2004年08月19日(木)  色数はあるけど色気がない

『風の絨毯』プロデューサーの益田祐美子さんと食事をしていたら、突然、「今井さんって、色気感じないねえ」と言い出した。

今さら大発見でもないので、「そうですねえ」と相槌を打つ。普通の人はそれ以上踏み込まないのだが、益田さんは「なんでかねえ」と考え続け、話題が途切れるたびに「黒とか着ればいいんじゃない?」とか「仕草が女らしくない」とか勝手にアドバイスし、「胸がないからかな。でも、ジェニファの試写会のとき、上げ底してたけど、やっぱり色気なかったわねえ」とヘンなことまで思い出す。

もう、ほっときなさい!

益田さんは、あるとき「女の魅力で映画の出資を取りつけたんですか」と聞かれて、唖然としたらしい。「そんな風に見ている人がいるって、びっくりしちゃって」と言うが、「それ、褒め言葉とも受け取れるよ」とわたし。「魅力がある」って認めてくれてるんだから。正確には「魔力」なんだけど。

わたしはと言えば、色数が多いとは何度も言われたことがあるけど、色気があると言われたことは一度もない。あるとき「今井は色仕掛けで脚本の仕事を取っている」という噂が流れかけたが、すぐに「色気ではなく色数で惑わせている」と修正情報が定着してしまった。やれやれ。

誰が見ても評価はあまり変わらないようで、先日、会社の飲み会で「助手席に乗せたい女」の話題になり、社内のいいオンナの名前が次々と挙がったとき、誰かが「今井はどう?」とジョーカーを投げこんだ。すると、すかさず「それは誘拐だろっ」と反応があり、一同大爆笑。若いとは言われたいけど、子どもまで若返りたくはない。

同僚と三人で東京ディズニーランドのレストランに入ったとき、あとの二人には熱いお茶が出て、わたしにだけ水が出たという事件もあった。わたしもショックだったけど、「今井先輩の母」にされた後輩の女の子も傷ついていた。わたしが着ていた赤地に白い水玉のシャツが、ミニーちゃんのコスプレに見えたらしい。やれやれ。

2002年08月19日(月)  大阪は外国!?

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