2011年09月26日(月)  悪役キャラ造形はプロ顔負け!?たま5歳1か月

5歳の誕生日から9月22日で一か月。その間もゴッキーズ物語は、すさまじい繁殖力で日々増え続けた。、モデルがゴキブリなだけに、と言うと「ゴッキーズはゴキブリじゃないの。ピンクのはねがチャームポイントで、おしゃべりするの。おならも、まえはもものかおりだったの」とたまに叱られる。

ゴッキーズのおならが桃の香りからおやじのにおいになる設定は2か月ほど前にできたと記憶しているが、アホなゴッキーズがついそのことを忘れて「おならはもものかおりだゴキ」と言ってしまい、じゃあおならしてみろと促され、してみると臭すぎてその場にいる人たちが失神して救急車で運ばれる、というドタバタ劇が完成したのは、この一か月のこと。

全国ニュースで流れて、大阪のじいじとふくちゃん(マカロンをかぶって参上)がたまの入院先へ駆けつけ、「たまちゃんどこやどこや」とお騒がせ。勢い余ってたまのベッドを何度も通り過ぎ、廊下は走らないでと看護師さんに叱られるが、入院中の子どもたちには大人気に。たまはおもろい人を連れて来たと感謝される。

他に、「ゴッキーズ、リンゴーズとはねをこうかんする」の巻も誕生。おならがりんごの香りのリンゴーズの赤い羽根をつければ……と期待するのだが、なぜかますますおやじ臭いおならに。そのかわりピンクの羽根をつけたリンゴーズは、桃の香りのおならになる。

「リンゴーズのほうがちいさいから、ゴッキーズがあかいはねをつけると、きゅうくつなの。ヘンなあるきかたになるの」。

そういう設定を思いつくことに親バカながら感心する。脚本でいうところのト書きがしっかりしているというか、頭で絵を思い浮かべてお話を作っている。

もっと感心しているのが、キャラクター造形。当初十匹のゴッキーズのキャラづけはあまりできておらず、ヒーロー格のゴキタロウはたまがあっさり殺してしまった。ゴキタロウの妹ゴキエは尾道のロープウェイから脱走したりするお騒がせキャラとして目立っていたけれど、それがこの一か月で「悪女」に進化した。

きっかけはゴキジロウとゴキミミを優等生キャラとして立たせたこと。これもたまのアイデアで、この二匹だけは我慢の脳味噌が大きく、頭もいいので、他のゴッキーズと違った動きをする。荻窪をお肉牧場、動物園をぶどう園と勘違いし、食べ放題に備えておなかを空かせるアホなゴッキーズを尻目に、ゴキジロウとゴキミミはしっかり腹ごしらえする。

1か月以上ロングランでほぼ毎日上演の「くうちゃん、おねつになる」の巻では、熱で看病のたまを独占する赤ちゃん人形のくうちゃんにゴッキーズが「ずるいゴキ」と焼き餅。うそっこお熱で対抗するのだけど、ゴキジロウとゴキミミは加わらない。

お菓子を取り合うゴッキーズを冷ややかに見ているゴキジロウに「ほんとはたべたいんでしょう」とジトッ、ネチッと絡んで来るのがゴキエ。欲の塊の性悪女で、子どもたちより自分が可愛く、子どもを押しのけて食べ物をせしめる。ゴキエに面倒を見てもらえないゴキマドカとゴキヒナコは、しょっちゅうゴキジロウとゴキミミに助けを求め、新キャラのたまゴキも0歳児なのにゴキエに食べ物を取り上げられて飢えている。

争いを好まない性格ゆえ悪い人を描くのが苦手なわたしは、たまが語るゴキエの容赦ない育児放棄母ぶりに「悪役を造るのはわたしよりうまいのでは」と脚本家として嫉妬を覚える。しかし、ゴキエに邪険にされるゴキマドカやゴキヒナコの寄る辺なさは演技とは思えないほど実感がこもっていて「もしや実体験がモデルになっているのか」と母として不安を覚える。

保育園への行き帰り、わたしがゴキエを、たまがゴキエの娘たちの台詞を言いながら話を作っていると、心なしか、すれ違う人たちの視線が冷たく刺さる。そりゃあママチャリこぎながら「あんたにやる分はないよ」と言い放つ母親は、ぎょっとしますわなあ。

でも、お話ですよ。お話ですからね。

他にこの一か月は相変わらずよく描き、よく書いた。これはアイスクリームとのこと。てっぺんにハート。



これはブタらしい。手塚治虫さんが描きそうなタッチ。


ハートいっぱいの「たまずかん」と「ままずかん」を発刊。
  

塗り絵も面白いことをし始めた。髪を染め分けたりプリキュラのキャラ。


わが子に限らず、子どもは皆ユニークなものを持っているのだけど、その金平糖の角みたいなものをできるだけ削らずに尖ったとこは尖ったままで大きくなっていったら面白い大人になるのに、と思う。

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