2013年07月21日(日)  スイカ割りって何の意味があるの?

育成室(学童保育)のキャンプ2日目。

「男の子と女の子ってこうも違うんだ!」と驚かされることの連続。


女の子はコテージの階段を椅子と机にして仲良くお絵描き。

生意気だけど、リクツが通じて、リクツで言い返して来る。





一方男の子は、そこかしこでケンカ。

虫取り網を取り合って、順番を取り合って、どこからでもケンカが始まる。

リクツが通じないから、こわいお父さんお母さんにガツンと叱られる。



だけど、男の子は女の子以上に甘えたさん。


一年生の男の子がわたしの胸をむぎゅうとつかんだのを目撃した他の男の子たちが「あの人はつかんでいいんだ」と思ったらしく、むぎゅう攻撃に。



さらに、「あいどるみたい」と言い出す男の子までいて、モテ期到来か!と思ったら、「おばあいどる」「ぼろぼろあいどる」と呼ばれ、最後は「ぼろすたー」というあだ名に落ち着いた。



ボロとはいえ、一応はモテてるのか、とちょっとはいい気に。

でも、悪さした男の子に「こら、抱きしめるぞ!」と両手を広げると、みんな逃げていった。



男の子はまだまだ謎だらけ。

もうひとつの驚きは、子どもたちの温度の低さ。



行きのバスで「キャンプでがんばりたいこと」を聞いたら、
「とくにありません」の連発。


あまりにさめているので、力が抜けた。



わたしが小学生のときは、もっとノリが良かった気がするのだけど。


大阪と東京の違いなのか、都会っ子気質なのか、時代の流れなのか。



スイカ割りをやったとき、部屋から出てこない子を誘ったら、
「やらない。意味ないから」という返事。


数十人に棒を振らせるために生スイカではなく紙風船スイカ(をビニール風船の上にテープで貼り付けている)なのだけど、それを割ることの意味を求められても……。



意味のないことに夢中になるのが、楽しいんじゃないのか?



でも、いざやってみると、子どもらしさを発揮。
当たれば大喜び、外れれば悔しがり、外野は大声で指示を飛ばす。
班対抗の種飛ばし大会では、競い合って唇を突き出した。


ほら、楽しかったでしょ。



人生なんて、意味のないことの連続。

だから、かっこつけてないで、楽しんだもん勝ちよ。

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