2011年08月19日(金)  懐かしのラ・ビスボッチャ

映画関係者4人が集まり、仕事とは関係のない話で飲むというゆるくて愉快な会を春先にやり、楽しかったので、今度はビールのおいしい頃にまた集まりましょうとなんとなく約束して別れた。

あっという間に春が過ぎて夏が終わろうとし、再び集まったのは、広尾のイタリアン、ラ・ビスボッチャ。広告代理店時代は接待でよく連れて行ってもらったお店で、一緒に組んでいたデザイナー氏が「僕にいちばんふさわしいワインを」という難しいオーダーをして店員さんを困らせた記憶がある。

最後に行ったのは2005年6月3日。会社を辞める少し前で、仕事の飲み会ではなく、その頃あちこち連れて行ってくださっていたナルミヤインターナショナルの成宮会長の贔屓の店ということでご馳走になった。

というわけで、6年の時を経て、広尾駅からの距離感を忘れていたほど久しぶりのラ・ビスボッチャ。

「ボナセーラ」の元気なかけ声も、ワゴンで運ばれて来る目移りしそうな食材も、それに負けない店員さんの活きの良さも変わらず、当時より幾分おいしいものもいいお店も知っているわたしを相変わらず唸らせてくれた。

イタリアって行ったことないけど、こういう活気と陽気に満ちたお店に来ると、イタリアで食事している気分を味わえる。外苑前のトンマズィーノ(今は表参道のドンチッチョ)もそんなお店。



名物花ズッキーニのフリットとパスタは写真を撮る前にぺろりと平らげてしまい、メインのステーキの柔らかさに感激。たっぷりのルッコラとともに。

デザートは2種類を半分ずつ。でも、これで半分?というほどのボリューム。ひとつは、イタリアのすごく甘いケーキを恐いもの見たさで。もうひとつは、チーズのタルト。


第1回はスペインの話題に花が咲き、今回はドイツとオーストリア。ドイツの食事はなんであんなに茶色いのか、といった話をワインとパスタを食べながら。合間に今それぞれが関わっている作品の話を挟むが、すぐに話題が仕事を離れる。「人の顔って覚えられる?」という話も。

今宵いちばん盛り上がったのは、スマートフォンの話。「庭師が大統領になる映画、あったじゃないですか?ほら……」とタイトルが出て来ないわたしに、最近スマホにしたおじさまが「映画 庭師 大統領」と吹き込むと『チャンス』がヒット。便利だなあ、役に立つなあ、ボイス検索。でもわたしはタッチパネルが苦手で、押した手応えがないとダメなんですと話す。

次はまた春頃に、と軽く約束して別れた。

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