2002年09月26日(木)  ジャンバラヤ

■このところ夜遅くまで残業することが多く、ampmのとれたて弁当をちょくちょく利用している。冷凍のお弁当をレンジでチンして出す仕組みだが、解凍時間が異なる食材が同時に食べ頃になるのは不思議。和風、洋風、中華とメニュー豊富なのがうれしい。今日はジャンバラヤを選ぶ。ジャンバラヤは思い出深い食べ物。学生時代にニューオーリンズを訪ねたとき、地元のクレオール料理の店で出会った。口にしたのも名前を聞いたのもはじめてだった。トマトと香辛料の絶妙な組み合わせにやみつきになり、ジャンバラヤミックスを買って帰り、何度も作った。名前の力強い響きが好きで、「気合いを入れる日の料理」と勝手に決めつけ、就職活動の頃はとくによく作った。会社の英語の試験の自由作文に「縁起を担ぎたい日にはジャンバラヤを食べる。今朝も食べたので、試験に合格するはずだ」と書いたら入社できた。ジャンバラヤミックスが底をついて以来、遠い存在になってしまっていたが、いつの間にかコンビニで買える身近な存在になっていたとは。感慨にふけりながら味わう。味はチキンライスに近かった。■小泉首相の北朝鮮訪問以来、食事どきの話題はもっぱら拉致問題。同僚たちはそれぞれ思うところがあり、雑誌や新聞やネットで仕入れた情報を分け合い、意見を言い合っている。朝鮮人学校が攻撃に遭い、休校が相次いでいるという話に心を痛める。国と個人がごちゃまぜになってしまっている。開けてしまったパンドラの箱の中身をどう整理していくのか、近くて遠い国との関係はこれからどうなっていくのか。最近は新聞をくまなく読み、考えさせられている。

2001年09月26日(水)  パコダテ人ロケ4 キーワード:涙

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