいっぱいカメラにおさめることもできた!

 県庁にもどって、子どもたちが書いた感想文を紹介。どの子もしっかりした字で、びっくり。内容ももちろん良い。日ごろの指導が目に見える感想文だった。

 「その道の達人」の今後の流れについて協議。難題噴出でへこむ。教育行政の難しさを痛感。現場に一番喜んでもらえると思うことも、いろいろバランスがあって・・・。

 学力・学習状況検証委員会の内容についても検討。主担当の野木森さんのがんばりに脱帽。 


2006年11月09日(木) 市内小中学校音楽会
2005年11月09日(水) 応時中の授業に感動
2004年11月09日(火) 校長会議
2003年11月09日(日) 家でじっとエネルギーを