2010年05月12日(水)  子連れ新幹線

今月末締切のエッセイに、子連れ新幹線のことを書いている。ゴールデンウィークにたまを連れて東京と新大阪を往復したのだけど、二時間を越える移動中、子どもをじっとさせておくのはかなり大変。眠ってくれればいいのだけど、起きている子どもは退屈するとぐずったり暴れたりして車内の空気を一変させ、まわりの乗客に煙たがられる。わたしはタバコを吸わないけれど、子どもを持って愛煙家の気持ちがわかった気がする……ということを綴っている。

新大阪からたまと二人で新幹線で大阪に戻ったとき、三人がけシートで一緒になった紳士が声をかけてくれた。わたしがたまを抱いて座っているA席と紳士が座っているC席の間のB席に「誰も来ないと思いますよ」というだけの内容だったけれど、「困ったときは侵入して大丈夫ですよ」と理解を示すニュアンスで、いい方のご近所で良かったと安心できた。

新幹線の自由席は、空いているときは子どもを座らせても良いけれど、指定席の場合は、席を占めると乗車券と指定席特急券が必要になるらしい。もちろん一瞬座った時点で課金とはならないけれど、原則を尊重して、膝にのせつつ、A席とB席の間の肘置きを上げて微妙にB席に張り出し、それだけでもずいぶんゆったりした感じになった。何より、紳士の理解ある態度が心強く、ありがたかった。

そんなわけで、今日、仕事で新大阪へ向かう新幹線で居合わせた赤ちゃん連れの若いお母さんに「真ん中のBの席、誰も来ないと思いますよ。ベビーカーこちらに置いたらどうでしょうか」と声をかけた。お礼を言われてからは会話はなく、赤ちゃんはまったくぐずらず、いい子にしていた。京都で降りるとき、そのお母さんが明るく「さようなら」と挨拶をしてくれ、「いい子で良かったですね」とわたしは短く答えた。

書きかけのエッセイでは、新幹線にこういうものがついていたら子連れの移動には嬉しいという提案をしているのだけど、設備やサービスよりも乗客同士のやりとりに旅を快適にするヒントがある気がしている。

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